【試合詳細】8・12 新日本プロレス両国国技館大会 内藤哲也vsウィル・オスプレイ オカダ・カズチカvsEVIL SANADA&タイチ&金丸義信&DOUKI&TAKAみちのくvsタマ・トンガ&タンガ・ロア&ヒクレオ&エル・ファンタズモ&邪道 棚橋弘至&石井智宏&エディ・キングストン&田口隆祐vsザック・セイバーJr.&マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト&藤田晃生

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『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』
日程:2023年8月12日(土)
開始:17:00
会場:東京都・両国国技館
観衆:6,579人

▼CSテレ朝チャンネル Presents ヤングライオン THREE CONSECUTIVE BATTLE 5分1本勝負
○ボルチン・オレッグ
3分10秒 カミカゼ→片エビ固め
●中島佑人、●オスカー・ロイベ、●大岩陵平
※ボルチンが3連勝達成。NJPW WORLD認定TV王座への挑戦権奪取

▼タッグマッチ 20分1本勝負
●天山広吉/マスター・ワト
10分57秒 変形シャイニング・ウィザード→片エビ固め
○清宮海斗(NOAH)/HAYATA(NOAH)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
海野翔太/●本間朋晃
10分18秒 コブラツイスト
[STRONG STYLE]○成田蓮/●鈴木みのる(パンクラスMISSION)

▼10人タッグマッチ 20分1本勝負
後藤洋央紀/YOSHI-HASHI/●真壁刀義/矢野通/YOH
10分48秒 INTO OBLIVION→片エビ固め
[BULLET CLUB]○デビッド・フィンレー/KENTA/チェーズ・オーエンズ/アレックス・コグリン/ゲイブ・キッド

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]鷹木信悟/辻陽太/●BUSHI
10分57秒 アルティマ
[UNITED EMPIRE]ジェフ・コブ/グレート-O-カーン/○HENARE

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至/石井智宏/○エディ・キングストン/田口隆祐
11分40秒 バックフィスト・トゥ・ザ・フューチャー→エビ固め
[TMDK]ザック・セイバーJr./マイキー・ニコルス/シェイン・ヘイスト/●藤田晃生

▼10人タッグマッチ 30分1本勝負
[Just 5 Guys]SANADA/タイチ/金丸義信/DOUKI/●TAKAみちのく(JTO)
11分56秒 体固め
[G.O.D]タマ・トンガ/タンガ・ロア/ヒクレオ/エル・ファンタズモ/○邪道

▼『G1 CLIMAX 33』準決勝 時間無制限1本勝負
[CHAOS]○オカダ・カズチカ
18分8秒 レインメーカー→片エビ固め
[BULLET CLUB/HOUSE OF TORTURE]●“キング・オブ・ダークネス”EVIL
※オカダが決勝戦進出

▼『G1 CLIMAX 33』準決勝 時間無制限1本勝負
[L.I.J]○内藤哲也
29分58秒 デスティーノ→エビ固め
[UNITED EMPIRE]●ウィル・オスプレイ
※内藤が決勝戦進出

G1 CLIMAX決勝はオカダvs内藤!優勝決定戦勝率100%のオカダが史上初の3連覇に王手!内藤が2連敗中のオスプレイに衝撃の逆転勝利!劣等感を乗り越えたオーカーンが「一番プロレスを盛り上げるプロレスラーになってやるよ」

第1試合


 ワトとHAYATAの対面でゴング。HAYATAがヘッドロックからショルダータックル。さらにマンハッタンドロップからのドロップキックと先制。ワトもティヘラでやり返し互いに睨み合いながらタッチ。
 天山と清宮の対面となり、ロックアップでの力比べに押し勝った清宮が離れ際にチョップ。さらに清宮がショルダータックルも天山は倒れず、低空ドロップキックと受けても倒れずショルダータックルでお返し。天山はヘッドバッドの連打から真モンゴリアンチョップ。コーナーに追い込んでから逆水平チョップの連打、さらに串刺しラリアットを狙うも清宮がブーメランアタック式フォアアームで迎撃。清宮は首投げからフラッシングエルボーを見舞いHAYATAにタッチ。
 HAYATAは首投げから顔面踏みつけ。さらに掟破りのモンゴリアンチョップを放って天山を挑発。天山も本家本元の真モンゴリアンチョップでやり返してワトにタッチ。
 ワトはフォアアーム、フロントハイキック、ゼロ戦キック、ジャンピングハイキックと連撃しスワンダイブ式エルボースマッシュ。さらにレシエントメンテを狙うが、HAYATAが振り払ってラウンドハウスキック。清宮にタッチ。
 清宮はバックエルボーの連打からコーナーに上ってミサイルキック。さらにジャーマン・スープレックスを狙うが、ワトが振り払ってドロップキック。天山にタッチ。
 天山はショルダータックルから真モンゴリアンチョップ連打。さらに串刺しラリアットから「OK!ブレーンバスター!」と叫んでのブレーンバスターと絶好調。さらにアナコンダスラムを狙うが、清宮が足を取ってドラゴンスクリュー。さらにロープに飛ぶが、天山がマウンテンボムで迎撃。天山がアナコンダバイスで捕らえるもHAYATAがカット。ワトガHAYATAをフランケンシュタイナーで場外に放り捨ててプランチャを発射も、HAYATAが回避して自爆させる。
 天山がTTDを狙うが、清宮が振り払ってローリングエルボー。天山もヘッドバッドから真モンゴリアンチョップを放って行くが、清宮がジャンピングニーを見舞い、HAYATAも延髄斬りで追撃。清宮が天山に必殺の変形シャイニング・ウィザードを叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
HAYATA
「天山!」

清宮海斗
「いや、すごかったですね。反応がすごかったです。何のかっていうと、天山選手へのお客さんの反応がすごかったです。この『G1』、『主役をいただきます』とずっと言ってきましたけど、今日の試合の主役は天山選手だったと思います。自分は次の大会も、『G1 CLIMAX』明日の大会出るかどうか分からないですけど、出る限りは自分の全部出し切っていきます!」

天山広吉&マスター・ワト
天山「この両国国技館、ちょうど20年も前やね、2003年。オレが初優勝したっていうね。あのテープ(ビデオ)見たら泣けてくるよね。今のこのジジ臭い天山広吉、アレ見たらホンマ、触発されて『やらなイカン』思うよ。まだまだこんなんで終わってるようじゃ。ホンマしっかりとやりたいとこやったけど、NOAHから来た清宮、HAYATA、2人とも強い、若いし、スピードもある。オレもワトちゃんと組んで対抗したけど、ワトちゃん、(※と呼び込むと、横にやってきたワトに)ソーリー」
ワト「ありがとうございました(※と、天山と握手)」
天山「ごめんな。ワトちゃんは何も悪くない。ここぞという時に決めれなかった。ごめん。ワトちゃんはね、どんどんこれから伸びていかないと。オレなんかもう落ちていく一方やけど、それでもしがみついていくから」
ワト「まだまだ全然そんな」
天山「ワトちゃん、オレも頑張るから、頼むで。ありがとうな(※と、先に控室へ去りながら)『G1 CLIMAX』、清宮、カマーン!」
ワト「ああいうコメントをね、天山さんも出したと思うんですけど、まだまだ天山さん自身にも、オレは諦めてほしくないと思ってます。『G1 CLIMAX』といえば天山広吉。オレの中でも、今日集まったファンの中でも、忘れない記憶にあると思います。
それとGHCジュニア王者、HAYATA選手。戦うのは初めてで、試合が決まった時からすごくワクワクしていました。まだまだこれがね、戦うのが最後になるわけじゃないと、オレは信じてます。その時までしっかりチャンピオンでいてください。
そして、何か、久しぶりな感覚がしたよ。思い出してきたな……」

第2試合


 海野と成田の対面でゴングが鳴り、ロックアップでに力比べからエルボー合戦を展開。成田がショルダータックルでなぎ倒せば、海野も追撃をかわしてアームドラッグからのバックエルボー、低空ドロップキックと反撃。本間にタッチ。
 本間と海野がダブルのショルダータックルを見舞い、2人でストンピング。さらに本間がロープに振ってバックエルボー。海野にタッチ。
 海野は成田をコーナーに叩きつけてエルボースマッシュ連打からフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。エルボー合戦から海野が張り手を見舞うが、成田もフライングニールキックでやり返してみのるにタッチ。
 みのるは海野にエルボー連打。海野は「効かねーぞオラ!」と両手を広げるが、みのるは獰猛な笑みを浮かべながらエルボーの猛連打。さらに串刺しフロントハイキックからサッカーボールキック。さらに一本足頭突きからテーピングで固められた腕へのミドルキックを連打し、フロントネックロック。海野はこれをぶっこ抜いてブレーンバスターで叩きつけ、顔面にドロップキックを突き刺す。両者タッチ。
 本間は成田に逆水平チョップを連打、串刺しバックエルボーからフェイスクラッシャーを見舞い小こけしを発射。成田はこれをかわして自爆させ、スリーパーホールド。みのるが加勢に入るも、本間がこけしロケットで撃退し、成田には2人でトレイン攻撃。海野がエクスプロイダーで叩きつけ、本間が小こけし。みのるがカットするも、海野がみのるを排除。
 本間が成田に逆水平チョップを連打してロープに振るも、成田が顔面にビッグブートを叩き込みダブルリストアームサルト。そのまま両手を離さずコブラツイストへの移行を狙うが、本間が強烈なヘッドバッドで振り払う。成田は顔面に強烈な張り手を見舞い、コブラツイストで絞め上げてギブアップを奪った。

<試合後コメント>
成田蓮
「オイ、オイ、翔太、海野翔太! 『G1』は明日で終わるけどな、オマエとはまだ終わってねえんだよ。なあ? キッチリ白黒つけんだよ、リングで! リングでつけてやるからな。前みたいに足の引っ張り合いはしねえよ。リングの上で、正々堂々、正面からぶつかって、オマエに勝ってやるよ」

鈴木みのる
「(※ニヤニヤとした表情で)まだ弱いなぁ。まだ弱いなぁ。喧嘩ってよ、理屈じゃねえんだよ。それからよ、常識じゃねえんだよ。喧嘩はな……1発でも多く殴る。これだ」

本間朋晃
「やっぱり、『G1』に出場している選手は強えよ。強えよ。でもよ、負けたままで終わってたまるか! 来年の『G1』、『G1 CLIMAX 34』、オレは絶対出る!」

海野翔太
「成田、オマエ、何がしたいんだよ? STRONG STYLEという名前は何だ? それがオマエの答えか? いつまで鈴木さんの下でやってれば気が済むんだ? オマエがSTRONG STYLEというユニットを引っ張る気も、このプロレス界を盛り上げて貢献しようという気も全く見えねえな、オイ。オレは死ぬ気で本隊を引っ張るぞ。今はユニットがたくさんあるけど、本隊って名前は薄いかもしれないけど、こっから全部大逆転してやる。オレだけの力じゃない。今日組んだ本間さんも、みんなで必ず本隊っていう名前を大逆転させてみせるよ。まずは成田、オマエからだ」

第3試合


 ゴングを待たずBULLET CLUBが奇襲しリング内外に散り散りになる中でゴング。
 混乱の中で矢野がコーナーマットを外すも、チェーズがすぐに取り上げてコーナーマットを矢野に投げつける。さらにコーナーに振るも矢野が「アーアーアー!」とターザンで耐えて「バカヤロー!」と頭をひっぱたいてYOHにタッチ。
 チェーズはYOHをロープに振るも、YOHもYOH式のターザンで耐えてドロップキック。さらにロープに走るがKENTAがエプロンから髪を掴んで妨害し。チェーズがショルダータックルから金具むき出しのコーナーにYOHを叩きつける。フィンレーにタッチ。
 フィンレーはYOHをエルボーで打ち据え、YOHのTシャツを剥ぎ取って投げ捨てる。コグリンにタッチ。
 コグリンが逆水平チョップを見舞ってゲイブにタッチ。
 ゲイブはYOHのTシャツで首を締め上げ、股間をゴシゴシ拭いてからTシャツへのエルボードロップ。KENTAにタッチ。
 KENTAはチョップ&ボディブローを見舞ってロープ際に追い詰め、コグリン&ゲイブ&フィンレーが場外からYOHをいたぶる。コグリンにタッチ。
 YOHは力なく逆水平チョップを放っていくが、コグリンが力強い逆水平チョップで反撃。コグリンがブレーンバスターを狙うが、YOHが背面着地しフライングフォアアーム。後藤にタッチ。
 後藤はコグリンをショルダータックルでふっ飛ばし、YOSHI-HASHIとのダブルショルダータックルからざんまい。さらにカットに来たゲイブをコグリンの上にブレーンバスターで投げ捨て、チェーズに後藤ごとハント。KENTAにも毘沙門連携を狙うが、KENTAは場外へ脱出。すかさず矢野がKENTAをリング内に放り込み、3人でCHAOS太鼓。後藤がコグリンに串刺しニールキックからブルドッギング・ヘッドロックを狙うが、コグリンがスイング式サイドバスターで切り返す。庁舎タッチ。
 真壁とフィンレーの対面となり。真壁がショルダータックルから串刺しラリアット。さらにテンカウントパンチからノーザンライト・スープレックスを狙う。フィンレーが暴れて脱出してロープに飛ぶも、真壁がカウンターのラリアット。トレイン攻撃からYOHのファルコンアローが決まり、真壁がフォールもBULLET CLUBが総出でカットし真壁を袋叩きに。コグリン&ゲイブがロープに振るも、真壁がダブルラリアット。その隙にフィンレーが忍び寄ってサミングを見舞いロープに飛ぶが、真壁がラリアットで迎撃。フィンレーもDDTで突き刺し、後頭部へのスライディングラリアット。
 真壁も袈裟斬りチョップ&エルボーの連打で粘るが、フィンレーがヘッドバッド連打からローリングエルボー。最後はINTO OBLIVIONで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
チェーズ・オーエンズ
「見たか? 見ただろ? 俺たちが支配してただろ? BULLET CLUB以上のユニットもクラブもないだろ? ゲイブ・キッド、アレックス・コグリン、デビッド・フィンレー、チェーズ・オーエンズ、KENTAが、世界最凶のチームかもしれないな。TOO SWEET(※TOO SWEETポーズをして控室へ)」

デビッド・フィンレー
「見ただろ? 俺たちが通る後ろには死体がゴロゴロ転がっている。昨日は俺がウィル・オスプレイに負けたところを見たかもしれないが、小さな石が当たっただけだ。ここの選手全員に告ぐ。お前ら1人残らず、俺の標的だ。背中を狙ってやる。だからWAR DOGSを見かけたら、おののきながら逃げるのが身のためだぞ。俺たちは選手全員の骨を一本残らず折り、このビジネスを支配する。BECAUSE THESE ARE MY DOGS FOR REAL(※と言ってゲイブたちと“TOO SWEET KISS”)」

ゲイブ・キッド
「(※1人残る形で)かかってこい。この反逆は誰にも止められない」

KENTA
「(※ビデオカメラマンに)今日は来てんな。(※カメラうなずく)この前、お前来てなかったもんな。(※カメラうなずく)どうしたの、どっか悪かったの?(※カメラ、首を横に振る)そういうわけじゃないんだ。(※カメラうなずく)ていうか別に、お前がいなかったおかげで、久しぶりに特徴ないヤツとゆっくりしゃべれたよ。お前がいなくたって別に何にもねぇし。むしろいないほうが、『G1』中しょっちゅう見てたし、いないほうが俺からしたらせいせいしていいし。別に今日も話すことないから。帰っていいよ。帰れ。(※ビデオカメラマンが立ち去ろうとすると)ちょ、待てよ!(※ビデオカメラマン、振り返ってKENTAと向き合う)気がついたら、俺の心の中にお前がいつもいんだよ! お前が好きだ。付き合ってくれ。(※カメラうなずく。KENTAが手でハートの半分を作って出すと、ビデオカメラマンも半分を出してハートが完成)。何だコレ! 戻れ!(※ビデオカメラマン、元の位置に)お前がいなきゃ、ぜんぜん何てことねぇんだよ! 太ってんなホントに! ふざけんな。一連やらせんな。ふざけんな。しかも今日は両国国技館だからか何だか知らないけど、人(マスコミ)が多いわ! ふざけんなよ、そんな中でこんなことやらせんなよ。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんなよ!(※カメラうなずく) 特徴ないヤツともやれてよかったよ。アイツ、お前がずっとやってくれてるから楽してたって。ふざけんな。今日見た?(※カメラうなずく。ベルトを掲げて)このDEFY(王座)。そうとう広めたろ。『G1』中、チャンピオンとして(ベルトを)ずーっと持ってたから。お前、ちょっと前に俺が言ったの覚えてる? これの防衛戦が8月下旬にあるって。お前、来るって言ったよな。来るな?(※カメラうなずく)来るな?(※カメラうなずく)絶対来るな?(※一拍置いて、カメラうなずく)自信なさげな『うん』! 自信なさげ、急に! 来いよ? な? 一緒に勝利飾ろうぜ。まあまあ、『G1』はあと1日あるから。最後まで気を引き締めて……まぁ俺関係ねぇけど、敗退してるけど。最後までキッチリやるから。お前、明日来る?(※カメラうなずく)じゃ、明日最後、締めようぜ。けっきょく、けっきょく俺が何が言いたいかっていうと、何だかんだ言って、何だかんだ言って、俺はお前が好きだ、ってこと」

第4試合


 辻とオーカーンの対面でゴングが鳴ると、ロックアップで組み合うと見せかけてオーカーンが耳を掴み「ここ(頭)が違うんだよ!」と高笑いしながら帝国が3人で辻にストンピング。さらにオーカーンがロープに振って行くが、辻がティヘラで放り捨て鷹木にタッチ。
 鷹木と辻がダブルのショルダータックルでなぎ倒し、鷹木がアームブリーカーからBUSHIにタッチ。
 BUSHIがオーカーンの辮髪をロープにくくりつけて引っ張り、ストンピング連打から辻にタッチ。
 辻がオーカーンの腕と足をロックした状態でオーカーンを玉座代わりに座ってドミネーターポーズを取る挑発。さらにオーカーンの辮髪や自身の長髪を使ってオーカーンの首を絞め上げていく。しかし、オーカーンは辻をリフトアップして場外に放り捨て鉄柵を使って猛ストンピング。さらにイスを持ち込んで辻の喉元にイスをセットし、その上に座ってドミネーターポーズ。HENAREにタッチ。
 HENAREは辻にサッカーボールキックからセントーン。コブにタッチ。
 コブは辻にぶっこ抜きブレーンバスター・スラムからその場飛びムーンサルト・プレス。辻の背中の上でヤンキー座りでポーズを決める。辻もエルボー&チョップで反撃してコルバタを狙うが、コブが担ぎ上げて耐える。辻はコーナーに誘導して首筋へのフットスタンプを見舞い鷹木にタッチ。
 鷹木はコブをコーナーに押し込むも、オーカーンがカット。2人で鷹木をコーナーに振ろうとするが、鷹木が往復串刺しラリアットから2人まとめてDDT&コンプリートショット。さらにコブへ龍魂ラリアットを狙うが、コブがキャッチして投げっぱなしフロントスープレックス。HENAREにタッチ。
 HENAREは鷹木にコーナーエルボー連打から串刺しラリアット。さらにラグビーボールキックを放つも、鷹木がキャッチして振り払う。HENAREはブーメランアタック式延髄斬りを見舞うも、鷹木は倒れず耐えてパンピングボンバー。BUSHIにタッチ。
 BUSHIはHENAREにミサイルキックからDDTを狙う。HENAREがこらえると、BUSHIはヒザへの低空ドロップキックを見舞い辻とのトレイン攻撃を狙う。HENAREはBUSHIの攻撃をかわして辻にバイシクルキック。さらに帝国のトレイン攻撃からコブのアスレチックプレックス、HENAREのラグビーボールキック。Streets of Rageを狙うがBUSHIが着地してロープへ。HENAREがボディブローからミドルキックでなぎ倒し、アルティマ。カットに来た鷹木をオーカーンがアイアンクロースリーパーで抑えて救援を断つとBUSHIもたまらずギブアップ。

<試合後コメント>
HENARE
「アァッ! アレじゃ勝った気がしないな。リングにいるのは誰だ? ……エディか。○ァック……!」

ジェフ・コブ
「UNITED EMPIREの新たな勝利だ! (※Tシャツを広げながら)これがUNITED EMPIREとHEADSTREAMとのコラボTシャツだ。新日本プロレスの闘魂ショップに行って見てみよう。どこにいても素敵な商品を見つけることができるぞ! さあ、(宣伝は)十分だろう。オレたちは今日、より大きくより素晴らしいものへと進んでいる。ロス…ブラブラブラ! 負けたオマエたちはナーバスになっていることだろう。今夜リング上でそう感じたに違いない。オレたちの名前がコールされた時、とてもイライラしただろう。ジャンパーの胸元を開いて、UNITED EMPIREのロゴを見せた時、HENARE、グレート-O-カーン、そしてジェフ・コブと呼ばれた時、フロアーが鳴り響いた。リョーゴクが揺れた。地震じゃないぞ。地響きだった。ロスインゴが現れた時、ヨータ・ツジ、BUSHI、タカギ。分かるか? 流れは変わりつつあるんだ。ロスインゴだけが一番じゃない。ノーノーノー! オマエたちのランクは下がったのだ。UNITED EMPIRE。会社が何と言おうと、ボスがどんな役目を負うことになろうと、人々が何と言おうが、UNITED EMPIREは止まらない! オレたちを黙らせることはできないぞ! (※自分の口を押えながら)黙らせることはできない! 黙らせることはできなんだ。気運は高まっている。今夜、オスプレイがナイトーを破り、UNITED EMPIREの勢いは100%になるだろう。オレたちを止めることはできない。ファンが求めているのだ。家で配信を見ている人々も、世界中の誰もがそう望んでいるのだ! ファンは(※CROWNS UPのポーズをとりながら)UNITED EMPIREを求めている。そしてオレたちは求められているものを与えることのできる素晴らしいレスラーなのだ。ガチムチ・アウト!」

グレート-O-カーン
「(※自ら持参したイスに座り)オカダ・カズチカに言われたことは、ずっと前から自分の中にあった。オカダきっかけっていうのはムカつくが、おかげで自分なりの答えを見つけた。もう冷遇だ何だと嘆くのは終わりだ。自分の本当にやりたいことと、プロとしての矜持が相反していた。本当は自分でもっと客を入れたいし、自分で客を熱狂させたいし、もっともっとプロレスを人気コンテンツにしたいし、金だって他のプロスポーツ選手よりも稼げるようにしてえし、テレビだってゴールデンタイムにしたいし、新日本プロレスに金の雨を降らせる役も、余がやりたい。新日本プロレスの主役の座にだって就きたい。プロレス界を代表するレスラーにだってなりたい。プロレスなんか嫌いだけどな、自分のやってることなんだ。誇りを持ちてえんだよ。それでもこの気持ちをどうプロレスで表現すればいいのか? この気持ちをこんなところでこんな形で吐露するのが正しいことなのか? 分からない。プロレスラーらしく、悪党らしく、グレート-O-カーンらしく、プロレスを知らない身じゃこの辺が限界だ。分からないことだらけだ。それでもこの期間、悩みに悩んで、そして得た答えが“嘆くのは終わり”だ。道は自分で切り開く。思い出したことがあったんだよ。(※入場時に顔面を覆っている布を見せながら)このマーク、イギリスで生まれた時に着けたもんだから、そっから着けたもんだから。これは耳に“? ”をかけてるんだよ。余の名前が聞こえないことがないように、世界中に轟かすぞって、そんな思いでイギリスで生まれたんだよ。そう、昔誓ったんだよ。アントニオ猪木、ジャイアント馬場、力道山を超えて、プロレスラー=グレート-O-カーンにするって。一番目指さなきゃ、スポーツマンじゃねえだろう。例えばよ、例えばの話だ。アニメが趣味だって言えば、バカにされんだろ? プロレスだってそうだろ? 『痛いんですか? 』とか、『プロレスって何ですか? 』とか、『今、どんな選手がいるんですか? 』とか言われて、嫌な思いをしたろ、プロレスが好きだつって。それを余がやめさせてやるよ、どんな手を使っても。余の名前を世間に、世間に轟かせてやる。そして、その余を一目見ようと会場に来たら、この余が面白えって、プロレス面白えってさせて、リピートさせてやる。そして、たくさんの客が来れば、大金が手に入る。それで女にモテモテになって、『ああやっぱプロレスラー、カッケーな。プロレスラーになろう』って、そう余がさせてやるよ。そのためには、試合ももちろんそうだし、このおまけのバックステージも、SNSも、メディア広報も、時には笑われることも何だってしてやるよ! いいか、決めたんだ。ここで声高らかに誓ってやるよ。オレだけの答えだ。一番強くて、一番有名で、一番プロレスを盛り上げるプロレスラーになってやるよ」

辻陽太
「(※自分の髪の毛を見せながら)オイ、見てくれ、この髪。グレート-O-カーンよりもジェフ・コブよりも、オレの髪が一番素敵だろ? (※突然、ヤングライオンの中島を探しながら)オイ、中島! どこだ、中島! 中島! (※中島の姿が見えないと)今日はいないみたいだな。もし仮にグレート-O-カーン、オマエがオレのデビュー戦の相手、岡倫之ならば……」

鷹木信悟
「ふざけんなよ、オイ! 何がエンパイアだ、この野郎! あんなのただのアンポンタンじゃねえか、この野郎! まあオレは『G1』のリーグ戦でHENAREに負けてるし、今月末にロンドンでオスプレイとシングルマッチが決まってっからな。まあまあオレの前にオスプレイが立つ時に、オスプレイが『G1』優勝を持ってたら、面白いと思うけど~~まあ今回は内藤がやってくれるだろうな。内藤vsオスプレイ、オレもじっくり楽しみに映像を見させてもらうよ」

第5試合


 田口と藤田の対面となり、田口が髪をなでつけて髪型を真似しようとする挑発を行う中でゴング。互いに身を低くして足、首を取り合うレスリング戦から藤田がロープに押し込んで逆水平チョップ。田口も髪をなでつけながらチョップで反撃していくが、藤田がショルダータックルでなぎ倒して串刺し攻撃を狙う。田口はカウンターのヒップアタックを顔面にぶち込んで棚橋にタッチ。
 田口監督が指示を出すと棚橋とエディは応じるも石井は鬱陶しそうに無視。タグチジャパンのトレイン攻撃から田口監督がブロックサインを出し、棚橋がコーナー上で尻を突き出して待機。藤田が田口の顔面を棚橋の尻に叩き込むが、棚橋は誤爆に気づかずコーナー上でゴキゲンにエアギター。その棚橋をTMDKの4人が腕を組みながら鬼の形相で見つめる。
 コーナーから降りた棚橋は「Oh!」と苦笑い。「来いやぁ!」とファイティングポーズを取るも、1vs4で袋叩きにされてしまう。
 TMDKは軽快にタッチを回しながらリストロックで痛めつけていき、ヘイストが棚橋を踏みつけながらエアドラム。
 代わるザックの足を取った棚橋がドラゴンスクリューを狙うも、ザックが棚橋を引き倒して腕十字。ニコルスにタッチ。
 ニコルスは棚橋のエルボー連打を涼しい顔で受けきってブレーンバスターを狙うが、棚橋がツイスト・アンド・シャウトでやり返して石井にタッチ。
 石井はTMDKを4人同時に相手取ってショルダータックルでふっとばす無双ぶりを見せ、ニコルスにブレーンバスターを狙う。ニコルスがこれをDDTで切り返してシェインにタッチ。
 ヘイスト&ニコルスが石井に合体ネックブリーカーを見舞い、カットに来た田口も2人で投げようとするも田口が2人まとめてDDTで突き刺しヒップアタックで吹き飛ばすアシスト。さらにザックにもヒップアタックを見舞うが、かわしたザックが飛びつき腕十字。しかし田口は決まり切る前にオーマイ・アンド・ガーアンクルで切り返すテクニシャン振りを見せ、ヒップアタックを放つもザックがアトミックドロップで迎撃してケツへのエルボースマッシュ。さらにザックが石井をフロントネックロックで捕らえるも、石井がぶっこ抜いてブレーンバスター。石井はヘイストをショルダータックルでふっ飛ばしキングストンにタッチ。
 キングストンは藤田にバックエルボー連打からマシンガンチョップ。さらにエクスプロイダーで叩きつけ、ラリアットを狙うもザックがカット。藤田がジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールドもカウントは2。ザックがサッカーボールキックを放ってアシストすると、藤田がジャーマン・スープレックス・ホールド。惜しくもカウントは2。
 棚橋がザック、ヘイスト、ニコルスをドラゴンスクリューで排除するが、藤田が棚橋にドラゴンスクリューを見舞って排除。藤田はキングストンにチョップを連打していくと、キングストンがツーショルダーをはだけて胸への逆水平チョップを要求。藤田が顔面への張り手を連打してフロントスープレックスを狙うが、キングストンが腰投げで切り返し裏投げで叩きつけ、最後はバックフィスト・トゥ・ザ・フューチャーを叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
エディ・キングストン
「この言葉を覚えておけ。覚えておくんだ。『自分で蒔いた種だ』。覚えておけ、覚えておくのだ……」

田口隆祐
「この試合のない期間にね、非常に質の高いトレーニングに励み、心身を鍛えて参りました。そのわりにはあまり活躍は今日はできず、終わってしまいましたね。明日、試合が組まれるかわかりませんが、明日、試合が組まれた暁には、その特訓の成果を皆さんにお披露目したいと思います。新しい動き、新しい技、期待しててください」

棚橋弘至
「『準々決勝出られなかったな』とか『今日準決勝だな』とか『G1、優勝したかったな』とか、そういう思い、欲望ってのはどんどん溢れてくるけれども、いま、その思いに俺自身が伴ってないから、この目標に俺自身が追いつけるように。(※指を折って)8、9、10、11、12……5ヵ月か。まぁすぐね、アメリカで試合があるけれども、まぁこの5ヵ月、見ててくださいよ。こうやってね、みんなの前で宣言するから、あとはやるしかない」

ザック・セイバーJr.
「7年経っても最終日までいけない。準決勝にさえも進めないんだ。決勝なんて。言うことはそれだけだ(※と言って、先に控室へ)」

シェイン・ヘイスト&マイキー・ニコルス&藤田晃生
ヘイスト「そうだ。人を集め、俺たちは、良い人として、家族や友人のようなグループでいるように努力している。愛すべき兄弟として、やってきたが台無しだ。ザックはアツい。マイキーもアツい。このヤングボーイ(藤田)も。エディ、お前とはレベルが違う。お前はバッドガイだが、お気に入りのリップグロスはバブルガム味なんだろ? それを1日中“ンマンマンマ”として。俺は見たぞ。インターネットに向かって言ってやる。オーストラリア人みたいに振る舞っているそうだな。お前はオーストラリア仲間の1人だ。言われるだろ?(※藤田を指して)お前とはレベルが違う。見ろ。スモーの胸板としてはゴツすぎる。スモーレスラー。アツい」
ニコルス「勝つときもあれば、負けるときもある。今日は厳しかった。だが、いつも言うとおり、TMDKはどんなことになろうとヘコたれない」
ヘイスト「明日の夜だ! まだある!」
ニコルス「明日の夜、取り戻そう。こいつ(藤田)のジャーマン・スープレックスを見たか?」
ヘイスト「すごかった。あのブリッジの上にローラーをかけたい」
ニコルス「オーライ、オーライ、オーライ(※シェインとマイキー、ローラーをかけるジェスチャー)」
ヘイスト「それで高いビルが建って、返せないんだ。エディ、気の毒だ。リップグロス好きのプリティーボーイ(※と言って、先に控室へ)」
ニコルス「お前はよくやった、ジェダイ(※と言って、先に控室へ)」
藤田「負けたヤツが何言ってんだって思われるかもしれないけどな、ここ最近、1試合1試合、ホントに楽しいんだ。でも、勘違いしてもらっちゃ困る。楽しいより、悔しい気持ちが、当たり前だが、1番に来てる。でも、いつも言ってるけど、燃えてんだ! 負けて折れることなんかいままで1回もなかった! 今日の負けも、必ず俺の中でバネにして、借りを返してやる」

第6試合


 金丸とファンタズモの対面でゴングが鳴ると、2人は静かにグータッチ。ロックアップからファンタズモがショルダータックルで倒し、金丸も即座に抜け出して2人同時にドロップキックを放って空中で相打ち。両者タッチ。
 タイチとロアの対面となり。タイチはローキックで、ロアはエルボーで打ち合っていく。ショルダータックルの打ち合いも互角で進んでいくが、タイチがフロントハイキック。ロアもエイプシットを狙っていくが、タイチがスピンキック。ロアも倒れずラリアットを見舞い両者タッチ。
 DOUKIとヒクレオの対面となると、あまりの体格差にDOUKIがマッチアップを嫌がって自軍コーナーに戻るも、J5Gの面々も全員嫌がってタッチを拒否。DOUKIが仕方なく向かっていき地獄突き、延髄斬りと見舞っていくもヒクレオは動じず担ぎ上げて変形サイドバスター。タマにタッチ。
 タマが自軍コーナーに叩きつけてテンカウントパンチを9まで進めてファンタズモにタッチ。
 ファンタズモもテンカウントパンチを9まで進めて邪道にタッチ。
 邪道もテンカウントパンチを9まで進めてロアにタッチ。
 ロアもテンカウントパンチを8まで進めてヒクレオにタッチ。
 仁王立ちのヒクレオにチョップを連打するDOUKIだったが、ヒクレオのチョップ一発で吹っ飛んでしまう。ヒクレオが串刺し攻撃を狙うが、DOUKIがブートで止めてダイビング・クロスボディを発射。ヒクレオはこれを軽々とキャッチし、カットに来た金丸もブートで蹴散らす。しかし金丸は救出を諦めず、ミサイルキックでDOUKIごとヒクレオをなぎ倒し、DOUKIが生還。SANADAにタッチ。
 SANADAはヒクレオに低空ドロップキックからドロップキック。倒れず突っ込んできたヒクレオをエプロンに落とした上でドロップキックで場外に叩き出し、プランチャで追撃。SANADAはコーナーからダイビング攻撃を狙うが、ヒクレオがキャッチしてゴッドセンドを狙う。SANADAは背面着地してドラゴンスリーパーを狙うが、ヒクレオがリバースしてブレーンバスター。タマにタッチ。
 タマはSANADAをコーナーに詰めていくが、SANADAがTKOでの切り返しを狙う。タマはトンガンツイストでさらに切り返していきスーパーマンパンチを発射も、SANADAがかわしてオコーナーブリッジのフェイントからSkull Endへ。これは決まり切る前にヒクレオがカット。SANADAがコーナートップからラウンディング・ボディプレスを発射も、かわしたタマがエクスプロイダー。両者タッチ。
 TAKAと邪道の対面となると、邪道がショルダータックルを連発しラリアット。さらにクロスフェイス・オブ・邪道に捕らえるがタイチがカット。J5Gのトレイン攻撃からSANADA&タイチのサンドイッチ式延髄斬り。そこへDOUKIがダイビング・フットスタンプで追撃し、TAKAがみちのくドライバーIIで突き刺す。完璧に決まったもののファンタズモがカット。全員がリング上で入り乱れる大混戦となり、DOUKIがデイブレイクをタマがガン・スタンで切り返す。SANADAがタマをシャイニング・ウィザードで蹴散らしてロープに飛ぶが、ヒクレオがパワースラム。TAKAがヒクレオにスーパーKを見舞うも、ヒクレオが倒れず喉輪でキャッチ。TAKAがサミングで脱出するも、背後からファンタズモがサドンデス。ヒクレオがゴッドセンドで叩きつけたあとにぐったりとした邪道をTAKAの上に被せて3カウントを叩かせた。

<試合後コメント>
G.O.D
タマ「(※なぜか犬の鳴き声を真似し始めて)ワン! ワン!」
ファンタズモ「ワン!」
タマ「ワンワン!」
ファンタズモ「ワワン!」
ヒクレオ「(※口を震わせながら)ワワワワン!」
タマ「(※甲高い声で)ワンワンワンワン!」
ヒクレオ「ウゥゥゥゥワン!」
タマ「ワォーーーーン!」
ファンタズモ「アンアンアン!」
ヒクレオ「ウゥゥゥゥ……」
ファンタズモ「(※ヒクレオに向かって、迫力ある音で)ワン!」
ヒクレオ「ワン!」
ファンタズモ「ワン!」
ヒクレオ「ワンワンワン!」
タマ「ワゥーン! ワウワウワウ!」
ファンタズモ「ワン!」
タマ「ワン!」
ファンタズモ「ワン!」
タマ「ワォーーーーン!」
ヒクレオ「ワォーーーーン!」
タマ「(※後ろを向いたファンタズモに向かって、指でジョッキを持っているようなジェスチャーをしながら)ワワン?」
ファンタズモ「(※指でジョッキを持っているようなジェスチャーをしながら)ワンワンワン!」
ヒクレオ「ワンワンワンワン!」
タマ「ワンワン! (※と吠えながら、ヒクレオと一緒に姿を消す)」
ファンタズモ「(※集まっているカメラマンたちに向かって、犬が小便をするようなジェスチャーをしながら)シー、シー、シー(※と音を立て、最後は犬が後ろ足で砂をかくような仕草をしながら引き上げていった)」

Just 5 Guys
タイチ「久しぶりに5人が揃ったと思ったら、ノブおじが熱くなってるよ。熱いな、ノブおじは」
SANADA「こんなキレたノブおじは初めてですよ」
タイチ「あれキレてんのか」
SANADA「ヤバいですよ」
タイチ「めっちゃ機嫌悪い」
SANADA「初めて見た」
タイチ「なに機嫌悪くなってんだか、原因はオレは分かってんだよ。またこっから。当初の目的通り、こっから動き出すから。このままだと思うなよ」
SANADA「チームとして」
タイチ「『G1』では会えなかった。決勝で会えなかった」
SANADA「こうなったらもう、チームとしてまたてっぺん目指して。ただノブおじがちょっと」
タイチ「ちょっとね。だいぶ熱くなって、どっか消えていったから。まあいいんだよ。ノブおじも『G1』出てなかった分、溜まりに溜まってるものがあるし、いいんじゃないですか? これからまだまだ。(※KOPWのベルトを見せながら)いいんだぞ、いつでも名乗りを上げたって。ビビってんのか、オマエら? このままオレの名前が刻まれて終わるぞ。いつでも来いよ」

第7試合


 オカダが入場後のリング上アピールを終えて降りた瞬間にEVILが奇襲し、ガウンを使ってオカダの首を絞め上げる。
 大ブーイングの中でゴングが鳴らされると、EVILがサミングから場外に出して鉄柵へと叩きつけ、本部席のマイクを奪ってケーブルでオカダの首を絞めながら「さっさと負けを認めろコノヤロー!」と試合中のマイクアピール。
 EVILはオカダをリングに戻し、ボディスラムから顔面を踏みつけて「俺に敵うわけねーだろコノヤロー!」と挑発。怒ったオカダが場外に放り出してお返しの鉄柵攻撃を狙うが、逆にEVILが鉄柵に叩きつけてオカダにイス攻撃。さらにEVILがレフェリーの気を引いている間に場外でディック東郷がオカダにイス攻撃を見舞っていく。
 EVILはリング上でしつこいエビ固めの連発でスタミナを削っていき、サミングからラリアットを狙うもののオカダがビッグブートでカウンター。オカダはエルボー連打からランニングバックエルボー。さらに串刺しバックエルボーからDDTと得意の連撃からリバースネックブリーカーを狙うが、EVILが暴れて脱出し場外に退避。オカダが追っていって鉄柵に叩きつけた後に場外DDT。リングに戻してツームストンパイルドライバーを狙うが、EVILがサミングで脱出。さらにEVILが串刺しラリアットを放つが、オカダがかわしてEVILをコーナーに載せ、地対空ドロップキックで場外に叩き落とす。東郷がオカダを排除に来るが、オカダがエルボーで吹っ飛ばす。オカダがEVILをリングに戻してダイビング・エルボードロップを狙うが、EVILが回避。オカダが着地してEVILをマネークリップで捕らえるも、EVILがオカダごとレフェリーに突っ込んでいき、衝突したレフェリーは昏倒してしまう。
 そこへHOUSE OF TORTUREの高橋裕二郎&SHOが飛び込んできてオカダを袋叩きに。2人でダブルのフィッシャーマン・バスターを見舞い、オカダを逆さ吊りに。東郷がオカダの急所へダイビング・ブレーンチョップを叩き込み、EVILがカバーに入るもカウントは2。
 EVILはダークネスフォールズで叩きつけ、EVILを狙うもオカダがマネークリップで切り返す。EVILがコーナーにぶつけて脱出するも、EVILがレフェリーにすがりついて再びセコンド介入を狙うが、オカダが冷静にHOTの面々を排除してからEVILにマネークリップ。東郷がスポイラーズチョーカーを以てリングに上がろうとするとオカダが技を解いて警戒態勢に入るが、SHOが背後から後頭部に一撃。東郷がスポイラーズチョーカーで首を絞め上げる。さらにSHOがトーチャーツール、裕二郎がケインを持ってリングに上ってくるが、オカダが全員をドロップキックで蹴散らしていく無双劇。
 オカダがはEVILをロープに振ってドロップキックを狙うが、EVILがレフェリーをオカダにぶつけて再び昏倒させ、レインメーカー式ローブロー。さらにEVILがロープに飛んでラリアットで叩き伏せ、さらにEVILを狙うもオカダがバックを取ってジャーマン・スープレックス。バックを取ったまま引き起こしてレインメーカーを発射も、EVILがバタリと倒れ込む形で回避。
 オカダがEVILを引き起こそうとすると、EVILは下からローブロー。これを読んでいたオカダがキャッチし、開脚式ツームストンパイルドライバー。さらにレインメーカーを狙うもEVILがかわして普段とは左右逆の変形EVIL。さらに正調EVILを狙うが、オカダが丸め込みで切り返して掟破りのEVIL。さらに旋回式の変形ツームストンパイルドライバーからレインメーカーを叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
オカダ・カズチカ
「(※人差し指を立てて)あと一つ!」

第8試合


 ゴングが鳴ると2人はゆっくりとリングを回り、内藤は中々組み合おうとせずに間をとる。
 ロックアップからリストの取り合い、グラウンドでの首の取り合いからバックの取り合い、ハンマーロックの取り合いと堅実なレスリング戦を展開。内藤がロープに押し込んでクリーンに離れるも、オスプレイがエルボー連打。内藤がティヘラからいきなりデスティーノを狙うが、着地したオスプレイがヒドゥンブレイドを発射。内藤はこれを前転してかわし寝転びながら拳を突き上げるポーズを取って挑発し、場外に逃れて間を取っていく。
 リングに戻って手4つから内藤がエルボーを見舞っていき、コーナー上からの攻撃を狙うもオスプレイが地対空逆水平チョップで場外に叩き落し、プランチャで追撃。さらに場外鉄柵を使ってのピッピーチェリオを叩き込み、強烈な逆水平チョップからサイドバックブリーカー、コブラツイストと見舞っていくが内藤がヒップトスで脱出。さらにヒップトスから肩を自身のヒザに叩きつけるショルダーバスター。
 内藤はアームドラッグ、バックエルボー、低空ドロップキックと得意の連撃から振り子式ドロップキック。さらにもう一度先程のヒップトス式ショルダーバスターから両足を使ったアームバー。さらに内藤がグロリアを狙うが、オスプレイがハンドスプリング式オーバーヘッドキック。
 オスプレイはピッピーチェリオからラリアットで場外に落とし、コーナーからの場外飛びを狙うが内藤が足にすがりついてエプロンに引きずり下ろす。エプロン上でのエルボー合戦からオスプレイがターンバックルを踏み台にしたオスカッターを狙うも、内藤が奈落式スイングネックブリーカー。さらに断崖式ネックブリーカーと強烈な連撃。
 場外カウント19でリングに戻ってきたオスプレイに対し、内藤は低空ドロップキックからグロリア。さらにプルマ・ブランカで絞り上げ、コーナーに上げて雪崩式リバース・フランケンシュタイナー。
 しかし、オスプレイはこれを着地する離れ業を見せ、内藤のエスペサンサもキャッチ。さらにロープにくくりつけた内藤にシューティングスタープレスを見舞い、シットダウンパワーボム。オスプレイは後頭部へのヒドゥンブレイドを狙うが、内藤が振り向いて膝への低空ドロップキック。内藤はオスカッターをかわしてジャックナイフ。さらにロープに飛んで行くが、オスプレイがフライング・ヒドゥンブレイド。
 オスプレイはストームブレイカーを狙うが、内藤が空中で体勢を切り返して超高角度DDT。内藤は延髄斬りからスイングDDTで突き刺し、バレンティア。内藤はコーナーに上ってスターダスト・プレスを発射も、オスプレイがかわしてヒドゥンブレイド。
 両者膝立ちになりながらエルボーを打ち合っていき、内藤が首筋へのバックエルボーを猛連打。オスプレイがヒザからガクリと崩れ落ちると、内藤は引き起こして張り手も、オスプレイは顔面蹴り&逆水平チョップからサイレントウィスパー3連打。さらにマウントを取ってナックルを叩き込むも、レフェリーが引きはがす。
 内藤のダウンカウントが数えられる中、内藤がふらふらと起き上がったところへオスプレイがヒドゥンブレイド。さらにオスカッターを叩き込むと内藤が顔面からマットに突き刺さる。これをカウント2で返されると、オスプレイはコーナーに上ってリープ・オブ・フェイト。完璧に決まったものの、内藤はカウント2でキックアウト。
 信じられないといった表情を浮かべるオスプレイはストームブレイカーを狙うが、内藤はフランケンシュタイナーで脳天から突き刺す。オスプレイも起き上がり際のサイレントウィスパーを顔面に叩き込み、ヒドゥンブレイドを発射。内藤はなんとか回避するもののバタリと前のめりに倒れ込む。オスプレイはレインメーカー式ヒドゥンブレイドを発射も、内藤が回避して倒れ込む。オスプレイがストームブレイカーを狙うが、内藤が切り返してデスティーノ。正調デスティーノを狙う内藤に対してオスプレイが切り返して投げようとするも、内藤はさらに切り返しのデスティーノ。最後は正調デスティーノで突き刺して3カウントを奪った。

内藤「ブエナスノーチェス!両国!新日本プロレス、G1 CLIMAX両国大会初日、会場にお集まりの皆様、今日も楽しんでいただけましたでしょうか?明日行われる優勝決定戦、オカダなのか、それとも内藤なのか。その答えはもちろん……トランキーロ!あっせんなよ!では皆様、明日も両国国技館でまたお会いしましょう。新日本プロレス、G1 CLIMAX両国大会初日、最後の締めはもちろん!BUSHI、ヒロム、鷹木、リョータ、ティタン……もう1回やりますか?(笑)BUSHI!ヒロム!鷹木!ティタン!リョータ!イ・内藤!ノス・オトロス!Los Ingobernables de Japón!」

<試合後コメント>
内藤哲也
「これで明日、両国にて行なわれる優勝決定戦に駒を進めましたよ。やっぱり、『G1 CLIMAX』、めちゃめちゃやりがいがあるよ。プロレスラーとして、こんな充実した日々。改めてレスラーに、新日本プロレスのレスラーになって良かったなって思いましたよ。まあでも、まだゴールじゃないんでね。まだ明日、優勝決定戦が残っているからね。対戦相手はオカダ? 申し分ないね。オカダを倒して、両国のリングのど真ん中で、また大声で叫びますよ。そう、“デッ! ハッ! ポンッ! ”ってね。じゃあ、皆様、喉の調子を良くした上で、明日両国国技館に、そしてテレビの前にお集まりください。試合後、一緒に叫ぼうぜ。“デッ! ハッ! ポンッ! ”ってね。アディオス!」

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