DDTがのぞみ車両の東京~名古屋間で史上初の“新幹線プロレス”を開催!高木三四郎「新幹線プロレスならば、リベンジできる」、鈴木みのる「1分でいい。小田原を通過する手前には終わってる」

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 DDTプロレスが8月1日、東京・渋谷区のAbemaTowersで記者会見を開き、9月18日の「のぞみ371号」(東京午後1時9分発、名古屋同2時45分着)の車両内で史上初の「新幹線プロレス」を開催することを発表した。同大会では高木三四郎と“プロレス王”鈴木みのるがシングルマッチを行う。

 これまで同団体では銚子鉄道、千葉都市モノレール、小湊鉄道で列車プロレスを実施してきたが、今回は世界に名をとどろかす高速鉄道の新幹線車内でプロレスの試合を行う。当日は「のぞみ371号」の車両を一両貸し切り、75席限定で観戦も可能で、10席限定でプレミアムシートも販売される。

 高木は「日本いや世界でも初めての高速鉄道内での新幹線プロレスを開催することになりました。昨年末に新幹線車両の貸し出しを行うというニュースを見まして。ここでプロレスができないかと、JTBさん経由でJR東海さんと協議を重ねてまいりました。ハードルは高いだろうなとは思っていまして。かなり協議を重ねたんですけど、いろんな制約だったり、プロレスに対する理解とか説明をしているうちにご理解いただきまして、無事に新幹線プロレスを行う運びになりました。ご理解をいただいたJTBさんとJR東海さんには本当に感謝したいと思っています」と経緯を説明。

 そして、「鈴木みのる選手を対戦相手に指名したのは、2012年(8月18日)に日本武道館、2017年(6月1日)に東京ドーム(路上プロレス)で、シングルマッチを行って、いずれも負けております。なんとかリベンジを果たしたいと思ってまして。普通の場でリベンジするのではなく、世界でも名が知られている、世界初の高速鉄道である新幹線プロレスならば、リベンジできるんじゃないかと思いました。6年ぶりのシングルマッチで、必ず新幹線プロレスで鈴木みのる選手に勝ちたいと思ってます」と意気込んだ。

 かたや、鈴木は「この話を最初に聞いたとき、新幹線だろうが何だろうが、戦う場所を俺は選ばないので、やってやろうじゃないかと思ってたんですが…。新幹線の最高速度は285キロ? 俺が115キロのパンチを打てば、合計400キロの速度のパンチが高木三四郎に当たると考えたとき、“なんて面白い話なんだ”と思って。これはやるしかないなと。戦う場所については、1メートル四方あれば相手を倒すことができる。1メートル四方あるのか? 70センチ四方でもいい。50センチ四方でもいい。50センチ四方あれば高木三四郎をギッタンギッタンにしてやることができる」とニヤリ。続けて、「大体リベンジとか偉そうなこと言っているけど、高木三四郎が何をもってしても、この俺を倒すことはできない。新幹線と俺の力を足したパンチを食って、オマエは名古屋に着く前に沈む」と不敵に語った。


 ここで、司会進行の加藤憲リングアナが「新幹線車内という特有の環境である以上、ルールがとても制限された厳しい戦いとなります。新幹線の安全な運行、利用客の快適な乗車を確保するため、以下のような制限が加えられております…」と詳細の説明を始めると、鈴木が「聞いてねぇぞ。どうなってんだ、DDT」と怒り出し、高木がなだめる。加藤リングアナは「試合は特定の車両内のみで行われ、乗客の安全や車両の損傷を防ぐため、試合エリアは厳密に制限されます。スペースの制限や安全確保の観点から、一部技の使用が制限されることがあります。乗客の安全と快適な乗車を優先するため、試合中に乗客への影響を最小限に抑えるよう配慮を求められております」と細かい制限を読み上げた。

 これを効いた高木は「細かく詰めないとダメじゃないかと思う」として、ルールミーティングの開催を提案。鈴木も同意し、8月30日に実施される見込みとなった。

 ここで、鈴木が「シウマイ弁当は持って入っていいのか? トランプはいいのか? 新幹線で名古屋まで行くとしたら、シウマイ弁当とトランプは基本だろ」と言い出すと、その辺も細かくはルールミーティングで決められるもよう。

 高木が「自分は制約されたなかでの戦いは得意ですから」と言うと、鈴木は「何言ってんだ。制約に制約を重ねたルールがパンクラスルールじゃねぇか。今年30周年を迎えるパンクラスのおおもとをつくったのは誰だよ?」と返し、高木は絶句。

 質疑応答に入り、「約1時間半の時間をどう使うか?」と問われると、鈴木は「そんなもん最初の1分でいいだろ。新幹線が小田原を通過する手前くらいにはもう終わってるよ。だから、シウマイ弁当、トランプはいいのかと。ツアー客と遊ぶんだ。あと冷凍ミカン。新幹線のワゴン販売のアイスクリーム、好きなんだよ。あれも食べなきゃ」と余裕を見せた。

 さらに、鈴木は「DDT、サイバーエージェント。覚悟してほしいのは、鈴木みのるを使うということは世界中の津々浦々まで、このニュースが届くってことだぞ。すごいことが起きるぞ」と言い切った。

 詳細なルールは後日のミーティングで決められるが、基本線は3カウント、ギブアップ、KOありのエニウェアフォールマッチとなる。

 果たして、前代未聞の新幹線プロレスで高木と鈴木がどんな戦いを繰り広げるのか予測不能で注目が集まる。

 なお、鈴木はそのまま名古屋に残り、同日の名古屋国際会議場イベントホール大会に参戦することも決まった。

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