夢闘派プロレス設立15周年記念大会のメインは新井健一郎vs政宗の覇王争奪戦!いぶし銀から若手まで最高の選手たちが“プロ・レスリング”の集大成を見せる!
「プロレスとは闘いであり、その闘いこそが極上のエンターテイメントである」をモットーとし、プロレス道を追求する夢闘派プロレスが設立して15年という節目を迎えた。
そこで、設立15周年を記念した大会を行い、これまで夢闘派が培ってきたプロ・レスリングの集大成を見せる事となった。
特に今大会はカードも厳選し、第0試合からメインまで全てシングルマッチという注目カードで構成されている。
▼第0試合 レッスル夢ファクトリーメモリアルマッチ 10分1本勝負
怨霊
vs
ザ・ウルフ
1990年代後半、弱小の中の弱小と呼ばれつつもカルト的な人気だったレッスル夢ファクトリー。その中でも1.2を争う人気選手だったザ・ウルフ。
昨年、博多でレスラー復帰を果たしたザ・ウルフが復帰第二戦として選んだのが今大会、そしてその相手は夢ファクの中でも人気№1だった怨霊。
このカードが発表された時、ネットは大反響。かつて夢ファクの闘いに夢中になったファンからは「夢の続きが令和で見られる」という反応が見られた。
が、今のウルフはかつてのウルフではない。
宮戸優光率いるスネークピットジャパンで修業をし、出場したアマレス大会では上位成績を収めるというグラウンドの猛者なのである。
対して、怨霊もかつてのキャラクター重視の選手ではなく、従来のレスリングテクニックに加え、インサイドワークを駆使した試合運びには定評がある。
若手時代、夢のマットでしのぎを削った両者が令和の時代に再び相まみえる。
それは回顧録になるのか、はたまた新たなステージに突入するのか?
それは二人の闘いによって決まる。
▼第1試合 オープニングマッチ 10分1本勝負
香取貴大
vs
川島真織
夢闘派プロレス15周年の口火を切る若い二人の闘いは、夢闘派の歴史の中でも”異色な対決”と言える。。
香取はかつて夢闘派のリングに何度か登場するも現在のキャラクターでは初参戦。
独特な雰囲気をまとった現在のファイトスタイルはまさに予測不能。とにかくどのタイミングでどこから攻撃を仕掛けてくるかわからないので、対戦相手は瞬時の判断を迫られる。
最近ではレギュラー参戦しているフリーダムスや主戦場のイーグルプロレスでも頭角を現している次世代のエース候補だ。
対する川島は夢闘派初登場。
同じく、その風貌は登場するだけで会場の雰囲気を一変させるほどのインパクトを持つ。しかしそのファイトスタイルは本格志向で、やられたらやり返す一歩も引かない闘いぶりは相当なもの。
主戦場であるシークレットベースにおいても上位陣を脅かす存在になりつつあり、今最も注目すべき若手選手の一人である。
お互いに個性の強いキャラクターではあるが、しっかりとした実力を備えており、好勝負は必至。さらに年齢が近い事もあってお互い負けられない状況にある。
2.3年後にはもっと大きな会場で行われるであろう両者の対決、その貴重な第一歩となるのがこの試合なのである。
▼第2試合 覇王争奪戦次期挑戦者決定戦 30分1本勝負
定アキラ(ファン投票第2位)
vs
スーパークラフターU(ファン投票第4位)
昨年7月に行われた挑戦者決定ファン投票、その上位2名によるシングルマッチ。そしてこの試合は次期挑戦者決定戦として行われ、勝者はこの日のメインである新井健一郎と政宗の覇王戦の勝者と次回大会で闘う事が決定している。
ファン投票第2位の定アキラは今若手選手の中でも勢いのある存在。HEAT-UPでは外敵ユニット”NOROSHI”のリーダーとしてチームを率いながら、その確かな実力で猛威を振るっている。
世代交代を狙う定アキラとすれば、ここで一気に覇王のフラッグを勝ち取り時計の針を一気に進めたいところだ。
それに対してスーパークラフターUは知る人ぞ知る無名ながらも確かな実力者。前回初登場にも関わらず、その衝撃的な闘いぶりでファンの心を鷲掴みし、ファン投票4位という票数を勝ち取った。
受けた者の呼吸をしばらく困難にさせる重厚な蹴りに加え、総合格闘技仕込みのでサブミッション、さらにはその巨体から繰り出すドロップキック等、まさにつけ入る隙のない殺戮マシーンと言える存在である。
いずれが勝ち上がってもまさに”最強の挑戦者”であり、この後闘う新井、政宗両者にとっても厄介な存在になるのは間違いない。
▼特別試合 佐藤泰レスラー生活40周年記念試合 30分1本勝負
佐藤泰
vs
GENTARO
佐藤泰レスラー生活40周年のラストを飾るのはレスリングマスターことGENTAROとのシングルマッチ。
実はこのカードは一度他団体で決まりかけたが、コロナ禍の影響でカード自体がなくなってしまった経緯がある。
今回のカードが正式決定した時、GENTARO、佐藤の両方からお礼の連絡が来たという。
まさに観客だけでなく、選手にとっても”待望のシングルマッチ”が実現したと言っていいだろう。
両者ともハイレベルなグラウンドテクニックを擁し、なおかつ相手の動きに素早く反応しながら技の切り返しを得意とする。さらには無尽蔵のスタミナを誇り、長時間の闘いも得意とする。
この試合はまさに言葉では言い表せない位の凄まじい腹の探り合いと頭脳戦、さらには磨き上げた技術がリング上で繰り広げられる、心・技・体をフルに使ったまさに”プロレストライアスロン”
夢闘派が目指す”プロ・レスリング”の一つの完成形であり、この試合が今後の夢闘派における基準になるのはほぼ間違いない。
“夢闘派のACE”と”誰もが認めるレスリングマスター”による極上のプロ・レスリング対決を是非ご堪能あれ。
▼セミファイナル シングルマッチ 20分1本勝負
大和ヒロシ
vs
高杉祐希
当初参戦予定だった山田太郎の負傷欠場により大和ヒロシが緊急参戦、高杉祐希とのシングルマッチが決定した。
高杉は偉大なるレジェンド高杉正彦のジュニアとして知られているが、恵まれた体格を持ちつつも、その性格上一歩退くところがあり、なかなか殻を破れないのが現状である。
そこで今回高杉の相手に選ばれたのが”ミスターオールマイティ”こと大和ヒロシである。
大和はとにかくシリアスモードからコミカルモードまで何でもこなす”完全無欠のエンターテイナー”で、その技のキレも超一流だ。
前回の夢闘派参戦では容赦ない攻撃で相手に反撃の余裕も与えず、短時間で勝利を奪っており、今回もガチガチの王道モードで夢闘派のリングに乗り込んでくる。
本来この試合で高杉と闘う予定だった山田はこの試合を「面白くなるかどうかは高杉の頑張り次第」と冷静に分析しており、高杉としてはこの試合で大和から勝利を奪い”レジェンドのジュニア”というイメージから脱却したいところである。
しかし大和もこの勝利を手土産にして覇王争奪戦に乗り込もうとしている為、ここで負ける訳にはいかない。
ひとつだけ言い切れるのは、この試合は高杉にとって試練の一戦となる事。それだけは間違いない。
▼メインイベント 覇王争奪戦 30分1本勝負
【覇王】新井健一郎
vs
【挑戦者】政宗
“夢闘派プロレスの最強”を決める覇王争奪戦、今回は現覇王の新井健一郎にファン投票で選出された政宗が挑む夢の対決となった。
このカードが発表された時の反響は凄まじく、「この結末は全く想像できない。この試合だけは見逃せない」という書き込みが相次ぎ、その注目度の高さがうかがえる。
前回大会で業師山田太郎を破って二代目覇王となった新井は誰もが認める試合巧者。相手の得意分野に入り込んで試合をするも、決して自分のペースは崩さない。特に試合に集中できる夢闘派のリングでは相手の先の先を読みながら闘いを進める為、攻略をするのが難しい選手といえる。
だが、今回の挑戦者である政宗もまた試合巧者の一人で、新井と同じく府相手の先の先を読みながら、アマレス仕込みのグラウンドテクニックを駆使して勝利をつかみ取る、まさに似たようなタイプ。
つまりこの試合は序盤から腹の探り合いからどちらが自分のペースに持ち込めるかが最大のポイントになる。
そして双方とも技の切り返しのうまさは折り紙付き、まさに”プロレスの教科書”があるとすれば確実にそのひとつに選ばれるのがこの闘いと言える。
いずれが勝っても誰も異論が出ない、まさに選手権試合に相応しい闘いになるだろう。
『夢闘派プロレス 設立15周年記念大会』
日程:2022年3月19日(土)
開始:11:45
会場:高島平区民館