“初代タイガーマスクの秘蔵っ子”MIRAIがシンデレラ・トーナメントで優勝しスターダムの頂点獲り!

  • 0
    はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 29日、東京都・大田区総合体育館にてスターダム『CINDERELLA TOURNAMENT 2022/準決勝・優勝決定戦』が開催され、MIRAIが初出場で初優勝を果たした。

 シンデレラ・トーナメントとは2015年からスターダムが毎年春に行っているシングルトーナメントであり、優勝者には栄誉のシンデレラドレスと望む王座への挑戦権が与えられる。例年は1DAYトーナメントで行われてきたが、昨年は初の2大会分割開催、今年は4大会に渡って行われ全31名参加と過去最大規模で開催されている。
 ルールは1回戦から準決勝までは10分1本勝負、決勝戦は時間無制限1本勝負。通常のプロレスルールに加え、オーバー・ザ・トップロープでの失格、時間切れ引き分けの場合は両者失格というルールが追加されて行われる。

 今年のシンデレラ・トーナメントは、1回戦からタイトルホルダーたちが次々と脱落する大波乱に始まり、2回戦の途中の段階でトーナメントに残っているタイトルホルダーはアーティスト・オブ・スターダム王者(6人タッグ王者)であるなつぽいのみという大荒れの展開となった。

 そんな中でベスト4にまで駒を進めたのは、葉月、コグマ、なつぽい、MIRAIの4名。

 1つ目の準決勝では葉月vsコグマの試合が実施。
 同じSTARSの仲間の同期、そしてタッグチーム“FWC”として5月5日の地元・福岡大会でゴッデス・オブ・スターダム王座(※タッグ王座)への挑戦が決まっているパートナー対決となったこの試合では、互いが互いの攻撃を読み合うハイスピードな試合が展開され、終盤には熾烈な丸め込み合戦へ。葉月が必殺の葉・月ストラルを放つも、これを待ち構えていたコグマはジャックナイフで切り返して技アリの3カウント。
 葉月はコグマの技量を讃え、優勝への思いを託した。

 2つ目の準決勝では、なつぽいvsMIRAIの試合が実施。
 2人はDonna Del Mondo(DDM)の仲間として切磋琢磨してきたが、今年3月に朱里がDDMを脱退し新ユニット・God’s Eyeの結成を宣言するとMIRAIがこれに呼応し朱里と合流。MIRAIの行動はDDMの仲間たちには一切相談が無かったようで一時はあわや衝突かという事態になったこともある。
 同時期に東京女子プロレスで僚友でもあった2人の対決は、なつぽいのスピードファイトをMIRAIがパワーファイトで真っ向から迎え撃つ展開に。なつぽいはフェアリアル・ギフトや雪崩式ジャーマン・スープレックスなど三次元的な攻撃で畳み掛けるが、MIRAIは一瞬の隙を突いてミラマーレ(※キムラロック)に捕らえてタップを奪った。

 決勝戦は、コグマとMIRAIの一騎打ち。
 コグマは2021年に6年ぶりにスターダムに現役復帰、そしてMIRAIは2022年1月に強さを求めてスターダムへと参戦した選手。ここ1年でスターダムの風景を変えた2人による春の頂上決戦が実現した。

 試合は、スピードで勝るコグマが翻弄し得意のフットスタンプやコグマ式プランチャなど空中殺法を駆使。しかし、必殺のダイビング・ボディプレスをMIRAIが剣山で迎撃して流れを変え、ホイールバロー式裏投げからラリアット。コグマは機動力を生かして丸め込みでの勝利を狙うが、これを振り払ったMIRAIが再びラリアットで叩き伏せ、最後はミラマーレ・ショック(※旋回式ハリケーン・ドライバー)で突き刺して3カウントを奪った。

 大会エンディングには、シンデレラドレスとティアラを身にまとったMIRAIが登場。
 MIRAIは「自分は約3年間プロレスをしてきたんですけど、これが初めての勲章というか、初めて何かを手に入れた瞬間が今です。今までプロレスをやってきて、楽しいこと、色々辛いことあったけど、今まで悔しい経験ばかりしてきたので、今日は違う景色が見られてとても嬉しかったし、今ここにこうして自分が立っていられるのは、支えてくださる皆さんのおかげだと思っています。本当にありがとうございます」とMIRAIらしく自分の喜びよりも周りへの感謝の言葉をより多く述べる。
 そして、優勝者が1つ叶えることが出来る願いとして、白いベルト(※ワンダー・オブ・スターダム王座)への挑戦を宣言。5月5日の福岡大会で白いベルト戦が決まっている上谷沙弥と舞華の勝者に5月28日の大田区総合体育館大会で挑戦することが決まった。

 バックステージに戻ったMIRAIは、生まれて初めて着たというドレス姿にはにかみながらも「魂がドキドキしています。嬉しい。嬉しいです」と満面の笑み。そして「絶対に絶対に、白いベルト、奪います!この調子で奪います。魂込めて!今日は本当に皆さんに感謝です!」と王座奪取に向けて気炎を上げた。

 MIRAIは2011年の岩手の復興プロレスや巌流島に被災者として招待され、当時10歳ながらそのプロレスを見てプロレスラーを目指した。初めてプロレスを見てから現在に至るまで佐山サトルや新間寿とは交流を続け、柔道をバックボーンにプロレスの練習に励んでいた。
 2019年5月に佐山サトルが「立派なプロレスラーになるようにとことん初代タイガーマスクと新間寿が応援していきますので皆さんよろしくお願いします」と応援のコメントをし、会場で見守る中で東京女子プロレスでデビュー。中々大きな結果を出せずにいたが、新天地・スターダムへやってきて約4ヶ月で大きな栄冠をつかんだ。

 MIRAIの魂を込めた闘いで王座戴冠というさらなる結果を出すことは出来るのか。MIRAIのシンデレラストーリーに注目していきたい。

関連記事

サイト内検索

日別

2022年7月
« 6月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

月別

ページ上部へ戻る