井上貴子がデビュー35周年記念大会で松本伊代さんと競演!盟友・井上京子は「40周年は私は絶対に無いです!」と全否定

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 21日、東京都・TDCホールにて井上貴子デビュー35周年イベント『ひとしずくの勇気』が開催。井上貴子が記念試合で勝利を飾った。

 井上貴子は1988年に全日本女子プロレスでデビュー。元祖アイドルレスラーとして人気となり、その後2005年にLLPWに入団。今に至るまで現役を続け、現在のアイドル出身レスラーたちに多大な影響を与え続けている。
 1992年に風間ルミさんや神取忍らが旗揚げした『LLPW』を前身に、2011年に『LLPW-X』に改名し活動を行ってきた同団体。所属選手は神取忍、井上貴子の2名だけであったが、今年9月にはかつてアイスリボンでプロレスラーとしても活躍した総合格闘家・NØRIの所属が発表。さらに11月には現役インストラクターで169cmの大型新人キャサリンのデビューが発表された。
 また、大会オープニングではLLPW-Xの練習生として3人が紹介。まだ中学生の「にこ」「わかな」に女子大生の「なつき」の3人がリングに上ってファンにその姿を見せ、今後のLLPW-Xの躍進を予感させた。


 今大会では貴子の35周年を祝うべく多くの大物芸能人からビデオメッセージが寄せられた他、ライブのコーナーでは貴子が『JEWEL』を熱唱。
 さらに寺田恵子(SHOW-YA)さんが登場して『限界LOVERS』を、80年代アイドル衣装に身を包んだ松本伊代さんが『センチメンタル・ジャーニー』を歌い上げるなど会場は大熱狂に包まれた。

 貴子の35周年記念試合は、井上貴子&井上京子&桃野美桜vs神取忍&アジャコング&ウナギ・サヤカの6人タッグマッチ。
 “W井上”として知られる盟友・井上京子に、幼少期から貴子に憧れてプロレスラーになった桃野とのタッグが実現した。


 試合は敵味方が手荒く貴子を祝っていく荒れた展開に始まるも、貴子と組めたことにテンションが暴走気味の桃野が集中攻撃を受ける展開に。神取の脇固めなどで痛めつけられる桃野だったが、憧れの貴子との合体ボディプレスを決めて逆転の狼煙を上げる。
 終盤には貴子が躍動し、アジャに断崖式ディステニーハンマー、神取に裏拳を叩き込んで無双。最後は京子とともにウナギにデンジャラス・ジャッキー(※京子のパワーボム+貴子のダイビング・ネックブリーカー)を決めて3カウントを奪った。

 マイクを取った貴子はリングに集まってきた全選手たち1人1人に御礼の言葉を伝えて周り、1,800人(超満員)が詰めかけた会場を見渡しながら「たくさんの方に来ていただいて本当に嬉しいです。もう少しだけ大好きなプロレスを続けたいなと思います。どうぞ応援よろしくお願いします。来年は神取さんが還暦でございます。なにか絶対にやりますのでどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました~!」と感謝の気持を叫んだ。

 バックステージに戻った貴子は、「皆さん、35年間本当にありが……あっ、なんか引退するみたいになってる(笑)35年間、とりあえず区切りでね?(笑)今年1年間がすごく早くて、京子さんのところの団体のベルトを獲って、ベルトを持っての35周年なので、すごく重たいし、歴史をものすごい感じる日になりました。今回は京子さんのおかげというか、京子さんから『ベルト挑戦しようよ』って言われたときに怪我もしていて自信が無かったので3ヶ月間ビッチリとトレーニングやったんです。ヒザの強化とか中心にやったらちょっと動けるようになって。『これは行けるかも知れない』って思ってベルトに挑戦することを決めて。それで、挑戦したら勝てちゃったからすごい自信になっちゃって。その練習してるところを見てる神取さんが『そんなに出来るんだったら35周年やろうよ。京子さんもいるんだし』ってことで急遽やることになりまして」と大会を振り返る。

 5年後の40周年について問われると、京子は「40周年は私は絶対に無いです!言い切った!(笑)今のうちに応援してください」と食い気味に可能性を否定。
 対する貴子は「何も言わないどくわ。嘘つきになっちゃうから(笑)。35年やってもまだ先輩がいて、後輩もいて。すごくいいところで気持ちよくプロレスをさせてもらっているので、この状況をずっと続けられたらなって。京子さんもいてくれるから、W井上っていうのはすごく大きいので。これは出来る限り続けていきたいと思います」と笑顔を見せた。

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