勝村&和田の格闘コンビが「変態パンチドランカーズ」を返り討ちでSOGタッグ王座V2!若手の中村が石井をパートナーに決起
ガンバレ☆プロレスが10月1日、東京・新宿FACEで「GIRI GIRI CHOP!2023」を開催した。スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界タッグ王者組の勝村周一朗&和田拓也の格闘コンビが、前王者組の「変態パンチドランカーズ」(佐藤光留&前口太尊)を返り討ちにして2度目の防衛に成功。次期挑戦者には若手の中村宗達が石井慧介をパートナーに名乗りを挙げた。
先発の勝村と光留がグラウンドで珠玉の攻防を展開。序盤は両軍ともにクリーンにファイト。ところが、光留が勝村にラフで仕掛けると、前口は和田との場外戦に発展。前口が強烈な張り手、ローキックを和田に連打。ヒザからタイソンスプラッシュもカウントは2。和田は飛びつき三角絞めで逆襲。さらに和田が前口にバックドロップ2連発からホールドするも、フォールは奪えず。前口がバズソーキック3連発で反撃も、隙を突いた和田がフロントネックロック。さらに、オモプラ和田スペシャルで両腕を極めて前口からギブアップを奪った。
ここで、この日の第2試合(石井慧介&中村宗達&HARUKAZEvs高尾蒼馬&冨永真一郎&小林香萌)で、大先輩の冨永から殊勲の3カウントを奪取した中村がリングに上がり、「あなたたちから、そのベルト獲りたいと思いました。パートナーは決めてます。石井さん、僕と組んでベルトに挑戦しましょう」と堂々たるアピール。石井も「指名ありがとう。自分も同じようなことを考えてた気がする。組んだらいいチームになる。よし、獲ろう!」と呼応。中村は「僕と石井さんの若いコンビで、この年寄りコンビ、余裕で倒せると思うんで」と禁句が飛び出した。
勝村は「オマエは若いかもしれないけど、あのパートナー(石井は38歳)はまあまあいってんじゃねぇか? 俺らのこと、年寄りって言ったぞ。俺らも昔は歯向かってた頃もあるから、その挑戦受けてやるよ」と受諾。さらに、「それ以外でも、俺たちは誰の挑戦でも受ける。100回防衛する予定だから。このベルトがほしいヤツらはその列にどんどん並んで挑戦してきてください」と続けた。
バックステージで勝村は「佐藤光留、前口太尊、予想通り、しんどい。太尊はどんどん強くなってるんで。これで勝ったから自分たちがホンモノかなと思います。宗達は若いし勢いもある。石井を指名したところはちゃんと考えてるな。宗達じゃなくて、石井からしっかり3カウントかギブアップ取って。俺らの力を見せつけて、この先、どんどん強豪を潰していけたらと思います」、和田は「ガンプロ! 宗達、いい選手だけど、太尊みたいに甘やかしてたら育たないんじゃないか。決まったら壊しに行くしかないから。その覚悟でやってほしい。俺は世界に出るから」と王座死守を誓った。
王座返り咲きならなかった前口は「メチャメチャ悔しい。自分のミスで負けてしまったんで」と唇を噛み、光留は「勝村と和田が普通のプロレスを身につけたのが、うれしくもあり、さびしくもある。この世に1個しかなかった原石がダイヤモンドになったら、次何に感動すればいいのか?」とコメントするも、その後はパンチドランカーっぷり全開の発言に終始していた。
挑戦が決まった中村は「石井さんと組めて光栄です。この比較的若いコンビで、年寄りタッグの腰からベルトを盗んでやります」、石井は「若い選手に指名されたのはうれしいし、今日組んでみてチームワークもよかった。先々月、自分もフォール負けしましたけど、実力はたまたまじゃないと思います。挑戦者にふさわしいと思って自信満々で挑んでいきます」とベルト獲りを視野に入れていた。
なお、大会終了後、同団体では勝村組vs石井組の王座戦を11・23高島平で組むことを発表した。