元アイスリボンのエースがジュリアに愛憎のジャーマン!DDMvsプロミネンスの全面対抗戦は両国国技館大会へ!

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 21日、東京都・後楽園ホールにてスターダムが後楽園ホール大会を開催し、Donna Del Mondoとプロミネンスが熱い火花を散らした。

 プロミネンスとは、2021年末を以てアイスリボンを退団した世羅りさ、柊くるみ、宮城もち、藤田あかね、鈴季すずの5名で結成されたデスマッチ&ハードコアユニット。全員フリーランスながらユニットとして活動をともにしていく形式であり、男子団体・女子団体を問わず幅広く参戦している。

 4月24日の本旗揚げ戦を前にマットプロレスでプレ旗揚げ戦を行っているプロミネンスだが、1月のスターダム名古屋大会に突如現れ元アイスリボンのジュリアに宣戦布告。
 ジュリアは「アンタたちはプロレスでハッピーじゃなかったの?」と鼻で笑うが、すずは「お前が私を裏切ってからあの団体、どんどんどんどんボロが出て今じゃあの始末だよ!」と激高し、世羅も「あんな団体出てきてやったんだよ。ここに宣戦布告してやる。3月の両国国技館大会、ぶっ潰してやるよ!」と啖呵を切っていた。

 さらにプロミネンスは今月1日のスターダム後楽園ホール大会にも突如現れてDDMへ喧嘩を売り、その場で朱里&テクラvs世羅&あかねのタッグマッチが行われることが決定。
 朱里はレギュラー枠として、テクラは所属としてアイスリボンに参戦していた時期があり、2人のアイスでの最後の試合は朱里が世羅に、テクラがあかねに敗れるという結果に終わっている。この試合はアイスでの遺恨がスターダムのリングで爆発する形となっていた。


 試合は互いの実力を測り合うかのようなじっくりとした立ち上がりとなり、朱里と世羅、テクラと藤田という因縁ある2人の対面を中心に展開。
 ホームリングということもあり一時は朱里&テクラが優勢に試合を運ぶが、世羅&藤田は反骨精神むき出しの突貫ファイトで食い下がり、セコンドに付いていたプロミネンス勢も場外戦に参加するなど総力戦の様相を呈する。
 終盤には朱里と世羅の一騎打ちの展開となり、世羅がエアーズロックIIや羅紗鋏を叩き込めば、朱里もハイキックからハングマンDDTと一歩も引かず。満身創痍の両者が同時に掴みかかろうとしたその瞬間にフルタイムドローを告げるゴングが鳴り響いた。

 しかし、この結末に納得の行かない朱里と世羅はゴングを無視して髪を掴みながら殴り合いを展開。世羅は「20分じゃたりねーな!今日は、決着つかなかったけど、両国?もっとやりあおうじゃねーか。お前らにプロミネンスを見せてやるよ」と啖呵を切る。

 続けてジュリアに因縁を持つ鈴季すずがリングに上がり、「お前今日誕生日なんだろ?ジュリアに、とっておきの誕生日プレゼント用意してあるから受け取れ」と蛍光灯で殴りかかろうとするが、バーブ佐々木レフェリーに蛍光灯を没収されるとジュリアにジャーマン・スープレックスを叩き込んだ。

 バックステージに戻った世羅は「足りるわけねーだろ20分で。スターダム、ナメんなよプロミネンスのこと。20分じゃ足りねーよ。時間無制限でやっとけよ。両国、もちろんカード組まれますよね?これで無いなんて言わせねーよ?、Donna Del Mondo、全面対抗戦やろうじゃん」と4vs4での総力戦を要求。
 対する朱里は「まだまだやり足りないし、私自身が潰したい!私は両国、赤いベルトのタイトルマッチが決まってます。両国、Donna Del Mondoで選抜して誰が行くのか決めたいと思います。私はDonna Del Mondo、信じてる。両国で誰が出てもプロミネンスを潰してくれる、そう思ってます」と静かに闘志を燃やした。

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