WWEとの契約を解除したカイリ・セイン(宝城カイリ)ことKAIRIが大江戸隊と大乱闘の末に後輩を救出!
21日、東京都・後楽園ホールにてスターダムが後楽園ホール大会を開催し、KAIRIとスターライト・キッドのシングルマッチが決定された。
情報漏洩に定評のある上谷沙弥は、ある日ロッシー小川と“謎の女性”が密会している現場を目撃し、その正体を知ってしまう。秘密厳守を言い渡された上谷だったが、秘密を誰かに言いたくて仕方がなく、スターダムのニューカマーである向後桃にはこっそり正体を明かしてしまったり、試合のさなかで正体を暴露させられかけたりと多難な日々を送っていた。
そして、スターダムが18日に開催した記者会見にて“謎の女性”の正体はWWEでカイリ・セインの名で活躍した宝城カイリ改め“KAIRI”であったことが判明。
2012年にスターダム3期生としてデビューした宝城カイリは、同期の翔月なつみ(現:澄川菜摘)との“宝翔天女”や美闘陽子との“BY宝”などタッグ戦線で活躍。シングルでも赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム)、白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム)を両方戴冠し頭角を現すと、2017年にWWEへ移籍。WWEではASUKAとのザ・カブキ・ウォリアーズや紫雷イオとのタッグでも活躍し、2020年に結婚を発表すると日本に帰国。WWEの日本大使として活動していたが、2021年9月をもってWWE JAPANが解散。以降は目立った活動はしていなかったが、日本でのリング復帰の場に故郷であるスターダムを選んだ。
会見終盤にはKAIRIとスターダム在籍期間の被っていないウナギ・サヤカが「誰だお前。なんなら、このウナギ・サヤカが両国で査定してやってもいいぞ」と挑発したことから、KAIRIの約5年ぶりのスターダム復帰戦は3月26日の両国国技館大会にて岩谷麻優&KAIRIvs中野たむ&ウナギ・サヤカのタッグマッチにて行われることが決定。
さらに記念撮影の際には大江戸隊の襲撃にあい「もうお前の知ってるスターダムはねぇ。もうお前の知ってる大江戸隊じゃねーから!KAIRI、震えて眠れ!」と袋叩きにされるなど、早くもKAIRIは話題の中心に躍り出た。
この日の大会にも来場し、本部席でロッシー小川EPの隣に座って観戦していたKAIRIだったが、メインイベントのアーティスト・オブ・スターダム王座戦で勝利したなつぽいが大江戸隊の面々に袋叩きにされる姿を見てたまらずリングインし、なつぽいを救出。
なつぽいはアクトレスガールズ時代にKAIRIとタッグを組んでいたこともあり、スターダム入団後にはニーパッドにイカリのマークを入れたコスチュームを作るほどKAIRIを心から尊敬している関係。愛する後輩をかばったKAIRIの救出劇に会場は大いに沸いた。
KAIRIに相対したスターライト・キッドはコーナーに上ってKAIRIを見下ろしながら「KAIRI、テメー、関係もねー癖に何出てきてんだよ。岩谷麻優はここにはいねーぞ。それとも、私が気になりすぎてリング上がっちゃった?そんなにあたしとやりたいんだったら、両国の二日目、私がシングルやってやるよ。そこで!今のスターダムを存分に味あわせてやるから答えはイエスしかねーよな!」と3月27日の両国国技館での一騎打ちを要求。
KAIRIは反対側のコーナーに上がると「キッド、ちょっと見ないうちに、成長したね。嫌いじゃない。両国、シングルマッチ?いいよ。うちらちっちゃいどうしだからさ、一番でっかい試合しよう。どっちかがぶっ倒れるまでやりあおう」と応え、ロープ上で睨み合った。
なつぽいはKAIRIの帰還を目に涙を浮かべて喜び、「おかえりなさい!」と抱きついた後に「白、挑戦します。上谷沙弥から自分が取ります。見ていてください!」と23日のアオーレ長岡大会でワンダー・オブ・スターダム王座の奪取を宣言。KAIRIは黙って小指を差し出し、なつぽいと約束を交わした。