三沢光晴メモリアル大会で武藤敬司がエメラルド・フロウジョン!破れた丸藤正道へ「三沢光晴を意識してセンチになってた」と指摘

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 31日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAHが『三沢光晴メモリアル2021 in 後楽園ホール~Forever in our hearts~』を開催し、武藤敬司が迫る6月6日のさいたまスーパーアリーナ大会でのGHC王座戦を前に丸藤正道に勝利した。

 今大会は2009年に亡くなったNOAHの創設者である三沢光晴さんのメモリアル大会として実施。本来であれば大田区総合体育館にて行われる予定であったが、3度目の緊急事態宣言による影響で延期となり、場所を聖地・後楽園ホールに移しての開催となった。

 メインイベントでは、6月6日のさいたまスーパーアリーナ大会でGHCヘビー級王座を争うことが決まっている武藤敬司と丸藤正道の前哨戦として、武藤敬司&田中将斗vs丸藤正道&船木誠勝という“M’s alliance”メンバーのみでのタッグマッチが行われた。

 丸藤は虎のマスクをかぶって入場、武藤はガウンやリストバンドに緑をあしらって入場とそれぞれ三沢さんへの思いを装いに反映させての登場。
 序盤は全員がじっくりとしたグラウンド戦を展開し、受け身の音が響かない静かな殺気がリングに満ちる。船木が腕十字であわやレフェリーストップというところまで追い込むと、丸藤が場外に逃れた武藤の腕をリング鉄柱なども使って集中攻撃。丸藤&船木は敢えて武藤のヒザではなく腕へと照準を定める。
 武藤が船木の襲撃をドラゴンスクリューで切り返して脱出すると、代わる丸藤へ低空ドロップキック、ドラゴンスクリュー、足4の字固めの黄金コンボ。さらに串刺しシャイニング・ウィザードから再びドラゴンスクリューを狙うが、丸藤は腕への虎王からパーフェクト・キーロック。丸藤は顔面への虎王から三沢さんに捧げるタイガー・ドライバーを狙うが、これを振り払った武藤は同じく三沢さんに捧げるエメラルド・フロウジョンで返礼。丸藤も不知火を決めて粘るものの、田中のスライディングDを足に被弾し崩れ落ちたところへ武藤のシャイニング・ウィザード、田中の正調スライディングD、武藤の足4の字固めと畳み掛けられるとたまらずギブアップ。

 試合後、武藤は「丸藤も頑張ってるけど、もしかしたら若干、三沢光晴をちょっと見すぎてセンチになってたのかなって。そこにちょっとだけ隙が出来たのかなって俺はそんな気がしてますよ」と丸藤の中にある三沢さんの影の大きさを指摘。
 しかし、この日は武藤もガウンやリストバンドに緑色をあしらい、エメラルド・フロウジョンも繰り出した。これについて聞かれた武藤は「そりゃもう意識してますよ。俺は丸藤と違って外見だけ意識した。アイツは内面も意識してセンチになってたのかな」と笑顔で語った。

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