【試合詳細】10・19 TTT新宿FACE大会 【インディー統一無差別級】定アキラvsガッツ石島 【インディー統一タッグ】藤原秀旺&瀧澤晃頼vs吉田綾斗&藤田ミノル 【インディー統一6人タッグ】新納刃&神崎ユウキ&松澤さんvsマスクドミステリー&橋之介&真琴

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『TTT BIG MATCH 2025』
日程:2025年10月19日(日)
開始:18:30
会場:東京都・新宿FACE
観衆:312人(満員)

▼「新宿闘会始」 シングルマッチ 15分1本勝負
●KURO-OBI
6分55秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
[ゴキブリ商会]○後藤恵介(フリー)

▼スペシャルガントレットタッグマッチ 時間無制限勝負
<1試合目>
渡瀬瑞基(ガン☆プロ)/○まなせゆうな(ガン☆プロ)
4分24秒 OTR
●竹田光珠(666)/小林香萌(フリー)

<2試合目>
渡瀬瑞基(ガン☆プロ)/○まなせゆうな(ガン☆プロ)
7分30秒 ラリアット→片エビ固め
●佐野直(フリー)/酒井博生(酒井組)

<3試合目>
[愛人タッグ]○中野貴人(BASARA)/神野聖人(BASARA)
11分23秒 OTR
●渡瀬瑞基(ガン☆プロ)/まなせゆうな(ガン☆プロ)

<4試合目>
[愛人タッグ]中野貴人(BASARA)/○神野聖人(BASARA)
15分15秒 横入り式エビ固め
[Speed of Sounds]●ツトム・オースギ(フリー)/バナナ千賀(フリー)

<5試合目>
[愛人タッグ]中野貴人(BASARA)/○神野聖人(BASARA)
18分55秒 OTR
阿部史典(格闘探偵団)/●一般人・澤宗紀(フリー)
※愛人タッグが勝ち残り優勝。

▼TTT認定インディー統一6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組】新納刃(MAKAI)/●神崎ユウキ/松澤さん(フリー)
15分31秒 スワントーン・ボム→片エビ固め
【挑戦者組】マスクドミステリー/○橋之介/真琴(フリー)
※第13代王者組が2度目の防衛に失敗。ミステリー&橋之介&真琴が新王者となる。

▼TTT認定インディー統一タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/ゴキブリ商会】藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)/●瀧澤晃頼
13分52秒 変形サムソンクラッチ
【挑戦者組/吉田綾斗DK】○吉田綾斗(2AW)/藤田ミノル(フリー)
※第14代王者組が初防衛に失敗。綾斗&藤田が新王者となる。

▼TTT認定インディー統一無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●定アキラ(AlmaLibre)
28分56秒 フェイスバスター→片エビ固め
【挑戦者】○ガッツ石島
※第11代王者が5度目の防衛に失敗。ガッツが新王者となる。

ガッツが定との死闘を制しインディー統一無差別級王座奪還!爆モテの松澤さんに嫉妬する真琴が王座奪取!新タッグ王者の吉田綾斗がゴキブリ化!

大会開始前


 ゴキブリ商会の定アキラ、元祖ゴキブリ商会の藤原秀旺、そして我らが石川会長の3人が出席する公開記者会見がリング上で実施。
 秀旺はゴキブリ商会の分断について憂うも、『ゴキブリ商会』という名称の権利は自身にあると主張。これを認める契約書に秀旺と定がサインし、定が名称を放棄。ゴキブリ商会の名称は正式に秀旺のみのものとなった。

第1試合


 ゴングが鳴るとKURO-OBIが寝転んで下から足を取りに行くが、後藤は付き合わず距離を取りセカンドコーナー上に乗る。その状態でKURO-OBIが足を取りに行くが、後藤は鬱陶しそうにブレイクをアピール。


 後藤は足を取りに来たKURO-OBIをストンピングで潰し、逆水平チョップ連打で倒してエルボードロップ。ロープ際にボディスラムで叩きつけ、全体重をかけて踏みつける。なおも寝転ぶKURO-OBIだったが、後藤は上から掌底連打。


 これにたまらずKURO-OBIが立ってチョップを放っていくが、後藤が強烈な逆水平チョップでふっ飛ばしてコーナーで顔面踏みつけ。それでもKURO-OBIは下から足を鶏肉が、後藤がぶっこ抜いてボディスラムからセントーン。後藤が座りながら余裕のアピールをしていくが、背後から組み付いたKURO-OBIが三角絞めから脇固め。

 これで腕を痛めた後藤の意識が上半身に集中。その隙を突いてKURO-OBIがKURO-OBIロール式足首固めを仕掛けるも、倒れず耐えた後藤がそのままヒップドロップで圧殺。後藤がバックフリップを狙うが、背面着地したKURO-OBIがスリーパーホールド。後藤がコーナーに叩きつけて外し、串刺しラリアットを狙うが、これをかわしたKURO-OBIがローリング・ソバット。

 KURO-OBIはスタンド式の胴絞めフロントネックロックで絞め落としにかかるが、後藤がぶっこ抜き、ジャンピング垂直落下式ブレーンバスターで頭から突き刺して3カウントを奪った。

第2試合


 最初に2タッグが入場し、負けたタッグが退場すると新たなタッグが登場。最後まで残ったタッグが優勝というガントレットタッグマッチ形式。トップロープを越えて場外に落ちると失格となるオーバー・ザ・トップロープルール(OTR)を採用。

 最初に登場したのは、まなせ&渡瀬のガン☆プロタッグ。対するは、光珠&香萌のマッスルタッグ。

 香萌と渡瀬の対面でゴングが鳴るも、香萌がロックアップをスカしながらひたすらに筋肉をアピールしてなかなか組み合わない。苛立った渡瀬が髪を掴んで引き倒し、カーブ・ストンプ。香萌は右ストレートのフェイントからスネを蹴りつけ、そのままコサックダンスのように小刻みに渡瀬のスネに連続キック。さらに顔面への低空ドロップキックで追撃し、光珠が飛び込んできて串刺しラリアット。さらに香萌がドロップキックを見舞い、光珠&香萌でダブルブレーンバスター。
 光珠&香萌が筋肉アピールからロープワークの往復を見せていき、同時にピタっと立ち止まって筋肉アピール。苛立った渡瀬が香萌にビンタ、光珠にゲンコツを見舞い、まなせが飛び込んできてダブルラリアット。
 渡瀬が光珠をコーナーに振るも、光珠が追撃をかわしてドロップキックから次々にポーズを決めて筋肉アピール。光珠がボディスラムでセットしてコーナーに上がり、なにか技を出すのかと思いきやひたすらに筋肉アピール。渡瀬がロープを揺らして光珠をエプロンに落とすも、場外落下は防いだ光珠が笑顔で筋肉アピール。まなせが香萌を持ち上げ、光珠にぶつけることで光珠をOTRさせ、光珠&香萌組が失格。


 3組目として登場したのは酒井組長&佐野。
 酒井&佐野がリングインとともに奇襲をかけ、酒井が渡瀬にフライング・ニールキック。佐野はまなせを押さえる……ように見せかけてただ抱きつくセクハラに耽る。
 酒井が呆れながら佐野を引き剥がし、まなせにサッカーボールキックからヤクザキック。さらに必殺のフライング・ニールキックを叩き込むが、佐野が酒井を突き飛ばし「おっぱいを揉むチャンスだーッ!」と両手をワキワキ。
 佐野は「おっぱい!おっぱい!」とコールを煽りながら揉みに行くが、まなせがラリアット。不屈のおっぱい欲で立ち上がった佐野が「今度こそおっぱいを揉むチャンスだーッ!」と突っ込んでいくが、まなせがラリアット。これで3カウントが入り、酒井&佐野が失格。


 4組目として登場したのは中野&神野の愛人タッグ。
 愛人タッグはリングインするなり渡瀬に襲いかかり、2人で袋叩きに。まなせがカットに来るも、中野のドロップキック+神野のショルダータックルの同時攻撃で撃退。2人で渡瀬をコーナーに振ってトレイン攻撃から愛人居丈高。さらに中野がエルボー、ソバット、ビンタと連撃も渡瀬が延髄切りからドロップキック。まなせにタッチ。
 まなせは中野をボディスラム。カットに来た神野の巨体をもボディスラムで叩きつけるパワーを見せる。まなせが渡瀬へ「登れーっ!」と指示すると渡瀬はコーナーに上ってダイビング攻撃を狙うが、まなせが渡瀬を担いでパワーボムで愛人タッグへぶつける荒業。
 まなせが中野にラリアットを狙うが、中野がかわしたところに神野が飛び込んできてラリアット。渡瀬は1人で2人を相手に打撃戦を挑むが、中野のドロップキックから神野のラリアットでトップロープを越えてエプロンへ。2人がかりで落とそうとしてくる愛人タッグに対して驚異の粘りを見せる渡瀬だったが、神野が中野をハンマースローでぶつけると流石に耐えきれず場外に落下。まなせ&渡瀬が失格。


 5組目として登場したのはオースギ&千賀のSpeed of Sounds。
 オースギ&千賀は神野にダブルドロップキックを見舞うも、神野が逆水平チョップで2人を圧倒。神野がオースギにパワーボムを狙うが、オースギがDDTで切り返す。
 千賀と中野がエルボー合戦を展開し、千賀がビンタから前転式延髄切り。さらにスカイツイスター・プレスを狙うが、中野が追いすがると千賀も方針転換。千賀がコーナーから飛びつき式アームドラッグを放ち、クラッチを切らずにトルネード・クラッチのように丸め込む。これを返されると千賀がロープに飛ぶが、中野が絡みついてクリスト。これをオースギがカットすると、中野がオースギにドロップキック。千賀がコーナートップから中野に飛びつき式アームドラッグも、神野が千賀にフライング・ショルダー。オースギがコーナートップからダイビング・バックエルボー。神野が即座に起き上がってラリアットを見舞い、4人が大の字となるクアドラプルダウン。
 オースギ&千賀が神野にダブルブレーンバスターを狙うが、神野が振り払う。ならばと千賀が「シャキーン!」とカニバサミで倒し、神野が起きたところにオースギがランニングニーを叩き込む連携攻撃。これを中野がカットするも、オースギ&千賀がダブルのトラースキックから展覧会の絵を狙うが、千賀が「このまま落とそう」と思いつきそのままOTRさせようとする。中野が必死の抵抗でエプロンに着地すると、背後から忍び寄った神野がオースギにスクールボーイで3カウント。オースギ&千賀が失格。


 最後に登場したのは阿部&澤。
 澤はリングインとともにムーンサルト・プレスをアピールしながらコーナーに上っていくが、案の定ヒザが痛んで転落。なんとかエプロンに着地する中、阿部が1人で奮戦。神野に回転浄土宗、中野にドラゴンスクリューを見舞って澤をリングに呼び込む。
 澤が神野にフラッシングエルボーを見舞い、阿部とともにサンドイッチ式伊良部パンチを狙う。2人が同時に伊良部パンチを発射も、案の定かわされて誤爆。愛人タッグと阿部が揉み合い、3人でトップロープを越えてエプロンに着地。愛人タッグが阿部を袋叩きにし神野がエプロンパイルドライバーを狙うと、澤が「待ってろ!今助けるから!」とコーナーに上っていく。
 しかし、案の定ヒザが痛んで場外へ転落。残る3人が全く事情を飲み込めずにキョトンとする中で試合終了を告げるゴングが鳴らされ、中野&神野の勝ち残りが決まった。

 勝利した中野&神野には一般社団法人 堤式母乳助産師協会から金一封が贈呈。
 しかし、愛人タッグよりもこの法人に縁がありそうなまなせが乱入して金一封を強奪しようとする。なんやかんやでまなせも加わって笑顔で記念撮影に応じた。

第3試合


 試合前から松澤さんと真琴はバチバチの視殺戦を展開し、橋之介は松澤さんに寝取られた神崎とよりを戻そうと詰め寄っていく。愛の交差点となったトー横横の新宿FACEは恋の交通渋滞となってしまう。

 刃とミステリーの対面でゴングが鳴ると、ミステリーがヘッドロックからショルダータックル。追撃を狙ったところを刃がヘッドシザース・ホイップで放り捨ててサッカーボールキック。両者タッチ。

 松澤さんと真琴の対面となると、松澤さんは「私はチャンピオンなんだよ!なんで上がってきてんだよ!なんで上がってきてんだよ!私はチャンピオンでぇ!なんで上がってきてんだよ!」という謎理論で真琴に喧嘩を売っていく。真琴が苛立ってヘアホイップを狙うが、松澤さんは振り払って「キエー!キエー!」とモンゴリアン・チョップ連打。そのままロープにくくりつけて顔面を踏みつけようとするが、足の長さが足りない。逆に長い脚を持つ真琴が松澤さんの顔を蹴っ飛ばす。
 真琴がロープに飛ぶと松澤さんがカニバサミで倒そうとするが、真琴は倒れず余裕で耐える。ならばと松澤さんはカンチョー攻撃を尻穴にぶっ刺し、両者タッチ。

 神崎と橋之介の対面に。目まぐるしいロープワークの応酬から橋之介がヒップトスからの低空ドロップキックという得意技を狙うが、橋之介を知り尽くしている神崎はこれをかわしてアームドラッグからのドロップキック。さらに神崎&刃が2人でロープに振ってクロスラインから腕を組んでのダブルエルボードロップ。イケメンたちの競演を見た松澤さんは「あたしもコレやりたい!」と志願して神崎と2人で同技を狙うが、松澤さんがモタついたため橋之介にかわされて自爆してしまう。橋之介がボディスラムで神崎を叩きつけ、真琴にタッチ。

 真琴はコーナーに控える松澤さんを蹴っ飛ばし、松澤さんが持ち込んだフライパンを強奪。神崎の顔をロープにセットしたうえでロープをフライパンでぶん殴ることで大ダメージを与えてロープに飛ぶが、松澤さんは布団たたきで真琴を殴打して神崎を救出。2人で真琴をロープに振ろうとするが、真琴が松澤さんを担いで神崎にぶつけ、そのまま松澤さんを神崎に覆いかぶさる。松澤さんは性欲に負けて試合よりも神崎を優先し、そのまま熱いキスの雨を降らせる。神崎はギブアップしようとするが、真琴は試合よりもこの地獄絵図をなんとかすることを優先してカット。ミステリーにタッチ。

 ミステリーはニードロップから串刺しバックエルボーを見舞い、ブレーンバスターからセントーン・アトミコ。ミステリーはチョークスラムを狙うが、神崎が持ち上げられた瞬間にゼロ距離ジャンピングニーを見舞い、ランニング・ネックブリーカー・ドロップで追撃して刃にタッチ。

 刃はミステリーに串刺しバックエルボーからフィッシャーマン・バスターを狙うが、ミステリーが振り払うと刃が絡みついて卍固め。ミステリーがロープブレイクすると振り向きざまのエルボースマッシュを見舞い、真琴にタッチ。

 真琴は刃にロープ貫通ビッグブーツを見舞い、DDTからダブルニー・ドロップ。松澤さんが「なんてことをするんだ!顔はやめろ!」と悲痛な叫びを上げる中で真琴がダブルアーム・スープレックスを狙うが、振り払った刃がリバース・ファイナルカット。松澤さんにタッチ。


 松澤さんは「カズチカ!借りるね!雨が降るぞ!」と叫んでレインメーカーを狙うが、げんなりした様子の真琴が軽々と回避して睨みつける。すると松澤さんは「足が!足がーッ!」と倒れ込んで同情を誘うが、真琴は構わずヒザ裏に強烈なキックを見舞ってからビッグブーツを発射。松澤さんはこれをキャッチして股間を蹴り上げてからのスタナー。
 松澤さんは「ステファニー・バッケル!借りるね!」と叫んでクネクネとセクシーに踊ってからデヴィルズ・キス。さらに天を指さしてからラ・マヒストラルを狙うが、校長とは縁が薄かったのかモタモタしている間に真琴がひっくり返して抑え込む。


 真琴はカカト落としを見舞い、ミステリー&橋之介とともに太鼓の乱れ打ち。しかし、松澤さんは「ヴェアアアアアッ!」と獣の雄叫びをあげて振り払い、3人をモンゴリアン・チョップで圧倒。さらに顔面騎乗式ブロンコバスターを狙うが、ブサイク(ミステリー)とブサイク(橋之介)と超ブサイク(真琴)しかいないということで断念。
 刃&神崎とともに介護式カンパーナを狙うが、ミステリーが重すぎて上がらず。腰を痛めた松澤さんは神崎にタッチ。
 神崎はコーナーに上ってミサイルキック。吹っ飛んだミステリーが橋之介にタッチ。


 すかさず橋之介が神崎にスワンダイブ式ミサイルキックを見舞うが、神崎は追撃をかわして低空ドロップキックから飛びつき式ダイヤモンドカッター。神崎がコーナーに上ってダイビング・クロスボディを見舞い、刃とともにトレイン攻撃。松澤さんがネギでぶん殴り、神崎がフィッシャーマン・バスター。


 神崎と橋之介がエルボーでゴツゴツと打ち合い、橋之介がローリング・エルボー連打で押していく。神崎は強烈な張り手からロープに飛ぶが、橋之介がカウンターのドロップキック。橋之介がブレーンバスターを狙うと、松澤さんがネギでぶん殴って救出。しかし、すかさず真琴が飛び込んできて神崎へスピアーを見舞い、橋之介がライオンサルトで追撃。ミステリーが神崎をチョークスラムで叩きつけ、橋之介がスワントーン・ボムを決めて3カウントを奪った。


 試合後、なぜかオースギを担いだ千賀と、阿部を担いだKURO-OBIが放送席付近に登場。

千賀「うああああ!うぉおおおおい!永遠にワーって言うまでやり続けるからな!わあああああああッ!うおおおおい!新チャンピオン!おめでとう!俺はァ!松澤さんに楯突こうと思ってたのにお前ら新チャンピオンになりやがってよ!俺たちが!KURO-OBIさん率いる黒帯軍団だ!ワーーーッ!新チームだぁ!無理矢理つくったぁ!今裏で!俺が『誰かいませんか』つったらKURO-OBIさんが手ェ挙げてくれたァ!」
ミステリー「裏で手ェ挙げたってことで、KURO-OBIってコンセプトが決まったぞ!……今2人なのか?今担いでる方はなにか関係あるのか?」
千賀「担いでる方は俺たちのトレーニングだ!関係ない!ちなみに!俺も空手の黒帯です。ありがとう!ありがとう!ありがとう!」
ミステリー「ほ、ホントだ!よく見たら2人とも黒帯をしている!」
千賀「KURO-OBIさんに借りてきました」
ミステリー「黒帯軍団はストイックだ!」
千賀「真琴じゃなくて俺は松澤に興味があったのに!このヤロー!でも真琴も好きだ。ありがとォーッ!」
ミステリー「真琴も好きとか言ってるぞ。ヤバいぞ」
千賀「二番手だけどなあ。松澤の次だ」
ミステリー「ああいうの早く片付けたほうがいいから、11月3日のTTTアートコート大会、そこでタイトルマッチやってやろうじゃないか!石川さん!」
千賀「(※石川会長にマイクを渡すフリから自分の口元に戻して)いいよ!ありがとォーッ!」
ミステリー「決まったぞ!」
千賀「パートナーはいる!教えてほしいか!」
ミステリー「教えてほしいぞ!」
千賀「柔道黒帯の塚本拓海だ!阿部とオースギは本当に関係がない!俺が1人でKURO-OBIさんと行くのは恥ずかしいからついてきてもらった!俺はそろそろ帰る!」
ミステリー「安請け合いしてしまった!塚本選手が来る?タイトルマッチ決まったんすよね?(※石川会長が正式決定を発表)あぁ!しまった!よし!行くぞ!せーの!」
3人「「「おーっ」」」(※3人でベルトを合わせる)

第4試合


 ミスターNOリスペクトという説もあったが、縦に伸びる傾向にあるメガシンカの流れに乗っていた可能性も浮上したメガタキザワ(しんじゅくのすがた)。

 滝澤と綾斗の対面でゴングが鳴った瞬間に滝澤が秀旺にタッチ。滝澤がカワイイ表情で綾斗を見つめると綾斗が「なんなんやお前!」と早速キレる。綾斗は、秀旺と滝澤がリングを出たり入ったりするのにツッコミを入れつつ、コーナーにかけていた自分のタオルで藤田が鼻水を拭いているのを発見してツッコミを入れたりと大忙し。

 秀旺と綾斗がじっくりとしたレスリングを展開。綾斗が劣勢になったときのみ藤田が「なにやってんだコラ!」などの怒声を飛ばし、綾斗がツッコミを入れる。グラウンドを制した秀旺がヒールホールドを極めながら髪を引っ張ると綾斗がブチキレながらロープブレイク。秀旺が滝澤へタッチ。
 滝澤が手4つを求めると、綾斗は髪を掴んで自軍コーナーに引っ張り込む。藤田が必要以上の力を込めて綾斗の背中をバチンバチンと叩いて試合権利を得る。

 滝澤と藤田の対面。滝澤が足払いからロープに飛んでティヘラ。藤田のゴキブリマスクの触覚を引っ張りつつロープに飛ぶが、綾斗がエプロンからキックを見舞って妨害。場内は綾斗に大ブーイングを贈り、綾斗が「なにがブーや!こういうのもあるやろプロレスって?!やかましいわ!」とキレ散らかすが、藤田も「反則だろうがコノヤロー!」と怒声を上げる。


 滝澤と綾斗の対面となり、互いに髪を引っ張り合う。綾斗が引っ張るときだけブーイング、滝澤が引っ張るときには拍手が起きる。綾斗は「おかしいやろ!ふざけんな!なんyねんコイツら!」とキレ散らかしながらビッグブーツ。
 すると滝澤は「恥ずかしくないのか?!大の大人がこんな一杯の人の前で感情を押さえきれずにブチ切れてさ。恥ずかしくないの?」と至極真っ当な説教。綾斗は「やかましいわコラッ!」と滝澤の顔面を踏みつけ、大ブーイングを浴びる。

 綾斗は滝澤をロープに振ってビッグブーツを狙うが、藤田が良かれと思って場外から足払いをかけたため不発に。綾斗は「そんなんせんでええ!俺が今蹴ろうとしてたやろ?!」とキレ散らかす。藤田が勝手にタッチして滝澤に低空ドロップキックを見舞い、「あとは任せた!」と綾斗に勝手にタッチ。

 綾斗が大ブーイングを浴びる中、滝澤が「なんやッ」と綾斗のモノマネ。綾斗がキレながら藤田にタッチ。

 藤田は滝澤をコーナーに振って串刺しバックエルボーからワンハンド・バックブリーカー。さらにダブルアーム・バックブリーカーを狙うが、滝澤が振り払ってドロップキック。秀旺にタッチ。

 秀旺は藤田と綾斗にビッグブーツ&ナックルを連打。さらにダブルラリアットを放つも、綾斗&藤田がガード。藤田が2人での連携を狙うが、綾斗が「連携したことないやろ?!」と言い訳をして全く息が合わずにまごまご。その隙を突いた秀旺がフライング・ダブルラリアットでなぎ倒す。

 秀旺は藤田に串刺しバックエルボーからメロンティー。さらにバックドロップを狙うが、藤田が着地してローブロー。さらに大仰に首を掻っ切るポーズから綾斗にタッチ。


 綾斗は秀旺にトニーから急所蹴り。大ブーイングに「うるっさいわ!黙っとけ!」と応えながらランニング・ネックブリーカー・ドロップを見舞う。さらに必殺のバックドロップを狙うが、秀旺がジャンピング・ブレーンバスターで切り返して滝澤にタッチ。

 滝澤はバッチリと見得を切ってから綾斗に抱きつこうとするが、綾斗が寸前で阻止。綾斗が「なんでお前はハグがしたいんじゃコラッ!」と顔面へビッグブーツを見舞い、トレイン攻撃を狙って藤田へ「振れ!」と命令。藤田は「フレーッ!フレーッ!」と応援。結局綾斗の意図が伝わることなく2人で突っ込んで串刺しチョップ。

 藤田は「連携!ナンバー2!」と存在しない連携を提案。綾斗は「じゃ、河津な?」と合体河津掛けを狙うが、藤田は綾斗に組み付く。綾斗は「そっちじゃなーいッ!」と叫びながら合体河津掛けを食らって悶絶。

 綾斗&藤田が滝澤をロープに振るが、滝澤は場外に逃れて藤田にグーニーズ(※サードロープをゴムパッチンの要領でスネにぶつける)。さらに顔面を蹴りに来た吉田の足にもグーニーズを見舞い、2人のヒザへダブルの低空ドロップキック。

 滝澤が秀旺とともにトレイン攻撃を放ち、滝澤のバイシクル・キックから秀旺のチャンス of LOVE。さらに滝澤がRKOも藤田がカット。滝澤が右打ち(※変形ツキノイシ)を狙うが、綾斗が着地。すると滝澤は雄叫びを上げながらそっと綾斗を抱きしめる。

 綾斗が「なにされてんねん、これ……」と困惑する中、滝澤が振り払ってバイシクル・キック。ロープに飛ぶが、攻撃をかわされてエプロン上で揉み合っていた秀旺&藤田に激突。ふらついたところを綾斗が変形サムソンクラッチで捕らえて3カウントを奪った。


 新チャンピオンとなった綾斗には大量の紙テープが舞うが、塊が鼻にぶつかって思わぬダメージ。綾斗がマイクを取って喋ろうとした瞬間に藤田がマイクをひったくる。

綾斗「なんで取んねや!俺が勝ったのに!」
藤田「ゴキブリから解放された藤田と、ゴキブリになったよっちゃんが!TTTのタッグチャンピオンになりました!ベルトを獲ったからには毎月でもタイトルマッチやってやるぞ。来月もタイトルマッチやってやる。挑戦したい奴いっぱいいるだろ?やってや……」
吉田「(※小声で)来月俺出られへん。来月俺横浜で昼夜入ってるから出られへん。(※観衆からの相次ぐ「え~」の声に)え~言われてもしゃーないやろ!」
藤田「おい!よく聞けコラ!来月は!タイトルマッチはできませんが、これからも頑張りますので……あの……名前だけでも覚えて帰ってください」

 秀旺が静かにマイクを要求。

秀旺「あのね、すみません。改めまして藤原秀旺でございます」
綾斗「負けたクセに喋んなや」
秀旺「静かにしよ?まずは今日、記者会見やりましたけども、正式にゴキブリ商会が僕のものになりましたんで……静かにしてちょうだい?なりましたんで、僕が正式にゴキブリ商会を名乗っていきたいと思います。そこで、吉田綾斗だっけ?名前?」
綾斗「指さすなや!」
秀旺「指じゃなくて。確認してんの。吉田綾斗だっけ?すみません、吉田綾斗。あなたを含めたこの4人で、新生ゴキブリ商会ということで決まりましたので。みんな……(※ブチ切れる綾斗に)静かにして?今いいとこだから。ってことで、改めましてもう1度僕たちに応援をお願いします。円になろう?(※ブチ切れる綾斗に)いいから。静かにして?」
綾斗「なんでこんなことされなアカンねん……」

 嫌がる綾斗を巻き込み、4人で円になって手をつなぎながら掲げる。

秀旺「ありがとうございました!ゴキブリ商会でした!応援よろしくお願いします!」

第5試合


 ゴングが鳴ると2人はしばらく動かず静かに睨み合い、ロックアップで力比べ。1度目はガッツが勝るも、2度目は定が押し込んでクリーンブレイク。

 手4つでの腕力勝負は互角。定がヘッドロックからショルダータックルでぶつかっていくも、ガッツは倒れず。ガッツがショルダータックルを放つが定も倒れず。意地の張り合いを制してなぎ倒したガッツだったが、定はエプロンに逃れて間を取りガッツを焦らしていく。

 勝負を急ぐガッツがラリアットを放つが、定はかわしてロープを使ったチンクラッシャー。定が顔面を小刻みに蹴りつけていくと、ガッツがガバリと起き上がってボディスラム。「立てコラ!」と鬼神咆哮からロープに振ってバックエルボー。さらにスリーパーホールドからエルボードロップを3連打。続けてコーナーに振って串刺しラリアットを狙うが、定がカウンターのトラースキックを見舞い、セカンドからのダブルニー・ドロップをガッツの腹へズブリと突き刺す。これがクリティカルヒットしたガッツはみぞおちを押さえて転げ回る。

 定はガッツの両手足の関節を順番に踏みつけて痛めつけていき、「立てコラ!」と掟破りの鬼神咆哮。さらにブレーンバスターを狙うが、着地したガッツがヘッドバッドから串刺しラリアット。そこからブルドッギング・ヘッドロックにつなぐ得意の連続攻撃を狙うが、これを読んでいた定がガッツをコーナーに叩きつけて逃れ、バックドロップ。


 定は「みっともねぇなぁ?」と嘲笑しながら顔面をかきむしりつつフェイスロック式の変形キャメルクラッチ。定はガッツをエプロンに出してブレーンバスターを狙うが、素早くリングに戻ったガッツがロープ越しのラリアット。大ダメージを負った定は場外で倒れ込んで天を仰ぐ。定がフラフラと起き上がると、ガッツがエプロンからダイビング・クロスボディを放って追撃。隠し技まで解禁して勝ちに行き、観客席になだれ込みながらたっぷりと痛めつけてからリングに戻す。

 ガッツは定に串刺しラリアットからブルドッギング・ヘッドロック。さらにWARスペシャルで絞り上げてスタミナを削り、「立てコラ!立てコラ!なぁ~にが立てコラだコノヤロー!」とお返しの鬼神咆哮を上げながら鬼神ナックルを連打。定は倒れず耐えて渾身のエルボーバッドを叩き込んでガッツからダウンを奪う。

 定はロープに飛んだガッツにカウンターのバックフリップを決め、ガッツをロープにくくりつけて延髄ランニングニー。さらに顔面へのトラースキックから必殺のスパインバスターを狙うが、ガッツがカウンターのニールキック。ガッツは串刺しラリアットを狙うが、定がカウンターのショットガン・ドロップキック。定がロープに飛ぶも、ガッツはパワースラムで迎撃。両者一歩も譲らずダブルダウン。

 先に起き上がったガッツがコーナートップへ上がり、大一番でしか見せないダイビング・クロスボディ。2発目を狙ってコーナーに上るが、定が下から組み付いて雪崩式ブレーンバスター。再びダブルダウンで両者天を仰ぐ。


 定はガッツをコーナーに振るが、ガッツが猛進してラリアット。さらにラリアットを放つが、定がレフェリーを盾に。ガッツと衝突したレフェリーが昏倒する中、後藤がリングに飛び込んできてガッツにラリアットからセントーン。
 2人でガッツをロープに振り、ガッツのダブルラリアットを阻止してダブルのフラップジャック。定がコーナーに上がり、後藤とともにスーパー・パワーボムを狙うが、たまらず神崎が飛び込んできてカット。ミステリーが後藤をチョークスラムで叩きつけ、橋之介が定に雪崩式フランケンシュタイナー。


 ガッツがロープに飛んでラリアットで叩き伏せ、ゴーストバスター。ダメ押しとばかりにラリアットを狙うが、定がカウンターのみちのくドライバーII。定は掟破りのゴーストバスターで突き刺し、カサノヴァから延髄ランニングニー。さらにニーパッドを下ろして生のヒザで顔面へランニングニー。定は満を持して必殺のスパインバスターを決めるが、なんとこれがカウント2。定は「そんなわけない、そんなわけない!」と信じられない様子。

 定はエルボーパッドを外して強烈なエルボーバッドを叩き込み、2発目のスパインバスターを狙うが、着地したガッツが鬼神ナックルから延髄切り。さらに延髄ラリアットを見舞い、定のトラースキックを受けても怯まず正面からのラリアット。最後は必殺のフェイスバスターを決めて3カウントを奪った。


ガッツ「おいアキラ!俺はな、5月にお前にベルトを獲られてから絶対にリベンジしてやろうと思ってずっと力を蓄えてきた。だけどな、今この120%の力を出せたのは、相手がお前だったからだよ。あんまりこういうことを言うのも似つかわしくないけど……ありがとう」

 ガッツが握手を求めると、定は右手でこれに応じながら左手の中指を立てて退場。

ガッツ「皆さん、日曜日の夜に新宿FACEにご来場いただきましてありがとうございました!……せっかく締めようとしてるのに、何をしに来た」

 秀旺が花道からやってきてガッツからマイクを受け取る。

秀旺「どーも改めまして、ゴキブリ商会の藤原秀旺でございます。……あれっ?ベルト獲りました?次回11月3日ということで。11月3日はなんの日か知ってますか、皆さん。(※観衆の1人が「秀旺の誕生日!」と回答)おっ。そう!藤原秀旺の49回目のバースデーということで。11月3日はアートコートでやるようです。もちろんこの記念日にこのベルトを獲るために、私が挑戦者ということで決めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。どうでしょうか」
ガッツ「……会長!」
秀旺「会長じゃなくてお前が決めろ」
ガッツ「俺はいつでもどこでもやってやるよお前!あとな、お前の誕生日なんて知ったこっちゃねーコノヤロー!最悪の49歳にしてやっからなテメー!」
秀旺「ってこともありますので、僕が11月3日絶対獲ります。獲れるんじゃないかと思ってます。ということで、今日お集まりの皆さんもアートコートにいらしていただきたいと思います。それでは、サヨナラ」

 秀旺が去っていく。

ガッツ「会長、いいですか、11月3日やって。(※会長がOKを出す)ありがとうございます。なんか締めづらい空気になっちゃったなあコノヤロー。皆さん本日は新宿FACEにご来場いただきましてありがとうございます!俺がチャンピオンになったからには誰の挑戦でも受けたいと思いますので皆さん応援の程よろしくお願いします!そして!年明け1月9日には2度目の後楽園ホール大会があります。金曜日です。3連休の初日です。ちょっと正月明けでみんなお金使っちゃっておサイフの中が厳しいと思いますが、皆さんどうか1月9日も我々TTTの試合を見に来ていただけたら幸いです。よろしくお願いします!今日は正規軍が勝ちましたので、TTTにはアントニオ猪木さんの『1!2!3!ダー!』みたいなのがあるんですよ。知ってますか皆さん。『シングル!ダブル!トリプルT!』ってのがあるんですよ。皆さん恥ずかしいと思いますけど、一番恥ずかしいのは俺なんで(笑)一緒にやっていただけたらと思います!今日出場された選手の皆さん上がれる方はリングに上ってください!赤信号みんなで渡れば怖くない的なね?(笑)こういう言い方は良くないか。皆さんお手数ですがご起立いただいて一緒にやっていただけますかね?行くぞ!オーッ!シングル!ダブル!トリプルT!ありがとうございましたッ!」

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