インター王者・荒井優希が鈴芽とのV7戦に向け王座死守宣言!「SKE48卒業後もベルトが隣にいてくれたら心強い」

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 東京女子プロレスが12月16日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で、来年イッテンヨン(1月4日)後楽園ホールでのインターナショナル・プリンセス選手権(王者=荒井優希vs挑戦者=鈴芽)に向けタイトルマッチ調印式を行い、来年3月いっぱいで所属するSKE48から卒業する荒井がベルト死守を誓った。

 荒井は今年のイッテンヨン後楽園で王座を奪取し、11・22新宿FACEではシャザ・マッケンジーを下し6度目の防衛に成功。試合後、鈴芽が挑戦の名乗りを挙げ、受諾した荒井が来年イッテンヨンでの王座戦を指定した。過去の両者のシングル戦での対戦成績は荒井の2戦2勝。鈴芽は2度目のインター王座挑戦となる。

 シングル王座初戴冠に燃える鈴芽は「この1年間ずっと、すごい強敵たちと闘って守っているところを見ていました。そのなかでも同学年…1998年度組の(遠藤)有栖とか(宮本)もかともすごい熱い試合を繰り広げていて。私はそれをみんなすごいなって思って見ていて。そういう自分もすごくもどかしかった。そんな気持ちでいるなかであったのが、今年(11月の)のシアトル大会でした。私のなかで今までで一番視野が広い状態で行けた遠征だなって思っていて。過去2回は結構いっぱいいっぱいだったんですけど、今回はすごくのびのびと観客席とかも見れたというか。改めて東京女子プロレスが大好きな人たちが世界中にいるんだっていうのを再確認した。みんなの応援もすごく伝わるし、きっと私の闘いも伝わってるっていうことを再確認できた米国遠征になりました。

だからこそやっぱり、私は日本もそうだし、世界もそうだし、東京女子プロレスをもっともっと自分自身が広められる選手になりたいって思って。それが一番できるのは、インターナショナルのベルトだと思っています。(日本に)帰ってきて、(11・16)大阪大会、優希ちゃんと有栖と組めたんです。組む機会があって、間近で改めて優希ちゃんの輝きも強さも実感して、闘いたいって思った。もうその時には新宿FACEの防衛戦が決まってたので、その試合を見て。優希ちゃんが防衛すると思ってたし、私が行こうって決めてました。正直、めちゃめちゃ強い選手に防衛を重ねてるのを見てたから、“誰が荒井優希に勝てるんだろう?”って思っちゃってる自分もいて。でも、私がその存在でありたい。私がこのベルトを奪います!」とキッパリ。

 荒井は「私は今年のイッテンヨンでこのベルトを獲って、1年間かけていろんなタイプの選手と闘って防衛を重ねてきました。防衛最多記録を更新することもできて、すごい充実したチャンピオンとしての時間を過ごしてるなって気持ちはあるんですけど。インターナショナル・プリンセスのベルトなのに、このベルトを持って海外に行けてないこととか、行けてない場所。それは日本もそうなんですけど、まだ行けてない場所だったりやりたいことがたくさんあるなと思っていて。そのなかで鈴芽さんが挑戦したいって言ってくれたことは、ものすごくうれしかったんですけど。やっぱりまだまだ負けられないなって思ってます。来年の3月をもってSKE48を卒業することを決めましたので、その後のプロレスラー人生を過ごす荒井優希にとって、最初からこのベルトが隣にいてくれたら、これ以上ないほど心強いと思うし、自分に自信が持てるなって思うので。このベルトとまだまだ先に進めるように。今回も私がこのベルトを防衛して、次に進んでいきたいなって思います」と来春のSKE48卒業後もベルトを持ち続けることを宣言した。

 双方の印象について、鈴芽は「初めて闘ったシングルから負けていて。プロレスラーとしては後輩にあたるってよく言われるんですけど、(DDTで)プロレスに出会ったのは私より早いし。私がプロレスに出会う前から(アイアンマンの)ベルトに触れたりしてて、プロレスに関わってきた時間とかでいうと優希ちゃんの方が長いし、そういう不思議な関係だなとは思っています。そしてシングルで負けてしまったりとか、タッグでも散々闘って私も悔しい思いをしてきて、私はライバルだと思っています」と発言。

 荒井は「私もライバルだと思っていて。自分も鈴芽さんのことをすごく先輩に思ってる。鈴芽さんがプロレスに対して、ものすごく真っすぐ向き合ってる印象があって、それがすごくうらやましくて。自分からすごいキラキラして見えているので、ホントにプロレスが大好きなんだっていうのがものすごく伝わってくる選手だなと思っていて。自分にないものをたくさん持ってる。闘っていて、すごい燃える相手だと思っています」と話した。

 これまでの対戦成績で分が悪い鈴芽は「まだシングルでは勝ったことがないですけど、でも私は自分が体が小さいことを不利だとは思ってないし。自分より大きな相手に対して闘う術っていうのは、この5年間でずっと培ってきたものがあるので、闘い方としては変わらないと思います。夏のシングルでも負けてしまったものの、私は荒井優希に対する闘い方は何も間違ってなかったと思うし。そこから自分が心身ともに成長できていると思うので、今の私をぶつけるだけだなって思っています」とふだん通りの戦いで挑むことを口にした。

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