「また神取さんのしごきが始まってしまう」元Team DATEのNØRI(法DATE)がLLPW-Xで約6年ぶりのプロレス復帰!MMAとの二刀流で王座を目指す

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 21日、東京都・TDCホールにて井上貴子デビュー35周年イベント『ひとしずくの勇気』が開催。元アイスリボンで現格闘家のNØRI(のり)がLLPW-Xからプロレス再デビューを果たした。

 NØRIはインドの王族武術『マハーラージャカルーリカ』を操るTeam DATEの武術4姉妹の一員としてプロレス界に上陸し、法DATEの名で2017年4月にアイスリボンでプロレスラーデビュー。
 同年11月に負傷による欠場からプロレス界からフェードアウトし、2019年12月に総合格闘技界で復帰。2021年にはTeam DATEから脱退し、リングネームを現在のNØRIに改名した。

 PANCRASEやDEEP JEWELSを主戦場としてリングに上がっており、PANCRASEでは現在女子フライ級3位に位置。フライ級QOPにも2度挑戦歴があるなどトップ戦線で闘い続けている。
 完全にプロレスとは一区切り付けたと思われていたNØRIだが、今年9月にLLPW-X所属となり11月21日開催の井上貴子デビュー35周年イベント『ひとしずくの勇気』にて約6年ぶりにプロレスラーとして復帰することが発表された。


 NØRIの再デビュー戦は、中森華子&NØRIvs薮下めぐみ&キャサリンのタッグマッチで実施。
 試合はNØRIとキャサリンの対面に始まり、ボディブローや右フックなどの打撃戦を挑んでくるキャサリンに対してNØRIは鋭いローキックを連打して黙らせる。さらには中森とのコンビネーションで薮下を追い込んでいき、“格闘女神”の異名を取る薮下に蹴り合いで競り勝って顔面にスピンキックを叩き込む身体能力の高さを見せつけていく。
 最後はNØRIとキャサリンの一騎打ちの構図に。レッグロールクラッチなどの丸め込みで粘りを見せるキャサリンの攻勢をしのいだNØRIは、中森とのサンドイッチ式サッカーボールキックからエアースーリヤ(※旋風脚)を叩き込んで3カウントを奪った。

 再デビュー戦を勝利で飾ったNØRIは、「TDCホールはこれまでの格闘技人生の中で初めて立った舞台で、すごい大きい舞台で再デビュー、スタートを切れてまずはホッとしていると言うか。なんとか試合を怪我なくリングから降りることが出来ました。楽しかったんですけど、やっぱり悔しいというか。やってきたことを全部出していこうと思っていた中で、まだまだ出し切れないところとかもあったので。嬉しいですけど、純粋に100%の気持ちで喜べるかというと、『もっと出来たかな』って悔しさも若干あります」と感想を語る。

 そして、「格闘技だとタイトルマッチに挑戦したこともあるんですけど、プロレスの方はまだタイトルマッチを1回も経験していないので。まずベルトを……どこの団体で、とかっていうのは無いんですけど、とにかくトップっていう、強い証のベルトが欲しいです。格闘家との二刀流ではあるんですけど、純粋にレスラーとしての自分の成長を見て行ってもらいたいなと思うので、そこは期待していてください」と、二刀流レスラーとして結果を残していく意気込みを口にした。

 生真面目な様子でコメントしていたNØRIだったが、試合の自己評価について聞かれると苦笑いを浮かべて「ちょっと神取さん、貴子さんに試合を見てもらって。叱られたくないっていうのはありますね(笑)今日のがダメダメだったらまた神取さんのしごきが始まってしまうので(笑)」と神取のしごきを恐れて身震いして見せるなど、茶目っ気のある様子も見せた。


 また、今大会ではLLPW-Xの練習生として3人が紹介。まだ中学生の「にこ」「わかな」に女子大生の「なつき」の3人がリングに上ってファンにその姿を見せた。
 約5年間興行を行っておらず水面下に潜航する形となっていたLLPW-Xだが、今後はどんどん世の中に話題を発信する団体として再機動することになりそうだ。

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