【試合詳細】10・17 スターダム後楽園ホール大会 朱里&舞華vs中野たむ&白川未奈 渡辺桃&AZMvsスターライト・キッド&琉悪夏 葉月&コグマvs羽南&吏南

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『第11回 ゴッデス・オブ・スターダム~タッグリーグ戦/開幕戦~』
日程:2021年10月17日(日)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:665人・満員

▼タッグマッチ 15分1本勝負
[Donna Del Mondo]ひめか/○なつぽい
10分10秒 回転エビ固め
[COSMIC ANGELS]ウナギ・サヤカ/●月山和香(フリー)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
[STARS]○岩谷麻優
7分7秒 ドドンパ→エビ固め
●レディ・C

▼レッドゴッデス:タッグリーグ公式戦 20分1本勝負
[FWC]○葉月/コグマ【1勝=2点】
11分2秒 変形クロスフェイス
[水と油]羽南/●吏南【1敗=0点】

▼レッドゴッデス:タッグリーグ公式戦 20分1本勝負
[Queens Quest/Aphrodite]林下詩美/●上谷沙弥【1敗=0点】
8分19秒 スタークラッシャーを切り返す→エビ固め
[大江戸隊/東スポ大好き]鹿島沙希/○フキゲンです★【1勝=2点】

▼ブルーゴッデス:タッグリーグ公式戦 20分1本勝負
[Queens Quest/MOMOAZ]△渡辺桃/AZM【1分=1点】
20分時間切れドロー
[大江戸隊/黒虎怪童]△スターライト・キッド/琉悪夏【1分=1点】

▼ブルーゴッデス:タッグリーグ公式戦 20分1本勝負
[Donna Del Mondo/ポニーテールと武士道]朱里/○舞華
13分35秒 みちのくドライバーII→片エビ固め
[COSMIC ANGELS/DREAM☆H]●中野たむ/白川未奈(フリー)

タッグリーグ開幕戦は波乱の幕開け!MOMOAZと黒虎怪童が引き分けキッドと桃のハイスピード戦が決定!初戦敗北のDREAM☆Hをウナギが挑発!フキゲンが上谷から勝利し週プロ記者を暴行!

第1試合


 握手を求めるコズエンに対してDDMはこれを無視してゴング。
 ひめかと月山でゴングが鳴り、ロックアップで組み合うもひめかは全く動じず困惑した表情を浮かべながらロープに押し込む。月山は低空タックルもひめかは倒れずストンピングを連打しなつぽいにタッチ。
 なつぽいはヘアホイップからコーナーで顔面を踏みつけ、ひめかにタッチ。
 ひめかはなつぽいとともにコーナーで月山の顔面を踏みつけ、ボディスラムからキャメルクラッチ。ここになつぽいが低空ドロップキックを合わせる。さらにひめかはなつぽいを月山の上にボディスラムで投げ落とす。
 代わるなつぽいはサーフボードストレッチ+胴絞から背中を足で突き上げて吊り、引き起こしていくが月山がヒザへの低空ドロップキックで一矢報いてウナギにタッチを求める。しかしウナギは「やり返せ!」と突き放してタッチに応じず。なつぽいは月山にコーナーエルボーを連打していくが、月山が意地の連打からフライングクロスボディを見舞ってウナギにタッチ。
 ウナギはなつぽいにビッグブートから旋回式フェイスクラッシャー、さらに大ふへん固めを狙うがなつぽいが回転エビ固めからソバット。両者正面からエルボーで打ち合っていき、なつぽいが側転からのアームドラッグ→ドロップキックと見舞ってひめかにタッチ。
 ひめかは串刺しボディスプラッシュ、ショルダータックル、逆片エビ固めと猛攻。ウナギがこれをブレイクするとアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、ウナギは回転エビ固めで切り返してギロチンドロップ。ひめかはラリアットで反撃し両者タッチ。
 月山がエルボーを連打していくとなつぽいはソバットで反撃。月山は怒涛のドロップキック連打からコーナーに上って飛びつき回転エビ固め。月山がロープに飛ぶとひめかが追走してニーリフトを見舞い、ひめかがなつぽいをホイールバローで月山に叩きつける合体攻撃。なつぽいはコーナートップからダイビングクロスボディを見舞ってロープに飛ぶが、ウナギが横から飛び込んできてロープスタンガンのような形でそんなことより一献くれまいか?。さらにウナギがロープに叩きつけるスタナーを見舞ってアシストし、月山がミサイルキック。ひめかがカットに入って月山をバックドロップで叩きつけ、なつぽいがジャックナイフもカウントは2。なつぽいがジャーマンを狙うと、月山は回転エビ固めでの切り返しを狙うものの、なつぽいがさらに上からエビ固めで押さえ込んで3カウントを奪った。

第2試合


 両者しっかり握手を交わしてからゴングが鳴ると、手4つからバックの取り合いとなり、グラウンドに持ち込んだ岩谷が腕十字を狙うという珍しい速攻を見せるも、レディ・Cは上から潰して押さえ込み。ヘッドロックの応酬を制したレディ・Cが河津掛けからジャイアントスイングで岩谷を振り回し、ロープに飛んでビッグブートを狙うが、岩谷はカウンターのドロップキックを発射。
レディ・Cはこれをかわして自爆させ「どこ見てんじゃい!」とストンピングを連打も、岩谷は逆水平チョップで反撃し、サッカーボールキックからレディ・Cのポニーテールを掴みながら「休憩させてください!」と懇願しながらキャメルクラッチ。
岩谷は背中へのフットスタンプからロープに飛ぶが、レディ・Cはビッグブートでカウンターし、逆水平チョップで岩谷をなぎ倒す。さらにレディ・Cがチョークスラムを狙うが、岩谷が振り払ってトラースキック、バカタレスライディングキック、ロープ際での串刺しドロップキック、セカンドロープからのフットスタンプを発射も、レディ・Cはこれをかわしてコーナーからのダイビングブレーンチョップ。さらにチョークスラムを綺麗に決め、コブラクラッチを狙うも岩谷がニーリフトで突き放し、スリングブレイドからダイビングボディプレス。これを返してビッグブートでの反撃を試みるレディ・Cをカウンターのトラースキックで黙らせた岩谷がドドンパで叩きつけてカウント3を奪った。
 岩谷は倒れ伏すレディ・Cに歩み寄り、右親指をグッと立てて後輩の健闘をたたえた。

<試合後コメント>

岩谷麻優
「レディ、レディさんよぉ。あの身長のデカさ、生かしすぎでしょ。今までやってきた中で、チョークスラムっていうのが、一番高かったね。レディ、レディ、レディ・Cという選手は1年以内に化ける。そう確信した。次シングルやるとき、危険だなって想うくらい成長してたね。これからが楽しみです」

第3試合


 コグマと羽南でゴングが鳴ると、リストロックの応酬からアームドラッグの応酬となるが、コグマがドロップキックで先制。
 吏南が「オイ!メイク丸かぶりなんだよ!」と葉月に因縁をつけて出てくるよう要求し、吏南と葉月の対面に。葉月は「ナメた口きいてんじゃねーぞ?」と凄むが、吏南は怯まずヘアホイップから「お前が真似んじゃねーよ!」と顔面踏みつけ。葉月は吏南をボディスラムで叩きつけ、ロープ際での顔面ウォッシュを狙うが、吏南が素早くタッチ。羽南がドロップキックで横から吹き飛ばす。
 羽南とコグマの対面となり、コグマがボディスラムからロープ際で背中ふみふみ。葉月にタッチ。
 吏南が「そんなもんかよ!やり返せよ!」と羽南に野次を飛ばす中、葉月がセントーンから「今度こそ決めるぞ!」とロープ際での顔面ウォッシュ。コグマにタッチ。
 コグマはボディスラムからボディプレス。さらにロープに飛ぶが羽南が払腰でカウンター。ここに吏南が入ってきて羽南をコグマの上にボディスラムで投げ落とし、さらに羽南をロープに振ってカニバサニでコグマの上に倒し、2人にまとめてフットスタンプ。そのまま羽南を自軍コーナーに引きずっていって無理やりタッチさせる。
 吏南は串刺しバックエルボー、ドロップキックから卍固めに入るが葉月が素早くカット。葉月&コグマが2人でロープに振っていくが、吏南はそれぞれを払い腰で叩きつけてコグマに卍固め。さらにグラウンド卍から引き起こすがコグマがDDTで突き刺し、串刺しボディスプラッシュからガン・スタン。葉月にタッチ。
 葉月は吏南にビッグブートからコードブレイカー、キックアウトした吏南の動きに合わせてクロスフェイスに捕らえるも吏南は足を伸ばしてブレイク。葉月がロープに飛ぶと羽南が飛び込んできてドロップキックでアシストし、姉妹での合体大外刈り。吏南は羽南を場外に放り捨ててから葉月をノーザンライト・スープレックス・ホールドで叩きつけ、バックの取り合いへ。羽南がミサイルキックさアシストすると吏南はフィッシャーマン・スープレックス・ホールドからゴリーボム。さらに引き起こしていくが、葉月がハーフネルソン式ネックブリーカーからダイビングセントーン。さらに追撃を狙う葉月に対して吏南がウイング・クラッチホールドで切り返すなどの粘りを見せるが、コグマが飛び込んできて葉月との合体ガン・スタンを決め、葉月がみちのくドライバーIIから両腕を固める変形クロスフェイスで絞り上げると吏南は無念のタップ。

<試合後コメント>

コグマ&葉月
葉月「タッグリーグ初戦、羽南&吏南組に無事勝利しました」
コグマ「仲悪かったみたいだね、あの2人。タッグの仲が悪くちゃ、そりゃ勝てないですね。今日は完勝だと思います」
葉月「途中、仲が悪いながらもさすが姉妹だなっていうのを見せつけられたし、息が合ってる。やっぱり、ちっさい頃から、小学校の頃とかからやってる子は本当に成長が早い」
コグマ「若いからね(笑)」
葉月「今までだったらパパッと勝てたものを、今回は危なっかしい場面もあったのかなと。でも、最後は私達がしっかり勝利したんで、このまま次も勝って、どんどん優勝への道を進みたいと思います」

――今回は2回目のタッグですが、感触は
コグマ「今まで組んだことは殆どなかったんですけど、無い割に合う(笑)」
葉月「ちょっと見た目からしても全然個性はバラバラだと思うんですけど、試合になればすごい息は合っているのかなと」
コグマ「バラバラのものを補い合っている気がします」

――葉月選手、大江戸隊のメンバーと今日初めて闘いました
葉月「聞くところによると、大江戸隊のリーダーのナツコは『大江戸隊にはぜってー入れねー』という気持ちを出しているらしいので、まあこれから敵として闘っていくんじゃないかなと。そして私が復帰したときに、大江戸隊に入るって手もあったと思うんですけど、それは自分の中での甘えになるので。それは無いんじゃないかなと思っていたので、大江戸隊のリーダのナツコと同じような意見なので、これからバシバシ当たっていければいいなと思います」

第4試合


 東スポと週プロを片手にヤンキー座りでガンを垂れていた大江戸隊の2人だったが、ゴングを待たずに奇襲して上谷を東スポでぶん殴って2人でヤンキー固め。
 鹿島と上谷の対面で試合は進み、鹿島がボディスラムから踏みつけフォール。さらにフキゲンが東スポで上谷の頭をポコポコ殴る。
試合権利を得たフキゲンは拝み渡りならぬ喫煙渡りを見せ鹿島にタッチ。
鹿島は上谷の顔面をグリグリと踏みつけ、マウントを取りながら喉輪。さらにロープに飛んでビッグブートを狙うが、上谷が「ナメんな!」とカウンターのドロップキックを見舞って詩美にタッチ。
詩美が出てくるとフキゲンも出てきて2vs1の構図になるも、詩美は2人まとめてドロップキックで蹴散らしていく。鹿島はフランケンシュタイナーでロープ際に吹き飛ばして貫通ビッグブートを見舞い、顔面への前蹴りからフキゲンにタッチ。
フキゲンは「デース!デース!フキゲン★デース!」とポーズ決めながら突っ込んでいくが、詩美がブートで止める。詩美が突っ込んでくるとフキゲンはレフェリーを盾にして防ぎ、レフェリーと詩美にサミングを見舞う。レフェリーが視界を失うと、フキゲンは週プロで詩美をひっぱたき、馬乗りになって週プロ購読。詩美はぶっこ抜いてアルゼンチン・バックブリーカーで捕らえ、上谷にタッチ。
上谷はフキゲンにドロップキックから逆片エビ固め。ロープ際までくるとエプロンから鹿島が週プロでひっぱたいて2人での攻撃を狙うが、詩美が飛び込んできてAphroditeのドロップキック編隊飛行。上谷はスワンダイブ式ダイビングクロスボディからスター・クラッシャーを狙うが、フキゲンが首固めから多彩なエビ固めを見せるが、上谷はニールキック一閃。さらにノーザンライト・スープレックス・ホールドを見せ、カットに来た鹿島は詩美がラリアットで排除。Aphroditeは隣り合うコーナーから同時のミサイルキックを放ち、上谷がスター・クラッシャーから勝利を確信してフォールも、フキゲンがひっくり返してエビ固め。電光石火の返し技でフキゲンが殊勲の勝利を挙げた

<試合後コメント>

鹿島沙希&フキゲンです★
(※息も絶え絶えの様子で東スポを片手にやってきたフキゲンを、週プロを取り戻した鹿島が追うようにして到着)
フキゲン「デース……」
鹿島「おい、フキゲン!林下、フキゲンの商売道具勝手に奪いやがって!取り戻してきたぞ!大事な商売道具」
フキゲン「デース!デスデスデース!」
(※フキゲンが週プロの記者をコメント会場に引っ張り込む)
鹿島「『なんでウチらが表紙じゃねーんだ』って言ってるよ。どうなんだ?!どういうことだ?!」
週プロ記者「だって負けたじゃないですか」
鹿島「金もらってんのか林下から!オイ!載せろ!分かったか?!分かったらどっか行け!邪魔だ!(※週プロ記者をけとばす)どけどけ!邪魔だ!」

林下詩美&上谷沙弥
林下「Aphroditeの公式戦、大事な初戦からあの2人からまさかの……3、取られました。でも大丈夫。まだ最初だから。残りを全勝しよう。気持ち切り替えて」
上谷「めちゃくちゃ……くやしーですっ!」
林下「私も、悔しい」

第5試合


 キッドは桃を先発に指名するが、桃はこれを拒否。キッドとAZMでゴングが鳴る。
 互いに目まぐるしいロープワークの応酬を見せていくが、キッドはコーナーに控える桃にドロップキックを見舞う。AZMもすぐ追いすがって多彩なアームドラッグが乱れ飛ぶ展開となり、両者タッチ。
 桃と琉悪夏はロックアップでガッチリ組み合って力比べ。琉悪夏が押し勝って余裕のクリーンブレイクを見せると、桃は足を刈ってグラウンドに持ち込む。琉悪夏が髪を掴んで桃を引き倒し、ロープに飛ぶもAZMが場外から足を引いて妨害。MOMOAZのサンドイッチサッカーボールキックが決まる。キッドがカットに来ると、再びMOMOAZがダブルのドロップキックを狙うが、今度は琉悪夏が場外から2人の足を引いて妨害。キッドが2人まとめてドロップキックで場外に蹴り出し、大江戸隊の領域である場外戦へと持ち込んで圧倒していく。
 闘いの場がリングに戻ると、黒虎怪童がダブルのヒップトスから琉悪夏がセントーン。さらに琉悪夏がヘアホイップでロープ際に放り捨てて顔面ウォッシュ。キッドにタッチ。
 キッドはコーナーで桃の顔面を踏みつけ、足を固めながらの変形カベルナリア。キッドが挑発していくと桃は怒りのエルボー連打からドロップキックを発射。キッドはこれを回避して自爆させ「残念でしたぁ~♪」とフットスタンプを見舞ってロープに飛ぶが、桃がカウンターのドロップキックをクリーンヒットさせ、冷酷無比なミドルキック連打からサッカーボールキック。AZMにタッチ。
 AZMはキッドにミサイルキックを叩き込むが、琉悪夏が出てきて2人でAZMを狙う。AZMは2人の攻撃をいなしてダブルのドロップキックを見舞い、2人へ同時に脇固め。これをレフェリーに咎められると、キッドをブレーンバスターで叩きつけて引き起こすが、キッドはサマーソルトキックからのドロップキック、その場飛びムーンサルトを見舞って琉悪夏にタッチ。
 琉悪夏はショルダータックル2連打から串刺しボディスプラッシュ。さらにフィッシャーマンを狙うが、AZMが空中で腕のクラッチを切って脇固めに持ち込む離れ業を見せる。琉悪夏が足を伸ばしてブレイクすると、AZMはコーナートップからダイビングフットスタンプを発射も、琉悪夏がこれをかわしてショルダータックル。AZMもドロップキックで反撃するが、キッドのフェイスクラッシャー+琉悪夏のコンプリートショットの合体技炸裂。AZMはウラカン・ラナでの起死回生を狙うが、琉悪夏が耐えるとフランケンシュタイナーに切り替えて放り捨ててドロップキック。桃にタッチ。
 桃は琉悪夏をコーナーに叩きつけて串刺しドロップキックを連打。さらにブレーンバスターを狙うが、琉悪夏が逆にブレーンバスターで投げてキッドにタッチ。
 キッドは桃にコーナートップからのダイビングクロスボディを見舞い、正面きってのエルボー合戦を展開。パワーで勝る桃が押して行き、ミドルキック一閃。さらに串刺しニーを狙っていくが、エプロンから琉悪夏がラリアット。さらにカットに来たAZMはキッドが場外に放り出し、キッドがコーナートップから場外へのダイビングクロスボディを刊行。MOMOAZはこれをなんとかかわすものの、エプロンを駆けてのサンドイッチキックは読まれて足払いで返されてしまう。
 リングに戻った黒虎怪童は桃にトレイン攻撃を見舞い、キッドがスワンダイブ式変形コードブレイカー、フィッシャーマンズ・スクリューと連撃し、琉悪夏のフィッシャーマンにキッドがパイルドライバーを合わせる合体攻撃からキッドのムーンサルト・プレスが炸裂も、AZMが必死のカット。キッドが黒虎天罰を狙うが、桃が振り払ってハイキック。Bドライバーの態勢に入るが、キッドがウラカン・ラナでの切り返しを狙う。これをAZMがミサイルキックで豪快にカットすると琉悪夏が飛び込んできてAZMを排除。残り試合時間2分で4人がリング上で大の字に。
 先に起きた桃はキッドの後頭部への蒼魔刀、正面からの蒼魔刀と連撃。桃のホイールバロー+AZMのダイビングフットスタンプという合体技から桃がキッドにBドライバー。琉悪夏がカット。桃はピーチ・サンダーを狙うが、キッドが暴れて脱出し、足払いから丸め込みを連発。桃はキッドにピーチ・サンライズを決め、次なる一撃のために引き起こそうとしたところでフルタイムドローを告げるゴングが鳴った。

キッド「20分、ドロー……。やはり11月3日、とどろき、スターライト・キッドvs渡辺桃、ハイスピードでやろうやぁ?そこで!完全決着だな!挑戦権、もう逃げられねえよ?」
桃「何回言ったら分かるんだよ。やんねーつってんだろ」
キッド「ハイスピードから逃げるってことは、今のスターライト・キッドから逃げることと同じだぞ?それでもお前は本当にQueens Questのリーダーか?やっぱり渡辺桃はショッパイなあ~!」
桃「何言ってんだコラ!ナメンのもいいかげんにしろ!ハイスピードでもなんでもやってやるよ!そのベルト獲って、そのまま返上してやるよ。どうなっても知らねーからな。覚えとけよ」
キッド「相変わらずブチ切れてらっしゃいますねえ!面白くなってきたじゃねーか。11月3日、とどろき、お前ら楽しみにしとけよ?」

<試合後コメント>

渡辺桃&AZM
桃「あいつマジでふざけんじゃねーぞオイ。キッド。ナメてんのもいいかげんにしろよ。私を怒らせたいの?そんだけやりたいならやってやるよ!どうなっても知らねーぞ。ハイスピード、私には必要ない。だから取ったその場で返上してやるよ。アイツが8回挑戦して獲ったベルト、私が1回で獲って会社に返してやるよ。覚えとけ」
AZM「私もハイスピード狙ってるんですけど、桃ちゃんがハイスピード取るでしょう。で、返上したら私もハイスピード加わりたいと思っていたので、ハイスピードトーナメントでもやるんじゃないですか?そのへんも楽しみにしておいてください」

スターライト・キッド&琉悪夏
琉悪夏「初戦、20分ドロー。悔しいけどね、去年優勝したMOMOAZと20分ドロー。ウチら」
キッド「大したもんじゃね?」
琉悪夏「キてるよねぇ~♪」
キッド「悔しいけどな、これ初戦にしては、MOMOAZ、思い通りに行かなかっただろ?というか、渡辺桃。お前ほんとにQQのリーダーかよ?最後、マスク蹴るのスカっちゃって、最初からチャンスを全部逃しちゃって、特に話題もないし、お前は勝負する前から全てにおいて負けてんだよ。視野が狭い!もっとリーダーなら他のメンバーの誰よりも目立てよ!なあ?リーダーらしくしろよな。そんなんだから他のメンバーに全部持ってかれんだろ?まあ、私は感情に任せたブチ切れたやつが大好物だよ。渡辺桃、11月3日、このベルト獲ったら返上するんだよな?そんなことさせねーぞ。今の私の怖さを思い知れ」

第6試合


 互いに静かににらみ合い、たむと朱里が目線だけで互いに先発での激突を求める。
 ゴングが鳴ると、朱里が低空タックルからグラウンドに持ち込むがたむも即座に対応。目まぐるしく上下が入れ替わる寝技の攻防からクリーンブレイクかと思われたが、離れ際に朱里がローキック。両者タッチ。
 舞華が突っ込んでいくと、白川はひらりと攻撃をかわしてグラビアポーズ。舞華は「ナメんな!」とショルダータックルからロープに飛ぶが、白川は低空ドロップキックでヒザを打ち抜き、たむとともカニバサミ、ヘッドハンター、低空クロスチョップ、サンドイッチドロップキックの連携攻撃。たむにタッチ。
 たむは舞華のポニーテールを掴んで「なにがポニーテールじゃ!」とヘアホイップ2連発。白川にタッチ。
 白川も舞華のポニーテールを掴んで引き回し、ロープに振ってフライングクロスチョップ。そして「後楽園!チャンス!」とロメロ・スペシャル。白川がロープに飛ぶと舞華が正面から受け止めて俵返。朱里にタッチ。
 朱里はショットガンドロップキックでコーナーに叩きつけ、加勢に来たたむをバッククラッカーで蹴散らして白川にはハーフハッチ・スープレックス。朱里がロープに飛ぶと白川は低空ドロップキックでヒザを打ち抜き、そのまま足を止めてのエルボー合戦を展開。白川が気迫の連打で朱里に膝をつかせ、コルバタ式河津落とし。たむにタッチ。
 たむはダイビングクロスボディを見舞うが、朱里が「なんだこの髪の毛!」とブチ切れ、互いに唸り声を上げながら髪を掴み合う。朱里はドラゴンスリーパーからのリバースDDTで競り勝ち、舞華にタッチ。
 舞華はたむに串刺しラリアット、ショルダータックル、ジャンピング・ブレーンバスターと連撃し、スリーパーホールド。カットに来た白川を朱里がコブラツイストに捕らえ、固め技の競演。たむがなんとかブレイクすると、舞華はバックドロップからスライディングラリアット。白川がカットし、朱里&舞華を2人まとめてランニングネックブリーカードロップ。そして白川が朱里にローリングエルボーからダイビングラリアット、たむが舞華にスピンキックからディスティニーハンマーを見舞う飛び技の競演。たむは舞華にバイオレット・シューティング、カットに来た朱里を白川がノーザンで投げ捨て、DREAM☆Hがコーナーに上って場外プランチャの編隊飛行。
 たむは舞華をリングに戻すと、タイガースープレックスの態勢に入る。舞華が抵抗するとタイガー式オースイスープレックス。「チャンス!」とたむと白川がダブルのキックも舞華がかわしたためDREAM☆Hが誤爆。ここに朱里がダイビングギロチンドロップで立っているたむを上から押しつぶす。チャンスを得た舞華はたむを炎華落としで叩きつける。カットに来た白川は朱里がSTOで排除し、孤軍奮闘するたむに対し、舞華の前落とし+朱里のハイキックの合体攻撃が炸裂。最後は舞華がみちのくドライバーIIでたむから3カウントを奪った。

 満身創痍の4人が倒れている中、DREAM☆Hのセコンドに付いていたウナギがリングに上ってマイクを取る。

ウナギ「なんで負けちゃうかなあ。なんで負けちゃうかなあ、中野たむ?なんでウナと組んでくれなかったんですか。ウナがその呪いのベルト、大きな大きな愛のベルトに絶対に変える」
たむ「なんでウナと組まなかったか?私はちゃんみなと、ちゃんみなと出たことを間違ったことを間違い無いと思ってる。ウナギさん、ちょっとチョーシ乗り過ぎなんじゃない?あのね、この白いベルトはそんなに甘くない。これはね、命を削って戦ってきた奴らの周年を背負っていかなきゃいけない。アンタにその覚悟があるの?」
ウナギ「チョーシに乗って何が悪い!大きい愛に変えてみせる。覚悟?そんなモン……あるッ!」
たむ「11・3、とどろきで、その覚悟、見せてもらおうか」

朱里「良い?良い?良い?もういいかな?ゴメンだけど、もう大丈夫?ウチら、勝ってるからさ?大丈夫?」
たむ「大丈夫」
白川「大丈夫だぁ」
朱里「じゃあ、すみませんけど、帰っていただいていい……?」

(※たむ&白川が「ごめんなさぁ~い」と退場)

朱里「ハイ、ごめんなさいね。チャカチャカチャカチャカ締めましょうね!ハイ!改めてポニーテールと武士道!舞華が獲ってくれました!開幕戦、勢いづいて、我らポニシ、ジュリアの分までしっかりタッグリーグ優勝していきたいと思います!応援の方よろしくお願いします!我らポニーテールと武士道!略してぇ~?ポニシ!(※聞き取れなかったのか伝わらなかったのか観衆が困惑してざわつく)え、あ、ちょ、あ、ごめん」
舞華「要チェック!」

<試合後コメント>

朱里&舞華
朱里「開幕戦、ポニシ。舞華がしっかりと獲ってくれましたぁ~!」
舞華「ホントにね、朱里にはマジでメチャクチャ助けられてるわ。ホントにありがとう。まだ私、あんまりタッグで組むこと無いし、闘うことが多かった私達だけど、これからタッグリーグでもっともっと私達にしか出来ない連携技……今日は見せられなかったけど、お店していきたいと思います」
朱里「私はジュリアとのタッグ、アリカバもあり、このゴッデスもジュリアと巻いてます。ジュリアとも色々話をしました。まああとで、動画をスターダムの公式に、今の心境、どうするのかを上げたいなと思ってます。ジュリアと一緒に動画を出すつもりです。このリーグ戦をやるからには、パワフルに、エネルギッシュに、やっていくので、ポニシ、皆さん……」
2人「要チェック♪」

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