“世界最速の妖精”なつぽいが日本武道館でAZMからハイスピード王座奪取!「自分を信じて、信じて、信じ抜く奴にだけ訪れるのが奇跡!

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 3日、東京都・日本武道館にて、『レック Presentsスターダム10周年記念 ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA』が開催され、なつぽいがAZMから悲願のハイスピード王座奪取に成功した。

 AZMが1月の後楽園ホールで米山香織を相手に同王座を防衛を果たすと、その日に正式にスターダム入団を果たしたなつぽいが武道館でそのベルトに挑戦するのに相応しいのは、私しかいないでしょ?AZMパイセン」と挑戦表明。
 AZMは「入団したぐらいで挑戦したいとか、そんな軽いベルトじゃないんだよ」と一蹴したものの、なつぽいの実力は認めている様子。しかし、なつぽいが「ハイスピードが頂点でゴールだと思われたくないんで、タッグのベルトも取って、さらにさらに上に行きたい」と発言していたことに誇りあるハイスピード王者として引っかかりを感じていた。

 両者の王座戦が決定後、なつぽいはDDMのひめかとの“ひめぽい”でゴッデス・オブ・スターダム王座(タッグ王座)に挑戦したものの惜敗。しかし、ひめかがすぐに「私にはもう1人パートナーがいる」と同じくDDMの舞華とともに挑戦を表明し、“舞ひめ”タッグが1発でゴッデス王座を奪取。
 これには大江戸隊の刀羅ナツコも「一回負けたぐらいで相方をすぐポイか?」とひめかに怒りを顕にしてゴッデスへの挑戦を表明するなど、団体内外でも賛否両論の声が上がっており、なつぽいはその渦中にいたことでフラストレーションを溜めていた様子。
 大会前の調印式でその苛立ちを顕にするなつぽいに対し、AZMは「なつぽいはスターダム来る前はシングルの王座を獲ったりと実績を残してきたのに、スターダムに来てここ半年、なにしてましたか?なつぽいはね、こんなくすぶっている選手じゃないんですよ。なつぽいの熱い本気の思いを3・3、私にぶつけてきてください」と堂々と王者として迎え撃つ姿勢を見せていた。

 ゴングと当時に突っ込んでいく2人だが、互いの動きが速く中々攻撃がヒットせず。そのまま場外にもつれ込むとAZMはコーナーからの場外ダイビングフットスタンプを決めて優位を掴み、ラ・ミスティカや無道で攻め込んでいく。なつぽいもバックラッシュや側宙式のダイビングボディプレスを決めて互角に持ち込むと、終盤には互いにエンドレスワルツを繰り出し激しい丸め込み合戦を展開。
 最後はなつぽいがロコモーション式ジャーマン・スープレックスから新技のパッケージ・ジャーマン・スープレックス・ホールドで叩きつけて3カウント。


 スターダムに来て悲願のシングル王座奪取を果たしたなつぽいは涙ながらに「ありがとうございました!奇跡は、実力が無い奴じゃなくて、自分を信じて、信じて、信じ抜く奴にだけ訪れるのが奇跡!私は、このリングで夢を見させてあげます。絶対にこのベルト守り続けて、もっともっと上に駆け上がってやる!なつぽいこと……なつぽいでした」と語り気炎を上げる。

 一方、AZMは「やっぱりなつぽい、強いんですよ。やっぱりくすぶってる選手じゃない。それが改めてお客様にも分かったかなと思います。でも、私が巻いてハイスピード戦線、盛り上がりました。私色に染まってるハイスピード、なつぽいが獲ったらね、どう楽しませてくれるのかすごく楽しみですね。まあ、ハイスピード第1章は終わりましたが、これからの私の第2章を是非楽しみにしてて下さい」と語り、新しい門出を誓った。
 なお、AZMは昨年11月の横浜武道館大会でもYouTubeで無料配信された第1試合でハイスピード王座戦を行っている。この日は王座陥落してしまったものの、スターダムの魅力を世の中に広く伝えてきたAZMの今後の飛躍にも期待したい。

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