「皆さんの『ありがとう!』『美憂!』って声が嬉しいやら寂しいやら悲しいやらで涙が」女子格闘技の人気を押し上げた山本美憂が現役引退の10カウントゴング!

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 12月31日、さいたまスーパーアリーナにて『にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45』が開催。第13試合では伊澤星花vs山本美憂が行われた。

 山本"KID"徳郁の姉である美優は、2016年からRIZIN女子を牽引。今年5月にRIZINスーパーアトム級王者の伊澤を相手に引退試合を行うことを発表していたが、練習中に十字靭帯断裂の怪我を負い欠場に。
 半年の時を経て、改めて大晦日のリングで伊澤を相手に引退試合を行う事となった。

 試合は山本が攻めると伊澤がチョークを狙う展開に。グラウンドでは山本が上手く抜けていくが、山本がタックルからテイクダウンを狙ったところを耐えた伊澤がバックを取って小内刈りのように体制を崩しスタンドでチョーク。そのままリングに崩れ山本がタップし伊澤の勝利となった。


 勝利したものの伊澤は号泣しながら「自分が総合格闘技始めようと思った理由の一つが山本美憂選手でした。いつになっても強くて素敵でかっこよくて、本当に憧れの選手です。女子格闘技本当に面白くて素敵で、とっても大好きなんですけど、あんまり好きじゃないって声がすごい多くて、自分はすごく悔しいです。もっともっと自分が頑張っていくので、これから女子格闘技嫌いな人も、好きになってもらえるように頑張るので是非応援お願いします」と現在のジョシカクトップとしての思いを語る。

 その後行われた山本美憂引退セレモニーでは、榊原CEOから引退メダルが贈られ、息子の山本アーセンは花束を渡し「母ちゃんはなにかしら新しいこと見つけて、また新しい挑戦すると思うんで、なんか挑戦してたら応援よろしくお願いします。アイラブユーマム」と母をねぎらう。

 最後に山本は「ビミョ~な感じですね(笑)スッキリはしてないです。10カウントの皆さんの声が『ありがとう!』とか『美憂!』って声が嬉しいやら寂しいやら悲しいやらで涙が……私はRIZINの最初から最後までどこにも上がらなかったRIZINの選手だって誇りに思っているので、この先もRIZINでいたいかなと思います。伊澤選手はここまでずっとずっと勝ち続けて引っ張ってってくれてるから、この先も頑張って勝ち続けてチャンピオンでいてほしいし。次は世界一になってもらいたいですね。本当に、短いようで長いようで長いようで短い私のMMA人生を皆さんがいつもいつもたくさんの愛で支えてくれたこと、本当に感謝しています。毎回毎回いろんなことが私は勉強になっていて。それは勝ちからでも負けからでもそうなんですけど、すべてのことに色んな意味があって、自分をここまで成長させてくれたMMA、そしてRIZINファン、家族、友達の皆さんに本当に感謝しています。これから先もRIZINがどんどん大きくなっていく姿を私は、どんな形でサポートできるか分からないですけど、いつまでもRIZINの選手、RIZINの山本美憂として誇りに思って、これからも頑張っていきたいと思います。ありがとうございました!」とコメントし、2016年からスタートした7年間の総合格闘家人生に幕を閉じた。

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