元大相撲力士の極悪双子レスラーの“イケボ”に女性ファンが熱狂!斉藤ジュン&斉藤レイが壮絶な肉弾戦を制しタッグ王座V8
18日、福岡県・西鉄ホールにてGLEAT『G PROWRESTLING Ver.65 -BURN YOUR HEART-』が開催。【SAITO BROTHERS】斉藤ジュン&斉藤レイがG-INFINITY王座の8度目の防衛に成功した。
G-INFINITY王座は2022年7月にGLEAT旗揚げ1周年を記念して創設されたタッグ王座。
現王者である【SAITO BROTHERS】斉藤ジュン&斉藤レイは双子の大相撲力士として角界を騒がせ、2020年に兄弟揃って全日本プロレスへと入団しプロレスラーに転身。ともに190cm 120kgを超す巨体から来るパワーファイトは凄まじく、今年6月には敵地・GLEATに乗り込んでG-INFINITY王座を戴冠。さらに全日本のタッグの至宝・世界タッグ王座も戴冠する二冠王として君臨。
さらにSAITO BROTHERSは地元・ミヤギテレビの『OH!バンデス』の1コーナーである『TAXIめし リターンズ』のレポーターに兄弟揃って抜擢。リング上だけではなくお茶の間をも賑わせる人気者としてプロレス界をDOOMしつつある。
今回SAITO BROTHERSに挑戦したのは、今世紀最大のガチムチバディ集団【BULK ORCHESTRA】のKAZMA SAKAMOTO&クワイエット・ストーム。
昨年11月に混沌としたG-INFINITY戦線の次なる時代が拓けたゆかりの地である西鉄ホールで再びタッグの頂上決戦が行なわれた。
試合は序盤から激しい場外戦に始まり、SAITO BROTHERSは水を得た魚の如く縦横無尽に暴れ回る。
苦戦が続くBULKだったが、ブレーンたるKAZMAが機転を利かせて窮地を脱出。ストームが世界レベルのパワーファイトでSAITO BROTHERSと壮絶な肉弾戦を展開し、ジュンの120kgの巨体を53cm腕ラリアットで吹き飛ばす。
あわや王者交代かと思われたが、兄のピンチを救うべくレイが1vs2の大立ち回りを演じて無双乱舞。KAZMAが集中砲火を浴びるもストームはジュンから受けたダメージが深く救援はならず。最後はレイがチョークスラムから必殺のダイビング・ボディプレスを炸裂させてKAZMAから3カウントを奪った。
試合後には、GLEATの次期エースを期待される渡辺壮馬&進祐哉のイケメンタッグが挑戦表明。
しかし、瀕死のKAZMAが「そんな気持ちがこもってないマイク、ここのお客さんに伝わるかよ」とダメ出し。「今日来た博多の客さんに後押しされるようなマイクで締めることが出来るのか!」と厳しくも愛ある激励を入れた。
これを受けてマイクを手にしたジュンが殺伐とした様子で語り始めるも、そのケンドーコバヤシ似の美声に観衆から「声、かっこいいよ!」の合いの手。女性ファンが色めき立ってジュンがたじろぐというほのぼのとした空間が展開される。
想定外の事態からなんとか立て直したジュンは、「お前たちをひねりつぶすのは簡単だ。俺たちは誰の挑戦も受けてやる。だがそれを決めるのは、GLEATだ。DOOM!」と綺麗に流して窮地を脱出。マイクを壮馬に返し、ヒールらしくクールに去っていった。