【試合詳細】11・20 新日本プロレス後楽園ホール大会 BUSHIvs高橋ヒロム 石森太二vsDOUKI SHOvsロビー・イーグルス 田口隆祐vsマスター・ワト エル・デスペラードvs上村優也

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『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』
日程:2020年11月20日(金)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:696人

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○小島聡/本間朋晃
9分0秒 ラリアット→体固め
永田裕志/●ゲイブリエル・キッド

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
●上村優也【3敗=0点】
11分26秒 エル・エス・クレロ
[鈴木軍]○エル・デスペラード【1勝1敗=2点】

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
[BULLET CLUB]○石森太二【2勝1敗=4点】
12分0秒 ブラディークロス→エビ固め
[鈴木軍]●DOUKI【3敗=0点】

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
○田口隆祐【2勝1敗=4点】
10分22秒 エビ固めを切り返す→エビ固め
●マスター・ワト【2勝1敗=4点】

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
[CHAOS]●SHO【2勝1敗=4点】
19分22秒 ロン・ミラー・スペシャル
[CHAOS]○ロビー・イーグルス【2勝1敗=4点】

▼『BEST OF THE SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
[L.I.J]○高橋ヒロム【2勝1敗=4点】
23分42秒 TIME BOMB→体固め
[L.I.J]●BUSHI【1勝2敗=2点】

高橋ヒロムが同門のBUSHIを撃破し「BOSJ27優勝するのはこの俺、高橋ヒロムだ~!」石森太二、ロビー・イーグルス、田口隆祐が勝利し4点へ横並び

第1試合

 先発は小島と永田。ロックアップから永田がバックを取ってリストの取り合い。永田がフロントネックで捕らえるが小島がロープを掴みブレイク。だが永田がすぐさまビッグブーツを叩き込むとエルボーの打ち合いへ。
 永田がローキック連打からミドルキックも、キャッチした小島がエルボーからロープに飛んでショルダータックルで倒す。ファンにアピールするが、立ち上がった永田がビッグブーツで蹴倒しゲイブにタッチ。小島も本間にタッチ。

 ロックアップから本間がロープに押し込むが、ゲイブが切り返してチョップ。さらにエルボー連打からロープに飛んでショルダータックルも、受けきった本間がガットショットからヘッドロックで捕らえショルダータックルで倒す。
 本間はガットショット連発でコーナーに押し込み、エルボーからハンマースルー。串刺しバックエルボーからフェイスバスターで叩きつけ小こけしも、ゲイブは避けて永田にタッチ。

 永田はガットショット連発も、本間が蹴り返しエルボー合戦。永田がローキック連打で倒し、サッカーボールキックからセコンドの小島にビッグブーツ。永田はゲイブにタッチ。

 ゲイブと永田は本間に股裂きからゲイブがフォールも2。
 ゲイブはエルボー連打。本間もエルボー連打で返すが、ゲイブがビンタを叩き込みフロントネック。本間がコーナに振っていくが、ゲイブは足を伸ばしてカットしエルボースマッシュからショルダータックルで倒しフォールも2。
 ゲイブはフロントネックで捕らえ永田にタッチ。

 永田はボディにエルボーを叩き込んでいき、膝立ちの本間のボディへミドルキック。だが本間はミドルキックをキャッチしロープに飛ぶが、永田はビッグブーツで迎撃しエルボーからブレーンバスターを狙うが、本間が逆にブレーンバスター。本間は小島にタッチ。

 小島はチョップからコーナーに押し込みマシンガンチョップ。小島はコーナーに振って串刺しエルボーからいっちゃうぞバカヤローエルボーを落とす。フォールも2。
 小島はエルボー連打も、永田は膝蹴りを叩き込みカット。小島はロープに振るが、永田はラリアットを避けて低空ドロップキックからエクスプロイダー。永田はゲイブにタッチ。

 ゲイブはエルボー連打。小島がロープに振るが、ゲイブはランニングエルボーで倒し、投げようとするが耐えた小島がブレーンバスター。だが着地したゲイブが後ろから突き飛ばしドロップキック。フォールも2。
 ゲイブはバックドロップを狙うが、耐えた小島がガットショットからコジコジカッター。フォールも永田がカット。
 本間と永田がエルボー合戦から永田がロープに飛ぶが、本間がラリアットでなぎ倒し小こけし。
 ゲイブが本間と小島に交互にチョップを打ち込み、小島にエルボーから本間にダブルチョップ。さらに本間を小島に突き飛ばして同士討ちさせると二人まとめてドロップキックで吹っ飛ばす。
 小島に串刺しエルボーからミサイルキックを発射しフォールも2。
 ゲイブはダブルアームの体勢も、耐えた小島がショルダースルーから剛腕ラリアット。避けたゲイブが首固めも2。
 ゲイブは顔面を蹴りつけロープに飛ぶが、小島はラリアットで迎撃しフォールすると3カウント。

<試合後コメント>
本間朋晃&小島聡
本間「オイッ! ゲイブ!! おまえ本当素晴らしいよ。素晴らしい。気合もあるしパワーもあるし。でも、この本間朋晃、舐めてもらっちゃ困るんだよ! オイッ! おまえが言ってきた第3世代、小島…小島…小島……。オラ! 俺の名前どこいった!? わかんねーんだったらよ、力尽くで俺はわからしてやるよ! でも今日は俺は俺と小島、勝つには勝ったけど俺にとっては負けたに等しい。何でかっつーと俺が攻め込まれてどうすんだっつーの。クソが、俺は今日負けだよ負け、俺の負けだよ」
小島「多分、ゲイブと俺はきっと親子以上の年齢が離れていると思う。もうそういう中でね、これだけ同じ、互角? いや、もしかしたらあいつの方が強く見えるよ、きっと。そういう試合を今やっている、ギリギリ、ギリギリ立ってるよ。辻とかもそうだけどさ、1個1個のパワーとか1個1個の技の上手さとか1個1個のインサイドワークとか、そのどれをとってもきっと俺よりも上だと思う。だけど、プロレスはその全てが合わさって初めてプロレスになるんだ! なあ、その総合力でまだ俺はおまえには負けない。絶対に負けてられない。ここで負けたら俺はこのプロレス業界でメシ食えなくなっちまう。今、おまえたちにやられたら。だからこっちはムチャムチャ必至だぞ今。全然余裕なんかないけど、必死こいて生きてる。その必死こいて生きてる姿を沢山の人に見てもらう。新日本プロレスワールド、そして今日の会場の人、全国の沢山のファンの皆様に、まだ小島聡は生きているということをみんなに教えてやろう」

永田裕志&ゲイブリエル・キッド
永田「ま、結果は初日と一緒ですけどね。全然違う試合展開ができたんで、なんかその、結果以上にやっぱゲイブののびのびとしたしたファイトがお客様に披露できて。まあ今日はなんか負けたけどしてやったり的な、有意義な試合でしたね。もうちょいだったんですけど。ゲイブも伸びてるから、それを今日披露できて。次は辻がもっと凄いもの見せて、勝てば最高だなと。そういう風に仕向けるのが俺の努めかなと、今シーズン。以上です」
ゲイブリエル「クソ! でも試合の後ナガタサンが、“ゲイブ、すごかったぞ。よくやった。お前は強い闘魂を持ってる”と言ってくれた。すごく嬉しい褒め言葉だった。全然まだまだだったし、今日も勝てなかったけど、2人をギリギリまで追い詰めた。3カウントを取ってやるつもりだったけど、それは無理だった。コジマとナガタも互いに燃え上がっているようだ。でも俺のターゲットはホンマだ。何故かって? だって彼はコソコソ逃げ隠れてるあいつのパートナーだから。ホンマ、このシリーズを通し俺とあなたのどちらが強いのかハッキリさせようじゃないか。もっともっとあなたの力を見せてくれ。俺は今日全力であなたにぶつかっていったぞ。さぁもっとやろう」

第2試合

 上村が突っ込むもデスペは場外に降りて挑発。上村はこれを追うが、デスペは入れ代わりにリングに上がり挑発。上村が走り込むとデスペが走り込むが、上村が大外刈りで倒し腕ひしぎを狙うが、デスペは切り返してヘッドロック。上村はカニバサミで倒し腕を取ろうとするが、デスペはこれを抜けるとグラウンドの攻防。上村が腕ひしぎで伸ばすがデスペはロープに足を伸ばしてブレイク。

 上村はストンピング連打も、デスペはボディブローから場外に投げ捨てて場外乱闘へ。上村が鉄柵に叩きつけてショルダータックルで倒すとリングに投げ入れる。上村はロープを跨ごうとするが、デスペはロープを蹴り上げて急所攻撃。
 デスペは顔面を踏みつけると、再度場外に投げ捨て鉄柵に叩きつけていき場外ボディスラム。

 カウント18でリングに戻った上村に、デスペはストンピング連打からボディスラム。さらにキャメルクラッチで捕らえ絞り上げると、これを離してフォールも2。

 デスペは足へのニードロップ。上村は膝立ちでエルボーも、デスペは膝を蹴りつけニークラッシャーを狙うが、耐えた上村がドロップキック。しかしデスペはロープを掴んでスカすと、上村をロープに振ろうとするが、逆に振った上村がドロップキックで倒す。
 上村は串刺しバックエルボーからエルボー連打。さらに蹴りつけてストンピング連打。
 上村はコーナーに振って串刺しドロップキックからランニングエルボーで倒しフォールも2。

 上村は逆エビ固めで捕らえるがデスペはロープを掴みブレイク。

 上村はストンピングから閂スープレックスを狙うが、耐えたデスペにエルボーからジャーマンを狙うも、デスペは足を踏みつけて逃れエルボー。上村がエルボー連打からロープに飛ぶが、デスペはスパインバスターで迎撃しフォールも2。

 上村は逆片エビ固めで捕らえ、ロープを掴もうとした上村にマフラーホールド。上村はロープを掴みブレイク。

 デスペは担ごうとするが、耐えた上村が飛びつき腕十字も、デスペが潰してフォールも2で上村が腕を伸ばしていく。デスペはロープに足を伸ばしブレイク。

 上村は腕へのエルボー連打から上を絡めて投げようとするが、デスペはサミングからエル・エス・クレロで3カウント。

<試合後コメント>
エル・デスペラード
「(左肘が)痛え……。ああ、痛い痛い。いい刺激になったぜ、おい。ヒロムとよ、あんだけドロドロドロドロやった後に、次の公式戦がヤングライオン。ヤングライオンつったって、そこそこ時間経ってんだろ? 2年ぐらい? 2年半ぐらいやってんだろう。まあ、ヤングライオンに毛の生えた程度つうところか。いい刺激になったよ。思ってた以上に楽しかった。最高に楽しかった。まあ、俺が期待してなかったっていう部分もあんだけどな。その部分を差し引いたとしても、あいつは『SUPER Jr.』に出られるということがどういうことかよくわかったんだろ。わかってねえような奴が出てるようだったら容赦なく潰すけど、ありゃわかってたな。まあ、別に俺、壁役とかやるつもりねえからな。てめえの縄張りに覚悟も何もない奴が上がってくんのが楽しくないだけ。それだけだ」

上村優也
上村「この試合、全然勝機は見えたはずなのに、僕の得意なグラウンドに持ち込んで、閂スープレックスホールドにつなげるための腕攻めもしたけど、悔しい。むちゃくちゃ悔しい。デスペラード選手は卑怯なことなんかしなくても、十分、チャンピオンになれる実力があるはずなのに。でも、それを含めて、エル・デスペラードだと思うので。どんなことをされようと、僕はそれを全部受け止めて、上回りたいと思います。ありがとうございました!」

第3試合

 入場した石森をDOUKIがドロップキックで場外に叩き出しトペ・スイシーダ。さらに鉄柱に叩きつけてベルトを奪うと、そのベルトで殴ろうとするがこれはレフェリーが止める。DOUKIは場外DDTからリングに戻り、石森がリングに戻ると、DOUKIはエルボーを首元に落としていく。石森は膝立ちでエルボーも、DOUKIはサミングからロープに振るが、石森はハンドスプリング・オーバーヘッドキック。場外に落下したDOUKIに石森が三角飛びケブラーダ。石森はDOUKIを鉄柵に叩きつけ、ベルトを手にするがレフェリーに注意されるとこれを元に戻す。
 石森は鉄柵を使ったネックロック。これを離すとリングに投げ入れる。

 石森はスワンダイブ・ブロンコバスターからYesロックもDOUKIはロープを掴みブレイク。
 DOUKIはストンピングからナックル。コーナーに押し込み顔面に膝を押し付けていく。さらにロープを使ったアームロックもレフェリーが注意しブレイク。

 石森は首投げからスリーパー。DOUKIはボディにバックエルボーを連打し逃れると、ロープに飛ぶが石森はスリーパーで捕らえバッククラッカー。フォールも2。

 石森はサイファーウタキを狙うが、DOUKIは丸め込んでイタリアン・ストレッチ No.32。石森はロープに足を伸ばしブレイク。

 DOUKIは土遁の術を狙うが、耐えた石森をコーナに振る。だが石森は足を伸ばしてカットするも、DOUKIはエルボーからコーナーに押し込みゴリースペシャルの体勢で担ぎ上げると土遁の術も2。

 DOUKIはデイブレイクを狙うが、石森はキャッチして切り返しサイファーウタキも、DOUKIが着地して切り返すとイタリアン・ストレッチで捕らえようとするが、お互い丸め込み合戦からDOUKIがイタリアン・ストレッチNO.32。ロープを掴もうとした石森を巻きこんでリング中央に戻り改めてイタリアン・ストレッチNO.32。石森はなんとかロープに足を伸ばしブレイク。

 DOUKIはラリアットでなぎ倒しフォールも2。

 DOUKIはデイブレイクからフォールも2。

 DOUKIは担ぐが石森は切り返してフロントネックから担ごうとするが、DOUKIが担ぎ返すも石森が着地して突き飛ばし二段蹴り。石森は走り込むが、DOUKIはレフェリーを石森に突き飛ばして動きを止めると延髄斬り。避けた石森がホルヘクラッチも2。

 石森はジャンピングニーから投げようとするが、耐えたDOUKIが石森をレフェリーに叩きつけ、鉄パイプを持ち出すとボディにフルスイング。だが石森がベルトを掴んでDOUKIの鉄パイプにフルスイングして吹っ飛ばすと、顔面へのベルト攻撃からブラディクロスを発射しフォール。これで3カウント。

 石森は鉄パイプを使ったスリーパーで絞め上げた。

<試合後コメント>
石森太二
「DOUKI……めちゃくちゃにしてやった(ニヤリ)。ぶっちゃけ、DOUKIに恨みとかそういうもんはねーんだけどさ……。まあ、これはいわゆる“八つ当たり”だ。誰へのかって……? 18日のメインのバックステージコメント。ちょーーっと傷ついちゃったよ〜。“デスペ・さん”。流石に痛いとこ突くよね〜〜。そもそもさ、何で俺が“デスペ・さん”って呼んでるかわかるか? “デスペ・さん”の言う通り、俺はハッキリ言って喋るのが苦手だ。それに比べて“デスペ・さん”はいい声だし、喋るのが上手いだろう? そこは素直にさ、敬うことにして“デスペ・さん”と呼んでるんだよ。……でもよ、喋れるだけじゃ“シングルベルト”は獲れないってこと自分が一番よくわかってんじゃないの〜〜〜(ニヤリ)。(手を口に当てて)思わず出ちゃったよ(ニヤリ)。(控室に戻ろうとして慌てて引き返し)ああああああ、そうそうそうそうそうそう。DOUKIに関して言いたいことは、後で俺のTwitter(@taiji_ishimori)に書く! マッスルチワワの逆襲! 2勝目!!」

DOUKI
「オイッ! オイッ! クソ! オイッ! オイッ! チャンピオンオイッ! 何で! 反則しかしねーじゃねーかよ! オイ! 何だよ……。ベルト使っていいのかよオイ! 反則とかねーよマジ。ふざけんなよ! 俺はおまえとルーツが一緒だと思ったから、俺はよおまえと純粋なルチャな勝負しようと思ってたのによっ! ふざけんよ反則かよオイ! なんだよふざけんな! オイ! オイ! クソッ! いいよオイ! しょうがない。オイ、おまえら! 俺の次の対戦相手、わかるやついるか?」

――ヒロム選手です
DOUKI「あ?」

――ヒロム選手です
DOUKI「知ってたよ。おまえらが、クソッ! 高橋ヒロムの対戦の時だけ覚えてると、絶対思ってたよ。ふざけんなよ。あいつはチャンピオンでも何でもないだろ? なんだこの待遇の違いはオイ! オイ! 1回前まで誰も俺の対戦相手知らなかったじゃねーかよ。高橋ヒロムだからか? クッソ! いいよ、いいよチャンピオンのことはまた今度だ。高橋ヒロム、俺の中ではこれがメインイベントだ。何年この時を待ったか。おまえにはわかんねーだろうな。おまえがメキシコに来てから今日まで、ずっと待ってたよ。高橋ヒロム、おまえが少しでも俺との対戦、楽しみにしてくれるなら……」

第4試合

 ワトがミドルキックで牽制し、田口が片足タックルから倒そうとするが、ワトが切り返していくが田口がコントロールしヘッドシザースを狙うが、ワトは潰して距離を取る。

 田口はリストを取っていくが、ワトはアームホイップで投げ捨て田口は場外へ逃れる。

 リングに戻り、ワトがタックルで倒しスリーパー。田口がロープに足を伸ばしブレイク。

 田口はカニばさみで倒しマウントから腕ひしぎを狙うも、ワトはこれを抜けてバックの取り合い。田口がカニばさみで倒しオーマイ&ガーアンクルを狙うがワトはロープを掴みブレイク。

 ロックアップから田口が腕をとっていきリストの取り合い。
 田口はアームホイップから走り込むが、ワトがエルボースマッシュからソバットで倒す。
 チョップの打ち合いから田口がロープに振るが、リープフロッグからワトがドロップキックで場外に叩き出しトルニージョ。
 リングに戻り、ワトがスワンダイブエルボースマッシュからフォールも2。

 ワトはスリーパーからボディにエルボー。さらにサッカーボールキックからフォールも2。

 ワトはハイキックも、スカした田口がバックを取るが、エルボーで逃れたワトがロープに飛ぶも、田口は追走してヒップアタック。ワトはマンハッタンドロップで迎撃し走り込むが、田口はショルダースルーでエプロンに落とすと、エルボーをスカしてボディにタックル。さらに三角飛びドロップキックで場外に落とすと三角飛びプランチャ。

 リングに戻り、田口はスワンダイブもワトが避けて走り込んできた田口にソバットから左右のローキックからはハイキック。ガードした田口がヒップアタックからヒップトス。さらに旋風尻もワトがハイキックで迎撃。
 ワトは水面蹴りも、避けた田口がスライディング・ケツ。避けたワトがロープに飛ぶが、田口が延髄斬り。ワトがすぐに立ち上がり旋風脚。両者ダウン。

 ワトが串刺し攻撃も避けた田口が走り込むが、足を伸ばしたワトの足をキャッチし、そのままリングに叩きつけるとエビ固め。2で返したワトにオーマイ&ガーアンクル。ワトは足を掴んで切り返してアンクルホールド。田口はロープを掴みブレイク。

 ワトはローキック連発から左右のミドルとローを交互に叩き込み、バズソーキックからレシエントメンテからフォールも2。

 ワトは担ぐが田口が切り返してオーマイ&ガーアンクル。回転して逃れたワトに田口が走り込むが、足を伸ばしてカットしたワトが回転エビ固め。これで尻が出た田口は尻を出したまま切り返して顔面に押し付けてフォールし3カウント。

<試合後コメント>
田口隆祐
「(ケツを出したまま現れて)そんな……、2試合続けてありますか? あります? これですよ(と言いながらケツを見せる)。まだ、百歩譲って、ここまでならわかりますよ(と言って、試合コスチュームの下に穿いている赤いサポーターでケツを覆う)。恥ずかしいですけど、ここまでなりますか?(と言って、赤いサポーターをずり下げて、再びケツを見せる。そして前を向くと)。あっ、おお……(と、前面が見えそうになり、慌ててサポーターを上げる)。まあ、前はあれですけど、ここまでなりますか? ないでしょう。中継入ってんでしょ? パニックですよ。全世界がア〇ルパニックですよ。せっかく真面目に本気モードでって、Tweetしてやって、最後の最後にこれじゃあ、ふざけてると思われても仕方ないですね。結局いつも通りじゃないかみたいな。やられました。あれがマスター・ワトの作戦だと言うなら、私は試合に勝って、勝負に負けたようなもんです。そういうところを狙ってたかもしれないです。レスリング、プロレスというのはやっぱり奥が深いからわからない。彼に真相を聞いてみないとわからない。これはシングルのリーグで言うのもあれですけど、彼とのタッグで今のタッグチャンピオンチームに勝ってるわけですよ。チャンピオンチームに土をつけている唯一のチーム。田口&マスター・ワト、ワン・オア・エイトですか? シリーズを優勝して、シングルとタッグとダブルで1.4&5ドーム、狙っていきますよ。まあ、僕のコメントの9割は何言ってるかわからないと石森選手が言ってたんで、石森選手の言った通り、今日言った9割は思いつきで言ったと思います。深い意味はありません。1月4日、5日、別に深い意味はありません。挑戦できたらいいなと」

マスター・ワト with 天山広吉
ワト「ああ、クソッ! クソッ! クソッ! でも、俺はまだこの『SUPER Jr.』を諦めてない。次、次狙っていきます(と言って、控室へ向かおうとするが……)」
天山「(突然出てきて)おお、ちょっと待て待て!(と言って、控室に帰ろうとしたワトをバックステージに引き止める)。あんなん負けちゃうぞ。あんなケツ出しやがってな。いやいや、こんなん負けのうちに入らんからね、ハッキリ言って。せっかく押さえ込んだのに。まあ、しょうがない。まあ、次」
ワト「どっちにしろ諦めない」
天山「うん、そうだな。次はデスペやな? あいつ倒したろう。メインやろ?」
ワト「やってやります」
天山「うん、ガッチリ獲れよ!」
ワト「仕留めてやります(と言って、一人で先に控室へ)」
天山「OK! よし行こう! いやあ、今日も本当は獲って、3連勝といきたかったけど、まああんな汚いやり方でね。田口らしいっちゅうか。最後、自分でタイツ下ろしたくせに、あんなの公然わいせつ罪やろ。反則ちゃうの? レフェリーもちゃんと見てないね。まあ、負けは負けで認めっけど、次の公式戦はデスペラードらしいし、しかもメインや。本当にこれはチャンス。しっかりデスペをぐちゃぐちゃにしてな、次の勝利を目指して。楽しみにしとけって! OK!」

第5試合

 ロックアップからバックの取り合いからリストの取り合い。グラウンドの攻防からロビーがヘッドシザースで抜けて距離を取る。

 手4つからSHOが潰していくが、ロビーが切り返してロープの反動を使って投げようとするが、SHOが力づくで動きを止めて逆に上げるも、ロビーはロープの反動をつけて翻弄し丸め込もうとするが、SHOは腕ひしぎで捕らえる。ロビーはこれを逃れると、SHOはショルダーアームブリーカーを狙うが切り返したロビーがカサドーラを狙うも、これを耐えたSHOにロン・ミラー・スペシャル。SHOはロープを掴みブレイク。

 ロビーはチョップからロープに飛ぶが、SHOはキチンシンクからサッカーボールキック。SHOはフォールも1。

 ロビーはリストを捻っていき、そのまま大外刈りで倒しフォールも2で返されるとアームロック。ロビーはロープに足を伸ばしブレイク。

 SHOはショルダーアームブリーカー連発からサッカーボールキック。避けたロビーがエルボー連打。SHOはガットショットからミドルキックを叩き込み、ローリングエルボーを首元に叩き込むとやり投げを狙うが、着地したロビーがローキックで膝をつかせると後頭部にスライディングエルボーからトペ・コンヒーロ。
 リングに戻りフォールも1。

 ロビーはストンピングからマウントナックル。さらに腕極め足4の字から膝砕き。フォールも1。

 ロビーは足へのストンピング連打からローキック。コーナーに叩きつけてスワンダイブも、避けたSHOがスピアー。
 SHOはエルボー連打からコーナーに振って串刺しラリアット。ロビーはコーナーに振ろうとするが、SHOが切り返してローキック連打。SHOがサッカーボールキックも、ロビーはキャッチしターボバックパックを狙うが、切り返したSHOがガットショット。ロビーがコーナーに振って串刺し攻撃も、SHOはショルダースルーでエプロンに落とすがロビーは延髄斬りからスワンダイブミサイルキックを足に叩き込む。

 ロビーは膝立ちのSHOにミドルキック連打からロープに飛んでスライディング延髄斬り。さらに串刺しダブルニーから再度串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットしたSHOへ足への619も、避けたSHOが顔面にドロップキックを叩き込み場外に叩き出す。

 SHOはエプロンを走りこんでのサッカーボールキックも、避けたロビーは619を足に叩き込み鉄柱を使った場外アサイDDT。

 カウント19でリングに戻った両者が、膝立ちでエルボーの打ち合いからエルボー合戦。
 ロビーがエルボー連打からハンマーエルボー。ロープに飛んでラリアットも、受けきったSHOへ再度ラリアット。ロビーの三度目のラリアットを叩き落としたSHOへ、ロビーはソバットからパントキック、トラースキック、延髄斬りと連打。ロビーはさらにトラースキックも、キャッチしたSHOへガットショット。SHOはロープに振るが、ロビーはラリアットを避けてコルバタも、SHOは力づくで止めていくがロビーはウラカンラナ。これを2で切り返したSHOが強引に担いでパワーブリーカー。フォールも2。

 SHOはロコモーションジャーマンスープレックスホールド。3発目をロープを掴んで耐えたロビ―の手へSHOはパントキックからラリアット。ガードしたロビーがラリアットにダブルニーを合わせて迎撃しターボ・バックパック。フォールも2。

 ロビーはスピニングレッグブリーカーから顔面を蹴りつけ、左右のビンタもSHOがエルボー。ロビーのローキックとSHOのエルボーの打ち合い。
 SHOが左右のエルボー連打からラリアットを狙うが、ロビーがボディに膝蹴りからミドルキックで蹴倒す。
 ロビーはコーナーに上りワープ4.5を投下するが、避けたYOHがジャンピングニーからラリアットを狙うも、ロビーがミドルキックを放つがこれをふっ飛ばしてラリアットでなぎ倒す。
 SHOは腕へのパントキックからジャーマン式の腕ひしぎ。ロビーが丸め込むも、2でSHOが腕ひしぎ。ロビーはロープに足を伸ばしブレイク。

 SHOはクロスアームパイルドライバーで突き刺しフォールも2。

 SHOはランニングミドルで蹴倒し、ショックアローを狙うが着地したロビーがハイキック3連発。SHOは受けきりヘッドバッドからクロスアームで担ぐが、ロビーは着地しハイキックからボディに膝蹴りを叩き込み、変形アサイDDTからワープ4.5を膝に叩き込みロン・ミラー・スペシャル。これでSHOがギブアップした。

<試合後コメント>
ロビー・イーグルス
「見たか? 完璧に立ち直したぞ。前回マスター・ワトに負けてしまったから、今日の勝利はみんながビックリしただろう。でも最初から絶対に自分が勝つって信じてた。俺たちは同じCHAOSのメンバーだからタッグマッチでチームを組むことは多いけど、SHOとはずっと前からシングルでやりたいと思ってた。CHOASに入る前はタッグマッチでRoppongi3kの2人と当たることもあったけど、シングルはこれが初めてだし、タッグでは何度もSHOに負けてる。でも今日は俺が勝った。大会が再開してからSHOはずっとリングに立ってきたと思うけど、俺は一体いつになったらリングに戻れるか分からない状況でも休むことなく厳しいトレーニングを続けてきた。俺は確かに身体は小さいけれど、13年間このプロレス界で生き残ってきた。気持ちでは絶対に誰にも負けない。俺がこの『SUPER Jr.』にどれだけの思いで挑んでいるのか、オーストラリアで一緒にトレーニングしている彼らが証明してくれるだろう。『SUPER Jr.』の出場選手の一人に選ばれただけで満足なんてしていない。今年こそ優勝しないと意味がない。この 『SUPER Jr.』、“スナイパー・オブ・ザ・スカイ”が絶対に優勝する」

SHO
「(クソッ! クソッ!と言いながらバックステージへ来て倒れ込むと)クソーー! 今日の、(膝の痛みに耐えながら)この試合は楽しみにしてたんだよ。それにロビー、おまえが足を攻めてくるのはわかってたはずなんだよ。クソー。最後、技、かけられてた時にメチャクチャ脳裏をよぎっちまった。次の対戦相手が田口、その次がデスペラード。あのまま技をかけられて、耐えて、この膝を犠牲にするか、それとも! 今日のこの試合を犠牲にして次に繋げるか。あの何秒間の間で考えてる、考えて、考えまくって。でも、プロレスラーだったらタップせずに耐えればよかったな、ちくしょう!」

第6試合

 ロックアップからヒロムがロープに押し込みチョップを放つが、避けたBUSHIがコルバタで場外に投げ捨て飛び込むかに見せて、リング中央で寝転がり挑発。
 ヒロムはリングに走り込み低空ドロップキックも、避けたBUSHIがロープに振るがヒロムはドロップキックで場外にふっ飛ばしトペで飛ぶかに見せて、リング中央で胡座を組みあがってくるよう挑発。
 リングに入ったBUSHIにヒロムはストンピング連打から引き起こしてチョップ。チョップ合戦からヒロムがチョップ連打。再度チョップ合戦からヒロムがチョップ連打。BUSHIが低空ドロップキックからロープに飛ぶが、ヒロムが追走ラリアットからロープに飛ぶが、BUSHIは低空ドロップキックで迎撃。
 場外に降りたヒロムへリングから飛びつき式のコルバタで投げ捨てる。

 カウント18でヒロムがリングに戻り、BUSHIはコーナーに叩きつけてガットショットからTシャツを使ったスリーパー。
 これを離すと首元へエルボーからストンピングを落とし、トップロープにかけると顔面にミサイルキック。フォールも2。

 BUSHIはネックブリーカードロップからフォールも2。

 BUSHIはストンピングからSTF。ヒロムはロープを掴みブレイク。

 BUSHIはボディスラムからフォールも2。

 ヒロムが膝立ちでチョップを打ち込んでいくが、BUSHIは膝蹴りからバックドロップで叩きつけてフォールも2。

 BUSHIはコーナーに叩きつけてチョップ。さらにチョップ連打からコーナーに振って串刺しエルボー。避けたヒロムが串刺し攻撃を狙うが、BUSHIは足を伸ばしてカットしロープに飛ぶ。ヒロムは追走してランニングクロスチョップで倒してフォールも2。

 ヒロムはチョップからローリングエルボー。さらにロープにもたれかかるBUSHIの顔面をロープを蹴り上げて攻撃するとドロップキックで場外に叩き出す。
 ヒロムはエプロンを走り込んでのミサイルキックを叩き込み、リングに戻るとファルコンアローで叩きつけフォールも2。

 ヒロムは串刺しラリアットから逆コーナーに振って走り込むが、BUSHIは足を伸ばしてカットし、さらにオーバーヘッドキックで迎撃するとミサイルキックからウインドミル。
 BUSHIはライトニングスパイラルを狙うが、切り返したヒロムに延髄斬り。だがこれも避けたヒロムがエルボー連打からラリアットを狙うが、BUSHIが巻き込んでDDT。
 BUSHIがコードブレイカーを狙うがヒロムがキャッチ。着地したBUSHIはラリアットを交わして飛びつくが、ヒロムはキャッチしてシットダウンパワーボムで叩きつける。
 ヒロムは担ぐとダイナマイトプランジャからフォールも2。

 ヒロムは担ぐが、着地して突き飛ばしたBUSHIがヒロムをセカンドロープに座らせバッククラッカー。
 BUSHIはコードブレイカーからフォールも2。

 BUSHIはエムエックスを狙うも、キャッチしたヒロムが担ぐが、BUSHIはエプロンに着地するがヒロムはトラースキック。
 ヒロムは走り込むが、エルボーで迎撃したBUSHIがエプロンへのDDTで突き刺す。場外に落下したヒロムへBUSHIはトペ・スイシーダを発射。

 リングに戻り、BUSHIはエムエックスを狙うがヒロムはコードブレイカーで迎撃。
 ヒロムは担ぐが、着地したBUSHIが逆さ押さえ込みも、ヒロムが立ち上がり丸め込むと強引に担いでコーナーへのデスバレーボム。そのまま離さず走り込むが、BUSHIが丸め込んで低空ドロップキックからラ・マヒストラルも2。
 BUSHIはバッククラッカーからコードブレイカー。フォールも2。

 BUSHIはエムエックスを発射しフォールも2。

 BUSHIはコーナー上に登ると飛び込むが、避けたヒロムが走り込んできたBUSHIをコーナーへフロントスープレックスで投げ捨てる。
 膝立ちでエルボーの打ち合いもヒロムが崩れ落ち、BUSHIがエルボー連打もヒロムはトラースキック。BUSHIが延髄斬りを叩き込み、ヒロムがトラースキックからロープに飛んでラリアット。さらにビクトリー・ロイヤルで叩きつけフォールも2。

 ヒロムは担ぐが着地したBUSHIがブシロールも2。

 BUSHIは立ち上がるがヒロムはラリアットでなぎ倒す。ヒロムは串刺しドロップキックからコーナーへのデスバレーボムから改めてデスバレーボム。ヒロムはTIME BOMBで叩きつけ3カウント。

ヒロム「BUSHIさん、あなたが、同じチームで、あなたがパートナーで、ほんとによかったです。心から感謝します。今日、対戦が組まれて、俺が、勝ったから言うんじゃないです。前から、言おうと思ってた事が今日言えてよかったです。みんなにも、まだ言ってないことがあったよな。みんなに、見てるみんなにもまだ言ってないことがったよな?ベスト・オブ・ザ・スーパジュニア、27、優勝するのはこの俺、高橋ヒロムだ~!あなたが、あなたが、あなたが、あなたが、あなたが、この予言の、目撃者だ。残りのスーパジュニア7試合、残りの!スーパージュニア7試合!もっと、もっともっともっともっともっともっともっと~!みんなで~!楽しもうぜ~!」

<試合後コメント>
高橋ヒロム
「イテテテ、ガッツリ、ダメージが残ってんな。きついな、きついな。でも、これがジュニアの戦いであり、『BEST OF THE SUPER Jr.』だ。効いた。さて、お次はDOUKI(と言って、攻略本をめくってDOUKIのページを見せる)。まあ、俺が話すことあるっちゅうか、いちいち話したらきりねえ。彼が話してくれるんじゃないですか? もう試合終わって、話終わってるかもしれないけどね。いやあ、効いたな。きつい試合でしたよ。そして、その次に“技の高島屋”。おおっと、これは大変だ。いや、楽しみだよ、俺はDOUKIとやるのが。ちょっとちょっとちょっと、ダメージがあるよ? ダメージがあるよ? ダメージがあるけど、話は聞くよ。(寝転がりながら)なんか質問ある人います? 今日はちゃんと受けるから。ほら、大チャンス!」

──BUSHI選手とシングルは今までなかったと思いますけど、やってみて率直にいかがでした?
「なんか、なんとなく見透かされてるよね。(攻略本をめくってBUSHIのページを見せながら)ほら、これにも書いてあったじゃん。ママ。この一言が全てじゃないかな。なんでも知ってるよ。俺のこと、お見通しだよ。でも、改めてやっぱりあの人がパートナーで良かったなって思ったよ。俺の心からの言葉だよ。リング上で言ったことが全て。さて、他に?」

──次のDOUKI選手なんですけど。
「はいはいはい」

──『メキシコに来た時からずっと待っていた。今回の自分のメインイベントだ』ということをおっしゃっていました。
「(質問をシカトして)グゥーグゥー……。(寝たふりから急に起きて)……はい? 帰ります……(と言って、そそくさと控室へ)」

BUSHI
「ああ、負けた。完全に負けた。ヒロム! ヒロム! 負けたよ。でもな、お前、最高だよ」

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