【試合詳細】7・11 スターダム新木場大会 ジュリア&舞華&ひめかvs刀羅ナツコ&鹿島沙希&夏すみれ 岩谷麻優&里歩vs渡辺桃&AZM 朱里vsスターライト・キッド

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『STARDOM NEW SUMMER 2020 新木場2Days/Day1』
日程:2020年7月11日(土)
開始:12:30
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:140人(コロナ対策限定人数)

▼タッグマッチ 15分1本勝負
[TCS]ジャングル叫女/○小波
7分4秒 トライアングルランサー
[TCS]DEATH山さん。/●吏南

▼タッグマッチ 15分1本勝負
[STARS]中野たむ/●飯田沙耶
13分32秒 ジャーマン・スープレックスホールド
[Queens Quest]○林下詩美/上谷沙弥

▼シングルマッチ 15分1本勝負
[ドンナ・デル・モンド]○朱里(MAKAI)
10分19秒 朱雀
[STARS]●スターライト・キッド

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[STARS]○岩谷麻優/里歩(AEW)
13分25秒 変形ストレッチ
[Queens Quest]渡辺桃/●AZM

▼DDMvs大江戸隊 6人タッグマッチ 30分1本勝負
[ドンナ・デル・モンド]●ジュリア/舞華(JTO)/ひめか(フリー)
20分35秒 起死回生
[大江戸隊]刀羅ナツコ/○鹿島沙希/夏すみれ

鹿島がジュリアにスターダム移籍後初黒星を付けアーティスト王座に挑戦表明!岩谷が新技解禁で快勝!叫女が復帰戦で勝利し天に捧げる敬礼ポーズ!

第1試合


 久々の叫女の試合はTCS純血のタッグマッチ。
 叫女とDEATH山の対面でゴングが鳴ると、四方に向けて「デース!」と挨拶するDEATH山にしびれを切らした叫女がショルダータックルでなぎ倒していき、ランニングボディプレスからコーナーへシュート。串刺し攻撃を狙ったところでDEATH山がかわし、エプロンを駆けてきた吏南がエルボー。
 吏南に代わると、DEATH山と2人で叫女をロープに振り、肩を組みながらのダブルビッグブートを放つも、案の定DEATH山の足だけ届かず。2人で「デース!」とポーズを決めてダブルのブレーンバスターを狙うが、叫女がまとめてブレーンバスターで投げきってDEATH山を排除。叫女はアームロックで固めながらグラウンドに倒していき、吏南が立ち上がるとヒジへのエルボースタンプを連打。小波の待つコーナーへシュートすると、小波がぶら下がり式腕十字。レフリーが注意に入ると叫女は小波にタッチ。
 小波も吏南の腕に何度もエルボーを落としていき、サーフボードストレッチで痛めつける。吏南がロープブレイクすると両手を広げて吏南にエルボーを打たせていき、これを受けきってから上からエルボーを撃ち下ろす。小波がバックを取ると吏南も取り返してハイドレンジアを狙うが、小波が暴れるとボディスラム。DEATH山にタッチ。

 DEATH山が飛び出していって千豚♪を放つも、小波はこれを回避。ここに叫女が入ってきて2人でDEATH山へトレイン攻撃を狙うが、DEATH山は攻撃をかわして2人を正面衝突させ、叫女にドロップキックを放ちながら倒れている小波へ千豚♪。叫女へのカニバサミで小波にボディプレスの形で落とすと2人まとめて千豚♪で押しつぶす。小波は掌底連打からのソバットで対抗するが、DEATH山はこれをかわしてナックル。これをキャッチした小波が脇固めから腕十字を狙うが、吏南がフットスタンプでカット。吏南にタッチ。
 吏南は小波へ串刺しドロップキックから大外刈り2連発からハイドレンジアを狙う。小波がこれを抜け出すとDEATH山がクロスチョップを叩き込み、背後から吏南がウイングクラッチホールド。これを返されると卍固めで捕らえるが、小波はロープまでたどり着いてブレイク。吏南はロープへ飛ぶが、叫女がエプロンから一撃入れるとすかさず小波が飛びついて回転エビ固め。吏南のキックアウトに合わせて叫女がスライディングラリアットを叩き込んでアシスト。小波がトライアングルランサーを狙うと、吏南はこれをスクールボーイで切り返すが、キックアウトした小波が強烈なミドルキックを腹部に叩き込み、続けてトライアングルランサーで固めると吏南がギブアップ。

 試合後、4人は互いに健闘を称え合い、最後はTCS全員で天に向かって敬礼ポーズを捧げた。

第2試合


 前大会からタッグを結成した詩美と上谷のタッグ2戦目にして初の対他ユニット戦。
 たむと上谷でゴングが鳴ると、手4つから力比べ。体格で勝る上谷が押しつぶしていき、ロープワーク戦となると互いにリープフロッグなど身軽な動きで攻撃をかわし合い、アームドラッグの応酬からクリーンブレイク。両者タッチ。
 詩美と飯田の対面となり、ロックアップで組み合うも詩美が押し込んでクリーンブレイク。今度は飯田が押し込むと離れ際にエルボーを連打。さらにロープに振るが、詩美がショルダータックルでなぎ倒す。続けて詩美がキャメルクラッチに捕らえ、上谷が低空ドロップキックで追撃する合体攻撃が炸裂。
 上谷に代わると、ボディスラムからレッグロック、鎌固め、逆片エビ固めと形を変えながら絞り上げていき飯田がブレイクすると詩美にタッチ。
 詩美はボディスラム2連発から上谷にタッチ。
 上谷はボディスラムからロープに振るが、跳ね返ってきた飯田がヒザへの低空ドロップキックで跪かせてから胸板への低空ドロップキック。たむにタッチ。
 たむはロープを背に座り込んだ上谷へバイトレット・シューティングを放つが、上谷はこれを回避して腰へのエルボー。ここに詩美が入ってくるとソバットで動きを止め、上谷をショルダータックルでなぎ倒してからRKO。上谷には側転ダブルニードロップからグラビア式体固めもカウントは2。たむと上谷は正面からエルボーを打ち合っていき、上谷が大ぶりの一撃を狙ったところでたむがスピンキックを腹部に突き刺す。さらに上谷をロープに振るが、上谷は新技と見られるフライングニールキックを叩き込んで詩美にタッチ。

 詩美はたむをショルダータックルで吹き飛ばして後頭部へ低空ドロップキック。さらにアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、たむが暴れるとバックフリップからスリーパーホールド。たむがブレイクするとジャーマン・スープレックスを狙っていくが、バックを取り返したたむが足抱え式の高角度バックドロップ。飯田にタッチ。

 飯田はドロップキック、逆水平チョップ、ダブルチョップと猛連打して雄叫びを上げながらのドラミング。続けて小野崎玲皇が使っていたスライディングバックエルボーを見舞い、たむがディスティニーハンマーで追撃。さらに飯田がミサイルキックを発射し、ノーザンライトスープレックスを狙っていくが、詩美が抵抗すると飯田橋へ。これは上谷がカットするも、たむが上谷を排除すると、飯田は今度こそノーザンライトスープレックスホールドを決めてみせるがカウントは2。飯田はロープへ飛ぶが、上谷が飛び込んできてドロップキックを叩き込むと、詩美がラリアットでなぎ倒し、詩美&上谷がダブルのドロップキックで救出に来たたむを吹き飛ばす。さらに詩美と上谷はタッグ技として用意してきたと思われるマジックキラーを見せると、最後は詩美のジャーマン・スープレックスホールドでカウント3。

第3試合


 朱里とキッドのシングルマッチは、しっかりとした握手からゴングが鳴るも、ゴングと同時に突っ込んできたキッドをキャッチして朱里がコーナーに押し込む。キッドも体勢を入れ替えてコーナーに押し付けてからクリーンブレイク。キッドのエルボーをかわした朱里がバックを取っていくとキッドはアームドラッグで切り返し、朱里のハイキックをかわしてバックステップ。一旦距離を空けて睨み合う。
 手4つの攻防からこれをアームドラッグで制したキッドは低空ドロップキックで朱里を場外に蹴り出し、場外飛びと見せかけてトンボを切って朱里を挑発。リングに戻った朱里はキッドのフランケンシュタイナーをキャッチしてボディスラムで叩きつけ、強烈なサッカーボールキック。さらにロープにくくりつけながらのアームロック、腕十字と連撃するもキッドはなんとかロープへ。
 朱里はキッドをコーナーに押し付けてメチャクチャに踏みつけ、串刺しランニングニー。フォールに入り、キッドが右腕を挙げてこれを返すとその腕を取ってチキンウイングアームロック。キッドはこれをブレイクすると、突っ込んでくる朱里をフランケンシュタイナーでロープ際まで放り出してからの二段式619。さらにその場飛びムーンサルト・プレスで追撃し、キッチャーマンを狙っていくも朱里はこれを振り払い、両手を広げてキッドを挑発。

 キッドはエルボーを連打していくも朱里は顔色一つ変えず、キッドがロープへ飛ぶと朱里が追走ランニングニーからDDT。さらに腕十字から腕固めに入るもキッドはロープへ。朱里はダブルリストアームサルトで叩きつけ、さらにキッドを担ぎ上げようとするが、キッドはメサイアDDTで切り返し、ダイビングククロスボディからキッチャーマン、ライトニングスパイラル、旋回式フロッグスプラッシュと畳み掛け、キッちゃんボムでの決着を狙うが、これを振り払った朱里がランニングニー。
 朱里は必殺のバズソーキックを放つも、これをかわしたキッドがスクールボーイ。互いに体勢を入れ替えながらシーソーゲームのエビ固め合戦となるが、キッドがロープへ飛ぶと朱里がカウンターのハイキック。さらに山折りで追撃してから最後は朱雀で試合を決めた。

第4試合


 ハイスピード戦線で火花を散らす里歩とAZMの対面でゴングが鳴ると、互いに側転で攻撃をかわし合い、クロスボディからフォールしブリッジでこれを抜け出して走るスピーディな攻防を展開し、互いに足払いからのヘッドシザースを返してから両者タッチ。
 岩谷と桃はじっくりとしたリストの取り合いからグラウンド戦へと発展していき、首投げでこれを制した岩谷がサッカーボールキック。うつ伏せに倒れ込んだ桃の上に乗り、サーファーのように波に乗るジェスチャーで挑発してからフットスタンプを見舞い、桃の首をロープにくくりつけながらヒザをグリグリと押し付ける。
 里歩に代わると、里歩がヘアホイップからキャメルクラッチで固め、岩谷と一緒にポーズを決める。
 岩谷に代わると、桃をアームドラッグで投げつつボー・バックブリーカーに固め、カットに来たAZMは里歩がパロスペシャルで動きを封じる。岩谷はダメ押しのサッカーボールキックを見舞ってから里歩にタッチ。
 里歩はドロップキックからノーザンライトスープレックスを狙うが、振り払った桃がミドルキックで里歩をなぎ倒してAZMにタッチ。
 AZMはドロップキックを放って里歩をコーナーにシュートし、加勢に来た岩谷もまとめてコーナーに振って2人まとめて串刺しドロップキック。さらに里歩の腕を取りながらロープに飛び乗り、里歩へスワンダイブ式アームドラッグを見舞いつつ岩谷の頭に足を絡めてヘッドシザースホイップ。さらに2人まとめて低空ドロップキックで吹き飛ばす。
 AZMは里歩へ回転エビ固めも、里歩はこれを切り返して逆にエビ固めで押さえ込み、これを返されると雁之助クラッチ。AZMはこれをキックアウトした勢いでジャックナイフ式エビ固めに持ち込むがカウントは2。AZMはハイキックを放つも里歩はこれを回避してジャンピングニー。さらにロープに飛ぶが、AZMはカウンターのハイキックを叩き込んで桃にタッチ。
 桃は里歩へBドライバーを狙うが、里歩は着地してロープへプッシュして619。岩谷にタッチ。
 岩谷は桃の突撃をかわしてミドルキックを放っていくが、桃もこれを回避してコーナーにプッシュし串刺しドロップキックを連発。さらにブレーンバスターからチキンウイングアームロックも、里歩がこれをカット。岩谷&里歩はダブルのドロップキックで桃を吹き飛ばし、ミドルキックを放って反撃してくる桃の蹴り足を獲った岩谷がドラゴンスクリューからのサソリ固め。これをAZMがカットすると岩谷と桃は正面からミドルキックで蹴り合っていき、互いにハイキックをかわし合うも連続ではなった桃のハイキックが岩谷の側頭部へヒット。岩谷も倒れ際にトラースキックを顔面に叩き込み、ダブルダウンへ。

 一歩早くタッチを受けたAZMは赤コーナーの里歩を排除し、その赤コーナーへ岩谷の頭をコバクニで叩きつける。さらにブレーンバスターから脇固め、ブレイクされるとダイビングダブルフットスタンプを突き刺してからクリスト。これを里歩がカットすると桃も飛び込んでくるが、里歩がドロップキックで排除。岩谷と里歩はダブルのノーザンライトスープレックスでAZMを叩きつけ、岩谷がバズソーキックからフロッグスプラッシュ。これは桃がカットするが、里歩がジャンピングニーで撃退して勝負を岩谷に託す。

 岩谷はドラゴン・スープレックスを狙っていくが、AZMはこれを回転エビ固めでの切り返しを狙う。これを耐えた岩谷はそのまま持ち上げ、自分の腿の上に相手の両足を絡ませて固定した上でのドラゴンスリーパーという新技を繰り出してタップを奪った。

第5試合


 大江戸隊とDDMの対抗戦は、ジュリアとナツコの大将同士のマッチアップでゴング。
 ナツコが手4つを仕掛け、ジュリアがこれに応じようとするとボディブロー。ナツコはそのままグラウンドに引き倒していき、髪を掴みながら腕を固めていく。ジュリアはアームドラッグでこれを抜け出してクリーンブレイクすると睨み合ってから両者タッチへ。
 鹿島と舞華の対面となると、鹿島がショルダータックルで先制するも追撃を狙ったところで舞華が腕を絡め取って脇固め。これをナツコらにカットされるとジュリアにタッチ。
 ジュリアはスリーパーホールドからキャメルクラッチ、ボディスラムで叩きつけてひめかにタッチ。
 ここからひめか、舞華、ひめか、ジュリアとタッチを回しながら1回ずつボディスラムで叩きつけていくが、ジュリアがフォールに入ったところでナツコがカット。すると舞華とひめかが鹿島へダブルのヒップトスを見舞い、ジュリアが低空ドロップキックで追撃。ジュリアがロープへ飛ぶと、場外からナツコが足を引いてジュリアを倒し、鹿島がフットスタンプで一矢報いてからナツコにタッチ。
 ナツコは葉月から受け継いだ顔面ウォッシュを見舞ってから夏にタッチ。
 夏はバラムチを持ち込んでジュリアを殴打するとジュリアの首をロープに引っ掛けながらヒザを押し付け、自軍コーナーに連れ帰って三人がかりでジュリアの顔面を踏みつけ。
 鹿島に代わるとヘアホイップで投げ捨ててからナツコとともに顔面踏みつけ。
 ナツコに代わると、ナツコはリングの上に置いたチェーンの上にジュリアをボディスラムで叩きつけて夏にタッチ。
 夏はジュリアに首4の字固めをかけながら「ジュリアちゅわ~ん?こんなもんなのかなぁ~?ジュリアちゅわ~ん?」と猫なで声で挑発。ジュリアがこれをロープブレイクするとビッグブートでコーナーまで押し込んでいき、「お待たせしましたぁ~」とブロンコバスターを狙うが、突っ込んでいったところにジュリアがカウンターのビッグブート。ひめかにタッチ。

 ひめかは夏にショルダータックル連発からアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、上げる前に鹿島がカット。ここにナツコも加わって3人でトレイン攻撃を狙うが、ひめかはナツコをショルダータックルで吹き飛ばし、夏と鹿島をコーナーに振って串刺しボディスプラッシュ。さらには2人を同時にアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げるパワーを見せつける。これはナツコにカットされるが、ひめかは夏にランニングニーを叩き込んでからのラリアットを狙うが、待ち構えていた夏が電光石火の首固め。これをキックアウトされるとコーナーに押し込んでブロンコバスターを見舞うが、ひめかはこれをキャッチして担ぎ上げ、パワーボムの体勢へ。夏が大慌てで脱出するとひめかはラリアットでなぎ倒し、再びアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、これを振り払った夏が妖乱で突き刺すと両者タッチへ。
 ナツコと舞華の対面となると、両者正面からショルダータックルでぶつかり合い、ラリアットを狙ったナツコの腕を絡め取った舞華が脇固めから腕固めへとつなげていくもナツコがロープブレイク。舞華はロープに飛ぶが、ナツコは十字ロープワークで翻弄してからスピアーを突き刺して鹿島にタッチ。

 鹿島はビッグブートからフランケンシュタイナー、さらにロープ貫通ビッグブートからロープへ飛んでいくが、舞華がカウンターの一本背負い。さらに払い腰、巴投げ、大外刈と連撃してジュリアにタッチ。

 ジュリアが飛び込んでくると、鹿島はジュリアを自軍コーナーへコーナーシュート。ナツコと夏がジュリアを殴打し、夏のシュミット式バックブリーカーにナツコがギロチンドロップを合わせる合体技を見舞う。さらに鹿島がダブルアーム・スープレックスからmy emblemを狙っていくが、ジュリアがカニバサミで倒してSTFへと持ち込む。ナツコがこれをカットしてジュリアをコーナーへ降ると、リング内+左右のエプロンから3人同時の一撃を顔面にぶち込み、鹿島がダイビングダブルフットスタンプからリバースタイガードライバー。鹿島がmy emblemを狙うと、舞華が飛び込んでいて鹿島へ払い腰、ひめかがラリアット、ジュリアがバックドロップと畳み掛け、ジュリアがグロリアスバスターを狙う。
 ここでナツコが突っ込んできてジュリアにラリアットを放つが、ジュリアが回避したため鹿島に誤爆。救出に来たひめかが夏を、舞華がナツコを同時にチョークスラムで叩きつけ、ひめかと舞華が鹿島を中に放り上げたところへジュリアがニーリフトを叩き込む合体技。さらにジュリアがファルコンアローから満を持してグロリアスドライバーを狙うが、背面着地した鹿島が起死回生で丸め込み、まさかのカウント3。ジュリアはスターダム移籍後初黒星となった。

 この結末に納得の行かないジュリアは村山レフリーの胸ぐらをつかんで食って掛かり、ひめかが必死にこれを引き剥がす。そんなジュリアを見ながらナツコがマイクを取る。

ナツコ「鹿島、言ってやれよ」
鹿島「い~っひっひ、ジュリアのことが好きで好きでたまらないしょくぅ~ん!あっ、いねえな?(笑)お前なあ、こんなモヤシみてぇなやつに負けて、ねえ今どんな気持ちぃ?」
夏「今どんな気持ちぃ~?ねぇねぇジュリアた~ん?どんな気持ちぃ~?」
鹿島「まあ、大江戸隊が勝ったということで?お前らが持つ……朱里、舞華、ジュリア、お前らが持つアーティスト・オブ・スターダムのベルト、この大江戸隊ウチら3人がいただきたいと思いますので、楽しみにしとけよ!」

(大江戸隊の面々は先に退場)

ジュリア「アーティスト戦いいよ!やってやるよ!大江戸隊がどんな旨味を持ってるか、ドンナ・デル・モンドが査定してやるからよ!筋トレでもダイエットでもしてテメェら身体鍛えとけよ?まあ、すぐああやって小狡いから逃げちゃうからさ!ビビってんだろうが!だから逃げてんだろうがこのクソどもがぁッ!出てこい!」

(ジュリアがマイクを投げ捨てて大江戸隊が退場していった咆哮へ怒鳴り始めると朱里がジュリアをなだめてマイクを取る)

朱里「ジュリアちゃん、ジュリアちゃん、落ち着いて?」
ジュリア「落ち着いてるよ!」
朱里「落ち着いてないよォ~!落ち着いてる?!落ち着いてないよ!今日はさ、今日はね?今日はまあ置いといて、アーティストはウチらが巻いてる?ねえ皆さん?ウチらが巻いてます。アーティスト。次、必ず勝ってアーティスト、ウチらが、DDMが一番強い!それを証明したらいいでしょ?ねえ皆さん!じゃあ、そういうわけで……締めちゃう?」
ジュリア「締めてくれ」
朱里「締めてくれ?!締めちゃっていいですか皆さん!じゃあ皆さん、3!2!1!ドンナ!デル!モンド!でどうでしょう?皆さんやってくれます?OK?一発で行きますよ!3!2!1!ドンナ!デル!モンド~!」

<試合後コメント>

大江戸隊
ナツコ「てか、ジュリアってスターダムに来て、今まで負け無しだったんでしょ?ホント鹿島が言ったように、今どんな気持ちなんだろ?(笑)メッチャうける(笑)」
夏「教えてほしいなあ。(記者陣へ)聞いといてくださいね?『どんな気持ちですか?』って。『スターダムに来て初めて負けまちたけど今どんな気持ちでしゅか~?』って聞いといてくださいね~ジュリアに」
ナツコ「気に食わねえんだよなあ。そういうヤツ。高い位置から見下ろしやがってよ。まあ今日地底に堕ちたんじゃないの?プライドもクソもねえなあ?最後みっともなく暴れてよ。あんなヤツらとアーティストかよ。チャンピオンとしてどうなの?ま、ウチはそれだけかな」
(ナツコは先に退席)
鹿島「まあ自分も今日大江戸隊のこの3人で勝った勝利。自分一人の力じゃ勝てなかった。ナツコ、夏さん、この大江戸隊の最高の仲間達がいての勝利なんでね。まあ楽しみだね。これでアーティストも獲られて、みんなの大好きなジュリアがどんな顔するのか。楽しみだなあ~」
(鹿島も先に退席)
夏「あー気持ちぃ!酒のも!」
(夏も2人を追いかけて退席)


ドンナ・デル・モンド
朱里「大丈夫?」
ジュリア「大丈夫。だって負けたつもりは一切ないし、全然悔しくないし、負けてないし、悔しくないし、これ(アーティストのベルト)ウチらのだし。あれはレフリーが完全に悪い」
舞華「すべてはレフリーのせいだな」
ジュリア「全ッ然悔しくないから!調子乗ってんじゃねえよ!大江戸隊よぉッ!!」
(突如立ち上がって大江戸隊の控室に乗り込もうとするジュリアを3人が押し留めながら退席)

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