【試合詳細】7・18 アイスリボン道場マッチ 藤本つかさ&つくしvs宮城もち&松屋うの 星ハム子vs尾崎妹加 トトロさつきvs星いぶきvs鈴季すず

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『アイスリボン1052』
日程:2020年7月18日(土)
開始:14:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:50人(満員札止め)

▼エキシビションマッチ 3分間
テクラ
2-0
ホワイト

▼タッグマッチ 15分1本勝負
雪妃真矢/○テクラ
10分23秒 ウィーバックネヒト
世羅りさ/●Yappy

▼トライアングルリボン 15分1本勝負
○トトロさつき
7分35秒 動くこと雷霆の如し→片エビ固め
●星いぶき
※もう1人は鈴季すず

▼シングルマッチ 10分1本勝負
○星ハム子
7分3秒 女の執念
●尾﨑妹加(フリー)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[ドロップキッカーズ]藤本つかさ/○つくし
9分59秒 直伝ラ・マヒストラル
宮城もち/●松屋うの

MIOこと紫雷美央が後楽園ホールで練習生ホワイトとのエキシビション戦を発表!ハム子vs妹加のパワーファイター同士のシングルは熱戦!ドロップキッカーズが貫禄勝利!

エキシビションマッチ


試合前から気合十分のホワイトはテクラと向き合うと「来い!」と声を出し、左手を上げて力比べを誘う。これを無視したテクラがいきなり強烈なエルボーをホワイトの胸に叩き込むと、ホワイトは1発で倒れ込んでしまう。さらにストンピング、コーナーに振ってのホワイトの両こめかみに拳をぐりぐりとうめぼし攻撃を仕掛けたテクラ。いつもなら、これで心が折れてしまうホワイトだが、この日はテクラのカバーをキックアウトすると、エルボーを連打してテクラをロープに追い込んでみせた。しかし、テクラはこれを切り返すとホワイトを逆にロープに詰めて思いっきりダブルチョップを叩き込み、中央に引っ張り込むが、そのまま前のめりに倒れたホワイトはここで最初のタップ。驚くテクラを丸め込みでカバーするホワイトだが、これをしのいだテクラはキャメルクラッチを決め、2本目のタップを奪う。今度はホワイトがキャメルクラッチを仕掛けテクラを追い込むが、これを逃れたテクラはボディスラムへ。これまでボディスラムだけは必死に回避し、相手にしがみついて逃れてきたホワイトだが、テクラに強引に叩きつけられ、まともにマットに腰を痛打。ここで3分が終了も、試合後、あまりの痛みに驚いた表情でセコンドの藤本を見るホワイト。この日も0-2と結果こそ出せなかったホワイトだが、これまでのホワイトのエキシの中では最も相手に食い下がった3分間だった。

そして試合後、そんなホワイトの元に藤本がマイクを手にリングイン。

藤本「初めてボディスラム受けちゃったね。ビックリした顔してるけど…大丈夫か?すぐにデビューをさせたい気持ちはあるんですけど、今日も2本ギブアップをしてしまい、まだ今すぐここでデビュー決定とは言えません。ただ来週、7月25日後楽園大会があるんです。せっかくだったらそこでもエキシビションやろっか?」
ホワイト「はい、やりたいです!」
藤本「やろう!誰とやる?」
ホワイト「藤本さんとやりたいです。」
藤本「私は当日たぶんいっぱいいっぱいなんで、デビューしてからやろう。誰とやりたい?」
ホワイト「MIOさんとやりたいです。」
MIO「いや、教えてるけど選手じゃないのよ、私は。もうちょっと別の人…。」
藤本「え?でも私もMIOさんと観たいなぁ。(※客席から拍手が起こる)お客さんも拍手してるし、ダメ?」
MIO「逆にいいんですか?みなさん。(※客席から拍手)いいんですか?よろしいんですね?お前も本当にいいんだな?お前が技失敗する度に、ジャイアントスイング練習中にかましてるけど。本当にいいんだな?お前。」
ホワイト「はい、大丈夫です!」
MIO「練習以上に私は厳しいよ。いいんだな?」
ホワイト「はい。」
MIO「やらせて頂きます。(ホワイトと握手を交わし)頑張ろう!」
7・25後楽園ホール大会で、MIOとホワイトによるエキシビションマッチが行われることが決定した。

第1試合


雪妃とテクラのシングル王者タッグが実現。また雪妃と世羅は5月30日『アイスリボン1043』大会以来、有観客では3月20日SKIPシティ大会以来、4か月ぶりに対角コーナーに立つという注目の顔合わせが実現した。試合はテクラvsYappyでスタート。いきなり雪妃とテクラの同時ドロップキックが決め、チャンピオン・チームが勢いのあるところをみせれば、世羅とYappyはジャイアントスイング(Yappyはリバース式)の連続攻撃でテクラを振り回し、テクラが腰砕けになるほどのダメージを与えるなど、タッグマッチらしい好試合を展開。雪妃と世羅のからみは中盤戦で実現。雪妃がいきなりハイキックで世羅を吹っ飛ばす。世羅がセラリズムを仕掛ければ、雪妃は体勢を入れ換えてのエビ固めで切り返す。また雪妃がSTOを狙えば、世羅が踏ん張ってセラリズムの体勢で雪妃を再び抱え上げる。なんとか体勢を切り崩そうとする雪妃を力任せに抱えてしっかりと叩きつける世羅。アジュレボ対決らしい読み合い、仕掛け合いがこの日も大いに会場を沸かせた。最後はテクラとYappyの攻防になり、ここでも雪妃が入ってのダブルトラースキックがYappyに決まると、すかさずテクラがダイビングクロスボディ、トラースキックからYappyをデスロックに捉えてのウィーバックネヒト(変形鎌固め)。きっちりとギブアップ勝ちを奪った。

試合後、Yappyは「テクラ!明日、お前からチェリーさんがベルトを獲る。そして私はとってもハッピーな気持ちになる。」とチェリーにテクラのリベンジを託す。世羅は「Yappyと組んだのはもしかして初めてかな?私たち、スイングガールズだってことをすっかり忘れてて、Yappyが回したら回さざるを得ないかなと思って回しちゃったけど、めっちゃ回された人って、ああなるですね。(テクラに)OK?本当に立ってられない人ってああなっちゃうんだってことを今日改めて実感しましたので、明日はあかねと組んでチームしまなみで朱里選手、山下りな選手と対戦するんですが、相手にとって不足なしということで、思い切り当たって当たって当たってきたいと思います。」と山下との前哨戦第2ラウンドに闘志を燃やす。そして雪妃は「私言いたいことがあって珍しく座談会に残ってみました。ご覧のとおり(ベルトを指差して)大阪で防衛してきました。ハムさんに勝利して、ちゃんとリベンジして参りました。私ハムさんにも(大阪では)あまり言いたいこと言えてなかったなと思って、この場で反撃者っぽいことを言っておこうと思って。ハムさんは中堅ではないですよね、キャリア的にも。だけど、やる気を時々しか出さないタイプじゃないですか。凱旋の時と周年の時。それ以外の時はたまにTwitterを更新して…みたいな。なのに、初めて道場マッチに来た人の印象に残るのは星ハム子なんですよ。そんな星ハム子に、私勝つまで5年以上かかったんですよ。最近のモチベーションは、娘に負けないことだけだったじゃないですか。それ以外にモチベーションなさそうでしたけど、まだまだ超えさせちゃいけない子がいっぱいいますから、アイスリボンには。まあ私は超えましたけど。で、私、後楽園ホールと残っている大会で文体での挑戦者を好きに決めていいよって言ったんですけど、明日のカードは関係ないってことなのかな?ホールで決める気なのかな?挑戦者は。だけど、明日抽選で3対3の6人タッグになると思うんですけど、私から直接もしも勝つ人間がいたら、その人、挑戦者でもいいですよ。ホールなんか使わなくても、明日、もし私に勝つ人間がいるんだったら、それで文体決定でもいいですよね。と言う訳なので、(私と)組む人は私が負けないようにしなきゃいけないんじゃないの?私ずるい?そんなことないですよね。印象に残した上で私が負けなければ後楽園ホールに持ち込みってことになるんじゃないの?まあ5人とも私のベルトに挑戦したいということで、私がどんな目に遭うか想像に難くない。気合い入れて臨みたいと思います。」と翌日のメインに条件を提示した。そして翌日にタイトル戦を控えたテクラは「大阪でのチャンピオンシップマッチでは、うのがタップした。今日はYappyがタップした。明日はオバチャンのチェリーをタップさせてやる。」とチェリーを“オバチャン”と挑発した。

第2試合


雪妃のICE×∞王座挑戦を表明した5人のうちの3人によるトライアングル戦。王座挑戦に一歩でも近づくには実績が必要と、勝利を目指した3人の文字通りの三つ巴戦が展開された。誰か2人が組んでの連係技もなく、あくまで個人戦を繰り広げ、相手の隙を逃さない攻防が随所で見られる中、力を発揮したのが3人の中で最も重量級のトトロ。いぶきの上にすずをボディスラムで叩き付けたり、1対1ではパワー差を見せつけたりと、試合を優位に進めていく。途中、すずがトトロ、いぶきを2人まとめてカニカニクラッチで丸め込み、あと一歩と迫る場面も見られたが、最後はいぶき、すずを重ねたところにセントーンを決めたトトロがすずにダイビングセントーン、そしていぶきにはクロスボディからの動くこと雷霆の如しを決め、カウント3を奪取。大の字に倒れた2人を見降ろし、トトロが堂々の勝ち名乗りを受けた。

試合後、いぶきは「今日はフォール負けをしてしまいました。このままの気持ちで明日向かってったら、ベルトに挑戦出来ないし、その先が見えないと思うので。明日は絶対ユキさんからスリーを取って4人よりも目立ちたいと思います。」と語り、すずは「今日3WAY勝ってもいないし負けてもいない。その他の一人になってしまいました。そして、ダイビングセントーンも初めて食らってしまいました。これじゃあダメですね。ダメだと思います。明日、6人タッグ、組む人も戦う人も全員敵ですが、ベルトを持ったチャンピオンは言いたいことを言ってのこのこと帰っていきましたね。ああいう余裕ぶっこいてると足元掬われますよ、チャンピオン。鈴季すずが足元掬ってやるからな!(上=雪妃がいるであろう控え室に向かって)足元掬ってやるからな!聞こえるか!聞こえるか!足元掬ってやるからな!」と絶叫。トトロは「1つだけ明日の予告をさせてください。明日私は雪妃真矢の対角を勝ち取ります。そして、ダイビングセントーンで雪妃真矢からスリーを取ります。」と語った。

第3試合


第2試合に続き、雪妃に挑戦表明した2人のシングルマッチ。道場マッチでは4連続シングルマッチとなる妹加は開始と同時にいきなりラリアットを決めてハム子を丸め込む。キックアウトするハム子をさらに押さえ込むが、これを逃れたハム子もラリアットからカバーに入るが、妹加もキックアウト。いきなりエンジン全開の攻防でスタートした。さらに試合は両者がロープに飛んでのラリアットの打ち合いが何度となく会場をどよめかせ、ハム子が突っ張り、おーし・り・だーッ!、どすこい逆エビ固めと得意のパターンに持ち込めば、妹加もハム子を抱え上げ、宙で反転させてのアルゼンチン・バックブリーカーを決める。さらに妹加が起き上がりこぼし式のラリアットを連発すれば、ハム子はラリアット、延髄ラリアットの往復ラリアットで応戦していく。熱の入った一進一退の攻防の中、ダイビングセントーンを決めた妹加がラリアットで勝負に出たところをハム子が女の執念で丸め込み、電光石火のカウント3を奪ったが、2人の力の入った熱戦が会場を大いに沸かせた。

試合後、妹加は「明日は抽選で誰と組んでも誰と当たっても一人一人敵なので、別にいつもみたいに組んで何かやろうとかそういうのも全然ないので、自分が勝ちに行ける試合をしたいと思います。自分は所属じゃないけど、アイスリボンさんに出てもう3~4年ぐらい経って、本当にホームだと思っているので、アイスリボンの最後の文体かもしれないけど、自分がアイスリボンの文体のメイン、青コーナーに立つんで、負けないからな!」と語れば、ハム子も「私今日凄く久しぶりに妹加とシングル組まれたなと思って調べたら、ちょうど2016年7月18日4年前の今日、妹加とシングルしてるんですよ。その時はアルゼンチン何回挑戦しても私のこと上げられなかったのに、今となっては私を上げてくるっと回しましたね、私を。妹加の凄い成長を今日試合して感じました。明日は6人タッグマッチ。味方も敵って感じなんですけど、私だってやるときはやるんですよ!このベルトも獲りました。欲がないように見えるかもしれないですけど、私もやるときはやる。明日、身体だけじゃなく頭も使って勝ちますから観ててください。」と語った。

第4試合


リボンタッグ王者の藤本&つくしのドロップキッカーズとのタッグ戦は初めてといううのは試合前から気合十分。開始と同時にドロップキッカーズのコーナーに突進していくが、しっかり2人に捕まり返り討ちに遭ってしまう。うのも必死に反撃しグランドに突破口を見出そうとするが、海千山千の2人が相手ではなかなかペースを奪うには至らない。もちがフォローをみせるものの、肝心なところでもちとうのの呼吸が合わず、逆にドロップキッカーズの反撃を許してしまう。最後はうのがスクールボーイの連発からの特盛クラッチで勝負にでたところを切り崩したつくしが逆に直伝ラ・マヒストラルを決めてカウント3を奪取。タッグ王者が貫録勝ちを飾った。

試合後、うのは「ドロップキッカーズさん強かったです。すいませんでした。もちさん、すいませんでした。一人でイキって行っちゃって。もし(タッグベルトに)挑戦するんだったら、自分じゃなくて他の人と挑戦してください。明日は第一試合でJoint Armyとしてまた組んで試合出来ることをとても楽しみにしています。今日みたいにカッコ悪く負けないで、自分が一本取ってやろうと思います。そして、自分の師匠であるチェリーさんがテクラのベルトに挑戦します。おいテクラ!オバチャンなんて悪い日本語覚えるんじゃないよ!あのねぇ、チェリーさんはオバサンじゃないの。美魔女って言うの!勉強してください。自分が挑戦して獲れなかったベルトにチェリーさんが挑戦するわけです。自分もベルトが欲しくて挑戦したわけで、悔しい気持ちもあるし応援したい気持ちもありますけど、明日はチェリーさんのセコンドについて応援したいと思います。」と語った。

そしてつくしは7月12日大阪大会で藤本が起こしたアクションを受けて「自分は人に気持ちを伝えるのが凄く苦手で…(と言葉に詰まり涙ぐむながら)言葉にするのが凄い苦手で、人に勘違いされることが多いんですけど、言葉で伝えるのも凄い大事だと思うので、シンプルにくるみ選手へ今の気持ちをしっかり伝えてリボンタッグ実現させたいと思います。」と語れば、藤本が「先日大阪リボンで私はくるみとつくしの間にある大きな溝のことを公言してしまいました。その後にくるみともつくしともそれぞれ二人きりで話しました。私の考えでは二人の対戦は観たいんですけど、もしも二人の間に信頼関係がないのなら、無理に(試合を)組むことはないなと思っております。今日はくるみがいないのでなんとも言えませんが、明日のSKIPシティ大会で何かしら訴えかけるものがあればいいなと思っております。」とつくしに助言。またくるみがタッグ挑戦となった場合のパートナーとなるもちも「大阪でつっかさんがつくしとくるみの溝のことを公言したんですけど、二人だけの溝じゃなくて、私たち同じ年にデビューして3人の溝も微妙に出来てると思うんです。くるみもああいう子だからつくしがもしタイトルマッチやりたいって言うんだったら120%以上の力を出してくるみに発信しないとくるみは心開かないよ。私はああいう風にベルト獲りに行きたいって言ってたから、くるみと二人のベルトに挑戦したいけど。最終的に判断するのはくるみだから、私の気持ちもつくしは分かるんだったら、明日何かアクションを起こして欲しいです。」とつくしに言葉を投げた。翌日のSKIPシティ大会でのつくしの言動が注目される。

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