愛媛県のご当地アイドルが地元のGoTo商店街イベントで暴れるプロレスラーをビンタでKO!

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 21日、愛媛県・松山銀天街にて『GoTo銀天街』のオープニングイベントが行われ、愛媛プロレスのメンバーたちが当イベントのアンバサダーとして路上で試合を行った。

 松山銀天街は、愛媛県・松山市中心部に位置する商店街であり、江戸時代に松山城の城下町として栄えてから現在に至るまで地元住民の生活の場として続いている。しかし、今年上旬から新型コロナウイルス感染拡大の影響から消費が落ち込み、さらに道後温泉を始めとした観光地への県外からの集客も激減したことから銀天街は苦境に立たされていた。
 そこで、銀天街は『GoToキャンペーン』の一環であり、経済産業省が主導する『GoTo商店街』の制度を活用したイベント『GoTo銀天街』を企画。
 当企画は『愛媛県の魅力を商店街で再発見』をテーマに行われ、銀天街の逸品・名産品の紹介コーナーや県産品産直市、愛媛県を活動基盤とする地元のスターたちによるイベントが実施。三密を避けるため、今月11月19日から来年1月31日まで約2ヶ月半に渡り、多くのイベントが断続的に実施される。

 この日のオープニングイベントでは、アンバサダーとして愛媛プロレスのキューティエリー・ザ・エヒメ、石鎚山太郎のほか、吉本興業所属“愛媛県住みます芸人”のうっつん、ひめころん。愛媛県のローカルアイドルグループとして、“ひめキュンフルーツ缶”の古谷那瑠美、“唯我独尊” の水成巧、“トライシグナル”の谷尾桜子、フリーパーソバリティのやのひろみ、タレントのらくさぶろうが登場(敬称略)。

 挨拶のためにマイクを取った山太郎は、銀天街で過ごした学生時代の思い出とひめキュンの古谷さんへの愛を熱弁。そして古谷さんにいいところを見せるべく試合をすると宣言し「緑の化け物がイケメンを倒す瞬間を皆さん見たいですよね?!」と唯我独尊の水成さんを相手に無理やり試合開始。


 路上での試合が始まると、水成さんのチョップが思いの外痛かったため山太郎は卑怯な手で水成さんを痛めつけていくが、ここで正義の牛鬼であり愛媛プロレスの選手である牛神ウシオニ・キングが登場して山太郎をお仕置き。山太郎は再び卑怯な手でウシオニを倒して古谷さんに迫っていくが、古谷さんの答えは強烈なビンタ。身も心も大ダメージを負った山太郎へウシオニがアルゼンチン・バックブリーカーを見舞って山太郎からギブアップを奪った。

 その後は全員笑顔で和解し、皆でくす玉を割って『GoTo銀天街』のオープニングコール。銀天街に集まったギャラリーは大喝采を贈った。

 無事オープニングを迎えた後、『GoTo銀天街』の音頭を取る松山銀天街商店街振興組合の理事長や、全国商店街振興組合連合会の青年部部長などを兼任する加戸慎太郎氏に話を聞いた。

――まず、『GoTo銀天街』についての想いを聞かせてください
「銀天街という場所は江戸時代から古い歴史を持つ松山の城下町として地域の皆様に愛されてきた生活の広場です。我々、今商店街でお店を構えている皆さんもこの何十年でバブルの崩壊、リーマンショック、そしてコロナ禍……大きな波、小さい波に揉まれながら頑張ってきました。そのたびに思うのは、結局この銀天街という通り、商店街を大事にしてくれる皆さんからの思い入れ、もしくは世の中が良いとき、悪いとき含めて思い出を作ってくれた人たちが次の街を作っていっているということを実感しています。『GoTo銀天街』というイベントで皆が1つになれば、コロナでしんどい状況になってしまったこの商店街もこの危機を乗り越えられるでしょうし、新たなウィズコロナ時代の商店街や通りの未来を見ることが出来ると思ってGoTo商店街の制度を使って感染対策をしながら、地元でものづくりに関わる皆さん、そして地元のエンタメを盛り上げてくれている皆さんと一緒に新たな思い出づくりをしていきたいという想いで企画したイベントです」

――地元を盛り上げるには地元のスターが先頭に立つことが一番大事なことだと
「そうですね。やっぱり地元の人間が輝かないと!商店街とか、組織が輝くのは違うんですよ。街は組織が作っていくわけではなくて、そこで生活する皆さんが、消費者や来外の方、お店の方が作っていく広場なんです。我々運営側はその手助けをしたり、うまく形になるように手を添えたりとか、その魅力を改めて引き出させるよう動くことを第一に考えました。今日来てくれたひめキュンも、結成して一番最初のライブはここでやっていますし、世界に羽ばたいていった人もいます。人間同士が共感し合うことでないと、エンターテイメントだろうがものづくりだろうが大きくならないだろうなと思うんです。この銀天街は、松山のこの場所にしか無いし、街そのものが動くことはありません。だから、自分たちが未来の価値を創っていかなければいけませんし、そういう方がどんどん生まれてほしいし、どんどん愛媛から旅立っていって大きくなって戻ってきてほしいと思うんです。そういう皆さんの“家”になることがこの場所の役目だったり、生活の広場の価値なんじゃないかと思ってて。僕はたまたま今のこの期間に理事長をしているだけなので、今この瞬間に僕が出来ることをやって、どんどん引き立たせて行きたいんです。色々しんどいこともあるんです。100店舗もあるので色々な意見を言う方もいらっしゃいましたが、やっぱり本物はその機会機会で出していって、突き抜けていくしか無いので」

――今回は“地元のスター”として愛媛プロレスの皆さんが登場しました。なぜ愛媛プロレスを呼ぼうと思ったのでしょうか
「愛媛プロレスさんは立ち上げのときからずっとこの銀天街という商店街に愛着を持って街を盛り上げてくれていて、色んな所でパフォーマンスをして元気を分けてもらってきました。このコロナ禍でも『少しでも経済を回さないといけない』とチラシ配りをしてくださいました。エリー代表もそうだし、山太郎くんも『僕は銀天街が大好きなのでここでずっとやっていきたいです!』と言ってくれたり、そういう方にメインでやってもらえたら嬉しいですし、一緒に切磋琢磨して短い期間でやってきました。エリー代表については、僕は2歳のときから知っているので(笑)それを抜きにしても、頑張ってるからですよ、愛媛プロレスさんは。その頑張りに街は応えなきゃいけないですよ。愛媛プロレスの皆さんのパフォーマンスは本当に笑顔になれるものだと思うので、もっとたくさんの人に見てほしいと思ってお力を借りました」

――愛媛プロレスのライジングHAYATO選手は全日本プロレスに参戦中で全国を巡業して愛媛の魅力を伝えています。『いずれは世界のスターになって愛媛に戻ってきたい』とも言っていますが、愛媛からこうしたスターが生まれていくことについてのお気持ちは
「非常に嬉しいですよね。彼も10代のときから知っている子ですし、地域のお祭りとか色んなイベントを手伝ってくれるところからスタートなんですよ。そういう意味では感慨深いし、自分と年の離れた弟くらいの気持ちで応援していますね。ひめキュンも彼もそうだったんですけど、成長していくさまが見られるんですよ。HAYATOくんで言うなら『あっ、こんな技が出来るようになったんだ』とか『いつの間にこんなに筋肉が大きくなったんだ』みたいな。中身はホント子供の頃のままなんですけどね(笑)いずれWWEとかに行ったらすごいことですよね。国内でも、棚橋弘至さん以上のスターになってほしいです!(笑)」

――最後に、全国の皆さんへ『GoTo銀天街』についてのメッセージをお願いします!
「今はコロナ禍で全国の皆さんが沈み込んでいて、私もしんどい状況にはなってしまったんですけど、新しいことや変化に対して前向きに動くことが大事だと思うんです。だから今出来ることで皆を笑顔にしていこうと思って動いています。人を笑顔にするには色んな方法があって、今回は愛媛プロレスの皆さんのお力も借りて銀天街に来てくださった方を笑顔にすることが出来ました。笑顔を広げる、思い出を広げるためのお祭りですので、皆さん是非銀天街にお越しください!」

<GoTo銀天街プロジェクト>
https://gotogintengai.jp/

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