「なんだあの強そうな女は?!」筋骨隆々の大巨人を倒して王座防衛したジュリアへ世界最強のアフロガールが挑戦表明!

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 29日、東京都・両国国技館にてスターダム『JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2023』が開催。STRONG女子王座を防衛したジュリアの前に世界最強の女が立ちはだかることとなった。

 STRONG女子王座とは、2020年8月に誕生した新日本プロレス製作のアメリカのプロレス番組『NJPW STRONG』の中で生まれた女子のシングル王座。
 無観客試合から始まったNJPW STRONGだが、LA DOJOの選手のみならずアメリカの実力者が集っていき、今では“もう1つの新日本プロレス”、“アメリカの新日本プロレス”と呼ばれるまでに成長。新日本のリングでも各タイトル戦線に常に絡み続けるなど強い存在感を放っている他、魅力的な女子選手も輩出してきた。

 7月のNJPW STRONG日本大会にて、ジュリアは初代STRONG女子王者のウィロー・ナイチンゲールを制して王座奪取。その後も海外を中心に6度の防衛に成功するなど世界レベルの実力を見せつけている。

 しかし、現在のスターダムには世界最強クラスのメーガン・ベーンがいる。
 メーガンは180cmの長身に筋骨隆々の肉体を持ち、隔絶したパワーを保持。来日してすぐの今年8月にいきなり赤いベルトへ挑戦してその実力を見せ、11月には舞華とのタッグ【Divine Kingdom】でタッグリーグ優勝。その勢いのままにタッグ王座戴冠も果たした。

 ジュリアとは11月の福島大会でシングルマッチを行い、15分時間切れ引き分け。
 これは負傷欠場者が続出していたことにより急遽組まれたカードであったが、偶然が生んだ好試合は話題を呼び、メーガンもジュリアの持つSTRONG女子王座を強く意識。メーガンの挑戦が決定した後の前哨戦では圧倒的なパワーでジュリアを蹂躙してきた。

 この日の試合でも、序盤はメーガンが無敵のパワーで圧倒。ジュリアは足攻めやサブミッションで“巨人殺し”の定石を打っていくが、メーガンは蜘蛛の巣をぶっこ抜いて水車落としで叩きつけたり、三角絞めを腕一本で持ち上げてみせたり、コーナーからの飛びつき式DDTをキャッチして投げっぱなしフロントスープレックスで返したりと怪力無双。
 打つ手なしかと思われたジュリアだったが、渾身の右ストレートを顔面に叩き込んで隙を作り、メーガンの必殺技であるF5を急角度DDTで切り返す機転を見せて逆転の狼煙。さらにノーザンライト・ボムから切り札のバーミリオン(※リストクラッチ式ノーザンライト・ボム)を狙うもメーガンがパイルドライバーで切り返してF5。
 ならばとメーガンは雪崩式F5を狙うが、ジュリアはサンセットフリップパワーボムで切り返し、メーガンの奥の手であるムーンサルト・プレスも回避して自爆させる。すかさずノーザンライト・ボムで叩きつけ、フロントネックロックで絞め落としたジュリアが勝利を掴んだ。

 マイクを取ったジュリアは、英語混じりで「メーガン、この試合の前に私は『お前を殺す』と言った。メーガンは『死ぬのはお前だ』と言った。でも、私たち、まだ生きてる!生きてる限り、何度でも、いつでも、どこでも、闘える。なあメーガン!またやろうぜ!ストロングガール!」と語りかけ、メーガンと健闘を称え合う。


 その後、会場スクリーンにはNJPW ACADEMYの卒業生で現在はROHなどで活躍する“アフロ・パンク”トリッシュ・アドラが登場。トリッシュはジュリアが10月にラスベガスで同王座の防衛に成功した際にバックステージに現れて宣戦布告を行っていた選手だ。

 トリッシュは「ジュリア、防衛成功おめでとう。STRONG女子王座を防衛したジュリアには声援が鳴り止まないことでしょう。それはそれとして、“アフロ・パンク”トリッシュ・アドラは置いてけぼり?まあ別にいいんだけど。私は我慢強いし、今からでも遅くはない。前に『世界一のレスラーと対戦したい』って言ってたわよね?私もずっと世界一を自称してきたけど、貴女からの連絡は一切ない。どうしてなの?この試合が組まれない理由は無いでしょう?STRONG女子王座戦、トリッシュ・アドラvsジュリア。どうかしら、チャンプ?」と満を持しての挑戦表明。


 これを受けたジュリアは「今メーガン倒したのに、なんだあの強そうな女は?!」と驚愕しつつ、「OK、オフコース!アイ・アクセプト・ユア・チャレンジ!あの女が口だけの挑戦者じゃないと良いなと願っています」とトリッシュの挑戦を快諾した。

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