【試合詳細】11・18 新日本プロレス後楽園ホール大会 高橋ヒロムvsエル・デスペラード 田口隆祐vs石森太二 SHOvsDOUKI マスター・ワトvsロビー・イーグルス 上村優也vsBUSHI

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『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』
日程:2020年11月18日(水)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:696人

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○小島聡/本間朋晃
8分24秒 ラリアット→体固め
永田裕志/●ゲイブリエル・キッド

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
●上村優也【0勝2敗=0点】
9分57秒 旋回式コードブレイカー→片エビ固め
[L.I.J]○BUSHI【1勝1敗=2点】

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
○マスター・ワト【2勝0敗=4点】
12分37秒 RPP→片エビ固め
[CHAOS]●ロビー・イーグルス【1勝1敗=2点】

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
[CHAOS]○SHO【2勝0敗=4点】
16分26秒 ショックアロー→片エビ固め
[鈴木軍]●DOUKI【0勝2敗=0点】

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
●田口隆祐【1勝1敗=2点】
11分33秒 エビ固め
[BULLET CLUB]○石森太二【1勝1敗=2点】

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
[L.I.J]●高橋ヒロム【1勝1敗=2点】
23分10秒 ヌメロ・ドス
[鈴木軍]○エル・デスペラード【1勝1敗=2点】

BOSJでデスペラードがヒロムを破り「また俺に興味持ってくれたぁ?」と笑顔!石森がトラウマに負けず田口に技アリ勝利!SHO、ワトは開幕2連勝で優勝に向け弾み!

第1試合


 永田と小島でゴングが鳴ると、両者気合十分で突っ込んでいってエルボー合戦。そして永田がロープに振ると見せかけて脇固めに持ち込み、さらにショルダーアームブリーカーで追撃してゲイブにタッチ。
 ゲイブはコーナートップからダブルアックスハンドルと落とし、小島の腕を固めながら腕十字を狙っていくが、小島はクラッチして耐えながらロープブレイク。さらに腕を取っていくが小島が自軍コーナーに押し込んで本間にタッチ。
 ゲイブは本間にタックル連打からエルボーバッド。さらにロープに飛ぶが本間がカウンターのショルダータックルでなぎ倒し、小島にタッチ。
 小島がエルボーを見舞っていくと、ゲイブがチョップで反撃すると小島も強烈なビンタ。
 代わる本間は小島と2人でダブルのショルダータックル。本間はエルボードロップ。さらに本間は両手を広げてゲイブに好きなようにチョップを打たせていき、受けきった上でヘッドバッド。さらに小こけしを狙うが、ゲイブが回避。永田にタッチを求めるも、本間が引き戻してブレーンバスター狙い。ゲイブは振り払って重いエルボーを叩き込み、逆にブレーンバスターで叩きつけて永田にタッチ。
 永田は左ミドルキックを連打し、串刺しビッグブートからエクスプロイダーの体勢も、本間が振り払ってエルボーで反撃。永田がロープに飛ぶと本間はこけしロケットでカウンターし、小島にタッチ。
 小島は永田をコーナーに押し込んでマシンガンチョップ。さらに串刺しジャンピングエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫びダイビングエルボードロップ。さらにローリングエルボーを放つが、永田がキャッチしてエクスプロイダー。永田はゲイブの気迫に応えてタッチ。
 ゲイブは小島に串刺しランニングエルボーからセントーン。ゲイブは雄叫びを上げてダブルアームスープレックスの体勢も、本間がカット。ゲイブは本間をショルダータックルで撃退して逆エビ固め。小島がブレイクすると、ブレーンバスターを狙うも小島が着地してコジコジカッター。これは永田がカットし、本間が永田を場外へ排除。小島はエルボーパッドを放り投げてラリアットの体勢も、ゲイブはドロップキックでカウンターし、再びダブルアームスープレックスの体勢も、小島が振り払い、ロープに飛んだゲイブをカウンターのラリアットで叩き伏せて3カウント。

<試合後コメント>
本間朋晃&小島聡
本間「『WORLD TAG 2020』出たかったー! 出たかっただけ言っても始まんない。俺は棚橋にもフラれ、でもこうやってタッグリーグのリングに立ってる。それは今年1ブロックかもしれないけど、俺と小島、これからずっと毎日仙台まで一緒にタッグでCブロック……いや、AしかねーからBブロック。俺と小島、Bブロックで全勝して来年『WORLD TAG』、“いっちゃうぞバカヤロー”ってな小島さん(※と言って小島をコメントスペースに呼び込む)、小島さん、ちょっと久しぶりだから……。小島さん。今日絶対こけしで勝ちたかったんですよ。今日何の日かわかってんすか?」
小島「知らない。あ、誕生日だ! ゴメンおめでとう! 良かったね!」
本間「雪見だいふくですよ今日」
小島「雪見だいふく? それは知らない。誕生日だね、良かったね。おめでとう」
※ここで本間は控室へ
小島「約2ヶ月ぶりに帰ってきました。改めてプロレスやってて、“やっぱしんどいんだ”って(思った)。すげー変な話だけどさ、プロレスの試合ってやっぱキツいんだわ。体中が痛くて。でも、このリングにしか上がれない、このリングだけが知っている痛み、リングだけがわかっているこの辛さだったり感情だったり喜びだったりいろんなこと、リング上に上がれるからこそのストレスだと本当に思った。そして今日のゲイブも本当につえーよ。もうギリギリじゃねーか。いつ、明日負けたって明後日負けたっておかしくねーんだ、正直。だけどさ、俺もたまに試合出れている以上、おまえに負けてたらもっともっと出る場面が、出番がなくなっちまう、っていうことだ。だからまだ、おまえには負けるわけにはいかないぞ。永田さんもそうだよ。俺とか永田さんとか、いま必死こいて、なあ、今この歳で、このキャリアでこんな必死になってプロレスやっている。それが全てだろう。なあ、こんなに素晴らしいことはないよ。ということだ。世界中のプロレスファンの皆さん、そして日本にいるプロレスファンの皆さん、新日本プロレスの皆さん、その他のぜーーーんぶのプロレスファンの皆さん、ただいま帰ってきました」

永田裕志
「2ヶ月ちょいぶりの試合ね。溜まりに溜まったエネルギーをぶつけようと思ったっすけどね。ちょっと空回りしたかなっていうのが正直なところだけどね。こういう時、でーんと構えていくよりもなんか勢いに任せて突っ走っていったほうがいいかと思ったんですけど、そしたら空回りするっていう。まだまだ俺も青いなと。まあこのシリーズ、あと9試合ぐらいあるんで、それでしっかりと永田裕志を見せつけます」

ゲイブリエル・キッド
「やっぱりコジマは強い。顎がもげるかと思った。彼の実力を過小評価してるファンもいるように感じるが、彼は今だってすごく強い。それにホンマサンもだ。でも彼らから自分が勝てると信じてる。それだけの自信がなければ、そもそもリングに上がるべきじゃない。俺は弱くないし、経験も重ねてきた。それでも新日本ではまだまだひよっこだ。でも自分は世界最高のプロレス団体で闘ってる。先輩たちを超えられなければ、上には上がれない」

第2試合


 ゴングが鳴るなり上村がショルダータックルで突っ込んでスクールボーイ、スモールパッケージで勝利を狙い、キックアウトされるとボディスラムから逆エビ固め。これをロープブレイクされるとストンピング、エルボーを連打からロープに飛ぶが、BUSHIが追走ドロップキック。
 BUSHIは上村をコーナーに押し付けてエルボー、チョップを連打してから顔面踏みつけで痛めつけていき、ボディスラムから逆エビ固め。BUSHIは何度も中央に引き戻して腰を落としていくが、上村は気合のロープブレイク。
 BUSHIが挑発的に上村の顔面を蹴飛ばしていくと、上村はエルボーで反撃していくも、BUSHIは棒立ちでこれを受けてノーダメージをアピール。そしてバックドロップで叩きつけ、再びコーナーに押し込んで顔面踏みつけ。さらに串刺し攻撃を狙うが、上村はブートで止めてランニングエルボー。
 上村はコーナーでエルボースマッシュ、ストンピングを連打し、串刺しバックエルボーから串刺しドロップキック。そして逆エビ固めでBUSHIを何度もリング中央に引き戻して貪欲に勝利を狙うが、BUSHIはなんとかロープブレイク。
上村はかんぬきスープレックスを狙うが、BUSHIが振り払ってエルボー合戦へ持ち込む。これは上村が勢いで勝ってロープに飛ぶがBUSHIが追走ドロップキック。さらにフィッシャーマンズスクリューから旋回式コードブレイカーを狙うが、上村が暴れて着地しドロップキック。上村は投げっぱなしジャーマンからかんぬきスープレックスを狙うが、振り払ったBUSHIが延髄斬りからコードブレイカー。上村はこれを返してみせるが、最後は旋回式コードブレイカーでトドメを刺した。

<試合後コメント>
BUSHI
「勝ったな。これで『SUPER Jr.』、1勝目。その前に金丸義信、欠場。残念でしょうがないよ。この間の(IWGP)Jr.タッグ(戦)の借りは、この『SUPER Jr.』でしか返せないから。まあいい。アクシデント? 怪我? しょうがないよ。それにしても、金丸の代わりに出た上村、正直油断してたな。まあ、今日、この後、メインでヒロムの試合見て、次の『BEST OF THE SUPER Jr.』第3戦目、ヒロムとのメインだから。考えさせてもらうよ」 

上村優也
「(※手すりをつたいながら、ヨタヨタとバックステージにたどり着き、四つん這いになって)ああ……勝たないと……。俺はこのリーグ戦に出るのが目標じゃないです。勝たないと。去年のジュニアタッグリーグのときと、わけが違う。何があっても、勝ちます! まだまだ、まだまだこれからです。ありがとうございました」

第3試合


 天山から猛牛殺法を伝授されたワトは開幕戦で白星発進。
 2戦目のロビー戦はゴングが鳴るとじっくりとしたリストの取り合いを見せ、ヘッドシザースやアームドラッグの応酬、ドロップキックの空中相打ちから両者同時に跳ね起きてクリーンブレイク。
 ロビーがロープに飛ぶと、ワトがボディへのバックブロー2連発からローリングソバットで迎撃していくが、ロビーはロープを踏み台にしたアームドラッグからヘッドシザースホイップ、ニールキックで場外に叩き出してトペ・スイシーダ。
 ロビーは膝裏へのキックで跪かせてからワトの後頭部へスライディングラリアット、さらに足へのカーフストンプ、さらにスワンダイブ式の攻撃を狙うが、ワトが地対空ドロップキックで撃ち落とすと場外へのトルニージョで追撃。
 ワトはスワンダイブ式のエルボースマッシュからロープに振ってレッグラリアート。続けてパワーボムの体勢も、ロビーが急角度回転エビ固めで切り返し、コーナーから飛びついてのカサドーラから入るロン・ミラースペシャル。ワトがなんとかブレイクするとエルボーで反撃していくが、ロビーがミドルキックに切り替えるとワトもミドルキックで応戦。ロビーのコンビネーションキックをガードしたワトが旋風脚も、ロビーはハイキック、トラースキック、延髄斬りと連撃。さらにアサイDDTを狙うが、ワトが着地してハイキックでお返し。両者大の字になってダブルダウン。
 ワトはレシエントメンテを狙うが、ロビーが振り払ってハイキック。ワトが同時に放ったハイキックと交錯するも、ロビーがエプロンからトップロープ越しの延髄斬りから膝へのミサイルキック。そしてロン・ミラースペシャルの体勢も、ワトがスクールボーイで切り返す。ならばとロビーはターボバックパックで叩きつけ、コーナー上からのワープ4.5も、ワトが剣山で迎撃してTTDで突き刺し、最後はRPPを投下して3カウント。

<試合後コメント>
マスター・ワト&天山広吉
ワト「いや面白かった。まず2勝、まず2勝、ロビー・イーグルス、本当に楽しい試合でした。またね、やりたいなって思ったんで、やりたいと思います」
天山「オッケ~ワト! 2勝目やな! ロビー・イーグルス強かったな!」
ワト「強いですね」
天山「おう。バチバチやったよ、しっかり」
ワト「ハイ」
天山「向こうもしっかり」
ワト「今日は俺の方が強かったんで」
天山「そうやな」
ワト「多分、後楽園のみんな、超満員のみんな、(強さを)証明できたかなっと思うんで。まあこれから、次も俺が勝ってこの『BEST OF THE SUPER Jr.』、特別な思いがあるんで、その思いと一緒に闘いながら優勝を目指していきたいと思います」
天山「よっしゃ! 優勝や! オッケー! 頑張れよー!」
ワト「ありがとうございました(※と言って先に控室へ)」
天山「いけるいける! このままの勢いで。初戦、そして今日、ロビー・イーグルスめっちゃ強いな。俺もあんまり見たことなかったけれども、やっぱワトがね、バチバチ。向こうもバチバチ来るからね、やり返して。ああいう熱い試合だったね、うん。最後のフィニッシュも良かったけど、“TTD”決めてくれたしね。これはもう大きな武器にしてくれてるし。見ててガッチリ応援して勝ってくれるってホンマ嬉しいね。このまま行こう、優勝や! まだまだあるけども、まだこっからむっちゃ長いかもしれんけど、ワトが、しっかりとマスター・ワトが。ガッチリ、頂点立つの。この『BEST OF THE SUPER Jr.』楽しみですよ。オッケー。オシッ!」 
 
ロビー・イーグルス
「クソ、予想外の結果だ。俺はマスター・ワトを見くびっていたんだろうな。誰もが予想だにしなかった結果だ。開幕戦でヤングライオンを倒したところまでは思ってた通りだったが、自分が負けるとは本当に驚いてる。対策が不十分だったのかもしれない。ワトのキックは強烈だった。強かった。テンザンのTTDまで使うようになったのか。俺はファン時代にテンザンがあの技を使う瞬間を何度も見てきた。特に『G1(CLIMAX)』決勝戦(2004年)のテンザンvsタナハシは鮮明に覚えてる。俺としたことがうっかりしていた。どのタイミングであの技を仕掛けてくるかもまったく予想できなかった。ダメージがキツい。悔しいよ。でも、俺は諦めず前を向いてく。それから今年の『SUPER Jr.』は、ファンタズモがいないからせいせいしてる」

第4試合


 SHOが入場するとDOUKIがゴングを待たずに奇襲するも、SHOがショルダースルーでDOUKIをエプロンに出してからのドロップキックで場外に突き落とす。そしてエプロンを駆けての空対地PK。
 SHOはDOUKIをリングに戻すと、右腕一本でDOUKIの両腕をクロスして極めて見せ、足を刈って倒してからチキンウイングアームロックを狙うがDOUKIは決まる切る前にロープへ。SHOはエルボー連打から走り込むが、DOUKIはロープを下げてSHOを場外に放り出し、場外鉄柵に叩きつけたり、持ち込んだ鉄パイプで首を絞め上げながらのスイングネックブリーカーを見舞ったりとラフ殺法を展開し、SHOをリングに戻してエルボースタンプでいたぶってからロープに振ってバックエルボー。さらにチンロック、DDTと続けてからブレーンバスターを狙うが、SHOが抵抗するとサミングからロープに飛んでラリアットも、SHOがかわしてスピアーを突き刺す。
 SHOはエルボー連打でDOUKIをコーナーに追い込み、串刺しラリアットから腕を取りながらのミドルキック3連打。さらに走り込んでPKを叩き込み、ジャーマンを狙っていくが、DOUKIは回転エビ固めで切り返しながらイタリアンストレッチNO.32。これをブレイクされるとデイブレイクを狙うが、SHOはこれをキャッチしてブレーンバスター狙い。暴れて脱出したDOUKIがラリアットを放つとSHOもラリアットで迎撃し、両者ロープに飛んでラリアットを狙い合うが、ヒットさせたのはDOUKI。さらにブレーンバスターを狙うが、SHOが逆にブレーンバスターで叩きつけ、両者大の字になってダブルダウン。
 両者立ち上がってエルボーで打ち合っていき、SHOが連打で打ち勝ってラリアットを狙うが、DOUKIはレフリーを盾にしてSHOを怯ませてからの延髄斬り。ロープに飛ぶDOUKIにカウンターのジャンピングニーを合わせたSHOだったが、当たりが浅く、続くラリアットはDOUKIがキャッチして飛びつき腕十字のような形から入るイタリアンストレッチNO.32。しかしSHOはこれを持ち上げて餅つき式パワーボム2発からパワーブリーカーを見舞う恐るべきパワーを見せ、弓を引く動作からのショックアローを狙うが、DOUKIは後ろに一回転しながら入るイタリアンストレッチNO.32で解説のミラノコレクションA.T.を驚愕させる。
 SHOがなんとかブレイクすると、DOUKIはデイブレイクを完璧に決めてみせ、最後のスープレックス・デ・ラ・ルナを狙うが、SHOが抵抗すると摩利支天。さらにスープレックス・デ・ラ・ルナを狙うが、SHOがジャーマンスープレックスで切り返し、両者再びのダブルダウン。
 両者フラフラと起き上がりながらも正面からエルボーを打ち合っていき、SHOが連打で打ち勝つがDOUKIが地獄突きを見舞い、ロープに飛んでラリアットを狙うがSHOがカウンターのラリアットをクリーンヒット。SHOはクロスアーム式パイルドライバー、ショックアローと畳み掛けて3カウント。

<試合後コメント>
SHO
「俺がメキシコ遠征に行っている時は、まさかね、あの人と『SUPER Jr.』の後楽園でシングルをできると思ってなかった。やっぱり、あの人はなんか持ってんだよ。それにあの人も俺と同じで、どうやら根に持つタイプじゃねえか。今までムカつくこと、悔しいこと、悲しいこと、全部、全部、あいつはリングにぶつけてんだろ? 言っとくけどな、俺はお前とは違うかもしれないけど、俺も悔しい思い、ムカつく思い、悲しい思い、いっぱいしてんだよ。今日のところは……今日のところは、かもしんねえ。今日のところはとりあえず、俺の勝ちだ。根に持つタイプなんだろ、お前? 今日のこの負けも根に持っとけ。次やる時、ぶつけ合って、もっといい試合しようぜ」
 
DOUKI
「田中翔ーッ! クッソーッ! お前だけには絶対負けたくなかった! クソーッ! クソーッ! クソーッ! 絶対にやり返してやる。田中、お前に絶対にやり返してやるぞ。このままじゃ絶対終わんねえからな。クッソッ! しょうがねえ、おい、次の俺の試合、誰かわかる奴いるか? 誰もわかんねえか? 無能しかいねえのかよ。次だ、次だ、おい!」

第5試合


 ゴングが鳴ると田口は石森に握手を求め、石森に無視されると『キープオンジャーニー』を踊る精神攻撃。石森はげんなりしてリング外へ。
 石森がリングに戻ると両者ドロップダウンとリープフロッグの応酬でスピーディなロープワークの攻防を見せ、石森の低空ドロップキックをスカした田口がヒップバッド。石森がチョップで反撃していくと、田口はライガー直伝ではなく勝手にやっているという掌底を放ち、自らの手首にダメージを負う。
 田口は石森をロープに振ってヒップアタックを放つが、石森がすかしてロープを使ったチンクラッシャー。場外に逃れた田口を鉄柵に叩きつけた石森は田口をリングに戻すが、田口はゴロゴロ転がって再び場外へ逃げようとする。石森はこれを妨害して踏みつけていく。さらにネックロックから首投げ、ネックツイストと続けていき、スリーパーホールドへ。さらにコーナーに押し付けて逆水平チョップを見舞っていくが、田口が回避してヒップアタックも、石森がアトミックドロップで迎撃。さらにロープに飛ぶが、田口がヒップアタックで迎撃し、場外に逃れた石森を三角跳びプランチャで追撃。
 田口は石森をリングに戻してスワンダイブ式のミサイルヒップをぶち込み、スリーアミーゴスを放っていくが、3発目を石森が切り返すとリバースDDTからオーマイ・アンド・ガーアンクル。石森が急いでロープブレイクすると、前落としからギタってケツイェから再びオーマイ・アンド・ガーアンクル。石森は回転して足を取りYes Lock。田口がブレイクするとショットガンドロップキックから串刺しダブルニー、サイファーウタキ。そして指で作った銃口を突きつけてからブラディークロスを狙うが、田口が足を取ってオーマイ・アンド・ガーアンクル。さらに膝裏へのエルボードロップからグラウンド式に移行し、そのまま引き込んでどどんを狙うが、石森が回転エビ固めで切り返し、両者エビ固めのシーソーゲーム。そのさなかで石森が田口のタイツを引き下げて尻を出しながらのエビ固めで捕らえると田口も対応が遅れ、これで3カウント。

<試合後コメント>
石森太二
「とりあえず、1勝目。田口はよ、本当怖えーよ、うーん。何考えているのか読めなさすぎて、ホンットに。ったく、あいつのコメントとかさ、見てるとさ、意味わかんなくね? なあ。何回も、何回も聞いてもさ、話の9割……なーんの意味もねーんだよ、ホントに。まあそんなさ、田口を応援しているファンも相当変態だよな(笑)。まあ、とりあえず“マッスルチワワ”の逆襲、1勝目、初日。痛った(※左足を気にしながら控室へ)」

田口隆祐
「ああー、さっきの上がってると思うんだけどなー。いやーでも。でさー、ケツ! 出てるなーって思ったんで。出されたなって思ったんでね、これはもう反則、勝ちかなって思ってちょっと油断しちゃった。ケツ出したら。向こうが、ね。反則勝ちかと思ったんですけど、そっか、出ちゃったらから、出ちゃったからこっちの反則負けですね。いやあ、わかりました、ハイ。いや、ハイ。次は、次はね。出ちゃったらダメだ。ちょっと出るのも。いやあ、18年ちょっとルールを勘違いしていました。それかな、敗因はそれだね。敗因はそれだから。チャンピオンはギリ。それと、プロレスはできたと思います。やればベルトも、シングルのベルトも遠くはないはず。ハイ、感触ありましたんで、ハイ。収穫のある試合でした、ハイ。ありがとうございました。大丈夫、次に繋がる試合、ハイ」

第6試合


 ゴングが鳴ると両者ゆっくりリングを回りながら睨み合い、ロックアップからバックの取り合い、腕の取り合いからロープへの押し込み合いとなり、デスペラードが離れ際にチョップを見舞うとヒロムは場外へと放り出し、鉄柵攻撃からリングに戻し、マウント掌底を連打。デスペラードもマウントを取り返してナックルを見舞っていくという殴り合いに。
 再び戦いの場は場外となり、両者場外鉄柵に叩きつけ合いながらのチョップの打ち合いへ。場外カウント19で両者リングへ戻るが、場外カウントがリセットされた瞬間にデスペラードがヒロムを場外に引きずり落とし、トペ・スイシーダ。ヒロムが場外で倒れている間にデスペラードはコーナーマットを外していき、ヒロムが戻ってくると金具むき出しのコーナーに叩きつけていく。
 デスペラードは膝へのニードロップ、ボディプレス、ニーロックと足への集中攻撃を展開し、ヒロムの頭をぺちぺち叩いて挑発。ヒロムがチョップで反撃すると両者チョップの打ち合いとなり、打ち勝ったデスペラードが再び膝へのボディプレス。さらにロープに飛ぶが、ヒロムがティヘラで切り返し、串刺しラリアットからの低空ドロップキック。場外に逃れたデスペラードへエプロンを駆けての場外ドロップキック。
 ヒロムはデスペラードをリングに戻すとファルコンアローからデスバレーボムを狙うが、デスペラードが着地すると串刺しラリアット。デスペラードも追走式の串刺しラリアットから膝への低空ドロップキック、ロープに足をかけてのドラゴンスクリュー。さらにギターラ・デ・アンヘルを狙うが、ヒロムがプッシュして脱出しトラースキック。デスペラードがこれをキャッチしてチョップを放つと、再びチョップ合戦へ。
 両者手を広げて正面から互いのチョップを受けあっていき、デスペラードが膝への低空ドロップキックからヌメロ・ドスを狙うが決まり切る前にヒロムがロープへ。さらにデスペラードはピンチェ・ロコの体勢も、ヒロムはウラカン・ラナで切り返しロープに飛んだデスペラードへカウンターのラリアット。ヒロムはダイナマイト・プランジャーからTIME BOMBを狙うが、デスペラードが着地するとコーナーへの投げっぱなしフロントスープレックス。ヒロムは改めてTIME BOMBを狙うが、デスペラードは顔面かきむしりで脱出。さらにレフリーを盾にしながらヒロムへローブローを放つが、ヒロムはこれを先読みして回避しラリアット。デスペラードも即座に起き上がってラリアット。ヒロムも即座に起き上がってラリアットを叩き込む。
 ヒロムはビクトリー・ロイヤルからTIME BOMB IIを狙うが、デスペラードが脱出してスピアー。ヒロムはこれをがっちりキャッチするも、デスペラードはスパインバスターで叩きつけてマフラーホールドからヌメロ・ドスへ。ヒロムがこれをブレイクするとピンチェ・ロコを狙うが、ヒロムがショルダースルーで切り返す。
 両者大ダメージを負い、膝立ちになりながらエルボーで打ち合っていき、デスペラードが3連打を見舞えばヒロムもトラースキックで対抗。ヒロムは倒れたデスペラードを引き起こすが、ここでデスペラードのロコ・モノが炸裂。デスペラードは「俺の勝ちだぁ!」と雄叫びを上げてピンチェ・ロコを狙うが、ヒロムは下から担ぎ上げて金具むき出しのコーナーへの串刺しデスバレーボム。さらにヒロムはラリアットを狙うが、これをかわしたデスペラードがレフリーに誤爆させ、レフリーが倒れた隙にヒロムの股間を思い切り蹴り上げる。悶絶するヒロムに対し、デスペラードはリングの下から取り出したイスを持ち込むが、ヒロムが「打ってこいよ!」と頭を指差して挑発。デスペラードは散々攻めたヒロムの膝へイスを打ち下ろし、イスをしまってからレフリーをリングに放り込む。そしてグロッキー状態のヒロムをヌメロ・ドスで絞め上げると、ヒロムがギブアップを叫んだ。

 デスペラードは無邪気な笑みで「よし!」とガッツポーズ。

デスペラード「どうだよ、あぁ?3カウントってさぁ、やられた方は覚えてねぇけどさ、ギブアップって自分で言ったろ?お前自分でギブアップって言ったんだ。アハハハァ……どうだ?お前、俺のこと『別に』って言ってたじゃん?『大嫌いだ』って昔。俺は昔から大好きだったって言ってんのにさぁ?それが終わったと思ったら今度は『別に』かぁ?どうだ?別にってのはよ、好きでも嫌いでも、興味がねえってことだ。これで、また俺に興味持ってくれたぁ?その足でお前はスーパージュニア優勝できるもんならしてみろ。この後続いてんのは誰だった?あぁ、田口とか、ワトとか、大したことねえやつしか続いてねえじゃねえか。残念残念。もう1回出来るんだったら、立てなくしてやんのによ。俺はスーパージュニア優勝するぜぇ?お前はどうするぅ?」

<試合後コメント>
エル・デスペラード「ああいてぇ、ああいてぇ。すげぇよな。『SUPER Jr.』、最終日はほれ、勝ち点でよ、試合順決まってねぇじゃん? ちょっとノブさん(金丸義信)がお休みになっちゃったから、人が代わって、そのメインのカードが代わってはいるんですが、公式戦の試合順、8試合中7試合がメインイベントだぜ? あいつ(ヒロム)、チャンピオンじゃねぇんだぞ? 石森がしゃべんねぇから、そういうことになってんのか? それも試合終わってわかるだろう。誰がジュニアの顔だってのかを。『俺だ!』って言いたいよ。でも、それがいつまでも続くと思ったら大間違い。俺は別に新日本ジュニアの顔になろうなんてこれっぽちも思ってねぇが、あいつが光れば光るほど、輝けば輝くほど、あいつの光が強くなれば強くなるほど、その影でゴチャゴチャやっている俺たちの影も強くなる。がんばってくれ、ヒロム。まあ、でもこの『SUPER Jr.』、優勝すんのは間違いなく俺だ。なんでかって? 顔をもう潰しちゃったからよ。公式戦、あいつはちゃんと出られるんだろうな? 出れなかったら、申し訳ないな。俺は謝るだけ謝ってやるよ。ごめんね」

高橋ヒロム
「人の性格はなかなか変わんねえなぁ……」 

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