オーストラリア代表チームのカラーを背負いロビー・イーグルスがベルト奪取!「急逝した天国の父さんに勝利を捧げるよ」
25日、東京ドームにて新日本プロレス『映画『ゴジラvsコング』Presents WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』が開催。第2試合ではエル・デスペラードの持つIWGPジュニアヘビー級王座にロビー・イーグルスが挑戦した。
7月10日の札幌大会のスクリーンに突如ロビーが現れベルト挑戦を表明。17日の後楽園ホール大会からシリーズに参戦し勝利を重ねてきた。
母国であるオーストラリアを背負い、オーストラリアオリンピック代表チームのコスチュームカラーで登場したロビー。試合が始まると老獪なデスペラードのグラウンドテクニックをなんとかこらえ、打撃戦ではロビーのハイキックとデスペのロコ・モノが同士討ちし両者ダウン。一進一退の攻防となるが、最後はロビーがワープ4.5からロン・ミラースペシャルで捕らえギブアップを奪った。
勝利したロビーは「カンパイする?オーストラリア流のクレイジーなやり方知ってる?靴に注いで飲むんだ!」と履いているシューズを脱ぎ、その中にZIMAを流し込んで飲み干し喜びを表現。
驚く報道陣を前に「今日のコスチュームはオーストラリアのオリンピック代表チームのカラーなんだ。オーストラリア代表選手のみんなを応援しているからね。代表選手の中にプロレスファンがいたら、同じように俺を応援してくれていたと思う。次の防衛戦の時はフィリピンの国旗の色のコスチュームでリングに上がろうかな。母親がフィリピン出身なんだ。勝った後リングでさまざまな感情が込み上げてきた。前回俺が日本で試合をしている時、父は病気を患っていた。俺がオーストラリアに戻ってすぐに急逝したんだけど、その時にファンのみんなが温かいサポートをくれて本当に感謝している。父は俺がデビューした頃からずっと応援してくれていた。今日は天国にいる父が俺に力を貸してくれた。ダッド(お父さん)、今日の勝利はあなたに捧げるよ」と感極まる。
そして復帰とベルト挑戦を宣言した高橋ヒロムに「オマエが準備できたら俺はいつでもやってやるよ。ヒロムも首を怪我して色々大変だったと思うけど、俺も俺でお前が想像できないくらいの困難をくぐり抜けてきたんだ。俺は自分の全てをかけてこのベルトを防衛していく。死ぬまで闘っていくつもりだ。だからオマエも死ぬ気でかかってこないと、ベルトは獲れないぞ。でも今の俺ならオマエに勝てる」と王座防衛の決意を語った。