“ビッグダディ三女”林下詩美が舞華とのライバル対決を制し赤いベルトV9!「舞華はスターダムに来てみるみる強くなった」

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 27日、東京都・国立代々木競技場第二体育館にてスターダム『FIBREPLEX Presents TOKYO SUPER WARS ~東京超女大戦~』が開催され、林下詩美がワールド・オブ・スターダム王座(※赤いベルト)の9度目の防衛に成功した。

 2人の出会いは、舞華がJUST TAP OUTに所属していた2019年に詩美を会場に呼びつけて対戦を要求したことに遡る。当時の詩美は「遊び相手にもならない。スターダムの足元にも及ばない選手」と舞華を酷評していたが、当時詩美が保有していたフューチャー・オブ・スターダム王座(※若手王座)をめぐる闘いや、昨年7月に舞華がスターダムに入団して以降の幾度にも渡る対戦の中でその力を認めていき、ライバルとして見るように。
 舞華は今年1月に詩美の持つ赤いベルトに挑戦するも戴冠はならず。しかし、去年および今年の5★STAR GPで詩美から連勝しているなど、両者の実力は拮抗していると言える。

 スターダム初進出となる代々木体育館のメインは、詩美と舞華の赤いベルト戦。
 序盤は互いにバックボーンに持つ柔道の技術を駆使した組み技の応酬となるも、詩美が舞華が痛めている右腕を徹底して攻撃し流れを掴む。敢えて痛む右腕でラリアットを放つ舞華に対し、詩美は冷静にフロントネックロックで応戦も、舞華がぶっこ抜いてブレーンバスターで叩きつけ形成を互角に引き戻す。
 舞華は詩美のラリアットをパワースラムで迎撃し、得意の雪崩式ブレーンバスターや炎華落とし(※変形サイドバスター)を決め、胴絞めコブラクラッチでギブアップを迫る。詩美はこの猛攻を耐え抜いてロコモーション式ジャーマン・スープレックス・ホールドからトーチャーラック・ボム。意地のキックアウトを見せた舞華がラリアットを見舞うも腕のダメージからか崩れ落ちてしまう。舞華のすべてを受け止めた詩美は強烈なラリアットから必殺のハイジャック・ボムで叩きつけて死闘に終止符を打った。


 試合後、詩美は慈しむような笑みを浮かべながら「おい舞華、お前とはもう何回もシングルしてるよな?ホント強くなったよお前。お前、この3年間、私のこと追いかけてまでスターダム来たんだろ?ホントに林下詩美のことが好きみたいだな。まだまだ、私の背中、追い続けろよ。何回でも、受けて立ってやるよ」と語りかけ、舞華とグータッチ。

 そして、赤いベルトへの挑戦権利証を有している朱里がリングに上がってくると、前回2人が赤いベルト戦を行った今年6月の大田区総合体育館大会で43分19秒の大熱闘の末に両者KOとなったことを意識してか、詩美へ時間無制限勝負での王座戦を要求。
 これを受けた詩美は「私達は63分も試合して私は勝てなかったし、あなたも私には勝つことができなかった。12月29日両国は、年内最大の最終戦、やりましょう」と不敵な笑みを浮かべながら朱里と握手を交わした。

 バックステージに戻った詩美は「舞華とはこれで6回目のシングルマッチ。3年間のうちに6回もやってるんだけど、舞華は本当にスターダムに来てみるみる強くなったよ。もう私はこれまで2回も負けてるし、今日だってホントに危うい場面何度もあったけど、でもまだまだこのベルトを渡すわけには行かないから。舞華には私の背中をまだまだ追いかけてもらって、これからまた何回でも舞華とは試合ができたらと思います。すごく楽しかった。ありがとう、舞華!」と笑顔。
 そして迫る朱里戦については「2021年の……いや、ここまでの林下詩美のすべてを出し切って、最高の試合でこの年、この林下詩美が締めくくりたいと思います」と真剣な面持ちで意気込みを語った。

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