朝倉海が大晦日RIZINで堀口恭司とバンタム級王座戦で激突決定！UFCやBellator進出について「どんどん倒していけば自ずとそうなる」
13日、都内某所にてRIZINが大晦日にさいたまスーパーアリーナにて開催する『Yogibo presents RIZIN.26』についての記者会見が行われ、メインイベントで朝倉海vs堀口恭司のRIZINバンタム級王座戦が行われることが発表された。
RIZINバンタム級王座は、堀口恭司が2018年の大晦日にBellator世界バンタム級王者のダリオン・コールドウェルとの初代王座決定戦に勝利して戴冠。翌年8月には朝倉海と対戦しキャリア初のKO負けを経験。両者の王座をかけてのリマッチが大晦日に決定していたが、堀口が右膝前十字靭帯断裂＆半月板損傷で長期欠場に入ったことから同王座を返上。
2019年の大晦日にはマネル・ケイプと朝倉海の第2代王座決定戦が行われ、勝利したケイプが戴冠するもののケイプがUFCに移籍したことにより返上。
今年8月に行われた第3代王座決定戦では朝倉海が扇久保博正を破り、悲願の王座戴冠を果たしていた。
これまで防衛戦が行われないまま王者交代が為されてきた同王座だが、昨年の大晦日に行われるはずだった海と堀口の初防衛戦は、王者と挑戦者が入れ替わる形で実現する運びとなった。
このカード発表を受け、王者の海は「僕自身すごい楽しみなんですけど、多分みなさんも待ち望んでくれたカードだと思うんで、本当に嬉しいです。やっぱり堀口選手は実績もスゴイですし、日本の格闘技界を引っ張ってきた選手なんで、多分一筋縄では行かない相手だと思うんですけど、でも、僕は堀口選手が怪我をしている期間、4試合して、そしてチャンピオンになって、前回戦ったときよりさらに強くなってる。この戦いは日本トップの試合になると思うし、歴史的一戦になると思うんで、ぜひ会場で見てください」と意気込む。
会見にはZOOMを通して出席した堀口は、「もう試合できるかなっていうコンディションは作れてますね。いつやろうが、マイナスとは思ってないので。別に。しかも去年、試合1回飛ばしちゃってるんで、海くんには待ってもらってるんで、そんなに待たせるわけには行かないんで、今回試合を決めました。ダイレクトマッチっていう形になりましたけど、まあ自分はいつでも準備できてるんで、いつでも大丈夫かなと思ってます」と大舞台で迎える1年4ヶ月ぶりの復帰戦に向けて気炎を上げた。
堀口の復帰戦がいきなり海とのダイレクトリマッチであることについて、RIZINの榊原信行CEOは、「堀口選手とはずっと常々話をしていて、『いきなり海でいいの？』っていうのは僕らがずっと言い続けたことで、『いや、いいっしょ』というのが堀口だったんで。大晦日だからと付け焼刃的にというか、無理強いをしたわけでも全く無いです。僕らは、それでも大晦日に1試合挟んで来年のほうが良ければ、ベストコンディションで戦ってもらいたいんで、そこは無理しないでくれってことで、堀口選手の回答を待って、『朝倉海選手1択でお願いします』という返事でした」と内幕を明かす。
そして榊原CEOは、「海とは9月27日終わった後に『大晦日に誰とやる？』っていう話はして、『Bellatorのフアン・アーチュレッタを大晦日に呼んでやらせてくれませんか？』とか、ホントに強い相手とやりたいって思いが強かったんで、『堀口選手の準備が間に合っているのなら、自分は堀口戦でもいいです』という状況でした。『1年待たせちゃってる』っていう恭司の中でもなんとなく負い目みたいのがあったりして、準備が間に合ってないのに、プロモーターの都合、選手としての都合ではないところで無理強いされたり、堀口選手が『まだだな』と思ってるのに、出てくるっていうのは、海は『嫌だ』と。『やる以上は堀口恭司が言い訳ができない状態で来てほしい』と。『実は病み上がりなんだよね』とか『1年4ヶ月ぶりの久しぶりの試合だからさぁ』とかっていう言い訳は、その代わりやる以上はしないでくれということで、恭司も『分かった』っていうことですね、そこは」と海の心境を交えて交渉の経緯を語った。
海は、BellatorやUFC進出の意志があるかと聞かれると、「タイミング次第だと思いますけど、まあ、どんどん倒していけば自ずとそうなっていくのかなと思ってます」と語り、堀口戦の先にある野望を見据えた。
『Yogibo presents RIZIN.26』
日程：2020年12月31日（木）
開始：14：00（予定）
会場：埼玉県・さいたまスーパーアリーナ
▼バンタム級タイトルマッチ RIZIN MMAルール（61.0kg）：5分3R ※肘あり
【王者】朝倉海（トライフォース赤坂）
vs
【挑戦者】堀口恭司（アメリカン・トップチーム）
※朝倉海は初防衛戦
