南条隼人が黒田哲広との元FMW同期対決に臨むも弟子の誤爆からリングアウト負け!
3日、東京都・新木場1stRINGにてTTT『SCLAMBLE 6』が開催され、南条隼人と黒田哲広がシングルマッチを行った。
TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)とは、ターザン後藤に薫陶を受け、ミスター雁之助を師に持つ黎明期インディープロレスの後継者的存在であるガッツ石島が今年1月に“インディープロレス統一”を掲げて旗揚げした新団体。
ガッツはFMWへのリスペクトからターザン後藤が働く『太楼ラーメン』に通い詰め、ガッツワールド時代にはミスター雁之助に師事。さらに団体名であるTTTは旗揚げ前に崩壊した団体『FFF』から取っているなど、その愛は筋金入り。
TTTには黒田哲広、リッキー・フジ、怨霊といったFMWに縁ある選手たちが頻繁に参戦しており、この日は南条隼人が初参戦。
南条隼人は、新日本プロレスへの参戦でその名を挙げ、数々の地域密着プロレス団体に参画。“ミラクルマン”や“赤城”の名を使い分け、現在はくいしんぼう仮面が旗揚げしたOSWで活躍している。
この日、南条は元FMWの同期である黒田とのシングルマッチが組まれ、「何年振り!?何十年振り!?楽しみ過ぎる!!」と心待ちにしていた。
試合が始まると、確かな技術を持つベテラン同士のじっくりとした緊張感あるグラウンド戦が展開されるものの、試合後に南条が「真面目な攻防、最初の3分位で飽きちゃって」と語るように、南条が突然黒田の尻へカンチョー攻撃を見舞うと試合の空気は一変。
顔面ウォッシュと見せかけて観衆を煽りながら走り出すも急に立ち止まって黒田の股間を踏みつけたり、レフリーにもカンチョー攻撃を見舞って悶絶させたり、セコンドに付いていたOSWの若手であるHANAも試合に介入させたりと大暴れ。
場外でも黒田にカンチョーを見舞った南条はHANAにも攻撃を促すが、HANAが放ったジャンピングエルボーが南条に誤爆。激怒した南条がHANAを折檻している間に場外カウントは進み、その隙に黒田はリングイン。南条は折檻に気を取られて場外カウント20を聞いてしまい、うっかりなリングアウト負けを喫した。