G1 CLIMAX決勝戦は飯伏幸太vsオカダ・カズチカ!「明日も仕事頑張って、G1 CLIMAX楽しんでいきましょう!」

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 20日、東京都・日本武道館にて新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』が開催され、オカダ・カズチカがBブロックを制覇。飯伏幸太との優勝決勝戦に臨むことが決まった。

 『G1 CLIMAX』は新日本プロレスのヘビー級選手によるシングルリーグ戦であり、優勝者が1月の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座などの王座に挑戦することが慣例となっているため、下半期のヘビー級戦線の行方を占う最大のイベントとして知られている。
 今年のG1はA&Bブロック合わせて20選手が参加し、9月18日に大阪府立体育会館で開幕。1ヶ月に渡る激闘の末、18日にはAブロックを飯伏幸太が制覇。この日は21日の日本武道館大会のメインで飯伏と対戦するBブロックの覇者が決まる大会として大きな注目を集めていた。

 この日はBブロック公式戦として、YOSHI-HASHIvsチェーズ・オーエンズ、後藤洋央紀vsタマ・トンガ、棚橋弘至vsタイチ、SANADAvs“キング・オブ・ダークネス”EVIL、オカダ・カズチカvsジェフ・コブの5試合が実施。
 最終戦まで接戦が続いたAブロックに対し、Bブロックは既にオカダとコブの2名に候補者が絞られている。圧巻の全勝で勝ち進んだコブと、1敗でそのすぐ後ろにつけているオカダ。コブが勝てば文句なしの全勝制覇、オカダが勝てばコブと同点ながら直接対決の結果でオカダの制覇が決まるという緊迫の最終戦。

 今年はオカダとコブの激しい抗争が展開されており、両者のシングル戦績は1勝1敗。7月25日の東京ドーム大会ではオカダが丸め込みで辛勝したのに対し、9月4日のメットライフドーム大会ではコブが完璧なツアー・オブ・ジ・アイランド葬。一見するとコブ有利の状況で3度目の決戦を迎えた。

ゴングが鳴るとコブがツアー・オブ・ジ・アイランドでの速攻を狙うが、オカダもリバースネックブリーカーで切り返しを見せるという試合開始直後から両者トップギア。
場外戦でイニシアチブを握ったコブはその圧倒的な腕力でオカダを一方的に痛めつけ腰への一点集中攻撃。オカダはトペ・コンヒーロで流れを変え、ミサイルキック、ダイビングエルボードロップと華麗な飛び技で畳み掛けるが、コブはレインメーカーをキャッチしてアスレチックプレックス、餅つき式ツームストンパイルドライバーと圧巻の大技で倍返し。
 しかしオカダは折れること無く的確なドロップキックでカウンターを入れ、旋回式ツームストンパイルドライバー、マネークリップ、雪崩式DDTと首への一点集中攻撃。なおも起き上がってくるコブだったが、オカダの開脚式パイルドライバーから渾身のレインメーカーが決まると肩を上げられず、そのまま3カウント。

 これにより、今年のG1決勝戦は飯伏幸太vsオカダ・カズチカに決定。
 マイクを取ったオカダは「明日でこの熱い熱い秋が終わります。もうさ、ここで俺が何を言おうと明日の勝者がすべてを持っていきます。だからさ、もうみんな今日は解散。しっかり手洗いうがいして、明日も仕事頑張って、最後、G1 CLIMAX楽しんでいきましょう!」と叫び、「G1 CLIMAXに金の雨が降るぞ!」と天を仰いで大会を締めた。

 試合後、翌日に控えた決勝戦について問われたオカダは「明日のことに関しては明日すべてが分かると思いますし、それまでワクワクしてて。明日、仕事で見れなかったとか、そんな損なことはないんでね。選手だけじゃなくスタッフもそうですし、一番はこの新日本プロレスの『G1 CLIMAX』を楽しみにしているお客さんはワクワクして、しっかり寝なさいよ。ワクワクして寝られない、ドラマだったら1週間先かもしれないけど、『G1 CLIMAX』は明日なんでね。ワクワクしてください」と飯伏については語らず、静かに闘志を燃やしながら会場を後にした。

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