インディープロレス統一寸前の藤田ミノルに挑むのはヤバいテンションのガンギマリギャンブラー!

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 14日、東京都・新木場1stRINGにてTTT『CONVICTION 9』が開催。藤田ミノルがマスクドミステリーを破ってインディー統一無差別級王座を初防衛。瀧澤晃頼を次期挑戦者に迎えることが決まった。

 藤田ミノルは現在インディープロレス界を荒らし回るベルトハンターとして大活躍しており、8月大会でインディー統一無差別級王座戴冠を果たしたことでユニオンMAX王座とのシングル二冠王に。
 かつてターザン後藤さんが掲げた“インディー統一”の夢を叶えるべく旗揚げされたTTTにとって、先にその夢を達成しかねない藤田は真っ先に潰さねばならないターゲットだ。

 そんな藤田が初防衛戦の相手として迎えたのは、TTTの裏番長であるマスクドミステリー。
 ミステリーはクラシカルなアメプロスタイルを武器に持つテクニシャン系マスクマン。巧みなグラウンドからパワー殺法、“七色のチョークスラム”の異名を取る多彩なフィニッシュの形を持ついぶし銀レスラーだ。


 ミステリーが至宝奪還に向けて臨んだこの一戦は、基礎に忠実なグラウンドレスリングに始まる。藤田はSAYONARA(※パイルドライバー)、ミステリーはチョークスラムを必殺技として使うため、互いにフィニッシュに向けてコツコツと首への攻撃を積み重ねる理詰めの試合が展開されていく。
 藤田が掟破りのチョークスラムを見舞って均衡を破るも、ミステリーが掟破り返しのSAYONARAで突き刺し、必殺のチョークスラム。カバーに入るが、位置が悪く藤田がすぐにロープに足をかける。
 ミステリーは再びチョークスラムを狙うが、藤田がチンクラッシャーからロープを掴みながらの変形サムソンクラッチで3カウントを奪った。

 藤田がマイクを取るとめんどくさいため、すぐさまTTT所属選手たちがマイクを強奪。ほぼ全員が「俺に挑戦させろよ」と藤田に詰め寄っていく中、瀧澤晃頼がマイクを取る。
 この日、中野貴人&神野聖人とのタッグ【ラッキートリガーズ】でインディー統一6人タッグ王座戴冠を果たしていた瀧澤は、その喜びからエンドルフィンが大量分泌されているのか、明らかに目つきがおかしいガンギマリ状態。


 瀧澤は「所属の皆さん?ベルトを持っているのは誰ですか?所属で唯一ベルトを持っているのは誰ですか?そんな僕に意見したい人、手を挙げてください。そうなんです!出来ないんです!挙手出来ないんです!なぜかって?僕がベルトを持っているから!僕しか所属で挑戦権はないんです!」と謎のハイテンションで上から目線で語り始め、その異様さからベテラン選手たちも怒るよりもドン引きの感情が勝った様子。

 そして「ちょっと酔ってました。ベルトを獲って。自分に。なんか、なんか、こういうおちゃめな部分もあっていいんじゃない?フハハハハハハハァァ~(笑)笑ってごまかそ?みんなで立ってよ。アレやろうよ。自分に酔ってます。ベロベロ。OK?行きますよ行きますよ?OK?集中、集中、集中。……待って。もうちょっと集中するょ?しゅーちゅー、みんなしゅーちゅー。お~け~?集中、出来た?行くぞ!オーッ!みんなで行こうぜ、後楽園!」とすべてを置き去りにして1人で気持ちよく大会を締めた。

 この日はヤバい一面しか見えなかった瀧澤だが、高校時代にはレスリングでインターハイに出場したバックボーンを持ち、ファイヤーバード・スプラッシュをはじめとした空中殺法も操るトータルファイター。日々ボートレースやパチスロなどに励んで運命力を磨くことも怠らない努力家でもある。
 昨年1月にはインディー統一王座を戴冠したこともあり、実績も残しているというインディー界のジュニアの未来を担うことも期待されているはずの選手なのだが、なぜだか不安が漂う瀧澤の王座挑戦は10月5日の新木場大会にて行われる予定だ。

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