「いちファンとして戦々恐々」大槻ケンヂと橋本マナミが語ったアントニオ猪木
9月20日、有楽町にて映画『アントニオ猪木をさがして』完成披露試写会が開催。試写会前のレッドカーペットに大槻ケンヂさんと橋本マナミさんが登場した。
本作品は新日本プロレス創立50周年を記念し製作され、昨年10月1日に亡くなったアントニオ猪木さんがどのような人物だったのかが語られるドキュメンタリー映画。棚橋弘至やオカダ・カズチカ、プロレス好き芸人の有田哲平さんや講談師の神田伯山さんらが出演している。
10月6日より全国ロードショーされる本映画に先駆け、この日は豪華ゲストを招いた完成披露試写会が行われた。
試写会前のレッドカーペットには藤波辰爾、藤原喜明、Sareee、和田圭介監督、三原光尋監督、神田伯山さん、大槻ケンヂさん、橋本マナミさん、馬場園梓さん、三谷紬アナが登場。
大槻さんは「猪木さんの過去の映像で綴るのか、証言で綴るのか、ドキュメントっていろいろあるのでそこらへんはちょっと楽しみです。猪木さん何にしろ歴史があるし、『どういうものが出来上がるのかな?』というのはいちファンとして戦々恐々と予告編を見ていました。人って亡くなると、どんだけ偉大でも忘れられていってしまうじゃないですか?ただアントニオ猪木という存在は絶対語り継がなければいけない。忘れてはいけないと思ってるんですよね。これは語り継がなければいけない猪木さんというものが、この映画に焼きつけられいるのかってところが1番注目していますよね」と期待を膨らませたコメント。
思い出に関して聞かれると「ドン・フライとの引退試合のときに、南原清隆さんと亡くなった芸人の春一番さんと僕番組の取材で行ってて。試合終わったばっかりの猪木さんが前を通った時に、春一番さんが『気合いお願いします!』って、僕の目の前で『よーし行くぞ』(※猪木さんを真似て)って闘魂注入されたのを見ました。僕は『うわあ、引退試合終えたばかりの猪木さんに闘魂入れられたら、これは一生の思い出になるな』と思ったんですけど、あまりの猪木さんの闘魂というか燃え上がる試合後の迫力がすごくて怖くてそばに寄れなかったんですよね。だから僕闘魂ビンタうけなかった」と感慨深そうに語る。
橋本さんは「アントニオ猪木さんは小さい頃からずっと見ていたので、今回ドキュメンタリー映画ということでどういう人生歩まれていたのかは知らないので映画を楽しみに来ました。永遠のスターなので本当にこの世に存在するのかなという感じで、実際お会いするのは叶わなかったですけど、ちょっと今日の映画は身近に感じられるのかなと思って楽しみです。私はお会いしたこともないしプロレス見たこともないんですけど、やっぱりものすごいファンの方がいらっしゃって影響力がある方なので、そのファンの方たちも喜ばれている方いらっしゃると思いますし、私もまたこれを見て猪木さんを好きになるんじゃないかと思って。やっぱり1,2,3,ダー!はいろんなところでやる機会があって、それをやると皆が一致団結したりだとか元気になるので、すごくお世話になりました」と猪木の映画を通じてプロレスに初めて触れる様子。
だが「プロレスラーの方はすごく素敵な体だなって思って、見るのは好きです(笑)」とプロレスラーへの興味はあるようだ。
最後に『あなたにとってのアントニオ猪木とは』と聞かれた大槻さんは「僕らの世代の、特に男子にとってはもう不可能だとわかっていても、超えようとしなければ、そう思わなければいけない巨大すぎる壁。もうとにかくいつか猪木を俺は超えるんだ。不可能だと思っても、それを思わなきゃいけないっていうかな。そういう対象でしたよね」と、橋本さんは「私にとってアントニオ猪木さんとは、永遠のスターです」とコメントし試写会場へと向かった。
映画『アントニオ猪木をさがして』は、107分に込められた『アントニオ猪木』、棚橋やオカダやファンの中にいる『アントニオ猪木』が映し出され、それぞれの心にいるアントニオ猪木が思い浮かばれる名作となっている。
プロレスへの思いがある人は、映画館に足を運び是非もう一度アントニオ猪木を生で感じてほしい。