「アメリカに遊びに行っていたわけじゃない」Sareee&KAIRIの元WWEドリームタッグが快勝し「日本の女子プロレスをもっと輝かせる」

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 4日、東京都・新宿FACEにて『Sareee-ISM ~Chapter II~』が開催。SareeeがKAIRIとの初タッグで快勝した。

 Sareeeはジャガー横田や井上京子が所属するディアナの若きエースとして君臨していた選手であり、24歳という若さでWWE入団が決定。2021年にWWE(NXT)でSarray(サレイ)としてスーパースターデビューを果たした。
 今年3月にWWEとの契約を満了して帰国し、同年5月16日に新宿FACEにて『Sareee-ISM』を開催して日本復帰。ライバルの橋本千紘との大熱戦を展開し、「私が日本の女子プロレス界を変えて見せる」と決意を新たにした。

 第2回目となる今回、Sareeeはパートナーとして同じく元WWEスーパースターのKAIRIを招聘しドリームタッグ【Kareee(カリー)】を結成。
 同期間にWWEに在籍していた2人だが、コロナ禍の混乱もあってリング内外で一度も会うこと無くそれぞれ帰国。日本でのタッグ結成には世界のプロレスファンが注目した。

 この日のメインでKareeeが対峙したのは、彩羽匠&中島安里紗。
 彩羽はSareeeのライバルの1人であり、KAIRIのスターダム時代の後輩。中島もライバルの1人であり、8月25日のSEAdLINNNG後楽園ホール大会では中島の持つSEAdLINNNGのシングル王座にSareeeが挑戦することが決定済み。この前哨戦では中島がSareeeから直接フォールを奪って勝利しており、この日の対戦にも注目が集まっていた。

 前回大会は増席に次ぐ増席で会場にビッシリと席が配置されていたが、今回もチケットは完売し急遽立見席が販売されるなど大盛況。


 そんな熱気あふれる中で迎えたメインイベントでは、王座戦を控えるSareeeと中島が一切の容赦がないバチバチの打撃戦を展開。これを見ていた彩羽が「うわぁ、えっぐぅ……」とドン引きする。
 序盤は劣勢に追い込まれたKareeeだったが、合体マリンスパイクやSareeeの鎌固め+KAIRIの変形イカリの連携サブミッションで巻き返して形成をイーブンに持ち直す。
 終盤にも集中攻撃を受けたSareeeだったが、中島のエルボー+彩羽のハイキックの連打という地獄のサンドイッチ攻撃を耐え抜き、彩羽のハイキックを中島に誤爆させる。
 このチャンスをしっかり活かし、Sareeeが中島に裏投げを、KAIRIが彩羽にカットラスを同時に叩き込む必殺技競演からKAIRIがインセイン・エルボー。最後はSareeeがリストクラッチ裏投げで脳天からぶっ刺して3カウントを奪った。

 試合後中島はSareeeとバチバチの視殺戦を展開し、1人先に荒々しく去る。
 彩羽はKAIRIとの7年ぶりの再会を喜ぶも、「なんか、全く昔の宝城カイリとは違くて……整形しました?ちょっと、アゴがシュっとなったりしてません?」と爆弾をぶっ込んでKAIRIを崩れ落ちさせる天然ぶりを披露。KAIRIは「元々だよ!も・と・も・と!」と言い返したが、舌戦では彩羽の完勝。
 しかし、KAIRIは「今日、この試合勝ったらちょっと伝えたいことがあると決めてました」と重大発表があることを口にして期待を持たせるも、「ここではちょっと言えないけど」と本当に言わずに終わらせるなど、天然ぶりでは彩羽に僅差で勝利した。

 その後、Sareeeは「この女子プロレス界、もっともっともっと輝いていくように、私が輝かせてみせます!これからも皆さん、Sareeeに付いてきてください!」と決意表明を行い、最後は「1!2!3!ダーッ!」で締め。アントニオ猪木さんから受け継いだ闘魂をSareeeファンにも伝えていった。

 バックステージに戻ったSareeeは、KAIRIとの初タッグの感触に手応えを感じつつも次回は一騎打ちを要求。
 これを受けたKAIRIは、「私達も決してアメリカに遊びに行っていたわけじゃなくて、アメリカのプロレスも学びながら、それを今回はお互いが日本のプロレスを愛してるから、それを取り入れながら。今日の試合は特に、“日本の女子”って感じの試合で。私も今日は自分エルボーしなかったけど、打ち合いやりたいって思った。闘うときはバチバチにやりましょ?」と笑顔でこれを承諾した。

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