美人女子アナウンサーに王座戴冠を誓ったバナナ千賀が惜敗しシングル王座初戴冠を逃す!
13日、東京都・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『INNOVATION2』が開催され、バナナ千賀がガッツ石島の持つTTT認定インディー無差別級王座の奪取に失敗した。
ガッツと千賀は2004年にデビューした同期であり、公私ともに深い親交のある盟友。昨年6月には同じく同期であるツトム・オースギも加えた3人でGWC6人タッグ王座を戴冠するなどリング上でもその絆を見せつけてきた。
そして、先月のTTT新木場大会にて、ガッツは黒田哲広と組んでオースギ&千賀が持つTTT認定インディー統一タッグ王座へと挑戦。この試合は千賀が黄龍でガッツから3カウントを奪って防衛に成功し、その直後にガッツが持つシングル王座・TTT認定無差別級王座へと挑戦を表明した。
千賀はオースギとのタッグ“Speed of Sounds”で数々のタッグ王座を戴冠してきた強者として知られているが、意外にもシングル王座の戴冠歴は無い。千賀はサムライTVの美人アナウンサーとして知られる三田佐代子氏に「今年中にシングル王座を巻く」と約束しており、不退転の決意を以て挑む一戦となった。
本部席で三田アナが見守る中、闘志をみなぎらせる千賀はガッツとの握手を拒否。
ガッツは約50kgの体重差を生かして打撃でもグラウンドでも千賀を圧倒していくが、千賀は的確かつ堅実なヒザ攻めで起点を作っていき、ガッツが場外に逃れるとすぐさまトペ・コンヒーロで追撃しスピードとスタミナを生かして猛反撃。
ガッツがヒザをかばって姿勢を低くすると、千賀が側頭部へのトラースキック連打からシュガースポット(※変形アンクルロック)や黄龍(※丸め込み)と貪欲に勝利を狙っていくが、ガッツはゴーストバスター、フェイスバスターと大技攻勢で畳み掛け、最後は数年に1度しか繰り出されない奥の手・旋回式フェイスバスターで試合を決めた。
試合後、TTT所属選手でありながら外敵ユニット“渡鳥連合”に拉致され人権を剥奪されている瀧澤晃頼が現れ、自らの人権を取り戻すためにガッツへ挑戦表明。半ばヤケクソ気味の瀧澤に対し、ガッツは「インディー統一のチャンピオンとして名乗りを上げてくる者の挑戦は受けようと思っています」と挑戦を受けて立つ姿勢を見せた。