杉浦貴&桜庭和志がぐるぐるバットデスマッチを拒否しDDTとベルトをかけた対抗戦へ!「ゴチャゴチャ言わんとSSAで誰が一番強いのか決めようじゃありませんか」

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 31日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAHが『三沢光晴メモリアル2021 in 後楽園ホール~Forever in our hearts~』を開催し、杉浦軍と男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシンとの抗争が決定的になった。

 今大会は2009年に亡くなったNOAHの創設者である三沢光晴さんのメモリアル大会として実施。本来であれば大田区総合体育館にて行われる予定であったが、3度目の緊急事態宣言による影響で延期となり、場所を聖地・後楽園ホールに移しての開催となった。

 第4試合では、GHCナショナル選手権試合が行われ、杉浦貴に桜庭和志が挑戦。
 2人は杉浦軍でともに闘う仲間であり、昨年8月にはGHCタッグ王座を戴冠。その息の合った試合ぶりが評価され東スポプロレス大賞最優秀タッグチーム賞を受賞するなど固い絆で結ばれており、事前の記者会見で笑顔でジョークを飛ばし合ったり完敗を交わしたりと和やかな雰囲気を保ちながらこの日の決戦を迎えた。

 ゴングが鳴ると、静かに組み合ってじっくりとしたグラウンドで互いの技術を確かめ合うかのような展開に。杉浦がスタンドでの掌底の打ち合いを仕掛けても桜庭は一定の距離を保って杉浦を焦れさせ、場外へのプランチャを見せるなど普段とは違った引き出しも開けていく。
 桜庭は杉浦のヒザに狙いを定めてサブミッションを中心に攻め込んでいくが、杉浦は桜庭のハイキックをキャッチし足をすくってバスター。そのまま逆エビ固めへと持ち込み、腰への一点集中攻撃を展開。桜庭は変幻自在のアームロックで杉浦の攻め口を潰していくが、杉浦は強引なジャーマンで脱出すると、桜庭の頭蓋を揺らすエルボーや掌底を連打していくが、桜庭は飛びついて変形三角絞めで切り返し、執拗なチキンウイングアームロック。杉浦がこれを強引に持ち上げようとするも桜庭はクラッチを外さず。ならばと杉浦はスクールボーイで意表を突くと桜庭も対応が遅れてそのまま3カウント。杉浦が初防衛に成功した。

 杉浦と桜庭が笑顔で健闘を称え合っていると、そこへ6月6日のさいたまスーパーアリーナ大会で杉浦軍との対抗戦を執拗に要求しているDDTの男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシンが登場。
 この対抗戦を頑なに拒否していた杉浦が「またぐな。またぐなよ。またぐな」と威嚇する中、2人はエプロンから杉浦軍へ対抗戦プランのプレゼンを開始し、『A案:ぐるぐるバットデスマッチ』『B案:ノアで最も輝いているタッグベルト Sugi-Sakuベルトへの挑戦』の2案を提示するというダブルバインドで迫ると、杉浦は「俺たち杉浦軍はな、誰の挑戦でも受けるぞコラ!」とB案を選択し、事実上2人との対抗戦を了承してしまう。
 言質を取ったディーノ&ササダンゴはニヤリと笑ってロープをまたぐと、リング上で「ゴチャゴチャ言わんと、6・6さいたまスーパーアリーナで誰が一番強いのか決めようじゃありませんか」と改めて宣戦布告。ベルトを掲げる杉浦とディーノ&ササダンゴが睨み合う様を桜庭は困ったような笑みを浮かべながら遠巻きに見つめた。

 試合後、試合の感想を聞かれた杉浦は「練習の延長みたいな」と笑い、桜庭も「スパーリングみたいな。読まれてましたね。喋りで騙そうとするんだもん」と杉浦に笑いかける。
 そして、ディーノ&ササダンゴとの抗争に話が及ぶと杉浦は「A(ぐるぐるバットデスマッチ)は無いでしょ。Bだったらこれ(Sugi-Sakuベルト)かけて普通の試合出来るんでしょ?」と通常形式の試合を想定している旨を明かした。
 しかし、DDTが誇る変則マッチの天才たちが通常形式の試合を用意するはずもなく、杉浦軍には思いもよらぬものが待ち受けていることが予想される。果たして杉浦&桜庭はDDTワールドに対応して絆のベルトを守ることが出来るのか。その答えは6月6日のSSA大会で出ることになりそうだ。

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