「アイスであったことを忘れようとしている」アイスリボンからアクトレスへ完全移籍した朝陽が新たな仲間に囲まれ笑顔の白星発進!

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 5日、東京都・新木場1stRINGにてアクトレスリング『ACTwrestling Step23』が開催。アイスリボンからアクトレスガールズへ完全移籍した朝陽が初戦を白星で飾った。

 アイスリボンのエースとして活躍していた朝陽(20)は、昨年11月のアクトレスリング新木場公演に乱入し「アイスリボンもアクトレスさんも今年から新体制に入って、私達の世代が団体を引っ張っていかなきゃいけない立場になりました。そんな中、私は同期の青野未来ちゃんがアクトレスガールズのエースとして、団体を盛り上げて活躍している姿を見てすごく刺激を受けています。私はアイスリボンに新しい風を吹かせたい!」と、アイスリボンとアクトレスガールズの交流戦を宣言。

 朝陽はトップ~中堅選手の大量離脱で層が薄くなったアイスを守るために奮闘した形だが、現体制のアクトレスは“女子プロレス団体”では無くなっていること、当時のアイスには旧体制アクトレスの選手たちが多数参戦していたことなど多数の問題が噴出。方向性が違う両団体の所属選手たちから賛同を得られず、交流戦も立ち消えとなって朝陽はアイス内で孤立してしまう事態に。朝陽は思い悩んだ末に4月1日からアクトレスガールズにレンタル移籍することを電撃発表した。

 野心に燃える朝陽はアクトレス内でみるみる頭角を現し、松井珠紗&山田奈保とともに新ユニット【てっぺん☆】を結成して青野未来政権が続くアクトレスでの下剋上を宣言。
 5ヶ月のアクトレス生活を経て朝陽もすっかり定着。9月頭には、朝陽が8月末を以てアイスリボンを退団しアクトレスへ完全移籍となったことが正式発表。

 この日は、正式にアクトレスガールズの一員となった朝陽がセミファイナルに出場。青野未来&キラ☆アンvs朝陽&松井珠紗のタッグマッチが行われた。


 朝陽の入場時には改めて正式入団がアナウンスされ、アクトレスファンは大きな声援で歓迎。
 試合は、松井&朝陽が息の合ったコンビネーションで青野を追い込んでいく展開となり、セコンドに付いていた山田も飛び込んできて3人でのトリプルドロップキックを決めるなど大暴れ。
 終盤には朝陽が長身のアンのパワーファイトに苦戦し集中砲火を浴びる場面もあったが、松井がピンチを救出。朝陽は松井のサポートに回り、最後は松井がアンをカサドーラ式ヨーロピアンクラッチで固めて3カウントを奪った。

 試合後にマイクを取った朝陽は、観衆に向けて改めて正式入団を報告。
 温かい歓声が起こる中、MARUが率いる悪の集団【蛇道衆】の面々がリングに乱入し朝陽と対峙。
 あわや乱闘かと思われたが、MARUは「10月25日、蛇道衆プロデュース公演で移籍記念としてお前をブッキングしてやる!会場はお前のふるさと・アイスリボン道場だっ!」と公開オファー。普通に襲撃するよりある意味でダメージが大きそうな発言に会場がどよめくものの、朝陽は笑顔でこのオファーを受諾した。


 バックステージに戻った朝陽は、「アイスに戻るっていう選択肢は元々無かったんですけど、『もうこの業界を離れようかな』とか、『アクトレスで続けることが正しいのかな』っていうのが全然答えが見つからなかったんですけど、とりあえず続けてみようって。支えてくれる仲間も今はいるので、前を向いてやりたいなと思っております」とにこやかに語る。

 蛇道衆からのオファーに関して問われると、「会場が……(アイスリボン道場)っていうだけなんで。特に気にしないです。まあアイスのリングでアクトレスとして試合をするっていうのはなかなかエモいかなと思います。ある程度忘れようとしてるので、アイスであったことが。アイスで"朝陽時代"っていうものが作れなかったから、アクトレスで作りたいという気持ちがあるので、場所はどこでも何でもいいです。でもアイス道場ね、あの、安いんで(笑) 多分やりやすいと思います、プロデュース興行的には。(知っている人に会っても)気にせず、適当に挨拶して終わりたいと思います」と軽快なジョークを交えて語る心の余裕を見せた。

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