西日本豪雨の災害復興に尽力している愛媛プロレスメンバーが愛媛にちなんだ名前に改名!代表は伊予観光大使に就任!
『プロレスで愛媛を元気に!』を掲げて活動を続けている四国初のご当地プロレス団体『愛媛プロレス』の代表であるキューティエリーがキューティエリー・ザ・エヒメと改名し、愛媛の情報発信や観光イメージ向上を担う70人目の「伊予観光大使(愛称・いよかん大使)」に就任した。
愛媛プロレスは2016年4月に旗揚げし、現在所属メンバーは29人。エースであるライジングHAYATOは県外の団体へも数多く参戦し、地元・愛媛をアピールしながら王者としても君臨している。地元のお祭りなどを中心に興行数も増えてきた最中、2018年の7月に起きた西日本豪雨で愛媛が被災。愛媛プロレスのメンバーは被災翌日には生活物資などトラック7台分ほどを被災地の避難所8カ所に届け、そのまま復興活動に参加。地元企業である三福グループやネクスポイント、味元サービスの支援のもと1週間毎日被災地へ物資を届け、現在も浸水した家屋の清掃及び撤去作業などボランティア活動を続けている。
現地の状況に関してエリー代表は「被災当初は、被災地域、主に愛媛県南部のライフラインの確保等が最優先でしたが、1週間過ぎた頃からは泥水に浸水した家屋の清掃及び道路の撤去などが朝一で求められておりました。出来る限り現地に足を運んでいるのですが、被災直後は被害の大きさに目を疑いました。自分がよく足を運んでいる瀬戸内海の美しい怒和島という小さな島でも死亡されたお子様もいらっしゃいましたし、現地に行くと本当に胸が痛みます。2ヶ月たった今、被災地域が農業が盛んな時期だったこともあり、みかんの生産出荷等に影響が出ております。また現在は、愛媛県中心市街地を含め愛媛県全体の観光客数も減っており、メディアで取り上げていただく数が少なくなっても、やはり被災地ではまだまだ元通りの生活を手に入れることができない方々がたくさんいらっしゃるのも現状です。一部地域を除いては普段通りの生活を取り戻しており、観光客の皆様へのおもてなしも十分に可能ですので、ぜひ愛媛に足を運んでいただけたら嬉しいです」と、復興支援をかねて愛媛に来て欲しいと思いを語る。
9月22日には、愛媛県西端にある八幡浜市や八幡浜市教育委員会が後援に入り、八幡浜市新町商店街で『被災地復興支援プロレス』を開催。沖縄の琉球ドラゴンプロレスも参加し、現地にプロレスで笑顔を届ける予定だ。
そんな活動を行っている愛媛プロレスメンバーだが、代表のキューティエリーはキューティエリー・ザ・エヒメ、バッファロー吉田は石鎚山太郎に改名し、より地域の魅力を発信することに。さらに愛媛県知事より愛媛の情報発信や観光イメージ向上を担う『伊予観光大使(愛称・いよかん大使)』をエリー代表が委嘱されることとなった。
「魅力ある愛媛県産品を県外の方々にも知っていただけるようPR活動にも邁進していきたいと思います」と語ったエリー代表は、最後に「ボランティアの人出も必要とされていますし、支援金ももちろん被災地の復興には欠かせません。ですが何より、農業はじめ被災地の皆様の生活基盤となる経済活動の平常化のため、被災地のみかんなどを積極的にご購入いただけるととても被災地復興に有効だと思います。被災した地域はみかん生産地として有名な場所ばかりです。ぜひ、ご自宅やご贈答用など、愛媛のみかんをご検討いただけたら幸いです」と特産品をアピールした。