【試合詳細】3・30 アイスリボン道場マッチ 雪妃真矢&世羅りさ&鈴季すずvs星いぶき&朝陽&つくし 松本都vsテキーラ沙弥 vs星ハム子 宮城もちvs弓李vs藤本つかさ 松屋うのvsジュリア
『アイスリボン950』
日程:2019年3月30日(土)
開始:14:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:82人
▼シングルマッチ 10分1本勝負
●松屋うの
8分50秒 蜘蛛の巣→ギブアップ
○ジュリア
▼トライアングルリボン 15分1本勝負
○宮城もち
10分34秒 うすDON2
●弓李
※もう1人は藤本つかさ
▼トライアングルリボン 15分1本勝負
●松本都
6分26秒 グラン・マエストロ・デ・テキーラ
○テキーラ沙弥
※もう1人は星ハム子
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
雪妃真矢/世羅りさ/●鈴季すず
13分55秒 ダイビングボディプレス→片エビ固め
○星いぶき/朝陽/つくし
雪妃とつくしの前哨戦は白黒つかず!不倫疑惑に揺れる藤本にもちが潔白の証明を迫る!都は真琴との“ビジネスタッグ”に思惑アリ
第1試合
翌日の3月31日後楽園大会ではアクトレスガールズの高瀬と初シングル戦を行うジュリア。1年先輩となるうのから開始と同時に奇襲のドロップキックを浴び、さらにスクールボーイの連続攻撃を受ける。攻撃の手を緩めることなく、続けて攻めに出るうのに対して完全に守りに回ったジュリアだが、決して折れることなく、丸め込みの応酬をしのぐと、そのままうのに絡みつく形で蜘蛛の巣に入る。立ち上がったうのだが、ロープに逃れることもできず、その絞めにギブアップ。ジュリアが好調ぶりを証明する粘りの逆転勝ちを飾った。
試合後、うのは「2週間のブランクがあったからっていうことは、理由にはしたくないんですけども、今日は負けてしまいました。自分が欠場しているうちに後輩たちが強くなってきて、力つけたな~っていうのを今日は凄く感じました。自分も復帰してまだ間もないですけども、徐々に感覚を取り戻して、後輩に追いつけるように頑張っていきたいと思いました。明日はタッグでトトロと組みます。トトロはパワーがある選手なので凄く心強いです。タッグなのでチームワークも大切にしながら、打倒グリーンピースを狙っていきたいと思います。」と語り、ジュリアは「自分も欠場してて道場マッチで試合するのが復帰してからは一回目だと思うんですけども、やっぱり先輩から勝利していくのは自分の自信に繋がるし、いつか藤本つかさを越えるために今こうやって先輩たち、キャリアの近い人達を片っ端からぶっ潰して行くっていう宣言をして、今日はうのさんをぶっ潰しました。明日対戦する高瀬みゆき選手は同期なんですけど、凄い勢いがあって正直恐れています。でも絶対に負けられない相手だと思うし、向こうもアクトレスガールズを背負ってアイスリボンに上がるので、お互いに負けられない戦いです。(高瀬とは)ずっと対戦したかったので、明日はホームなので、負けるわけにはいかないので、高瀬みゆきをぶっ潰して、先輩たちも一人ずつぶっ潰していって、いつか必ず藤本つかさを越えてやります。」と語った。
第2試合
元トライアングル王者の藤本、弓李と、トライアングル戦が苦手と公言するもちによるトライアングル戦。開始早々、藤本ともちが宮城コンビを組むが、弓李が血液型を持ち出し、A型コンビで藤本を攻撃したりと、戦い模様があっという間に変わるめまぐるしい攻防を展開する。途中、もちが場外に落とされ、藤本vs弓李のシングル戦状況になるが、場外でムチ、さらにパンダのかぶりものを手にしたもちは、ムチで藤本、弓李を蹴散らし、パンダのかぶりものをすると、レフェリーのTommyにもかぶりものを強要。しかし、これが逆に藤本の怒りに火を点け、反撃を受けるものの、最後は弓李が藤本をブロックバスターホールドに決めたところに、もちが近づくと、ホールドしている弓李を持ち上げ、藤本の上にメタボリックサンドで弓李を叩きつける。藤本が苦悶しながらリング上を転がると、ダメージの残る弓李をうすDON2に決め、もちが勝利をモノにした。
試合後、弓李は「久しぶりのトライアングルでした。トライアングル(のベルト)を巻いたことがあるので、得意の方には入るじゃないですか。今日勝てると思ったんですよ、最後。ブリッジしてたじゃないですか。そしてらグッて上がってダン!ってなって、クルってなって、トライアングルってやっぱり難しいなって、明日はグリーンピースでトトロさんとうのさんと戦います。関節を決められようが重い身体が降ってこようが、グリーンピースに恐れるものはないと思う。勝ちます!」と語り、藤本は「先日アンケートを私が書いたんですけども、そこの項目に藤本つかさと誰の戦いが見たいですか?って書いたんです。そうしたら、バケツとかホウキとか土佐犬とか、人間以外が書かれていたんです。てことは、明日のパンダ戦もお客さんの要望通りなのかと。お客さんの見たいものだったら、そうだなって思いつつ、今、ふたつモヤモヤしてることがありまして、ひとつは覚えのない不倫の疑いをかけられていること。そしてもうひとつは、豊田真奈美さんの技の件です。なので、このふたつのモヤモヤを明日私はスッキリさせたい。お客さんにもスッキリさせたい。その思いで明日パンダのティンティンに臨みたいと思っていますので楽しみにしていてください。」と語った。
そしてパンダのかぶりものをしたもちは「藤本さんいいですか?よく聞いてください。例えイジメだって虐めてる方はイジメって思わないんですよ。やられてる人が、私虐められてるって思う感覚がなければ成立しないんですよ。なので、ティンティンもつっかさんは身に覚えがない誤解だって言ってるかもしれないですけど、ティンティンからしたらそれはやっぱり大問題なんですよ。私は先輩後輩の垣根を越えて、つっかさんが大好きなんですよ。でも、これだけはスッキリして欲しいなって思うんですよ。なので、このパンダに誓えるか、誓えますか?明日スッキリさせるってこのパンダに誓えるのか?」と藤本に迫った。藤本は「明日スッキリさせるって言ったばっかりじゃん。」と逃腰。
もちは「明日3WAYのタッグなんですけども、私は3WAYが苦手なんですけど今日勝ちましたし、何よりも千葉リボンでアジュレボから逆指名を受けてるんですよ。てことはらぶりーぶっちゃーず上がってきてくださいっていう、これはラブコールですよね。なので、明日は危なげなく勝利を納めて、アジュレボ対らぶりーぶっちゃーずでそのベルトを賭けて熱い戦いをしましょう。」と語った。
第3試合
後楽園大会で行われるリボンタッグ次期挑戦者決定3WAYの前哨戦はトライアングル戦で行われた。最初に入場してきた沙弥は翌日にタッグを組む世志琥を意識し、都の特攻服とサングラスでリングイン。ヤンキー臭プンプンのムーブでアピールする。試合が始まってもヤンキー全開の沙弥に、なぜかハム子の血が騒ぎ、リング中央で沙弥とメンチを切るとタイマン勝負に出る。ここに必死に割って入る都。試合は3者が入り乱れる混戦となり、その混戦の中、ハム子のダイビングボディプレスをかわし、シャイニング崖ザードを決めた都が、沙弥にみやここクラッチを仕掛けるが、これを切り返した沙弥が都をグラン・マエストロ・デ・テキーラで逆転カウント3を奪った。
都は「凄い納得がいかないんですけども、悔しいんですけど、まあしょうがないんですけど、でも悔しいです。明日はまこちゃんとタッグを組みます。仲良いと思われてるけど全然仲良くなくて、LINEもブロックされるし、葛西さんがダメってことでまあビジネスタッグなんですけど、でも、ちゃんと思惑はあって、やっぱり半年後に横浜文体をもう一回控えるっていう中で、私はアイスリボンのベルトを他団体の人からもっと欲しがってもらえるベルトにしていきたいなっていう思いがあります。アジュレボがもう一回獲ったっていうことで、またかよって正直がっかりでした。アイスの中だけで回し合ってるようなベルトじゃないと思うし、もっと他団体に打って出れるようなベルトにしたいです。アイスリボンだと色々しがらみがあるじゃないですか。この団体の人とは当たれないとか。私とまこちゃんにはそういったことはほぼないので、私もフリーみたいな、村八分にされてるから。現実的に考えて絶対に私達が獲った方がいいです。1年前にくるみちゃんから勝ったあの景色を、ちょうど1年経ったあの景色を、絶対もう一回見ます。なので、まこちゃんとは仲が悪いですけども、仲が悪いなりのものを明日見せますので、楽しみにしててください。」と語り、ハム子は「トライアングルリボンのもう一人になっちゃった。人生の縮図としたら三角関係は得意なはずなんですけども、プロレスのトライアングルとなると苦手だなって思いました。明日は正パートナーのもちがいるので、タッグのチームワークには不安はないんですけども、3WAY戦ということで、そこだけを考えて明日は挑みたいと思います。そして、らぶちゃ対アジュレボを必ず実現させたいと思うので、見ていてください。」と語った。
沙弥は「世志琥さんとは心が通い合ってるので、私たち絶対勝てると思ってます。そして、世間の評判も、世志琥、沙弥一択じゃないでしょうか。都さんとこは一番ないなって、真琴さんも乗り気じゃないんですよ。この間ピースパで、真琴さん、どうせ私たちホールは勝てないと思ってるんで、今日ぐらいは勝ちたいと思いますって言ってたんですよ。そして、その真琴さんが(ピースパの試合で3WAYに出て結果は)勝っても負けてもいないっていう状況なんですよ。これはもう都、真琴組は全くないなという状況です。そして私、アジュレボに挑戦する日にちも決めてます。世羅さんはいつもいいよって言ってくださるので、もうその日で決定と私は思ってるので、それに向けて段取りを組んでるのでよろしくお願いします。」と翌日の一戦に必勝を期した。
第4試合
後楽園大会のメインでICE王座を賭けて対戦する雪妃vsつくしの最後の前哨戦。さらにいぶき&朝陽vsすずも後楽園のオープニングマッチの前哨戦となる6人タッグ戦がこの日のメイン。昨年の春に行われた6人タッグかしましトーナメントで“りとるーず”としてエントリーしたいぶき&朝陽&つくしの3人は入場ではミニモニ。を思わせるダンスを披露。試合では身長差のあるアジュレボとの対戦で苦しめられるも、小回りを活かした連係で応戦していく。注目の雪妃vsつくしは中盤戦で実現。エルボーの連打で勝負に出るつくしに雪妃はカウンターの蹴りを放つ。さらにミサイルキックの仕掛け合い、つくしがジャーマン気味に雪妃を投げ飛ばせば、雪妃もブレーンバスターでつくしを叩きつける。タイトル戦を翌日に控えての前哨戦はほぼ互角の攻防となった。そして最後は強烈なエルボーを試合の要所で決めていったいぶきがすずを捉え、ダイビングボディプレスで熱戦にピリオドを打った。
試合後、すずは「悔しいです!負けて悔しいんですけど、今日自分がプロレスをやるきっかけを作ってくれた世羅さん、そして、この間組んだけども、自分が成長したところを見せれなかったユキさんにも、今日はちょっと成長したところが見せたかった…藤本さんに1コ言いたいことがあるんです。鈴季すずはいつになったら世羅さんとシングルが出来るんですか?いつだ!!教えろ!!」と藤本に迫った。これを受けて藤本が「じゃあ後楽園ホールで勝ったらシングルさせてあげる。」と答えると、今度はいぶきと朝陽がすずからマイクを奪い、藤本に向き合うと「すずだけずるいです。自分も、自分は今日勝てなかったけど、すずから絶対勝つと決めてます。自分も勝ったら何がご褒美欲しいです。」(朝陽)
「自分だって後楽園で勝ったことがないので、勝ったらご褒美ほしいです。」(いぶき)と要求。
藤本は「勝った人はご褒美として好きな選手とシングルマッチをさせてあげます。OK?頑張ってね。ただ、マーベラス勢には負けないようにね。」とした。
2人からマイクを奪い返したすずは「明日絶対勝つからな!絶対勝つからな!自分のためにもみんなのためにも世羅さんのためにも、勝つからな!」と絶叫した。
世羅は「今日はりとるーずという可愛い子たちに囲まれて久々に幸せだったっていう感じはあるんですけども…(周囲から「キモい」のザワつきが起こる)え~、心外なんですけど。え~、さっき聞かせて頂いたら、都さんはちょっと何言ってるか分からなくて、世志琥さん、真琴さんがいる時点で、他団体から狙われてるベルトだろと。もちさん、らぶっちゃとは確かに戦いたいですけど、らぶっちゃに獲られたベルトなので、そのらぶっちゃに勝ち上がってくる人がいたらいいなっていう意味のらぶっちゃ指名なので、そこのところ調子に乗らないでください。誰が上がってくるか私は高みの見物を楽しみたいと思っております。そして私の試合は初ハードコアな二人と対戦するんですよ。まあ負ける気がしないんですよ。でもねえ、今まで後輩に慕われてきたことがあまりなかったんですけど、どんどん来てくれる子が増えてきて、すずも憧れてますって言ってくれて、嬉しいな~っていうので、有田ひめかは他団体で初めて、世羅さんのハードコアデスマッチ私もやりたいんですって言ってくれた子なので、私が責任を持って育て上げたいなと改めて思いました。その隣にいるのが柊くるみっていう。あの人ハードコア初めてって言っても存在がハードコアじゃないですか。なんかずるくね?って気もちではあるんですが、柊くるみは藤田あかねに任せて私は有田ひめかを存分に遊び回したいと思います。」と語り、雪妃は「最後の前哨戦だった道場マッチのメインで戦ったのに、マイクを持つのが最後じゃないというのがとても悔しい結果で終った前哨戦ではありましたが、明日はタイトルマッチが決まっています。そして初の防衛戦になりますが、その防衛戦の前に私はタッグのベルトも巻かせて頂いて二冠で挑戦者を迎え撃ちたいと思います。強い思いを持ってやっとのことで手が届いたICE×∞のベルト、初防衛戦で落とすわけにはいかないです。私はこのベルトに挑戦する理由なんてハッキリ言ってなんでもいいと思ってるんです。巻きたいそれだけが十分な理由だと思ってるんです。ただこの前の記者会見の時、つくしさんは途中で席を立ってしまいましたね。私は戦いぶりを見て本当につくしさんが勢いを増してきていて、怖い挑戦者だなって感じていんたんですけど、せっかくマスコミさんが来ている、私たちの強い気持ちをアピールする場で尻尾を巻いて逃げちゃったんですよ。挑戦者として残念だなってちょっと感じました。戦いの中で勢いを見せてくれることを願っています。明日後楽園ホール楽しみましょう。楽しんだうえで防衛させてもらいます。」と語ると、すぐにつくしがマイクを持ち「シングルのベルトを獲ることが皆さんへの恩返し、感謝でありたいと思って、形にするために自分はベルトに挑戦します。でもそれがしおらしいと(雪妃に)言われたんですよ。本当に思ってなかったらそんなこと言わないですし、悔しかったんです。ベルトを獲って、恩とか感謝を返せないんだったら、そのベルトなんか要らないと自分は思ってます。ちょっとスイッチ入っていいですか?もう悔しいんです。週プロの取材があって本に載ったのがつくしの方が(雪妃より)ページ少なかったし、CDデビューだってユキさんが社長にCDデビュー、シングル出したいって言ったらすんなりOKしてCD出してるし、なんなんですかね?ベルトだってユキさんに合った青だし。全てが、全てが悔しくて、もう悔しいからエルボーする(と言ってマットにエルボーをガンガンする)ムカつくんです!この思い、明日晴らすので、明日後楽園大会観に来てください。自分は真面目です。」と思いを爆発。
朝陽は「(すずに向かって)同世代の人に負けるって悔しいでしょ?自分はずっとその思いしてきてるし、その気持ちだけは自分はすずより強いと思ってる。(正面を向いて)皆さん、りとるーずって覚えてますか?6人タッグかしましトーナメントがあった時に、つくしさんといぶと組んで、みんなちいちゃいからりとるーずってタッグ名にしたんですけど、もういぶきが、りとるーずじゃなくなっちゃってるみたいで、で、今日久しぶりに組んで踊って楽しかったです。でも試合はそういう気分じゃダメだなって自分は思いました。ずっと負けてるけど、負けてばっかりいる自分がお客さんの前に立つことととか、自分がここに立っていていいのかなって考えちゃいます、ずっと。でもそうやってネガティブになるのもよくないって先輩からも言われたし、だから、ちゃんと練習して、そのネガティブな面もなくして、明日は自分が勝つから~!!」と気合を入れた。そしていぶきは「藤本さん聞いてください。メインで勝って最後にマイク持つのが初めてなんですよ。自分、結構デカくなっちゃって、身体がデカくなっちゃって、りとるーずじゃないんですけど、心はりとるーずとして小さく、心はちっちゃく身体はデカく、心がでっかくなっちゃったら自分はりとるーずに入れないので、心はちっちゃく身体はデカく、これが私のモットーです。そして明日は今日勝ったすずが対角線にいるんですけど、自分が勝ってつっかさんから大好きな大好きな大好きな星ハム子さんより大好きなつっかさんからご褒美を頂きたいと思います。」と笑顔で語った。
そして、この日、最後の円陣は雪妃から締めを奪ったつくしが中央に立つと「つっかさん、自分、CDデビュー諦めました。でも、もし勝ったら後楽園ホールをピンク色に染めたいです。オレンジシートをピンク色に染めたいです。いいですか?」と詰め寄り「ゴメン、全然意味が分からない。」と困惑する藤本に「オレンジじゃなくてピンクに染めていいですか?」となお詰め寄るつくし。これに藤本は「勝ったら歌いなさい。いいよ。」と返すと、ニヤリとほくそ笑んだつくしは「引っかかったな~!こう言ったらこう言ってくるって思って言いました~。文句言わせないですからね。自分歌いますからね。」と宣言。最後は元気いっぱいに円陣を締めた。