【試合詳細】9・5 アクトレスリング新木場公演 入江彩乃&CHIAKIvs未依&水嶋さくら 青野未来&キラ☆アンvs朝陽&松井珠紗 澄川菜摘&後藤智香vs岩井杏加&蓮燦 茉莉vs惡斗vsブルドーザー轟 かなみっくvs天職ゆい

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『ACTwrestling Step23』
日程:2023年9月5日(火)
開始:18:45
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:155人

▼Single match
[update+]○かなみっく
6分59秒 mic mic knife
●天職ゆい

▼3Way match
○茉莉、[BE∀STZ REBELLION]○惡斗
8分10秒 茉莉のバズソーキック&惡斗のビッグブート→2人で体固め
[蛇道衆]●ブルドーザー轟

▼Tag match
[The Royal]澄川菜摘/●後藤智香
11分38秒 後方回転エビ固め
○岩井杏加/蓮燦

▼Tag match
青野未来/●キラ☆アン
14分23秒 ヨーロピアンクラッチ
[てっぺん☆]朝陽/○松井珠紗

▼Tag match
[BE∀STZ REBELLION]○入江彩乃/CHIAKI
14分58秒 Teardrop Angel→体固め
[update+]未依/●水嶋さくら

ビーリベ新リーダーの入江が新技で勝利し打倒・青野に向け驀進!アクトレス完全移籍の朝陽が白星発進し「支えてくれる仲間も今はいる」

オープニング


 きらびやかな和装に身を包んだアクトレスガールズが『宵々古今』『Love Riddle』に乗ってダンスパフォーマンスを披露し公演スタート。

第1試合


 オープニングマッチは、奈良の歩くパワースポットvs国民的妹というただただスケールのデカいシングルマッチ。
 クリーンな握手からゴングが鳴ると、バックの取り合いからリストの取り合いを経てかなみっくがフロントネックロック。天職がその長い足を伸ばしてロープブレイク。
 かなみっくがロープに振っていくが、天職がランニング・ガットショットからエルボー連打。コーナーシュートして突っ込むが、かなみっくがひらりとかわして串刺しドロップキック。かなみっくが「上げるぞ~!」とボディスラムを狙うが、天職が振り払って低空ドロップキック。
 天職はロープに飛んでドロップキックを見舞い、逆エビ固め。かなみっくがなんとかロープを掴むと、天職は「上げるぞ~!よいしょぉ~!」とボディスラム。続けてサイドスープレックスを狙うが、かなみっくがカッキーカッターで切り返して前転式セントーン。
 かなみっくが巻き投げでコーナー下にセットし、セカンドからのサンセットフリップを発射も、天職が回避して自爆させる。チャンスを得た天職が「私が勝つ!」と雄たけびを上げてサイドスープレックスで叩きつけ、リバース・ゴリー・スペシャル。さらにロープに飛ぶが、かなみっくがガットショットで迎撃しエルボー合戦へと持ち込む。
 両者一歩も引かずに打ち込んでいく中、かなみっくが身長の低さを活かして潜り込みカッキーカッター。さらにコーナー下にボディスラムでセットし、再びセカンドからのサンセットフリップを狙うも天職がデッドリードライブで叩き落とす。

 天職がロープに飛んでドロップキックを叩き込み、「お~わ~りぃ~!」と天鵞絨ドライバーで突き刺すもカウントは2。「次で終わりだ!」と再び天鵞絨ドライバーを狙うが、かなみっくは背後に着地して馬跳びで正面に回ってのサムソンクラッチ。さらにmic mic knife(※ロコモーション式ジャックナイフホールド)で3カウント。妹が奈良のパワースポットを制圧した。

第2試合


 ゴングが鳴ると、茉莉と惡斗がキビキビとした動きで組み合っていく中で轟が輪に入れずエアリストロックやエア地獄突きなどで参加。流石に鬱陶しいと感じたか2人がかりで轟をコーナーに詰めてエルボーを見舞い、再び2人だけの世界へ。
 惡斗、茉莉がそれぞれドロップキックを撃ち合い、惡斗が体固めに入ろうとした瞬間に轟がカット。惡斗が「はえーよ」とすごむと、轟が素に戻った様子で小さく頭を下げる。茉莉は惡斗にスライディングミドルキックからボディスラム3連打。茉莉が体固めに入ろうとした瞬間に轟がカットするも「カット早いよ。さっき惡斗さんに言われたよね?」と怒られると轟はシュンとした表情で素直に説教を聞く。茉莉から「技が決まってレフェリーが床を叩いて、1,2……決まるか決まらないかのところでやるんじゃん!」と指導を受けると轟は「シャーッ……」と納得した様子。

 茉莉は「じゃ、もう1回」と惡斗にボディスラム3連打からフォール。カウント1.5で轟がカットすると、茉莉も流石にブチ切れる。惡斗と2人でロープに振ろうとするが、轟が振り返して「シャシャシャのシャーッ!」と2人へ地獄突き。
 轟は茉莉の鼻をつまみ上げていたぶり、「決めるぞ!シャッ!シャッ!シャッ!」とダブルニードロップ式体固め。これは惡斗がカウント2でカットするお手本を見せる。

 轟は「これがお手本か!惡斗さんスゲーっす!」と惡斗の人差し指を絞り上げていき、茉莉が指へのフットスタンプで追撃。茉莉がロープに飛ぶと惡斗がコンプリートショットで迎撃。
 惡斗がアクトスペシャルを見舞えば、茉莉も熨斗紙で反撃。惡斗がビッグブートから惡朱螺を狙うと、茉莉が振り払ってハイキックからコウモリ吊り落とし。茉莉が体固めに入ると、轟がカウント2でカット。茉莉が再び体固めに入ると再びカウント2でカット。3回目は轟がレフェリーを蹴飛ばしてカット。

 すっかりカットプレーをマスターしてご機嫌な様子の轟が「シャシャシャのカットぉ~!シシャシャシャのカットぉ~!シャッシャシャシャッシャ♪シャッシャシャシャッシャ♪シャシャシャ♪シャシャシャ♪」とマンボなリズムでご機嫌に歌い踊る中、茉莉が惡斗を助け起こし、手を合わせて軽く謝ると惡斗もこれを受け入れて和解。
 2人で轟を袋叩きにし、ひざ裏へのダブルの低空トラースキックからサンドイッチドロップキック。さらに茉莉のバズソーキック+惡斗のビッグブートのサンドイッチ攻撃が決まり、2人仲良く轟を体固めで押さえ込んで3カウント。茉莉&惡斗の2人が勝者となった。

 茉莉と惡斗はどっと疲れた様子ながらも握手を交わし、健闘を称え合いながら退場していった。

第3試合


 蓮燦はこれまでのゴテゴテチャイナスタイルから凛々しいミリタリースタイルとなり、面白おねーさんからただの正統派イケメンと化す。
 4人それぞれクリーンに握手を交わし、澄川と岩井の対面でゴング。
 ロックアップでの力比べから岩井が打撃を打ち込んでいくも、澄川が即座に強烈な一撃で反撃し格の違いを見せていく。澄川がランニングビッグブートでロープ際までふっ飛ばし、セカンドロープを絡めたコブラツイストを決めて観衆にアピール。さらに髪を掴んで引き倒し、後藤にタッチ。
 後藤はコーナーに振ろうとするが、岩井が振り返して串刺しエルボー。蓮燦が入ってきてコンプリートショットを見舞い、岩井がギロチンドロップからのキャメルクラッチ。これは澄川がカット。岩井が蓮燦にカット。


 蓮燦は首4の字固めからのスカルファックを見舞い、ロープに飛ぶも後藤が雄叫びとともにラリアットを放って迎撃。後藤はジャイアントスイングで10回転。澄川にタッチ。

 澄川は蓮燦に串刺しドロップキックを見舞うも、岩井がすぐに救援に駆けつけ顔面へのニーバッド。澄川は即座に起き上がってエルボーで反撃も、蓮燦が背後から忍び寄って河津掛け。さらに岩井のギロチンドロップ+蓮燦の旋回式ボディプレスの合体攻撃が決まり、岩井にタッチ。
 岩井はボディスラムでセットし、セカンドからのダイビング・ニードロップ。続けてコーナートップからのダイビング・ギロチンドロップを狙うが、澄川がデッドリードライブから後頭部へのビッグブート。澄川がフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで叩きつけ、後藤との合体ダブルニードロップ。

 澄川が蒼魔刀を発射して決めにかかるが、岩井が気迫のキックアウト。澄川&後藤が2人でロープに振ろうとするが、岩井が2人にまとめてスタナー。岩井がエルボー連打も、澄川はニーリフト連打で対抗。澄川が再び蒼魔刀を狙うが、蓮燦が飛び込んできてキャッチしスイング式フェイスバスター。
 岩井&蓮燦が変形マジックキラーを決め、蓮燦がコーナー下にボディスラムでセットする中で岩井がコーナートップからのダイビング・ニードロップ。これは後藤がカットしながらぶっこ抜いて岩井にアトミックドロップ。澄川が岩井にバズソーキックを叩き込むもカバーにまでは行けず。両者バタリと倒れ込み、澄川がなんとか後藤につなぐ。
 後藤は岩井にボディスラムから510-Nを狙うが、岩井が首投げで切り返して顔面への低空ドロップキック。さらに髪を掴みながら顔面へのニーバッドを連打していくが、後藤がキャッチしてスパインバスターから変形ラ・マヒストラル。続けて「終わりだあ!」と510-Nを狙うが、岩井が振り払って組み付きファイナルカット。コーナートップからのダイビング・ニードロップを投下も、澄川がダブルニードロップで豪快なカット。
 澄川はカットに来た蓮燦をコーナーに叩きつけて串刺し蒼魔刀で排除。さらに澄川が岩井にティヘラを狙うが、キャッチした岩井が変形ブルーサンダーボムで叩きつけて排除。
 後藤と岩井がふらふらになりながらもエルボー合戦を展開していき、後藤が足を取りながらのチョークスラム。さらに澄川がダイビング・ダブルニードロップを見舞ってアシストし、後藤が510-Nを決めるもまさかのカウント2。
 後藤はロープに飛んでラリアットを狙うが、岩井がかわしてバックを取り、後方回転エビ固めで3カウントを奪った。

 試合後、てっぺん☆の山田奈保がマイクを持ってエプロンに上ってくる。

山田「きょうちゃん。きょうちゃん、すごいねえ。すごかったねえ。勢いついて。すごかったねえ。でもさあ、気になってんだけどさあ、自分のユニットに噛み付いてまでさ、ベビーフェイスに戻りたかったの?今日のきょうちゃんスゲーいい表情で頑張ってて、思わずマイク取っちゃったんだけどさあ。きょーちゃんはさあ、この試合でなにか見つけたの?」
岩井「周りに『何がしたいかわかんない』ってすっごい言われてます。でも、ゴールが見えなきゃいけないんですか?!変わりたくて、変わりたくて、こうやってもがいてちゃいけないんですか?!私は変わりたい。それだけです」
山田「スッゲーいいと思う!いいと思うよ!きょうちゃん、じゃあ、次の大阪、9月17日さ、私と闘ってよ。きょうちゃんが変わりたいって気持ち、蛇道衆的にはどう思ってるか分からないけど、きょうちゃんと闘ってみたいわ。いいかな?」
岩井「(※マイクを使わず生声で)よろしくお願いします!!」

第4試合


 4人それぞれ握手を交わし、クリーンに始まるかと思いきやてっぺん☆が背後から奇襲。青野をロープにくくりつけて松井&朝陽がダブルドロップキックを見舞う。
 朝陽が青野をヘアホイップでコーナーに叩きつけ、顔面への踏みつけ攻撃。さらにストンピング連打から松井にタッチ。

 松井もストンピングの猛連打から串刺しニーリフト。さらにフェイスクラッシャーから髪を掴みながらのキャメルクラッチ。レフェリーに咎められると正調キャメルクラッチに切り替え、朝陽がその横っ面に低空ドロップキック。
 朝陽に代わり、てっぺん☆が2人でロープに振るも青野がダブルラリアットでなぎ倒してアンにタッチ。
 アンは「朝陽!ようこそ!」と歓迎のサッカーボールキック連打。さらにボディスラムからロープに振るが、朝陽がフェイスクラッシャーで切り返し松井にタッチ。
 松井は低空ドロップキックからスリーパーホールドに捕らえるが、アンが首投げで切り返しつつ胴絞スリーパーホールドへ。松井の回避運動に合わせてアンがフロントネックロックに切り替え、さらに松井の足を取ってアキレス腱固めへ。松井は絹を裂くような悲鳴を上げつつロープへ逃れる。アンはさらにボディスラムからミドルキックで追い打ちし、青野にタッチ。
 青野は松井に首投げからサッカーボールキック3連打。さらにコーナーに振って串刺し攻撃を狙う青野だったが、松井がクロスボディで迎撃。キャッチする青野だったが松井がスイングDDTで切り返し、低空ドロップキックで追撃。さらに山田も上がってきて「てっぺ~ん☆」と叫びながらのトリプルドロップキック。松井がコーナートップに上がって飛び込むも、青野が回避。松井は着地してロープに飛び、ミスティカ式クロスフェイス。青野がロープに逃れると、串刺しスライディングクロスボディで追撃。エプロンに頭を出す形になった青野に対し、松井&朝陽が「てっぺ~ん☆」と掛け声とともにサンドイッチドロップキック。
 松井がコーナートップからダイビング・クロスボディを発射も、青野がかわしてサッカーボールキック。さらに39ゲリータからバズソーキックを発射も、松井がかわしてスクールボーイ。さらにロープに飛んでスライディングニーを叩き込み、朝陽にタッチ。

 朝陽は619からスレッジハンマー連打。青野もエルボーで反撃し、そのままエルボー合戦へと発展。朝陽は「負けてたまるかオラッ!」と気迫の連打も、青野が打ち勝って串刺しドロップキック連打。さらに青野が39ロックに捕らえると朝陽は悲鳴を上げながらもなんとかロープを掴む。
 青野はニークラッシャーを狙うが、朝陽が着地したところに松井がドロップキック。続けて朝陽がランニングネックブリーカードロップからダブルリストアームサルト。これはアンがカット。
 朝陽はロープに飛ぶが、青野がキャッチしてパワースラムで叩きつけ、得意のダブルアーム・スープレックス。続けてバックドロップで叩きつけるも、朝陽は雄たけびを上げながら即座に起き上がり「ナメんな!」とジャーマン・スープレックス。カバーには行けず、両者タッチ。
 アンと松井の対面となり、松井がドロップキックを連打。アンがヒザをつくと即座に顔面への低空ドロップキック。アンのハイキックをかわしてロープに飛んだ松井だったが、アンがラリアットで迎撃。さらに変形ギャラリアを狙うが、松井が振り払ってエルボー猛連打。アンは倒れずエグいハイキックを側頭部に叩き込み、変形ギャラリア。これは朝陽がカット。

 朝陽が青野にコードブレイカーを狙うが青野がキャッチし、アンがミドルキックで追撃。さらに2人で朝陽にサンドイッチラリアットを見舞うも松井が救出。松井が2人へフェイスクラッシャー&ランニングネックブリーカードロップの同時攻撃を見舞い、朝陽が青野へ、松井がアンへミサイルキック。続けて松井がカサドーラからの変形ヨーロピアンクラッチでアンから3カウントを奪った。

朝陽「私、朝陽は8月末を以てアイスリボンを退団し、9月1日よりアクトレスガールズに完全移籍となりました!そんなアクトレス所属の初試合で、珠紗とタッグで未来さん組に勝てたことはすごく嬉しいです。ピラミッド崩しのための第一歩が今日進めたかなと思っています。澄川さん、今、てっぺん☆はすごい勢いに乗ってるんですよ。なので、このタッグで朝陽がアクトレスガールズに来て初めての大阪公演、9月17日、大阪公演。まだまだ、熱い闘い、やりませんか?」
澄川「やりましょう」
朝陽「ということで……どうすればいいんでしょうか?(笑)」

※MARU&轟がリングに入ってくる

MARU「ちょぉ~っと待ったぁ~!」
朝陽「あっ、プレゼントならいりませんので……」
MARU「いや、プレゼントじゃねーから!朝陽、お前に、いい報せがある。10月25日、蛇道衆プロデュース公演で、移籍記念としてお前をブッキングしてやる!それで、会場はお前のふるさと・アイスリボン道場だっ!」
轟「凱旋おめでとぉ~!お前のホーム……いや?アウェイか?ブルドーザー轟が相手してやるよ!」
朝陽「組もうよ~」
轟「組もうよじゃねーよ!対戦しようって言ってんだよ!」
朝陽「ママ~」
轟「ママじゃねーんだよッ!やろーぜ!」
(※朝陽が対戦を承諾)

MARU「ありがとう。それで、青野未来。その蛇道衆プロデュース記念公演で、メインで、シングルで、対戦してみない?(※青野が他人事のように「誰と?」と言いたげな仕草)いやいや、私が喋ってんだよね?!あたしだよね?!私と!昔あたしはベルトを獲りすぎて、今お前が持ってるベルトには興味がない。だがしかし!王者・青野未来にはメチャクチャ興味がある!是非、シングルで、メインでよろしくお願いします!」
青野「MARUさん、私、やりたかったんですよ。無敗のMARUさんと。でももう無敗じゃないですよね?無敗のMARUさんとやりたかった!」
MARU「……無敗、無敗、無敗じゃなくなったけど……うっ……そんな弱くないぞ、私は!」
青野「分かりました。蛇道衆の記念すべき第1回の大会で、メインに選んでいただきありがとうございます。よろしくお願いします!」

(※青野が握手を求めると、MARUが応じるフリをしながら手に噛みつき、「よろしくお願いしま~す」と言い残して去っていく)

<試合後コメント>

てっぺん☆
――完全移籍第一戦ということでしたが

松井「ようこそ」
朝陽「ありがとう」
松井「待ってました」
朝陽「いやあ本当自分自身、本当は、まあアイスに戻るっていう選択肢は元々無かったんですけど、『もうこの業界を離れようかな』とか、『アクトレスで続けることが正しいのかな』っていうのが全然答えが見つからなかったんですけど、とりあえず続けてみようって、支えてくれる仲間も今はいるので、前を向いて、やりたいなと思っております。はい」

――今日の試合は気持ちが違うものがありましたか。
朝陽「そうですね、もちろん所属になって初試合っていうのもあるんですけど、対角に未来ちゃんがいることでより気持ちを鼓舞させてもらって、自分の中で、目標はもちろんピラミッド崩すことがあるんですけど、夢を作りたいなって思って。今日試合をしてみて、終えてみて、なんかアクトレスに必要不可欠な存在になりたいなと思います。それはもちろん朝陽を応援してくださる方が、自分の存在価値を決めてくれると思うので、私はそういうお客さんに届けていきたいです。はい」

――試合を終えて、自分からの対戦アピールとしては澄川選手を指名しましたが
朝陽「そうですね、あのユニットトーナメントで決勝戦でポイントマッチだったんですけど負けていて、ちょっとすごい不甲斐なさが、際立って悔しかったんで、ちょっとまたリベンジができたらいいかなと、思って。まあ一旦ここのタッグ(※朝陽・松井)っていう感じなんですけど、はい」

――相手のパートナーは誰でも良いか
朝陽「そうですね。ロイヤルだったら誰でも。ですね」

――轟さんから対戦も要求されましたが
(松井、思わず吹き出す)
朝陽「あははは(笑)、そうですね、思い出した。そう、ね、なんか私・・・」

――轟さんとシングルということなのか
朝陽「いや、ちょ、どうなんですかね、まだ詳細というか、うん。決まってないんですよ。まあシングルはシングルでちょっと厄介だから、私は組みたいなっていう気持ちが多いです。はい」

――場所も指定で発表され、相手は『やりにくいだろう』と思っていると思うが
朝陽「まあでも、会場がっていうだけなんで。特に気にしないです。まあアイスのリングでアクトレスとして試合をするっていうのはなかなかエモいかなと思います」

――どういう気持ちになりそうか。凱旋という気持ちか、乗り込むという気持ちか
朝陽「ある程度忘れようとしてるので、アイスであったことが。アイスで"朝陽時代"っていうものが作れなかったから、アクトレスで作りたいという気持ちがあるので、場所はどこでも何でもいいです。でもアイス道場ね、あの、安いんで(笑)」
松井「あははは(笑)」
朝陽「多分やりやすいと思います、プロデュース興行的にはね、はい」

――道場には知ってる人なんかもいるかと思うが
朝陽「気にせず、適当に挨拶して終わりたいと思います」
松井「リアルだな(笑)」

――松井選手から見た今日の試合は
松井「どうなんでしょう、でもすごくアクトレスガールズだなってずっと思ってたから」
朝陽「あはははは(笑)」
松井「なんだろう、馴染んでた」
朝陽「本当?あはははは(笑)」
松井「から、なんかそんな変わるのかな。でも正式発表したことで、やっぱどれだけ歓迎されてるかっていうことは、ちょっとやっぱ会場にいるお客さんが一番伝えてくれたと思うので、まあ、これからもよろしくと」
朝陽「よろしく」
松井「うふふふ」
朝陽「はい」
松井「そんな感じです」

第5試合


 試合前にupdate+が握手を求めるも、ビーリベは無視。
 CHIAKIと水嶋の対面でゴングが鳴ると、ロックアップからCHIAKIがじっくりとしたヘッドロックで絞り上げる。水嶋もなんとかヘッドロックで切り返してドロップキックをヒットさせるも、CHIAKIは倒れずストンピング連打。水嶋をロープにくくりつけ、入江と2人で「オラッ!BE∀STZ REBELLIONだ!」と顔面を踏みつけ、フルメンバーで記念撮影。さらに串刺しスピアーを見舞って入江にタッチ。
 入江は嗜虐的な笑みを浮かべながら水嶋の背中を踏みつけていくが、水嶋が奮起してエルボー連打。入江は涼しい表情で耐えきり、ヘアホイップから串刺しドロップキック。

 代わるCHIAKIが顔面ウォッシュを叩き込み、髪を掴んでリング内を引き回してからのサーフボードストレッチ。水嶋が巻き投げで切り返すも、CHIAKIが即座に顔面への低空ドロップキック。CHIAKIがボディスラムから体固めも、水嶋がブリッジで抜けてロープに飛びドロップキック。未依にタッチ。


 未依はくまちゃんでCHIAKIを乱打。くまちゃんの内蔵が飛び散る中、CHIAKIにくまちゃんを投げ渡しつつくまちゃんごとドロップキックで貫く。さらに、「アップデ~トっ!プラスッ!」と叫びながら水嶋と2人でクロスチョップの編隊飛行を決め、クロスボディを発射も、CHIAKIがキャッチしてボディスラムから側転式ダブルニードロップ。さらにアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げるも、水嶋が必死のカット。CHIAKIが入江にタッチ。
 入江は未依をドロップキックで吹き飛ばし、未依のスピンキックをかわしてスタナー。ロープに飛ぶが、未依がクロスボディで切り返し、スリングブレイドで追撃。水嶋にタッチ。
 水嶋は未依と2人で入江をロープに振ってダブルのドロップキック。さらに水嶋が額を相手の背中に付ける急角度鎌固めで痛めつけ、キルスイッチを狙うも入江が振り払って顔面にビッグブート。さらに腰投げでテイクダウンを取りつつ足を取って逆エビ固めへ。水嶋は苦戦しつつもなんとかロープへ。入江がロープに飛んで貫通ビッグブートで追撃し、コーナーに振っていくが水嶋がブーメランアタックで迎撃。さらに水嶋がキルスイッチからロープに飛んで側転式スクールボーイ。さらにロープに飛ぶも、入江がランニングネックブリーカードロップで迎撃し、変形の逆逆エビ固め。さらに顔面へのビッグブートを叩き込み、両者タッチ。
 未依とCHIAKIの対面となり、CHIAKIがエルボー連打からのドロップキックで優勢に。十字ロープワークで翻弄する未依だったが、CHIAKIが的確に補足してキャッチし、変形の無双で叩きつけてからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。入江にタッチ。
 入江は未依のビンタをかわしてスタナーを見舞うが、静かにキレて真顔になった未依が強烈なエルボー連打。さらにクロスアーム式ネックブリーカードロップからロープに飛ぶが、入江がキャッチして河津掛けからお主の耳にドロップキック。入江が足を固めながらの極楽固めを狙うが、水嶋がカット。

 update+のスピーディな連携攻撃が決まり2人がロープに飛ぶと、CHIAKIが飛び込んできて2人に同時にスピアー。入江が未依をフロントネックロックで絞め落とそうとすると水嶋が必死のカット。CHIAKIが水嶋を排除し2人で合体バックドロップ。しかし、水嶋もCHIAKIを踏み台に飛翔して入江にフットスタンプを見舞い、2人に同時に鎌固めをかけるアシスト。
 未依と水嶋が対角線のコーナーへと上がっていき。同時に飛んでダイビング・クロスボディの編隊飛行。CHIAKIが水嶋にアルゼンチン・バックブリーカーからトーチャーラックボムを見舞うと、未依がCHIAKIにフルネルソンバスターを見舞って排除。


 入江と未依の一騎打ちとなり、壮絶なエルボー合戦へ。未依がスピンキックを決め、後頭部への踵落としからくまちゃんチョココロネ。これを入江がひっくり返してカバーし、起き上がり際にビッグブート。入江が北海どーんを狙うも、未依が全力で抵抗。ならばと入江は力づくでぶっこ抜き、新技のTeardrop Angel(※ティアドロップ・エンジェル=変形オリンピックスラム)で叩きつけて3カウントを奪った。

入江「メイン!勝ちました!次はいよいよ、9月17日、大阪。タイトルマッチです。未来さん!(青野がリングサイドに現れる)ビーリベのリーダーが2連敗は許されないんですよ。だから次の大阪、私が未来さんから直接勝って、大阪の主役は私がいただきます!皆さん、未来さんの最後のベルト姿、そして私の初めてのベルト姿、是非皆さん見届けに来てください!未来さん、よろしくお願いします」
青野「よろしく」(※とベルトを掲げて見せて去っていく)

入江「はい!じゃ、締めます!今日参戦した皆さん、(リングに)上ってください。じゃあ締めます!強く、優しく、あなたに一生懸命!アクトレスガールズ!」

<試合後コメント>

入江彩乃
――タイトル前哨戦、勝利という形になりましたが
「なんか、自分自身今まで、こう団体の象徴というベルトに挑戦させてもらうっていう機会とは、なんて言うんですかねもう蚊帳の外って言ったら良いんですか。そういう、自分が立ち位置だったので、多分もうずっと見てる人はもう、『あの入江彩乃が、団体のベルト戦に挑戦する』っていうだけで多分感慨深いものが多分あって。自分の中でもやっぱり新体制になって、先輩になって、リーダーになって、とかいろいろ背負わなきゃいけないものができた分なんかやっぱりもう1個上になって頑張っていかなきゃいけないなっていうところがすごくあるので。それに差し当たってベルト戦をさせてもらえるっていうのはすごく、なんて言うんですかね、やっぱり全てを背負ってやらなきゃいけないなっていう部分があって、今まで以上に、なんて言うんですかね。その練習だったりとか自宅でのトレーニングだったりっていうのはやっぱり一つも1個上のものをやるようになったりとか、自分の中の意識も全然変わったので、本当にやれて良かった、やれるのはすごい嬉しいなって思うのと、ちょっと今日はあんまりちょっと調子が良くなかったので、これを大阪までに全部整えてベルト戦は、燃え尽きるぐらい頑張りたいなって思います」

――新体制になったことはもちろん、ビーリベのリーダーとなったことが大きいということか
「そうですね、今まではこう、やっぱり誰かに付いていく自分っていうのが、自分の中でもすごくしっくりきていた部分もあったりとかしていて。やはりどこかで"後輩入江彩乃"がすごい自分の中にすごい深く根付いていた部分もあって。でもそれが大先輩である惡斗さんのリーダーをしなきゃいけない自分、っていう部分ではやっぱり何かそれをするにあたって、真っ当なものを何か自分が身につけなきゃいけないなっていう部分があるのですごくリーダーになったところの意識はすごく自分は大きいですね」

――タイトルマッチ、『こうやって勝つ』という思いがあれば
「やっぱりポイントマッチっていう部分があって、自分で頑張れる部分っていうのと自分じゃ頑張れない部分っていうのが、結構多くあると思うので。何ですかね、すごい私のことを応援してくれる人がすごく本当になんか団結して頑張ってくださってるっていうのが私にもひしひし伝わってて、周りにもすごく周りからも声をいただいたりとか。『頑張ってるね、お客さんも頑張ってるね』っていうの聞くので、私はやっぱりお客さんとの絆と、絆があれば私は頑張れるタイプなので、そのお客さんの力を借りて、私は自分でできることを頑張って、っていう形で、絆で戦えたらなとは思います」

――後楽園で挑戦して以降、お客さんからチケット売上や物販で押し上げようっていうところがあってか
「そうですね、何かいつもは1枚2枚の人がすごい何枚も買ってくださったりとか、みんなが結構買い増ししてくれたりとかチェキを何枚も撮ろうとしてくれたりとか、『チケットこの日予約できそうだから予約するね』とか、『余分に何枚か買うねって』言ってくださる方とかもいたりして。すごいそこの絆は深いなって、私はお客さんとの絆を感じました」

――お客さんに納得のいく試合を見せるにはどの辺が大事になってくるか
「正直、私が一個悩んだ部分では、こんなにお客さんが頑張ってくださってる分、もし私のその負けたとき、私はその何かいろいろで潰れてしまうんじゃないかっていうのは思ったんですけど、お客さんが、『もうそれはいい試合を見るために僕たちが頑張ってるから、そこはもう気にしなくていいよ』って言ってくださってるので、とにかく本当に燃え尽きるじゃないですけど、今まで、何年、5年、6年やってきたもの全てをここにぶつける覚悟で、やれたらと思います」

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