【試合詳細】9・9 TTT新木場大会 【インディー統一無差別級】ガッツ石島vsバラモンシュウorバラモンケイ MEN’Sテイオー&ツトム・オースギ&バナナ千賀&神崎ユウキvs瀧澤晃頼&竹田光珠&政岡純&木下亨平 藤原秀旺vs酒井博生

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『CREATION7』
日程:2023年9月9日(土)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:181人

▼「新木場闘会始」 15分1本勝負
○阿部史典(格闘探偵団)
8分1秒 横入り式エビ固め
●中村宗達(ガン☆プロ)

▼「SURVIVAL TAG WAR」 30分1本勝負
黒田哲広/●条柴拓真(フリー)
11分8秒 スパインバスター→エビ固め
○定アキラ(AlmaLibre)/橋之介(フリー)

▼「唯一神vs酒井組組長」 30分1本勝負
[渡鳥連合]●藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)
8分21秒 レフェリー暴行→反則
[酒井組]○酒井博生(フリー)

▼「スペシャル8人タッグマッチ」 60分1本勝負
[MEN'S CLUB]○MEN’Sテイオー(フリー)/ツトム・オースギ(フリー)/バナナ千賀(フリー)/神崎ユウキ(MAKAI)
15分54秒 スピニング・トゥーホールド
●瀧澤晃頼/竹田光珠(666)/政岡純(フリー)/木下亨平(ダブ)

▼「TTT認定インディー統一無差別級選手権試合」 60分1本勝負
【王者】○ガッツ石島
10分34秒 シュウの上へのフェイスバスター→体固め
【挑戦者/酒井組】●バラモンシュウ(フリー) with バラモンケイ(フリー)
※第7代王者が2度目の防衛に成功。

拳銃と札束とバラモン兄弟に打ち勝ったガッツが王座防衛!MEN'Sテイオーが天国のテリー・ファンクさんに捧げる涙の勝利!酒井組長が第二の刺客・伊東優作を投入宣言

オープニング


 前々回大会で正規のチケット販売権(非正規)を酒井組に売り払われたダフ屋の秀旺は、前回大会からは【東アジア廃棄物処理問題対策本会議】なる謎の組織が発行したとされる一般廃棄物投棄許可証を振りかざしながらゴミの不法投棄を開始していた。

 今回はどうなることかと思われていた中で開場すると、会場前で酒井組がイリーガルなチケットを販売する横で秀旺がわざわざ地元・岩手県花巻市から輸送してきたゴミを撒き散らすという絶望のチャンポンが発生。止めに入った石川会長が翻弄され半泣きになると一部の熱狂的ファンが大喜び。

 東京湾岸警察署新木場駅前交番のパトロールの時間が迫ると酒井と秀旺は一旦姿をくらまし、リング上には石川会長&たまプロタッグ王者の木下亨平が登場。

 昨年開催され大好評の内に終わった『闘強商店会プロレス』が今年も開催されることが発表。
 今年も末広通り商店会(9月23日)、東久留米駅前商店会(10月1日)、たかの台地区商店会(10月9日)での3大会が行われることとなった。

 この発表の最中、パトロールから逃れてきた酒井&秀旺が会場に乱入。
 秀旺はゴミをばらまき、酒井組は非正規の第0列席を勝手に増席し始めるという混沌とした状況に。

 なんとか2人を撃退した石川会長は、9月23日の末広通り商店会大会でたまプロタッグ王座の防衛戦を行うことを宣言。
 しかし、この発表は大会スケジュールをこの場で知った木下にとって寝耳に水。既に大阪での試合が入っていた木下が出場できない旨を告げると、石川会長は「あっ、そぉ~なの?じゃ、返上で」と実に軽いノリで王座返還を要求。観衆が「えぇ~っ?!」と声を上げる中、木下も苦笑いで返上。同大会では新王者決定戦が行われることとなった。

第1試合


 今大会のオープニングマッチは阿部と中村のシングルマッチ。前回はタッグを組んで出陣した2人が今回は対角のコーナーで相まみえる。
 
 両者しっかりと握手を交わしてからゴングが鳴ると、緊張感あるレスリングが展開され観衆が息を呑む。テクニックで勝る阿部が優位を取りグラウンドでのネックロックからの超低空ブレーンバスターで叩きつけてから首固めに捕らえるも、キックアウトした中村が下から足に絡みついてアキレス腱固め。阿部もアキレス腱固めで返しつつひっくり返してサソリ固め。さらに弓矢固めへと変形させるも中村が身を翻してプレス。両者が離れると大きな拍手が起きる。

 再び向き合って組み付くと中村がスロイダーのような形で低く投げながらグラウンドに引き込み、グラウンドヘッドロック。阿部もネックロックに取り返し、中村が脱出しようとしても細かく形を変えながら絞り上げ逃さない。しかし、中村はブリッジしながら立ち上がり首固めへ。阿部も上下をひっくり返して押さえ込み、中村がさらにひっくり返していくシーソーゲームを展開。

 一度離れてからみたび向き合ってグラウンドへ。阿部が足を使ったキーロックのようなサブミッションを見せ、中村がロープに向けて伸ばした足を取ってアンクルロック。中村の動きに合わせてヒザ十字、レッグスプレッドと変形させていくが、中村は後転倒立の要領で抜け出して立ち上がり、ホップアップ式ドロップキック。

 中村は串刺しバックエルボーからハーフハッチ・スープレックス、ダイビング・クロスボディと連撃。さらに飛行機投げから押さえ込み、キックアウトした阿部の立ち上がり際にドロップキックで追撃。さらにジャーマン・スープレックスを狙うが、阿部がロコモーション式のスクールボーイで3カウントを奪った。

 試合後、阿部は中村になにかを語りかけて互いに座礼。しっかりと握手を交わしてから退場していった。

第2試合


 黒田と“最高”ミステリーで出陣予定だったミステリーが発熱のため急遽欠場となり、第だとして条柴が緊急出場。TTTのニューウェーブである定&橋之介はこの試合を制して発言力を増していきたいところ。

 定と橋之介は黒田にリスペクトの気持ちで握手を求め、黒田が照れて嫌がっても2人はコーナーまで詰めて行って満面の笑みで強引に握手。

 条柴と橋之介の対面でゴングが鳴ると、条柴がヘッドロックからのショルダータックルで先制。追撃をリープフロッグでかわしていく橋之介の動きを見きった条柴がさらにショルダータックルで倒して両者タッチ。

 黒田と定の対面となると、リストロックの応酬から定がショルダータックル。さらにコーナーに詰めてナックルを連打し、串刺し攻撃を狙うものの黒田が回避して場外に抜け出し、鉄柱を使った伝統芸能“哲っちゃん足殺し”を披露。定もノリノリで「もーいっちょ♪もーいっちょ♪」に付き合うが足へのダメージは甚大。

 代わる条柴もニークラッシャー、ヒザへのエルボードロップ、ヒザへのボディプレスを見舞って黒田にタッチ。

 黒田は条柴とダブルのレッグスプレッド。リング内で「もーいっちょ♪もーいっちょ♪」とコールを煽ってさらにダブルのレッグスプレッドを見舞うという進化した伝統芸能を見せる。黒田は串刺しラリアットを狙うが、定がビッグブートで迎撃し、さらにトラースキックからショットガンドロップキックを見舞って橋之介にタッチ。

 橋之介はスワンダイブ式ミサイルキック。カットに来た条柴の顔面にもドロップキックをぶち込み、黒田にボディスラムから美しい弧を描くライオンサルト。さらにランニングニーを発射も、これをかわした黒田がDDT。さらにラリアットで叩き伏せ冬木スペシャル。

 代わる条柴が串刺しエルボーからショルダータックル。さらにサミングを見舞ってロープに振るが、橋之介がハンドスプリングエルボーで反撃。定にタッチ。

 定は串刺しバックエルボーから串刺しジャンピングニー。後頭部へのトラースキックからフロント・スープレックス。さらにナックルを放っていくが、条柴がキャッチし関節蹴りからDDT。


 条柴は黒田とのサンドイッチラリアットを決め、ダブルアームDDTで突き刺してから定をコーナーに振って突撃。定が攻撃をかわしたところで橋之介がエプロンからジャンピングハイキックを叩き込み、定がアティテュード・アジャストメントでセット。そこへ橋之介がスワントーンボムを投下し、さらに定が必殺のスパインバスターで叩きつけて3カウント。

 試合後、勝利した2人は再び黒田に握手を求めにいき、またも照れて嫌がる黒田と強引に握手を交わした。

第3試合


 前回大会では、HEAT-UPを退団した酒井博生が結成した闇の組織【酒井組】が襲来。
 カタギに見えないスーツを着てレクサスで会場に乗り付けると、金の匂いを嗅ぎつけた千賀が酒井にチケット販売権を売却。最近自毛植毛治療のための資金集めに四苦八苦していた千賀がTTTを売った形だ。

 (元々そのような実態は無いが)TTTのチケット販売を仕切っていた渡鳥連合は酒井組にとってリスク。秀旺&塚本が持つインディー統一タッグ王座も奪っての無力化を図っており、この日はその前哨戦として秀旺と酒井のシングルマッチが行われることに。

 ゴングが鳴るやいなや秀旺は場外へと出かけていき、スクワットをして余裕をアピール。
 格闘プロレスにも造詣が深い秀旺だが、“本職”の酒井がローキックを放っていくと面白いようにクリーンヒット。スタンドを嫌がった秀旺が低空タックルから足を獲りに行くが、酒井も下からアンクルロック。秀旺もヒールホールドでやり返すと酒井がロープブレイク。

 一度ブレイクしてスタンドに戻ればこっちのものとばかりに酒井はローキックを連打していき、秀旺が思わず膝をつくと胸板へのミドルキック。場外にエスケープした秀旺を追って観客席までなだれ込んでの殴り合いを展開する。

 酒井は秀旺をリングに戻してサッカーボールキックからブレーンバスター。さらに串刺しドロップキック、サッカーボールキック、顔面へのスライディングキックと猛攻。さらにSTFで絞り上げるも秀旺は必死のブレイク。酒井はビッグブートで場外に蹴落として再び観客席のど真ん中での殴り合い。

 戦いの場がリングに戻ると、秀旺は逆水平チョップ、酒井はミドルキックで真っ向から打ち合いに。秀旺がナックルでひるませてボディスラムで叩きつけ、100%メロ~ンジュースを狙うが、振り払った酒井がビッグブートで距離を離して必殺のフライング・ニールキック。これで吹っ飛んだ秀旺がレフェリーに激突し、レフェリーが失神してしまう。

 カバーしてもカウントが叩かれないことに気付いた酒井はレフェリーを引き起こしにかかるが、秀旺がその背後から後頭部にビッグブート。さらになぜかレフェリーにもストンピングを連打したため、レフェリーが秀旺の反則負けをコール。

秀旺「ルールルール……ルールちゃんとしようよオイ!何が反則だコノヤロー。つまんねえなあ?そしたら酒井、酒井選手。あなたが初めて来たときに、我々のTTT認定インディー統一タッグチャンピオン、藤原秀旺、塚本拓海、これに挑戦するって言ってたけど、今日気持ちいい蹴りもらったからよ、挑戦させてやるよ。誰かお前のパートナーを連れてきてください」
酒井「パートナー、誰が良いかなあ。……じゃあ、こないだ一緒に飯食った大家健でいいや」
秀旺「来れんのか?次。次回いいのか?決まりか?いいのか。わかったから帰れよ。わかったよ。やるよ」

(※酒井、リングを去る)

秀旺「皆さんどうも改めまして藤原秀旺です。オイ、バトル・ニュース。ちゃんと本名を書けよ?俺のファーストキスのね、話をします。小学2年の頃に、4年生のサトウユウキちゃんって子に……(バトル・ニュースへ)ちゃんと書けよ?サトウユウキちゃんって子に、こたつに潜ってキスをしました。みなさんはまだまだこれから長い人生、どんどん恋してね、恋して恋して、そして若返って、どんどんどんどん自分の人生プラスのものにして頂きたいと思います、今日はありがとうございました」

第4試合


 6人タッグ王座を持つMEN'S CLUBに神崎を加えた新旧イケメンタッグに対するは、瀧澤&光珠&政岡&木下の現イケメンタッグ。
 前回大会ではMEN'S CLUBの持つ王座に政岡&木下&神崎が返り討ちにあっており、メンバーが丸かぶり。結果は前回の焼き直しとなるのか、それとも……?


 この試合は両組の強い希望によりノータッチルールで行われることに。
 先走って1人でリングインして雄叫びを上げる千賀を尻目に、テイオーとオースギ、そして新たにMEN'S CLUBへ加入したと思われる神崎の3人が一緒にポーズ。リングインしたテイオーが一緒にポーズを決めようとする千賀を蹴飛ばしてどかす。

 テイオーと光珠の対面でゴングが鳴ると、ロックアップからテイオーがヘッドロック。腰投げでテイクダウンを奪うも光珠がすぐにヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。続いて手4つで組み合うと、テイオーはリストロックに捕らえながら巧みに光珠の動きをコントロールする熟練のテクニックを見せ、ショルダータックルでぶつかっていくも光珠は倒れず。ならばとテイオーは光珠をロープに走らせ、カニバサミで倒して足を取りつつ、光珠が取り返そうとすると再びリストロックで動きを支配。光珠もなんとか抜け出して両者タッチ。

 神崎と木下が出ていき、木下が首投げからスリーパーホールド。神崎はハンマーロックに捕らえながら抜け出しヘッドロック。木下も取り返してショルダータックルで倒すも、神崎は追撃をリープフロッグでかわしてドロップキックで反撃。

 オースギと瀧澤の対面となり、オースギが足払いからロープに飛ぶと両者スピーディーな動きで互いの攻撃をかわし合う空中戦に。オースギがティヘラで制して場外に放り出し、場外飛びのフェイントからポーズを決めるも、政岡が背後から一撃見舞って排除。

 千賀と政岡の対面となり、コーナーに詰め合う攻防から千賀がロープを踏み台にしたアームホイップからのドロップキックを決める。場外に逃れた政岡へ場外飛びのフェイントからポーズを決めるが、イラッと来たテイオーが後ろから千賀をひっぱたく。

 そのテイオーを瀧澤がドロップキックでふっ飛ばし、神崎と瀧澤の対面に。神崎がそれぞれ形が違うランニングエルボー3連撃を見舞うと光珠がリングへ。
 神崎と光珠がエルボー合戦を展開し、光珠がショルダータックルで倒すとオースギがスワンダイブで飛んでくる。

 光珠はこれをかわして走り、ティヘラを狙うオースギをキャッチして真上にたかだかと放り上げてそのまま叩きつける。光珠はダブルバイセップスから腕をクロスさせるなど変形させたスーパーマンプッシュアップを見せ、自信の肉体美をアピール。

 光珠がロープに飛ぶと、千賀が入ってきてオースギとともにダブルのドロップキック。
 政岡が入ってくるとオースギ&千賀を2人まとめてフランケンシュタイナー。さらに木下も入ってきて2人でオースギを翻弄。木下の延髄斬りから政岡の飛びつき式ネックブリーカーの連撃が決まる。

 リング上にテイオーが入ってくると、政岡&木下が2人で突っ込んでいくも、テイオーは攻撃をひらりひらりとかわして誤爆を誘い、木下にコブラツイスト。瀧澤にカットされると瀧澤にコブラツイスト。光珠にカットされると光珠にコブラツイスト。政岡にカットされると政岡に卍固め。

 木下がテイオーの首を絞めながらコーナーに押し付けていくと、これを引き剥がそうと全員が繋がっていき、大きなカブ状態に。テイオーは気孔波で全員まとめてふっ飛そうとする。それぞれ素早くかわしていくも、一番うしろにいた千賀にはクリーンヒットしコーナーまで吹っ飛んでしまう。

 テイオー&オースギが瀧澤にダブルのショルダータックルを決めて2人でポーズを決めると、神崎が「僕もやりたいです!」と志願。テイオーと2人でタックルからのポーズを決め、満面の笑み。千賀も挙手して志願するもテイオーが無視してコーナーに帰ってしまい、その間に千賀を囲んでいた青コーナーの4人が同時のクアドラプルドロップキック。

 千賀が助けを求めてもテイオーが無視することもあり、千賀が捕まる展開に。政岡のフットスタンプ、木下のブロックバスター・ホールド、瀧澤のブロンコバスターからのブロンコ式串刺しドロップキックと連撃が決まる。コーナーへ振ろうとする光珠を逆に振り替えして突撃する千賀だったが、光珠に幾度もビッグブートで止められてしまう。光珠が反撃のランニングエルボーを発射するが、千賀は前転でかわし、飛びつき式ネックブリーカーで一矢報いてテイオーにタッチを求めるも、嫌がられたためオースギにタッチ。

 オースギは敵軍を次々とアームホイップで投げ捨てていく師匠譲りの技を見せ、神崎にタッチ。


 神崎は光珠に串刺しバックエルボー、串刺しジャンピングエルボーからハーフハッチ・スープレックス・ホールド。さらに美しいフロッグスプラッシュまで決めてカバーもカウント2。ならばとフィッシャーマンを狙っていくが、光珠が着地してロープに向けてプッシュ。場外から政岡&木下が地対空サンドイッチドロップキックを見舞い、木下のバッククラッカー+政岡のダイビングフットスタンプの合体攻撃。さらに瀧澤がRKOからチルト3を狙うが、神崎が振り払ってジャンピングダブルニーアタック。神崎の起き上がり際に光珠がミサイルキック。光珠の起き上がり際にオースギがダイビング・バックエルボー、オースギの起き上がり際に木下が延髄斬り、木下の起き上がり際にテイオーがローリングエルボー、テイオーの振り向きざまに政岡がトラースキック、そこへ千賀がフロッグ式のダイビング・クロスボディ。
 千賀に瀧澤が組み付くも、オースギが瀧澤を回転エビ固めに捕らえ、その起き際に千賀がトラースキック。さらに2人で合体ランニング・ブレーンバスターを決め、テイオーがフルネルソンバスターで追撃しテイオーロックも光珠がカット。神崎が光珠をドロップキックで場外に落とし、コーナーからウルトラタイガードロップ。

 テイオー&オースギ&千賀が3人での合体ミラクルエクスタシーを叩き込むも、政岡&木下がカット。オースギ&千賀がダブルのドロップキックで場外に叩き出してプランチャの編隊飛行。

 テイオーは、天に向けて「テリーーッ!」と雄たけび。瀧澤をテキサス・ナックル・パートの連打で倒すと、伝家の宝刀たるスピニング・トーホールド。幾度も回転しながら絞り上げると、瀧澤はたまらずタップアウト。

テイオー「ちょっとだけ、ちょっとだけ喋らせてください。先日、僕にとっては……(※感極まり言葉に詰まる)父であり、兄であり、師匠であった人がこの世を去りました。彼が居たから、僕はプロレスラーになって、今こうやってリングに立たせてもらってます。この勝利を、テリーさんに捧げます。本来なら10カウントゴングで追悼するところなんですが、テリーさんはいっつも明るくて陽気なテキサス・ブロンコだったので最後はみなさんのテリーコールで送ってあげたいと思います。テリーコールお願いします!」

 客席からテリーコールが湧き上がる中でテイオーは天に拳を突き上げ、その後はリングにひざまずきながら胸に十字を切って祈ってから退場。

 そんな中、突然神崎がマイクを取る。

神崎「ちょっとすいません!僕に喋らしてください!前回MEN'S CLUBと闘って負けたけど、今回こうやって受け入れてくれて、試合できて、めちゃめちゃ嬉しいです。一個だけ言いたいことがあります。……千賀さん、あなたはMEN’S CLUBに必要ですか?僕は必要ないと思ってます」
千賀「違うのよ、違うのよ、俺が必要か必要じゃないかとかじゃなくて……あんな後によくマイク持ったなあ?!そして、そして、お前何歳だっけ?」
神崎「27です」
千賀「そっかぁ~俺の良きところまだわかんないか。27だとわかんねえかぁ~、小学生大喜びだぞぉ?」
神崎「僕は必要ないと思ってるんです、だからあなたをMEN’S CLUBから追放したい!そのためには、あなた方が持ってる6人タッグのベルトがめっちゃ邪魔です!」
千賀「でも前回チャレンジして負けたじゃん。あなた負けましたよね?」
神崎「それは、(パートナーが)REAL HIPSTARだから負けたんです!」
千賀「おいおい?!色んなところに問題を提起していくスタイル?!」
神崎「だからMEN’S CLUBの歴史、過去の先輩方をよびます。僕と同じMAKAIの新納刃!あと怨霊さん!この3人であなた方の持つインディー統一6人タッグのベルトに挑戦させてください!」
千賀「いいよね別に?」
オースギ「いいけど俺は」
千賀「でも追放されないと思うよ俺は。多分。ベルトもし取られても居座るぜ?27だとわかんないと思うけどそういう大人だから」
神崎「まあまあ、まずは勝ってからもう一回宣言します。挑戦決定でいいですか!」
(※石川会長が手でマル印をつくり同意)
千賀「いいって」
神崎「おっしゃー!べルト獲るぞ!!!」

第5試合


 酒井組の鉄砲玉として金で雇われたバラモンたちの王座挑戦。ガッツが兄弟の見分けが付かなかったため「どっちか調子がいい方が挑戦する」とアバウトなまま当日を迎える。

 しかし、ケイは8月に首の怪我のために欠場しており、シュウもまた以前から首のコンディションが芳しくない。どちらが挑戦することになるのかに注目が集まっていたが、元気に出てきたシュウに対し、ケイは頭に包帯、首にコルセット、左腕を三角巾で吊り、残る右手で杖をつきつつ足を引きずっての入場と明らかにヤバい状態で現れる。

ガッツ「なんだお前?!どっちが来んだよ」
シュウ「分かんだろ、これ見たら!」
ケイ「どー見ても見た目でわかるだろ!コンディションが良さそうな……弟の俺が行くぜぇ~っ!」
シュウ「台風の季節はメンタルがやられて闘えないんだ、俺は……」
ケイ「身体よりもメンタルの問題のほうが重要なんだよお?」
ガッツ「無理だろ……」
シュウ「頑張れ!お前ならやれる!」

 コルセットを除くその他を脱ぎ捨ててケイが臨戦態勢に。
 ゴングが鳴ると、ガッツが勢いよくロックアップで組み付き、ケイが首を押さえてうずくまる。さらにガッツがヘッドロックで絞り上げるとケイは半死半生。なんとかケイがバックを取ると、シュウがスーツケースを顔面に投げつけてアシスト。ケイがすぐにスクールボーイもカウント2。

 ケイは首のコルセットも投げ捨て、「元気だぜぇ~!」とアピールしてからガッツの股間を鷲掴み。さらに「殺人パァァ~ンチ!」と振りかぶるも、ガッツがバックエルボーで場外までふっ飛ばす。

 シュウが「ホントは痛いんじゃないの?大丈夫?」と助け起こしながら2人で肩を組み、観衆の「わっからーない♪わっからーない♪」の音頭に合わせて回転。

 シュウが首にコルセットを付けてからリングに上がると、ガッツは「お前、ケイか……?」と本当に分からなくなってしまう。シュウは「俺がケイだっつってんだろ!」とサミングからコルセットをマットに叩きつけると、ケイが「大事にして?!」とツッコミ。

 シュウがショルダータックルでぶつかっていくもガッツはビクともせず。「なんで倒れねーんだ!」と嘆くシュウをガッツがショルダータックル一発で場外までふっ飛ばす。

 シュウは「やめたほうがよかった。俺のスタイルじゃなかった」とぼやきつつ、ケイと、セコンドに付いていた酒井の3人で円陣を組み、観衆の「わっからーない♪わっからーない♪」の音頭に合わせて回転。

 酒井がリングに上がると、流石のガッツも「酒井だろお前ェ?!」と分かってしまった様子。その間にケイが背後から殴りつけて場外に放り出すと、シュウが交通標識でガッツの首を絞め上げる。

 さらに、酒井組長が拳銃をガッツに突きつけて射殺しようとすると流石のガッツも悲鳴を上げて逃げ回る。そんな中、シュウがガッツの石島にぶっとい杭を突き刺し、ケイが交通標識でフルスイング。シュウが杭を掲げながら「ガッツの腸汁の匂い嗅ぎたい人~?」と観衆の鼻先に突きつけていく。

 さらに、兄弟は入場口までガッツを連行し、TTT団体旗が掲げられた壁にセット。股間にスーツケースがセットされボウリング攻撃。観衆とともに「うぅ~~……ストラーイク!」と元気よく叫ぶ。

 怒り狂ったガッツがケイにヘッドバッド連打からロープに飛ぶが、場外からシュウが交通標識で一撃。レフェリーが交通標識を没収しようとしている間に酒井がリングに上ってきてシュウと2人で向かっていくが、ガッツがダブルラリアットで2人まとめてなぎ倒す。さらにガッツがケイの首筋に鬼神ナックルを連打していくとケイがバタリと倒れ込む。

 しかし、ガッツはリング上で大の字になったシュウとケイの見分けが付かず、当て勘で近くにいた方を引き起こし、串刺しラリアットからブルドッギング・ヘッドロック。カバーに入るも、シュウの方だったためレフェリーはカウントを叩かず。ケイが「手島は分かってんだなあ~」と笑顔になる。

 ガッツがレフェリーに詰め寄っている間にケイがレフェリーに意図的な誤爆を見舞って失神させ、「ニードが倒れてる!レフェリーがいない!何をやっても自由だぁ~!」と歓喜の雄叫び。

 兄弟がガッツを押さえつける中、酒井が札束を持ち込んでガッツの顔面をぺちぺち叩く。ガッツは「お金なんかに屈しないッ!」とまるで姫騎士のような抵抗の言葉を叫ぶ。

 買収出来ないと見るや、シュウ&ケイがダブルのトラースキック、酒井がフライング・ニールキックを叩き込み、ケイが「殺人キィィーーック!」と殺人キック(ブレイザーキック)。

 カウント2で返したガッツが酒井のアタッシュケースを奪って反撃を試みる中、酒井がパウダー攻撃を噴射するもこれがケイに誤爆。ガッツが酒井、ケイとアタッシュケースで殴りつけていくが、シュウが交通標識でガッツの脳天に一撃。

 ガッツは倒れず耐えてシュウに強烈なラリアットを叩き込んでリング中央にセット。その上にケイをフェイスバスターで叩きつけ、2人まとめて体固め。どちらがケイだか分からなくても大丈夫な力技で勝利をもぎ取った。

ガッツ「おい組長!次はおめえだコノヤロー!おい、おい、俺と1vs1で勝負しろおい」
シュウ「コイツのせいで負けたようなもんだろ……」
酒井「残念だが俺は来月タイトルマッチ、タッグのタイトル相手決まってんだよ」
ガッツ「えっ!?またお前決まってんのかコノヤロー」
酒井「決まってんだよ」
ガッツ「なんだこのやろー誰とやんだこのやろー」
酒井「だから、酒井組の別の刺客を送るよ。酒井組の次の刺客は……伊東優作だ」
ガッツ「おい、伊東優作とやってやろうじゃねえかお前コラ、やるんだったら伊東優作とタイトル賭けてやるわコラ!会長、伊東優作と次タイトル賭けていいですか?」

(※石川会長、手でマル印をつくり同意)

ガッツ石島「ありがとうございます。おい、伊東優作倒して、次はお前倒すからな、覚悟しとけ」
酒井「倒してから言え!」
ガッツ石島「うるせえコノヤローお前!(※酒井が退場)……いやあ、チャカ出されたときはどうなるかと思ったよ、マジで。皆さん今日はご来場ありがとうございます!先程、対戦カードの後ろに公演の告知書いたんですけど、今日の対戦カードの後ろに興行の告知が書いてあるんスけど……橋!(※橋之介がリングイン)12月17日、令和鬼神組興行、川崎大会が決定しました。次回は10月14日から、チケット発売しますんで、みなさん普段とは違いますけど日曜日のお昼ですが、TTTとはまたちょっと別の興行になりますが、令和鬼神組興行、見に来てください。よろしくお願いします。ってことでね、次回10月14日はタッグのタイトルマッチがあんでしょ?で、さっきの6人タッグやるっつったでしょ?俺も伊東優作と無差別級やるんで、3大タイトルマッチになりますんで、ぜひともご来場をよろしくお願いします!ということで次は9月23日、末広通り商店街でお会いしましょう!ありがとうございました!」

<試合後コメント>

酒井博生&バラモンシュウ
(※ケイは試合後に病院に行ってしまったため不在)
酒井「何負けてんだよ」
シュウ「いやちょっと待てよ?!お前、おまっ……俺、試合セコンドついてたけど、半分以上お前のせいで負けてるようなもんだぞお前」
酒井「誰にお前言ってんだよ」
シュウ「俺もう杯返すよ。もう弟がおかげで本当に病院送り。本当に病院行っちゃったぜおい。聞いたことないけど親分がエンコ切れエンコ。そのぐらいになったらもう俺らもう出ないよ本当に。次もし出るとしたら、今日のギャラよりもゼロ1個2個違うぐらいだったら出てやってもいいけど、もうしばらくはない!もうこの状態だったら俺出ないからな。あとはお前、自分で何とかしろよもう!あと1人でやれ。もうあんた1人で1人でやれもう酒井組はもう!俺はもうメンタルやられたからお前、病院行ってくるメンタルの方だよ。メンタルの病院。もう香山リカのところでも行ってくるわ俺」
(※シュウが先に去っていく)
酒井「……まあいいや、酒井組、他にも刺客はいくらでもいるから。そういうことだ」

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