「死ぬほど泣いて、生きろ。プロレスは人生なんだ!」重圧と闘い号泣する20歳の美少女レスラーに宇宙一カワイイ先輩レスラーが熱い檄!

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 26日、東京都・品川インターシティホールにてスターダム『FIBREPLEX presents NEW BLOOD 4』が開催され、天咲光由が中野たむと対戦した。

 天咲はスターダム13期生となる期待の新人であり、今年3月に林下詩美戦でデビュー。
デビュー戦からメインイベントという大抜擢であり、ミラノコレクションA.T.直伝の天橋立(=イタリアンストレッチ)やAZM直伝の天聖(=超高角度ペディグリー)など多彩な動きを見せるとルックスも相まって人気に。5月の大田区体育館大会では元WWEのKAIRIとも闘い、世界中から注目を浴びる選手となっている。

 そして、今年3月からスターダムが主催する新世代の若手が中心となる大会『NEW BLOOD』は、天咲が実質的に主役という扱いを受けており、前回大会から“超新星5番勝負”と題された天咲のシングルマッチ5番勝負が開始。
 初戦ではジュリアと対戦し、圧倒的な力の差を見せつけられる形で敗北を喫したものの、試合後に退場しようとするジュリアを呼び戻して勝手に肩を借りて起き上がりながらマイクで締め始めるという大物ぶりを見せ、ジュリアも「結構図太い性格してるな」と高く評価していた。

 今大会では、スターダムの超人気ユニット“COSMIC ANGELS”のリーダーであり、今月21日にゴッデス・オブ・スターダム王座を戴冠したばかりの中野たむが天咲の試練として立ちはだかった。


 試合は序盤からたむが圧倒的な力量差を以てリングを支配し、天咲がエルボーやサッカーボールキックを受けて倒れ込むとたむは容赦なくカカト落としで追撃するなど一切の手心を見せず。
 天咲はべそをかきながらもたむにエルボー連打で突っ張っていき、飛びつきDDTからスペースローリングエルボーに繋ぎ天橋立を狙うも、たむがヒザ十字で切り返して大技を封殺。天咲も最後の意地で天聖を決めてみせるが、これを受けきったたむが顔面へバイオレット・シューティングを叩き込み、丸め込みで粘る天咲をタイガー・スープレックス・ホールドで叩きつけて3カウントを奪った。

 力尽きて泣きじゃくる天咲に対し、たむは「天咲はさ、デビューして間もないのに、人気もあって、めちゃくちゃ注目浴びててさ、それって、最大の武器だよ?でも、そこに実力と気持ちが追いついてなくて、あなたが一番苦しんでるよね?苦しいこと、つらいこと、痛いこと悔しいこと嫌なこと、沢山経験して、死ぬほど泣いて、生きろ。プロレスは、人生なんだ!そうして、スターダムの、未来を背負う存在になれ。その時、またシングルしよう」と自らの人生訓がこもった魂のマイク。
 これを受けた天咲は「私は、ゆっくり着実に成長していきたいと思っています!」とマイペースな姿勢を見せ、たむは面食らった様子を見せた。


 無事に大会を締めた天咲は、バックステージで「打撃だったり、なにかやるまえにニヤついたりとかするのがすごく怖くて……」とたむとの闘いを振り返りつつ、「このNEW BLOODだったり、スターダムだったりを背負っている身として、試合を一生懸命に取り組まなければならないという思いが強くて、最後まで自分のやることを成し遂げられたかなと思います」と手応えを語った。

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