欧州から初の世界ジュニア王者誕生!コロナ禍でも祖国に帰らず単身修行中のフランシスコ・アキラがジャパニーズドリームを実現!

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 26日、東京都・大田区総合体育館にて全日本プロレス『2021 Champions Night ~三冠統一の地から 50周年への飛翔~』が開催され、フランシスコ・アキラが岩本煌史を破って悲願の世界ジュニアヘビー級王座戴冠を果たした。

 アキラは2015年にイタリアのICWにて16歳でデビューし、2019年にTAJIRIの推薦で来日し全日本プロレスへ初参戦。以降は全日本の道場に住み込んでレギュラー参戦を続けている。
 アキラは親日家の母を持ち、“アキラ”の名もリングネームではなく本名。「全日本プロレス参戦が決まった時、ママと二人で抱き合って喜んだ」と語るアキラは、イタリアの家族のエールを受け、コロナ禍の中でも祖国に帰ること無く全日本でプロレスを究める道を選んだ。

 参戦当初は線が細く少年のような体躯であったアキラだが、全日本の大型選手たちに揉まれて身体も技術も急成長。そして今月3日にはジュニアヘビー級のトーナメントである『2021 Jr. BATTLE OF GLORY』で優勝する実績を残し、世界ジュニア王者・岩本煌史への挑戦権を掴んだ。


 アキラは身軽さとスピードを活かして序盤から猛攻をかけるが、“飛ばないジュニア”の系譜を持つ岩本はアキラの攻撃をどっしりと受け止め、柔道仕込みのグラウンドテクニックで圧倒。必殺の孤高の芸術(※カウンターの払い腰)に向け、DDTやSTFなどで堅実に頭部へのダメージを集中させたかと思えば豪快なラリアットやSTO、普段は見せないリバース・ゴリー・スペシャルボムを解禁するなど4度の世界ジュニア王座戴冠歴を持つ貫禄の試合運びを見せる。
 しかしアキラは岩本の雪崩式パワーボムをフランケンシュタイナーで切り返し、ハリケーンドライバーは逆打ちで切り返すなど驚異的な粘りを見せ、岩本の孤高の芸術をYutaka(※変形オスカッター)で切り返して3カウント。

 涙を流して大喜びしながらベルトにキスするアキラの元へ、『2021 Jr. BATTLE OF GLORY』でアキラに苦杯を喫したSUGIが現れ挑戦表明。アキラは「私のヨーロピアンレスリングにSUGIさん挑戦してきてください」と堂々とこれを承諾した。

 バックステージに戻ったアキラは「信じられない!信じられない!僕が新しい世界ジュニアヘビー級のチャンピオンなんだ!このフランシスコ・アキラがはヨーロッパ出身の選手で初めて世界ジュニア王者になったんだ!新しい歴史を創ったんだ!それを歴史に記してくれ!僕は2年前に日本に来て、ハードな練習を積んできた。そして、今日こうして結果を出したんだ!信じられない!」と涙しながらベルトを抱きしめる。
 そして「昨年から色んなことがあったけど、決して諦めなかった。決して投げ出さなかった。この世界ジュニア王座を取るために頑張ってきたんだ。(※家族や大切な人の名を挙げてから)みんな、僕はやったぞ!全日本プロレスのファン、アリガトウゴザイマシタ!僕のジャパニーズドリーム、世界ジュニア王座戴冠を成し遂げたぞ!このベルトは僕のものだ!アリガトウゴザイマシタ!アリガトウゴザイマシタ!アリガトウゴザイマシタ!」と周囲の人間に何度も頭を下げながら上機嫌に去っていった。

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