京王百貨店で『燃える闘魂・アントニオ猪木展』が開催!除幕式に参加の藤波辰爾が「猪木ロスが続く皆さんにどっぷりと猪木さんに浸ってもらいたい」

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 2日、東京都・新宿駅の京王百貨店にて8月3~15日に開催される『燃える闘魂・アントニオ猪木展』の除幕式が行われた。

 今イベントは、生誕80周年を迎えるアントニオ猪木さんの足跡をたどる展示会。
 今展示会を手掛ける株式会社猪木元気工場は、アントニオ猪木が築き上げた功績を幅広く後世に継承していくことを社是とする会社として誕生。IGF(INOKI GENKI FACTORY)の略称でも知られる。

 猪木展では、若かりし頃から晩年までの写真展示で氏の半生を追体験出来る他、猪木さんが引退時に着用したガウンとモハメド・アリ氏のガウンが初めて同じ場に並ぶ。さらに猪木さんがトレーニングに用いて世界中に持って行っていた“闘魂棒”が実際に触れられる形で展示されたり、猪木夫妻がモハメド・アリ氏の結婚式に招かれた際に受け取った直筆のお礼の手紙が初公開されたりと見どころ満載。
 今回の展示会を成功させ、『超猪木展』『シン猪木展』と続けて全国を回っていきたいというビジョンがあると主催者は語る。

 開催を翌日に控え、この日はプレオープンイベントが実施。
 京王プラザホテルでアリ猪木戦の記者会見が行われたり、招聘されてきた外国人選手が定宿にしていたりと京王グループと猪木さんは昔から縁が深い。京王百貨店でプロレス関連のイベントが開かれるのは初めてとのことだが、来年の世界格闘技の日(アリ猪木戦が行われた6月26日)近辺で『大猪木展』を開催する企画が立ち上がるなど、再び縁が生まれた様子だ。

 株式会社京王百貨店の取締役であり新宿店副店長の鈴木隆宏さん立ち会いのもと、猪木さんの一番弟子である藤波辰爾、生前に猪木さんから闘魂を伝承した女子プロレスラーのSareee、猪木さんのモノマネ芸人として長いキャリアを持つアントニオ小猪木&アントキの猪木が猪木像の除幕式を行った。


 猪木展を見て回った藤波は、「猪木さんが亡くなって間がないけど、みなさんの中で猪木ロスがまだこのまま続いてると思います。どっぷりと猪木さんに浸ってもらいたいと思います。僕だけじゃないんじゃないかな。みんなやっぱどっかに猪木さんがいるんじゃないかなと思うんだよね」と思いを語る。
 そして、写真展示を見ながら「まだ僕が猪木さんのカバン持ちしてる頃の時代のもありましたけどね、あれがまだね僕が入門して2ヶ月目くらいの写真でねえ。あの頃から猪木さんのさり気ない表情とかね。中には怖い写真もあってね。ちょうど新日本プロレスを旗揚げする前後が一番怖かったねえ(笑)」と約50年前の記憶を噛み締めていた。

 その後、藤波らは改めて展示会を見て回り、馴染みの記者らと思い出話に花を咲かせる。藤波が闘魂棒を用いてSareeeを鍛える場面もあり、藤波が受け継いだ闘魂がさらにSareeeへと受け継がれた。

 また、京王百貨店の鈴木取締役は、「猪木さんが現役のときに僕たちがいただいた元気を若い人たちに与えることが出来たら、というのが今回の趣旨です。私も中学生くらいのときに猪木さんのマイクアピールだとか闘う姿を見て勉強や仕事と闘っていこうという心をもらいましたから。猪木さんが一番輝いていた時期の姿や思い出の品を見てもらうことで猪木さんを感じて欲しいと思います。IGFの方に聞いたら、まだまだお宝はあるそうなので、それは来年に取っておきたいと思います(笑)今プロレスから離れているというファンの方もこの猪木展を見に来ていただいたことをキッカケにプロレス熱が再燃するようなことがあればいいと思いますし、僕らみたいな昔夢中になって見ていた世代があの頃の気持ちを思い出して元気を出していただけたらと思います」と熱い想いを語った。

 猪木さんを通じて出来た人と人との縁はこのようにして続いていき、猪木さんを知る世代が若い世代に“闘魂”を語り継いで行くことで猪木さんは皆の心にいつまでも生き続けていくだろう。

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