MEN'Sテイオー率いるMEN'S CLUBが初の王座戴冠!「実は十何年ぶりの偉業」

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 23日、東京都・新宿FACEにて、『TTT BIG MATCH 2023』が開催。MEN'S CLUBがTTT認定インディー統一6人タッグ王座戴冠を果たした。

 TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)とは、故・ターザン後藤さんに薫陶を受け、ミスター雁之助を師に持つ黎明期インディープロレスの後継者的存在であるガッツ石島が2020年1月に“インディープロレス統一”を掲げて旗揚げした団体であり、PWC、FMW、IWA JAPANなどの流れを汲むベテラン選手たちが数多く参戦中。90年代インディープロレスの“おもちゃ箱をひっくり返したようなプロレス”の魂を令和の世に伝え続けている団体だ。

 6人タッグ王座のベルトは、シングル・タッグのベルトに比べて絶対数が少ないことから3人以上が属するユニットの目標となることが多い。その歴史を紐解けば、インディープロレスのベルトであっても意外なビッグネームが戴冠しているケースが多々見られる。

 TTTが誇るインディー統一6人タッグ王座には、政宗&梶トマト&CHANGOが君臨。
 インディー界隈で屈指のテクニシャンとして知られる3人だが、性格はそれぞれバラバラであり試合中であっても全く息が合わない。しかしそれが思わぬ化学反応を呼び、6月大会では鉄の連携を誇る【スパーキー】瀧澤晃頼&中津亮太&SAGATを下して王座奪取を果たしてしまった。

 実力のゴリ押しにも見えたこの戴冠劇に対し、タッグマッチをこよなく愛する名チーム【Speed of Sounds】ツトム・オースギ&バナナ千賀が「こんなメチャクチャなチームで6人タッグのチャンピオンが務まると思ってんのか!」と激怒。「俺たち2人にプロレスを教えてくれたMEN'Sテイオーさんを連れてくる」と【MEN’S CLUB】の復活を宣言し、ユニットの絆の象徴たる6人タッグ王座の奪還を宣言した。


 試合はノータッチルールで行われることとなり、王者組の奔放かつ強力な連携で挑戦者組は常に1vs3の対面を強いられるような試合展開に。
 しかし、テイオーは相手の攻撃を読み切ってひらりひらりとかわすばかりか誤爆に次ぐ誤爆を誘ってピンチを切り抜け、敵味方全員をアームドラッグで投げ捨てる伝統芸を発揮。これに触発されたか、弟子のオースギも終盤のピンチを相手の誤爆を誘って切り抜け、最後は師弟3人で放つミラクルエクスタシーが炸裂。テイオーが政宗から3カウントを奪って王座戴冠を果たした。

 これまで数々のベルトを戴冠してきたテイオーだが、「MEN'S CLUBでベルト獲ったの初めてなの。実は誰もベルト獲れてない。っていうか挑戦したこと無いんだよね。十何年ぶり偉業を達成してるんだよ(笑)」と愛弟子たちの戴冠を素直に喜ぶ。
 師匠との偉業達成にぶち上がったオースギ&千賀が他のMEN'S CLUBメンバーたちとの防衛戦を提案すると、テイオーは「ちょっと俺が出過ぎじゃないかな?君たちがもっと出るべきじゃないかな?」と苦笑いしつつも「せっかく獲ったベルトだからね」と長期政権を築いていく意志を示した。

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

月別

ページ上部へ戻る