【会見全文】井上貴子35周年記念イベント開催決定!貴子と仲の良いウナギ・サヤカと桃野美桜がメインに参戦!今後のLLPW-Xに関して神取忍が報告
23日、東京・LLPW-Xプロレスバンクにて『井上貴子デビュー35周年記念イベント~ひとしずくの勇気~』に関する記者会見が行われた。
1992年に風間ルミさんや神取忍らが旗揚げした『LLPW』を前進に、2011年に『LLPW-X』に改名し活動を行ってきた同団体。現在は神取忍、井上貴子の2名が所属選手となっている。
井上貴子は1988年に全日本女子プロレスでデビュー。元祖アイドルレスラーとして人気となり、その後2005年にLLPWに入団。今に至るまで現役を続け、現在のアイドル出身レスラーたちに多大な影響を与え続けている。
会見には神取忍と井上貴子が出席し、まずは神取から挨拶。
神取「今回、井上貴子が35周年ということで記者会見を開くんですけども、前回の30周年で『私は大きい大会はもうやらない』と言っていた。そこでまあ気持ちも色々、ポテンシャルが上がっていってるということで、やっぱりやろうということでちょっとバタバタっていう感じでは決まったんですけど、この35周年という中で、井上貴子という選手が、なんだろうな?人ってもうだめだ、だめだ、だめだ、そっからどう起き上がるか。そういったことに関してすごくこう井上貴子はだめだから起き上がる力をすごく持っているので、そういったことも含めてこの35周年というのは、今回井上貴子に関わったゆかりのある選手で固めていけたらいいなと思っています。そういった中で色々なことが、選手プロレスラー含め、応援してくれてる関係者ファンの人たち、そういった方々が『この大会はこういう意味だったんだな』ということが感じられる大会にしていけたらいいなと思っています」
井上「皆さんこんにちは。今日はありがとうございます。さっき神取社長が言ったように、5年前の30周年の時に『もう私が主役の大会はもうないですよ』と言って、その後引退すると思っていたのでそういう発言をしたんですけども、コロナもあったりしまして、そうして試合の数も少なくなっていったりだとかして、あっという間に35周年が来てしまって。同期の井上京子選手が35周年をやるということで、これはやらんきゃいけないなみたいな空気になり(苦笑)それでバタバタ決まった感じなんですけども、他のジャンルの人たちも今年から急にコンサート、ライブ活動なども始まっているので会場がなかなかとれなかったりだとか、そういうこともあり、平日の11月21日ということになりました。昭和で始まってデビューして、平成、そして今令和と時代は変わって、プロレスの形も多少変わってきている中で、私の中で何も変わってないなというのはやはり、毎回毎回の勇気。勇気の積み重ね。ちょっとした勇気を出して、今プロレスだけでなくいろんなことにチャレンジしてきたんですけども、それの35年経った今井上貴子の35周年大会を行いますということです。よろしくお願いします」
神取「それでは対戦カードを発表させていただきます。第一弾ということで、メインイベント、井上貴子&井上京子&桃野美桜vs神取忍&アジャコング&ウナギ・サヤカがメインカードです。随時、カードは発表させていただこうと思うんですけども、今回先程お話した通り、今回の出場選手、そして今回もLLPW特有のいろんなゲストを呼ぶんですけど、それに関してもゆかりのある方も予定です。チケットに関しては近日中に発表致します」
――タイトルのひとしずくの勇気にはどのような意味が込められてるんでしょうか?
井上「さっきも言ったやつで、勇気が、いろんなことに勇気を出して、その勇気の積み重ねで今の自分があるということで、ひとしずくの勇気としました」
――しずくというのは
井上「35周年積み重ねたらバシャバシャになりますね(笑)」
――どういう意図があってこのメンバーに
井上「そうですね、井上京子選手は同期ですし、アジャコング選手に関しても全女の大先輩であるということで、ほんとはね、全女の一緒にやっていた方で固めたいんですけど、そんなにいないじゃないですか?それで、バランスをとるために、アジャコング選手と、神取選手のタッグも見たいし、桃野が貴子さんに憧れて入った子なんで桃野をこっちにいれて、ウナギが結構仲良くしてるので(笑)面白いから、ちょっと使ってみたいなと思った」
――豪華なメンバーですが満足いくカードになりましたか
井上「そうですね」
――どんな姿を35周年で見せたい?
井上「もうね、ほんとに、一生懸命頑張りますっていう感じなんですよ。今、初心に帰るじゃないけどほんとに一生懸命頑張る。頑張れないところがあるので、一生懸命頑張ります」
――プロレス以外の催し物は?歌とか
井上「やったほうがいいかと思って、一応その予定ではあります。歌ったほうがいいですかね?歌のコーナーはあるんですけど、私が歌うかどうかはまだわからない(苦笑)」
――あと5年やれば40周年ですが、40年ていうのは視野に入ってますか?
井上「入ってないです」
神取「わかんないよ(笑)」
井上「絶対いない(笑)今若手が練習していて、もう彼女たちに託します」
神取「30周年もそんなこと言ってたから」
――やっぱり勇気の積み重ねとか、一試合一試合勇気を振り絞らないといけない感じですか?
井上「そうなんですよ。若い時からずっと怖いなという気持ちがいつもあって、そのたびに勇気を出してやってきたけど、やっぱり年齢を重ねていけばいくほど、勇気ってなかなか出せないというか。そういう、元気だったら空元気とかいう言葉ありますけど、空勇気にはならない。ほんと勇気は出したらちゃんとやらなきゃいけないので、そのへんですかね、ちゃんとやります(苦笑)そのためにちゃんと勇気を振り絞って頑張ります」
神取「あと、今回の35周年Tシャツが、本人ではなく紅緒と柊音(貴子の愛犬)」
井上「(立ってTシャツを見せながら)可愛いでしょう?二人組です」
神取「本人じゃないというところがね、いかにもペット好き!っていうのが発売されます」
井上「よろしくお願いします。3色、黒と白と、エメラルドグリーンみたいな色です」
最後に神取から今後のLLPW-Xに関しての報告に。
神取「今後のLLPW-Xについてなんですが、先程貴子の中でも言った通り、コロナがあったりとか、そういった時代の変化もあったり、そういった事も含めて、新人もなかなかうちがとってなかったっていうこと。コロナが開けて、世の中が動き出してうちも動き出しているところもあるんですけど、そういった中で初心に戻らなきゃいけないなというところが、正直あるLLPWとして。そういったことも含めて今、新人をスカウトしたりとか、中学生が来てくれたりとか、そういった形で選手を育てていくというのは当然なんですけども、元々にある社会貢献というのが、プロレスを始めた時に理念があったので、そういった社会貢献っていうものをもう一度見つめ直して、初心に戻って、しっかりそういった社会にどうやって役に立っていけるプロレス団体になっていけるのかというものをもう一度考えて進んでいきたいなと思っています。当然、新人の子たちを含めて、この時代にあった、こないだのスターダムに出たりとかしたんですけど、やっぱりね、時代にあった闘い方、時代にあった形を作っていくというのもこれからの課題なので、そういった事も色々やっていこうかなと思っています」
――社会貢献とは
神取「前やっていたようないじめ撲滅とか障害者支援とか、そういった、あとはこういう、なんだろうな?どうしても社会に馴染んでいけない人たちとか、そういった人たちにどうやって手を差し伸べていくのか、そういったことがこれっていうのじゃなくて、災害があったらボランティアに行くとか、そういうことでいろんな形でやって、その時その時で自分たちでやっていけることをやっていければなと思っています」
――新人がいらっしゃるということですが、35周年のイベントでデビュー戦は
神取「それに向けて今頑張っています。それはもう本人次第だよね!中途半端でやっぱり出したくないし、そこは本人の、今そこに向かって目標があって向かってるわけだし、やっぱり井上貴子の記念のそこでなんとか参加させたいという気持ちは強いし、それは本人次第だよね。そこに向けて頑張っています」
――何名ですか?
神取「秘密(笑)だってさ、これからまたこないだの中学生のようにさ、Youtubeを見て頑張れるっていうこともあるし、またスカウトも行かなきゃいけないし、忙しいんですよ(笑)」
井上貴子デビュー35周年記念イベント『ひとしずくの勇気』
日程:2023年11月21日(火)
会場:TOKYO DOME CITY HALL
開始:19:00
▼メインイベント
井上貴子/井上京子(ディアナ)/桃野美桜(マーベラス)
vs
神取忍/アジャコング(フリー)/ウナギ・サヤカ(フリー)