「スターダムのベビーの奴は焦ってねぇのかよ?」小波がスターライト・キッドを倒し白いベルトの王者へ!H.A.T.E.が赤、白、タッグ、6人タッグのベルトを総ナメ!

3日、東京・大田区総合体育館にて『STARDOM CRIMSON NIGHTMARE 2025』が開催。第7試合ではスターライト・キッドの持つワンダー・オブ・スターダム王座(白いベルト)に小波が挑戦した。
小波は2015年に華名(ASUKA)の弟子としてプロレスデビューするも、師弟関係を解除され2016年からはREINA所属となり朱里の弟子に。2017年からはスターダムに参戦し、木村花さん率いる『TOKYO CYBER SQUAD』の一員として活躍した。2020年にジャングル叫女を裏切りTCSから大江戸隊入り。2021年12月に体調不良を理由にスターダム退団試合を盛大に行うが、2022年4月にシレッとスターダムに参戦し朱里率いるGod's Eye入り。だがゴッデス王座戦の最中に朱里を裏切り大江戸隊に復帰するという様々な裏切りにまみれたプロレス人生を送ってきた。
 今年3月の大田区でキッドと小波はワンダー戦を行っており、その際は2018年の6月9日横浜ラジアントホールで小波の蹴りで鼻を骨折させられたキッドが、顔面を試合中に蹴られて鼻血を出す流血戦になりながらもトラウマを払拭する勝利へ。
 だが10月11日のスターライト・キッドデビュー10周年記念日となる後楽園ホール大会試合後、勝利したキッドを小波が花束で襲撃しベルトを奪うと宣言。
 キッドも9月にアーティスト王座を小波に取られているため「虚言癖サイコパス、1人じゃ勝てない事わからせてやる」と挑戦を受けた。

試合はキッドがマウントエルボーで荒々しく痛めつけていくが、総合格闘技も経験している小波は容赦なく腕を絞り上げてマウントエルボーを返していく。場外でもH.A.T.E.がキッドを痛めつけていき、腕へのイス攻撃で大ダメージ。
キッドが反撃しようとマフラーホールドで捕らえるが絞りきれずにすぐに抜けられてしまい、小波が逆にぶら下がり腕ひしぎ。さらに腕へのミドルキック連発と徹底的に腕を破壊していく。
小波はトラウマを呼び起こすように四つん這いになったキッドの顔面を蹴り上げ、トライアングルランサーからバズソーキック。これをキャッチしたキッドがタイガースープレックスホールド、Eternal foe、スター・スープレックス・ホールドと怒涛の攻めを見せ、ムーンサルトプレスから黒虎脚殺を狙うが小波が顔面にスプレーを噴射してこれを逃れる。
顔面を真っ黒に染めながらもキッドはカウンターのモモラッチで反撃するも、小波はバズソーキック2連続から顔面を下から蹴り上げ、ファイナルランサーで絞り上げるとレフェリーが試合をとめた。

勝利した小波は泣きながら「白の王者になったぞ!ここまですっげぇ遠かった。長かった。色んな奴に先越されて、プロレスで報われる日が来るなんて思わなかった。でも私はここで、この恋焦がれた白いベルトの新王者になって大田区に立ってるぞ!スターライト・キッド、お前は良いライバルだったよ。だけど、お前のその、執念も、執着も、ここで終わりだぞ。私がこの、白いベルトの新チャンピオンとして、新しい、思い出を、このベルトとともに歩んでいくから。お前ら、これから私が作る世界を、楽しみに待っとけよ!私はこれからも、ずっと、ガムシャラに、突き進んでいく。スターダム、ジ・エンド!」と感極まりながら叫ぶ。
そして「H.A.T.Eにこれだけベルトが来て、スターダムのベビーの奴は焦ってねぇのかよ?このままじゃ、全ベルトH.A.T.E.のもとに来るぞ。これを見て、自分がスターダムを変えたいと思ったやつ名乗り出てこいよ!いつでも受けて立つよ。だけどな、絶対にこのベルト守り抜くのはこの私だから。スターダム、ジ・エンド」と挑発した。
 現在ワールド(赤いベルト)とSTRONGを上谷沙弥、ワンダー(白いベルト)を小波、ゴッデス(タッグ)を刀羅ナツコ&琉悪夏、アーティスト(6人タッグ)を小波&吏南&フキゲンです★が保持。
 NEOのベルトであるハイスピードを星来芽依、新日本プロレス管轄のIWGP女子を朱里、若手ベルトであるフューチャーをHANAKO、若手タッグベルトであるNEW BLOODタッグをさくらあや&玖麗さやかが保持しているものの、スターダムの主要なベルトはほぼ全てH.A.T.E.が所持していることになる。
 1・4東京ドームで朱里と上谷沙弥のIWGP女子&STRONGのダブルタイトルマッチも決定し、H.A.T.E.によるスターダム統一がすぐそこまで迫っている。
















