【会見全文】Sareee-ISMでSareee&KAIRIが元WWEタッグを結成し彩羽匠&中島安里紗と激突へ!シングル派のSareeeへKAIRIが「タッグマッチの面白さを私が教えてあげる」

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 19日、東京都・猪木元気工場にて、8月4日に新宿FACEで開催される『Sareee-ISM ~Chapter II~』の開催発表&カード発表記者会見が行われた。

 Sareeeはジャガー横田や井上京子が所属するディアナの若きエースとして君臨していた選手であり、24歳という若さでWWE入団が決定。2021年にWWE(NXT)でSarray(サレイ)としてスーパースターデビューを果たした。
 今年3月にWWEとの契約を満了して帰国し、同年5月16日に新宿FACEにて『Sareee-ISM』を開催して日本復帰。ライバルの橋本千紘との大熱戦を展開し、「私が日本の女子プロレス界を変えて見せる」と決意を新たにした。

 まずは大会概要および全4試合の対戦カードが発表。Sareeeのタッグパートナーが“X”とされた状態でSareeeが挨拶。


Sareee
「皆さんこんにちは、Sareeeです!本日は記者会見に来ていただき本当にありがとうございます。Sareee-ISM Chapter Iは本当に大盛況ということで、本当に皆さんありがとうございました。そして、5月にSareee-ISM Chapter Iを終えて、なんと!8月4日にSareee-ISM Chapter IIを開催させていただくことが決定致しました!ちょっとこのChapter IIがなぜ今回行われるかっていうのはまた後ほどお話させていただきたいなと思います。
 そして、Chapter IIの全対戦カードが今発表されたんですけど、私のやりたい、見たい、気になる選手が詰まった、またChapter Iとはまた違う対戦カードを組めたんではないかなと思っております。メインイベントでは、スペシャルドリームタッグマッチ、Sareee&Xvs中島安里紗&彩羽匠というカードが決定したんですけども、ちょっとXに関しては今日来ていただいているので後ほどお話出来ればと思います。相手にいる彩羽匠選手は、私が本当にずっと私のライバルとして対角に立ってくれていますし、アメリカに行っている間にも、とても毎回毎回刺激をもらっていて、絶対負けたくないって思うライバル。彩羽匠選手と対戦したいなと思い、今回オファーをさせていただきました。この闘いが本当に楽しみです。そして、中島安里紗選手なんですけど、前回もSareee-ISMに参戦していただいて、ここでもバチバチの闘いを見せていただいたんですけど、こないだ中島選手が私の名前を出したってことで、ちょっとどなたか知っていますか?なんて言ってたか、ちょっと届いて無くて。教えてもらっていいですか?」

――『Sareee選手が闘いとか強さを見せたいのであれば私は避けて通れないのが私ではないか』という旨のことを言っていた
Sareee「なるほど。なんか、『気になるなら来い』的な感じですかね?中島安里紗選手と私は闘いたいなとずっと思ってて、Chapter Iもオファーさせていただいて、今回も対戦相手にいるってことは、中島安里紗と試合がしたいと、ただ純粋に思ってオファーさせていただいたんですけど、中島選手も私と闘いたいって思ってるんだったら、お互いが今闘いたいと思っている相手同士だと思うので、これは本当に楽しみだなと思います。SEAdLINNNGが6月28日に新宿FACEで、中島選手がタイトルマッチがあるみたいなんですけど、中島選手はSEAdLINNNGのチャンピオンで、そのベルトのことを強さの象徴であると本人は言っているので、それを『気になるなら見に来い』ということなので、私はどんな相手だろうが、どんな団体だろうが、自分と闘いたいと思ってくれる選手がいるならば、闘いたいと常に思っていますし、その信念は曲げたくないので、是非6月28日のSEAdLINNNG新宿FACE大会には、中島選手の言う強さの象徴のタイトルマッチ、見に行かせていただきたいと思います」


 ここで、SareeeがXを会場に呼び込む。革ジャンで顔を隠しながら出てきたXが素顔を明かすと、なんとその正体は元WWEのKAIRIであったことが判明。

KAIRI「世界を旅する海賊王女、KAIRIです!本日は暑い中こんなにたくさんお集まりいただきありがとうございます。すごいねー。ありがたいですねー」
Sareee「はいっ!」
KAIRI「今回Sareee選手が、Sareee-ISM IIを開催されるということで、メインイベントのタッグパートナーとしてオファーをいただきました。最初、オファーをいただいたときは本当に驚きもありましたし、嬉しい気持ちも、色んな気持ちがありました。実は、Sareee選手とはこれまで一度も対戦したことも、組んだこともございません。WWE、私もSareeeさんも行っていたんですが、ちょうどコロナ禍でもありまして、私はSareee選手が来るって聞いてすごく楽しみにアメリカで待っていたんですけど、コロナの影響もあり、会えなかったんですよね~」
Sareee「そうですねえ、はい……」
KAIRI「アメリカでも一度も会えなかった。そして、いつか絡みたいなと思っていたときにこうしてオファーをいただき、受けようと思いました。なぜかと言うとですね、私はやっぱり挑戦する人が大好きです。Sareeeちゃんは、何歳で?」
Sareee「24で行きました」
KAIRI「24歳で1人で渡米して。いや、私も行ってたからすごく分かるんですけど、本当に試合以外のことでまず生活に慣れるのはもちろん、人間関係づくり、今までプロレスで、日本で築き上げてきたものすべてを捨てて、どうなるか分からない覚悟で行く勇気。その挑戦する勇気、私は本当に尊敬します。そして、こうして1人で興行をするっていう勇気、思い……うん、それは本当に心を打たれますし、私も少しでも協力したいなと思ってオファーを受けました」
Sareee「ありがとうございます!」
KAIRI「よろしく♪」
Sareee「よろしくお願いします!」
KAIRI「あれ?どっちが先輩なんだろ、キャリア的に」
Sareee「私ですかね?(笑)」
KAIRI「多分、Sareeeさんなんですよ。Sareee“さん”なんです(笑)だよね……ですよね?」
Sareee「全然大丈夫です!(笑)キャリアは1年くらいしか変わらないですよね?」
KAIRI「2011年デビューですよね?私、2012年デビュー」
Sareee「いや、あの、歳はKAIRIさんの方が上だから大丈夫ですよ!プラマイゼロです!WWEでは先に大活躍されて。今回このSareee-ISM Chapter IIを開催しようと思ったキッカケは、すべてKAIRIさんです。本当にありがとうございます。Chapter Iのときに、KAIRIさんが復帰のお祝いにお花を贈ってくださいまして、その御礼をさせていただいたときに『是非タッグ組めたら良いね』とKAIRIさんに言っていただいたときに自分はすごく嬉しくて、『あっ、こうやって言ってもらったからには今しかないな』と思って即座にオファーをさせていただきました」
KAIRI「本当に今しかないと思います!今はアメリカだったり、色んな場所でプロレスが出来ますけど、こうしてお互いが同じリングに上がれるって奇跡だと思うので」
Sareee「本当は、このカードが決まったときには、『あぁ、これは運命だな』と思いましたね。実現できるわけがないって自分の中で思っていたので、KAIRIさんと関わることは出来ないのかなというか、無いのかなと思っていて、ダメかなと思いながらもオファーさせていただいて、本当に二つ返事で『お願いします!』と言っていただいて、本当に自分はすごく嬉しかったです
KAIRI「しかもこの対戦カード、皆さんも御覧ください。誰がどう見ても、負けず嫌いの女4人じゃないですか(笑)めちゃくちゃ負けず嫌いだよね?」
Sareee「めちゃくちゃ負けず嫌いです!はいっ!(笑)」
KAIRI「こんなにかわいい顔して(笑)中島安里紗選手も絶対そうだし、匠も元スターダムだったので何度も対戦していますが、毎度毎度バチバチだったので」
Sareee「これはなんかもう、すごい闘いになる気がしてます。ホントに。KAIRIさんと自分のドリームタッグ、プラスで、この2人絶対そんなの容赦しないじゃないですか。自分たちにガツガツ絶対来るし」
KAIRI「そっちのほうが私たちも燃えるので」
Sareee「楽しみです!本当に今しか見れないタッグだと思うので、皆さん目に焼き付けていただきたいです」


――『もしWWEで組めていたらこういうタッグになっただろう』というテーマで組むのか、日本の女子プロレスの闘いを魅せるチームになるのか
Sareee「自分は日本でのタッグかな?今までホントにKAIRIさんと関わったことはリング上でも無いですし、ホントどんな感じになるか全く想像がつかないですね」
KAIRI「私も、ロッシー小川社長からずっと教えられてきた言葉なんですけど、『郷に入れば郷に従え』と。アメリカにはアメリカのプロレスの良さがありますし、闘い方、試合の作り方、リズムがありますよね」
Sareee「そうですね(※激しくうなずく)」
KAIRI「日本には日本の良さ、日本のプロレス、日本らしいプロレス……やっぱり、歴史がお互いにすごく長くて、築き上げてきたプロレスっていうのがお互いすごいプライドを持って、誇りを持ってやって来ていると思うので、やっぱり日本でやるからにはバチバチとした闘いがしたいですね」
Sareee「はいっ!」

――KAIRI選手、Sareee選手と対戦したいのではなく組みたいと思った理由は
KAIRI「やっぱり、闘いたい選手でもあるんですけど、いや、すごく私も……いい質問で(笑)対戦もしてみたい」
Sareee「えっ!ホントですか?!」
KAIRI「対戦してみたいし、組んでもみたい。どっちも気持ちはあったんですけど、ただ、同じWWEを乗り越えてきたということで、心を1つに合わせて、WWEで培ってきたものだったり、元々お互いに日本で培ってきたものを融合させたらどんな化学変化が生まれるんだろうって思って。そこは私自身も楽しみだったので。まずは」
Sareee「まずは」

――Chapter Iのときには『闘いを見せたい、強さを魅せたい』と言っていたが、今大会でのテーマは
Sareee「変わらず闘いは魅せたいですね。中島選手、彩羽匠選手なので。KAIRIさんもバチバチのファイトスタイル、ガムシャラに行く、そこは本当に、自分はわかっているので、そこは大丈夫だと思います」
KAIRI「私はSareee-ISMって言葉を、どんなものか知りたいっていうか、興味があるというか、体感したいんですよね。見るだけじゃなくて、Twitterだけの情報じゃなくて、百聞は一見にしかずで、やっぱり一緒にリングに立ってSareeeちゃんがどういう選手なのか、Sareee-ISMとはなんなのかを、私もお客様と一緒に体感したいです」

――ロッシーさんからの『郷に入れば郷に従え』という言葉に従うと
KAIRI「私の性分というか、大会を盛り上げたい気持ちなので、アメリカに行ったらアメリカの会場でもりあがるような試合を心がけるし、使い分けては来ているつもりなので、今回はやっぱりSareeeちゃんのテーマに沿って私も闘いたいと思います

――KAIRI選手から見て、Sareee選手のWWE時代をどう評価しているか
KAIRI「Sareee選手がWWEに行ったのは……2020……?」
Sareee「2021年ですね」
KAIRI「やっぱりタイミングがちょうどコロナ禍真っ只中だったので……」
Sareee「そうですね……」
KAIRI「私もコロナ禍に入った瞬間をWWEで体感している1人なんですけど、すべてが大きく、大きく変わった時期でして。試合会場とかが全部キャンセルになったのはもちろん、ハウスショーが私たちのときはありましたし。リング練習、出来てた……?」
Sareee「最初は出来てなかったですね」
KAIRI「私たちの時期は、毎日ほぼ試合のない時期はやってたりとか色んな時間が設けられたんです。試合の経験を積めるとか、コロナでSareeeちゃんが行った時期っていうのは、試合数もすごく限られたり、流れがストップしちゃった時期だったんですね。だから、正直測れないというか……ね?Sareeeちゃんもホントはもっともっと試合したかったと思いますし。私がWWE行ったときは、たまたまウーマンズ・エボリューションって言って、女子をもっともっと盛り上げようっていう時期で、トーナメントがあったりですとかあったんですけど……やっぱり、時期がね、どうしても……」
Sareee「そうですね……」
KAIRI「そればっかりは誰も予想できなかったことなので。Sareee選手自身が一番ね、もどかしい思い、試合ができないってことがつらかったと思うので。でも、試合があったときの(映像は)見ましたし、やっぱり華やかでしたし、闘ってみたかったし、もっともっと見たかったのもありますけど、時期がなんとも言えないので、測れないのかなと。なので、今回測る……って言うとおこがましいですけど、一緒に体感したいです、仲間として」

――お2人共WWEを離れてブランクがある中で試合をしたという共通点があるが、シンパシーは感じているか
Sareee「めちゃくちゃキツかったです、苦しかったです(笑)日本のプロレス、めちゃくちゃキツいなと。『これがプロレスだな』って自分は思いましたけど、どうでした?」
KAIRI「復帰戦、橋本千紘戦だよね?試合は、数年ぶり……?」
Sareee「あっ、半年くらいなんですけども」
KAIRI「コンディションはもちろん、試合勘とか、不安は絶対あると思うんですよね。ファイトスタイルとか全然変わってくるので。その中で、橋本千紘選手を初戦の相手に選ぶところが、やっぱいいですよね(笑)」
Sareee「ありがとうございます(笑)」
KAIRI「今は?(何試合くらいしているのか)」
Sareee「今は4試合なんですけど」
KAIRI「4試合も!」
Sareee「もう(感覚が)戻ってきてますね。大丈夫だと思います」
KAIRI「どこを見てほしいんですか?」
Sareee「KAIRIさんにですか?」
KAIRI「いや、皆さんに!(笑)」
Sareee「そうですねえ、ちょっとKAIRIさんと初めてリングの上で会うし、自分自身もKAIRIさんの試合を生で見たことがないですし」
KAIRI「あるよぉ!」
Sareee「えっ、無いですよね?」
KAIRI「あるぅ!」
Sareee「いつですか?」
KAIRI「小波さんとの試合のとき、なんかツイートしてくれてた」
Sareee「……あぁ~っ!ホントですか?!あるある。あったあった」
KAIRI「あるよねえ?(笑)」
Sareee「えっと、アレですよね。ジュリア……ジュリアじゃない、間違えた!」
KAIRI「えぇ……」
Sareee「あれっ?……小波とのとき、ですよね?新木場で!」
KAIRI「そうです」
Sareee「はい。ありましたね!」
KAIRI「はい(苦笑)」
Sareee「いや、ホントに、KAIRIさんにちょっと、自分、なんか、『ほんわかしてかわいい』っていただくじゃないですか。でも、『全然違うよ』ってところを見せたいですね!」
KAIRI「分かってる分かってる(笑)」
Sareee「かわいいじゃない、自分は本当にリングに上ったら狂うので。そこを本当に、ちょっと、見せたいですね」
KAIRI「そうねえ。ずっとTwitterで見てたけど、サードロープに相手を引っ掛けて顔にドロップキックやるやつ。あれいいね。ちょっと私もそれは喰らいたいかなって」
Sareee「喰らいたいんですか?!(笑)KAIRIさんと対戦もしてみたいですけど、まずはタッグマッチで」

――初タッグになるが、今後どんなチームになっていきたいか
Sareee「今回が最初で最後になるのか、続くのかっていうのは全く想像もできないので、終わってみなきゃわからないですけど、せっかくタッグを組むからにはすごいコンビネーションとかも魅せたいですね」
KAIRI「(コンビネーションを)考えてもらえるんですか?(笑)」
Sareee「はい。考えてもらえますかね?お願いします!」
KAIRI「私は、これまでいろんな選手とタッグを組ませていただいて、タッグが本当に好きなんですよね」
Sareee「そうなんですね。自分逆で」
KAIRI「えっ」
Sareee「タッグマッチがあんま好きじゃなくて」
KAIRI「えぇ……」
Sareee「すみません!(笑)」
KAIRI「シングルマッチが好き?」
Sareee「シングルマッチのほうが結構やってきて、タッグパートナーが今まで数人しかいなくて。12年やってきて、タッグパートナーって言えるの、本当に2人くらいしかいないです」
KAIRI「誰?」
Sareee「あの、響って分かりますか?今はもうプロレスやってないんですけど。前の団体のときに若手のときにタッグ組んでて。あと、渡米するときに世志琥とオニカナ(鬼に金棒)っていうタッグを。それも半年くらいの期間だったんですけど、タッグベルト巻いたりとか。それくらいで、ホントにタッグパートナーがいないんですよね」
KAIRI「やっぱり、仲間と勝つっていうのはね。もっともっとタッグマッチの面白さを私が是非……」
Sareee「ありがとうございます!KAIRIさんってめっちゃ天然ですか?」
KAIRI「なんて?」
Sareee「天然ってすごい、自分はそんなにお会いして話したことないんですけど、メッチャ天然ですね?」
KAIRI「ウソでしょ~?(笑)」
Sareee「これ、彩羽匠から言われたんですけど、『SareeeさんとKAIRIさんって話噛み合うんですか?』って。お互い天然だから噛み合わなそう、会話が成り立たなそうって」
KAIRI「失礼!(笑)メッチャ失礼じゃない?彩羽ァ!お前覚えとけよ(笑)」
Sareee「ホントにこの人、メッチャ失礼だなと思って(笑)」
KAIRI「でも、プロレスはそのくらいのほうがいいんですよ」
Sareee「そうなんですね」
KAIRI「レジェンドレスラーを思い浮かべてみて?」
Sareee「あっ、あぁ~……」
KAIRI「そのくらいのほうがいいんだよ」
Sareee「リングに上がれば全く違いますから」
KAIRI「常にONだとやってられないからね」

『Sareee-ISM ~Chapter II~』
日程:2023年8月4日(金)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE

▼シングルマッチ 10分1本勝負
星いぶき(アイスリボン)
vs
Chi Chi(Evolution)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
ジャガー横田(ディアナ)/田中きずな(WAVE)
vs
伊藤薫(伊藤道場)/狐伯(WAVE)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
桃野美桜(Marvelous)
vs
高瀬みゆき(フリー)

▼スペシャルドリームタッグマッチ 30分1本勝負
Sareee/X=KAIRI(フリー)
vs
彩羽匠(Marvelous)/中島安里紗(SEAdLINNNG)

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