【試合詳細】7・2 新日本プロレス無観客試合 SANADAvsタイチ オカダ・カズチカvs石森太二 YOSHI-HASHIvsEVIL 石井智宏vs高橋ヒロム

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『NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020』
日程:2020年7月2日(木)
開始:19:00
会場:非公開
観衆:無観客試合

▼「NEW JAPAN CUP 2020」準々決勝戦 時間無制限1本勝負
[CHAOS]●石井智宏
19分29秒 TIME BOMB II→片エビ固め
[L.I.J]○高橋ヒロム
※ヒロムが「NEW JAPAN CUP 2020」準決勝戦進出

▼「NEW JAPAN CUP 2020」準々決勝戦 時間無制限1本勝負
[CHAOS]●YOSHI-HASHI
2分0秒 レフリーストップ
[L.I.J]○“キング・オブ・ダークネス”EVIL

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
後藤洋央紀/SHO/●上村優也
9分34秒 旋回式コードブレイカー→片エビ固め
[L.I.J]内藤哲也/鷹木信悟/○BUSHI

▼「NEW JAPAN CUP 2020」準々決勝戦 時間無制限1本勝負
[CHAOS]○オカダ・カズチカ
16分52秒 変形コブラクラッチ
[BULLET CLUB]●石森太二
※オカダが「NEW JAPAN CUP 2020」準決勝戦進出

▼「NEW JAPAN CUP 2020」準々決勝戦 時間無制限1本勝負
[L.I.J]○SANADA
22分50秒 オコーナーブリッジ
[鈴木軍]●タイチ
※SANADAが「NEW JAPAN CUP 2020」準決勝戦進出

SANADAとオカダがタイチ、石森との同門対決を制してNJCベスト4進出!ヒロムがジュニア王者の意地を見せ石井を撃破!EVILがYOSHI-HASHIのヒザを破壊し2分で完勝!

第1試合


 先にヒロムが入場して待ち受けるリングに上った石井はそのまま歩みを止めずにヒロムの眼前まで歩み寄り、額を突き合わせての睨み合いを展開。
 ゴングとともにヒロムがショルダータックルでぶつかっていくが、逆に石井がショルダータックルでなぎ倒す。それでもヒロムは即座に起き上がって再びショルダータックルも、またもや石井に吹き飛ばされる。
 石井は逆水平チョップを連打していき、ヒロムも正面からチョップで応戦。ウエイトの差からヒロムは劣勢となるも、楽しそうな顔で打ち合いを続ける。石井が連打で打ち勝ってヒロムが崩れ落ちると、髪の毛を掴んで引き起こしながら「そんなもんかテメーオイ」と挑発。ヒロムは立ち上がってノーガードで石井のエルボー、チョップを受けに行き、石井が受けに回るとチョップを連打も、石井の重いヘッドバッドで再び崩れ落ちて場外へエスケープ。しかし石井は即座に場外に追っていってリングに放り込む。
 石井はヒロムへサッカーボールキックを連打し、「チャンピオンどうしたコラ!」と挑発。ヒロムはエルボー連打で意地を見せていき、ショルダータックルでぶつかっていくも石井は倒れず。ならばと串刺しラリアットからの低空ドロップキックで一矢報い、石井のラリアットをかわしてフランケンシュタイナー。そして「オラどうしたオラ!」と石井へ叫んで意趣返し。さらにブレーンバスターを狙っていくが、逆に石井が持ち上げ、滞空ブレーンバスターでパワーの差を見せつける。
 石井はヒロムをコーナーに叩きつけて串刺しラリアットを狙うが、逆に突っ込んでいったヒロムがカウンターのショルダータックルでついに石井をなぎ倒し「よぉし!」と雄叫び。勢いに乗ってファルコンアローで叩きつけ、さらにショットガンドロップキックで吹き飛ばすものの、石井が突進してショルダータックル。さらにバックドロップの体勢もヒロムは振り払ってラリアットを放つ。石井はこれをかわしてラリアットを放ち、互いにラリアットをかわし合うスリリングな攻防を展開するも、石井が組み付いて旋回式バックドロップ。
 石井は「どうした高橋オイ!」と叫んでパワーボムの体勢も、ヒロムはDで切り返しで絞り上げる。石井はこれを片腕で持ち上げてコーナーに叩きつけて外すと串刺しラリアット、雪崩式ブレーンバスター。さらにラリアットはヒロムにラリアットで撃ち落とされるものの、即座に延髄斬りで追撃して顔面に叩き込む強烈なラリアット。
 ヒロムはふらつきながらエルボーを連打していくが、石井はこれを受け止めた上で強烈なエルボー一閃。さらにスライディングラリアットから垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、ヒロムは首固めで切り返し、再びDを狙うも石井が決まり切る前にパワーボムで叩きつけ、ラリアットを叩き込むとヒロムは木の葉のように宙を舞い一回転。さらに石井が垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、ヒロムは着地してトラースキックを叩き込みダイナマイトブランジャー。ヒロムはらラリアットでぶつかっていくが石井は倒れず。ヒロムは2発、3発と放つも石井は耐え、ヒロムのトラースキックで前のめりに崩れ落ちる。ヒロムは串刺しデスバレーボム。さらにTIME BOMBを狙うも石井はこれを耐えて投げっぱなしジャーマンスープレックス。
 ヒロムは両手を広げて雄叫びを上げてラリアットでぶつかっていくと石井がラリアットで応え、石井がヘッドバッドを見舞うとヒロムもヘッドバッドで応える。ついに石井が後ろへ倒れると、ヒロムはロープを往復してからのラリアットでついに石井を吹き飛ばし、TIME BOMBで叩きつけるもカウントは2。TIME BOMBが返されたのはウィル・オスプレイとリュウ・リー以来3人目。
 ヒロムはブレーンバスターの形で持ち上げ、エメラルド・フロウジョンのように足を横に抜いて頭から垂直に突き刺す新技と思われるドライバーを繰り出し、最後はオスプレイへ繰り出して以来2度目の解禁となるTIME BOMB IIで突き刺してカウント3。ジュニアヘビー級のヒロムがベスト4へ進出する快挙を見せ、ベルトを掲げながら「これがジュニア王者の力だバカヤロー、これがジュニア王者の気持ちだ!」と石井へ向けて魂の叫びを上げた。

<試合後コメント>
高橋ヒロム
「この俺は、このトーナメントのダークホースか? 今日の勝利は番狂わせか? 笑わせんな。順当だ、バカ野郎。俺はIWGPジュニアヘビー級チャンピオンだぞ。負けるわけにいかねえんだよ。誰にも負けるわけにはいかねえんだ。優勝して当たり前だ。石井、石井智宏、ジュニアもヘビーも関係ねえか? 関係ねえじゃ、困るんだよぉ! 俺がジュニアでやってきたこと、言い続けてきたこと、それが壊れちまう。ジュニアもヘビーも関係ねえじゃ困るんだ。俺は今日、自信を持って、誇りを持って、自慢気に、高らかに言うぞ。俺はヘビー級で一番強え男、石井智宏に勝ったんだ。ジュニア王者として、俺は石井を倒した。ヘビー最強の石井を倒したんだ。このあと、石森が来ようが、オカダが来ようが、俺には関係ない。潰して、優勝してやる。ただそれだけだ。優勝して当たり前だ。ゴールデンタイム生中継、楽しみにしてるから」

第2試合


 先に入場したEVILが待ち受けるリング上に入場してきたYOSHI-HASHIがコーナーに上ってポーズを決めているところへレフリーを場外へ排除したEVILがパイプイスで殴りつけて奇襲。
 EVILはYOSHI-HASHIの足にパイプイスをくくりつけた上で別のパイプイスで殴りつけ、古傷の右ヒザを悪化させていたYOSHI-HASHIは膝を抱えて動けなくなってしまう。しかしYOSHI-HASHIがなんとかガウンを脱いで立ち上がり戦う意志を見せるとここでようやくゴング。
 足に力の入らないYOSHI-HASHIのエルボーを涼しい顔で受け止めたEVILはYOSHI-HASHIのヒザへ前蹴り。さらにYOSHI-HASHIのエルボー、チョップを受け止めたEVILは足を取ってヒザへのエルボースタンプから刈り倒して膝裏へのストンピング連打。さらにScorpion Deathlockでどっしりと腰を落とし、さらに残る腕でヒザもロックする形で絞り上げると、試合続行不可能と判断したレフリーが試合を止めた。
 試合開始から2分0秒での決着という驚きの結末を迎えた。

<試合後コメント>
EVIL
「YOSHI-HASHIのヒザも、ハートも、砕け散ったな、オイ。この俺が、ナンバーワンになってやる。よく、覚えとけ!」

YOSHI-HASHI
「(右ヒザに氷嚢を当てながら)今日は、オイ! 俺は覚悟を持って上がってんだ。オイ、EVIL! それがオメーのやり方か、オイ!クソッたれ!」

第3試合


 両軍入場し、鷹木が「今日も遊ぼうぜ?」とSHOを挑発していくとSHOも前に出ていくが、これを押し留めた上村が突っ込んでいって鷹木にショルダータックルでぶつかっていってゴングが鳴らされる。
 上村はショルダータックルで鷹木が倒れないと見るやエルボー連打に切り替え、鷹木がロープに飛ぶとアームドラッグからのドロップキック。さらに鷹木のラリアットをかわしてショルダータックルで吹き飛ばしてみせる。SHOにタッチ。
 SHOは鷹木の腕を固め、抵抗する鷹木をぶっこ抜いてブレーンバスターからサッカーボールキック。両者エルボーの打ち合いを展開していくが、鷹木がバックエルボーからのナックル、さらにラリアットを狙うがSHOがキャッチして三角絞めへ。これを振り払ってひっくり返した鷹木がSHOをぶっこ抜いてジャーマンスープレックスで叩きつけ、場外に出して鉄柵に叩きつける。
 内藤に代わると、内藤はエルボー連打からリバースDDT式バックブローカーからグラウンドで腕を絞り上げながらBUSHIにタッチ。
 BUSHIはTシャツを脱いでSHOの首を絞めあげながらのスイングネックブリーカー。
 再び鷹木にタッチが回るとSHOが痛めているヒザをグリグリと踏みつけ、SHOが負けじとエルボーを打ち込んでいくと鷹木は顔色を変えずに受け止め、SHOのスピアーを受け止めてスナップDDTからスライディングラリアットを放つが、これをかわしたSHOがスピアーで鷹木をなぎ倒す。
 両者タッチし、内藤と後藤の対面。後藤はヒップトスから内藤の回避を読み切ってラリアットを放ち、串刺し村正からバックドロップ、さらに牛殺しを狙うが内藤が着地してマンハッタンドロップから延髄斬り、さらにスイングDDTで追撃してBUSHIにタッチ。
 BUSHIはコーナーに上ってミサイルキック、串刺しダブルニーからのライトニングスパイラルを狙うが、これを振り払った後藤がローリングラリアット。上村へタッチ。
 上村はBUSHIへエルボー連打からドロップキック。さらにSHOとのトレイン攻撃からブレーンバスターで叩きつけ、かんぬきスープレックスの体勢も内藤がこれをカット。後藤が飛び込んできて内藤を牛殺しで撃退すると、鷹木が後藤へショルダータックル。そこへSHOが飛び込んできてラリアットでなぎ倒すも、鷹木も即座にパンピングボンバー。上村はBUSHIをロープに振って回転エビ固め、これを返されると顔面への張り手の打ち合いとなるも、BUSHIは延髄斬りで制してライトニングスパイラル。さらに今回のNJCから使い始めた新技の旋回式コードブレイカーで上村を沈めた。

<試合後コメント>
鷹木信悟
「(2本のベルトを持って現れて)なんだよ、SHO。最後のラリアット、あんなもんじゃねえよな、おい! 俺を倒した時はもっと強烈だったぜ。やっぱり俺の言う通り、『NEW JAPAN CUP』も終わって、SHOだけに燃え尽き症候群になっちまったみてえだな。そらそうだなぁ! 俺に勝ったことが、たった1回勝ったことが、一生の誇りだもんな。大満足だなぁ。だから、お前、いい忠告してやるよ。お前、ゲーマーだろ? ゲーマーらしく説明してやろうじゃねえか。鷹木信悟というゲームはな、一度勝ったくらいじゃクリアになんねえんだよ。本当の意味で俺をクリアしたいんだったらな(と言って、NEVER6人タッグのベルトを床に置き、NEVER無差別級のベルトを右手で掲げながら)、SHO、俺からこいつを奪ってみろ! このNEVERのベルトを奪ってみろ。万が一、このベルトを奪うことができたら、そうしたら、俺を超えたこと認めようじゃねえか。それでもお前は燃え尽き症候群だし、一度勝ったことが一生の誇りだもんなぁ。お前にはそんな心意気はねえよな。SHO! 俺はもっと遊びてえんだよ。(ことさらに大声で)がっかりさせねえでくれよな、おい!」

内藤哲也
「新日本プロレスの大会が再開されてから、俺にとっては初めての連戦だったわけでさ、今日起きた時、身体中が痛かったし、リングに上がった時も前日の疲労やダメージがちょっとあったッスね。まあ、でも、気持ちいい痛みでしたよ。なんかプロレスラーとして戻ってきたんだなって気持ちになれたし、やっぱ連戦をこなしてこそ、プロレスラーなんだなって、改めて思いましたよ。今日、『NEW JAPAN CUP』準々決勝? いやあ、EVILの勝ちへのこだわりが見えたし、ヒロムの諦めない気持ちっていうか、なんか彼は凄いね。復帰してまだ短期間だけど、日に日に日に日に存在感が増していくのがよくわかるよ。彼は凄いね。まあ、彼は『NEW JAPAN CUP』に出場するにあたって、別に1回戦突破が目標、2回戦突破が目標、準決勝まで行けたらいいかな、そんな気持ちで出てないでしょ? IWGPジュニアヘビー級チャンピオンとして、この『NEW JAPAN CUP』優勝目指してるんでしょ? なんか彼が優勝して7月12日、俺の目の前に立っている絵がうっす~らと見えてきたかなぁ? まあ、でも、俺の優勝予想はEVILだけどね。というわけで、明日も試合は組まれるのかな? ぜひ組んでいただきたいね。明日も試合すれば、俺は3連戦でしょ? いやあ、明日ももの凄く身体が痛い中、リングに上がることになるけど、レスラーとして帰ってきたという実感を感じたいからさ。明日も試合があることを願ってますよ。じゃあ、アディオス!」

SHO
「今日、またリング上で一緒になってわかったよ、改めて。鷹木信悟、俺はお前のことが大好きだ。どんなにボロカス言われようが、俺はお前のことが大好きなんだ。NEVER無差別級6人タッグ及びNEVER無差別級チャンピオンの鷹木信悟! お前の眼中に、お前の視界に俺はいるのか? 俺のことが見えてるのか? 俺が必ず(指で自分の胸を数回指しながら)こっちのほうに、俺にお前を振り向かせてやる」

上村優也
「昔、憧れた人が今その団体のチャンピオンで、今は別にうれしいともなんとも思わないですけど、必ず今度は正面に、あんたのど真ん中に立ってやる! この野郎!」

後藤洋央紀
「終わっちまったな…やばくなったら急所を狙う。作戦通りか?何が何でもねぇ…確かに勝ったのはお前だよ。でもあれがお前のやり方か?闇の王だからあれでいいのか?腑に落ちないね…お前地獄に落ちるぞ」

第4試合


 石森は9期生、オカダは13期生とともに闘龍門出身。身長差にして28cm、体重差にして32kgという両者がシングルマッチで対峙する今年のNJCならではの試合。
 先に入場してリングで待ち受ける石森に対し、オカダは無人の南側観客席から入場。オカダが見下ろす中でゴングが鳴ると、石森は下からサミングでオカダをかがませて視線を合わせその額にナックル。オカダはビッグブートでなぎ倒してトップロープ越しのサンセットフリップ。石森はチョップで反撃していくが、オカダは無表情で受け止めてエルボーでなぎ倒し、スライディングキックで場外に転がり落とす。
 しかし、ここへリング周辺にスパナを持った外道が現れ、オカダがこれに気を取られた瞬間に石森がオカダを場外に放り出して鉄柵攻撃。外道もスパナ殴打で助太刀し、石森はオカダをリングに戻してチンロック、ネックロックでじっくりと痛めつける。さらにオカダをコーナーに振り、オカダのブートをキャッチしてロープに足を引っ掛けてからの延髄斬り、スライディングジャーマンと見舞い、スリーパーホールド。オカダが抜け出すとロープへ走るが、オカダはフラップジャックでカウンター。
 オカダはランニングバックエルボーでなぎ倒していき、「行くぞ!」と雄叫び。オカダは串刺しのバックエルボーからDDT、さらにロープへ振っていくが石森はハンドスプリング式オーバヘッドキック。さらに石森は串刺しダブルニーからYESロックも位置が悪くオカダはその長い足を伸ばしてすぐにブレイク。オカダは石森を担ぎ上げようとするが、石森はボディブローからコーナーに突き飛ばして串刺し攻撃を狙うが、これをキャッチしたオカダがリバースネックブリーカー。さらにオカダはコーナーに上ってダイビングエルボードロップを狙うが、ここで外道がエプロンに上がってくるとオカダはエプロンに降りて外道を威嚇。そこへ石森がロープへハンドスプリング式のヒールキックで飛んできてオカダを場外に蹴落とすと三角飛び式のケブラーダ。
石森はオカダをリングに戻すとショットガンドロップキックから串刺しダブルニー。そして石森は指で作った銃口をオカダに突きつけてサイファーウタキを狙うが、オカダが振り払うとロープに飛んでミスティカ式のYESロック。オカダがこれをロープブレイクすると、石森はブラディークロスを狙うが、オカダはこれを振り払うとロープへ走った石森へカウンターのドロップキック。そしてツームストンパイルドライバーの体勢に入るが、石森はこれをリバースしてサイファーウタキ。しかしオカダも旋回式のツームストンパイルドライバーでやり返し、変形コブラクラッチ。しかしここで外道がエプロンに上がってくるとオカダは技を解除して警戒態勢へ。オカダは気を取り直して変形コブラクラッチで捕らえるが、石森がレフリーを引き寄せた隙に外道がリングに飛び込んできてカット。外道はメリケンサックを取り出すが、オカダはショットガンドロップキックで蹴散らし、ロープに飛んだ石森にカウンターのドロップキック。そして三度目の変形コブラクラッチでガッチリ絞り上げると石森はたまらずタップ。

<試合後コメント>
オカダ・カズチカ
「ま、本音言えば二人でやりたかったね。邪魔者なしで。本当に昔から知っている先輩なんで。まあ、石森さんも『IWGP Jr.ヘビー』を巻いてる事だし、過去に。ま、そういう意味では次がどんな感じになったんじゃないかなと、それがちょっとイメージできるような良い試合でした。ま、次はヒロム。『IWGP Jr.ヘビー級チャンピオン』。俺はね、認めてるよヒロム。ジュニアをしっかり盛り上げようとしてるとこは認めてるよ。ま、新日本プロレス、薄情な人が多いからね。ただのジュニアヘビー級、ステップアップとしか思ってないような選手が沢山いる中で、そうやってジュニアでやっていくっていうその姿勢、ジュニアを盛り上げようっていうその姿勢。そりゃ素晴らしいじゃないかなと思います。でもさ、ここまで勝ち上がってきてジュニアヘビーの勝ちってなんなの? もう俺はそんなの別になくてもいいんじゃないかなと思うけども。ま、それは明日、闘いで教えてよ。ただね、俺、『BEST OF THE SUPER Jr.』も出たことないし、ジュニアのタイトルも挑戦したことないし、“根っからのヘビー級”だよ。ただね、ヘビー行くから、ジュニアヘビー級を捨ててヘビー級に来た選手と違うってのを“根っからのヘビー級”の凄さ、現実見せてやるよ」

石森太二
「(バックステージに来るなり倒れ込み)今日の初対決、軍配はオカダに上がったけど、俺的にはルーツは一緒で、面白いし、それと俺と28cm以上もデカいなんて、こんな絶好の相手いねぇからよ。今日で、最初で最後の対戦とは思ってねぇから……(と言うと、這うように控室へ)」

第5試合


 武藤敬司のイズムを受け継ぐ真田聖也ことSANADAと、川田利明のイズムを受け継ぐ石狩太一ことタイチのシングルマッチ。選手コールを行うのは阿部誠リングアナ、裁くのはレッドシューズ海野と全日本プロレスの王道遺伝子を持つ者が集ったリング上。そして放送席では金丸義信が解説を務める。

 ゴングが鳴るとじりじりとした手4つから腕の取り合いとなり、タイチがどこからか取り出したヒモでSANADAの首を絞め上げ、場外に蹴り出して鉄柵攻撃。リングに戻してフォールするも、反則からのフォールであったため海野レフリーはこれを認めず。
 両者エルボーで打ち合っていき、タイチがサミングからロープに飛ぶがSANADAがバックエルボーでなぎ倒してその場飛びムーンサルト。タイチが回避すると両の足で着地して低空ドロップキック。さらにSANADAはタイチのフロントハイキックをかわしてヒザへ低空ドロップキックを突き刺すとタイチが場外へエスケープ。SANADAはプランチャで追撃し、リングに戻していくがタイチはそのまま転がって再び場外へ。再びSANADAが場外まで追っていってリングに戻すが、タイチはSANADAがエプロンに上がってきた瞬間にロープを使ったパラダイスロックを狙うが、これを抜け出したSANADAが逆にロープパラダイス。SANADAは放送席のミラノコレクションA.T.へ両手の人差し指を向けて無言のサインを贈るとミラノも両手の親指を突き立てる。
 SANADAは身動きの取れないタイチへ低空ドロップキック。さらにコーナーへ振って串刺し攻撃を狙うが、タイチはこれを回避してジャンピングハイキック。タイチは「起きろコラ」とSANADAの顔面を蹴りつけていくが、SANADAがエルボー3連発。タイチはローキックで応え、エルボーとローキックの打ち合い、さらにビッグブートの打ち合いへと発展。しかしこれをソバットで制したタイチがジャンピングハイキックで追撃。タイチはパンタロンを脱ぎ捨てて天翔十字鳳を放つが、SANADAはこれをキャッチして強引にドラゴンスリーパーへ。タイチはクラッチを切ってスピンキックを見舞ってからデンジャラスバックドロップで切り返し、ブラックメフィストを狙うがSANADAは振り払ってドロップキック。それでもタイチは怯まず再びブラックメフィストを狙うが、SANADAはマジックスクリューで切り返し、両者大の字に。

 SANADAがコーナーへ上がろうとするとタイチは追っていくが、SANADAは身を翻して回転エビ固め。さらにムーンサルト式で組み付いてSkull Endでガッチリ捕らえるとタイチはタップするも、ここで放送席から金丸が飛び出してリングに上がりレフリーの気を引いていたため試合は終わらず、SANADAは自ら技を解いて金丸へ抗議。タイチはその背中から忍び寄ってデンジャラスバックドロップで叩きつけ、Skull Endのようにグラウンドに転がしながら胴締めも加える変形聖帝十字陵。
 SANADAがなんとかロープへ逃れるが、ぐったりとして立ち上がれず。タイチが「楽にしてやるよ」と無理矢理SANADAを引き起こしてタイチ式ラストライドを狙うが、SANADAは耐えてショルダースルー。さらに突っ込んでいくが、タイチがカウンターのソバットから後頭部へのアックスボンバー、さらにジャンピングハイキック。そして両手にツバを吐いてから「オー!」と右手を突き上げ、バックドロップホールドもカウントは2。タイチは宙を仰ぎながら右手を突き上げて雄叫び。
 タイチが突っ込んでいくとSANADAはウラカン・ラナで切り返してからTKO、続けてスイングドラゴンスリーパーからラウンディングボディプレスを狙うが、またしても金丸がエプロンに上がってSANADAを挑発。リングに降りたSANADAの股間をタイチが蹴り上げ、タイチ式外道クラッチを狙っていくが、これを抜け出したSANADAがタイチをプッシュして金丸にぶつけ、すかさずオコーナーブリッジで丸め込んで3カウント。

SANADA「今年のNJC、改めて確認できたことがありました。なによりも1番、このリング上で戦えるのが好きです。テレビの前の皆さん、See you Tomorrow!」

<試合後コメント>
タイチ&金丸義信
タイチ「おい、なんだよ、これ! 何やってんだ、ノブ! てめえ、この野郎! てめえ、なに邪魔してんだ、この野郎!」
金丸「バカ野郎! お前だってその気になってたじゃねえか!」
タイチ「うるせえよ! 邪魔なんだ、てめえ!」
金丸「見とけよ、よく!」
タイチ「何やってんだ、この野郎!」
金丸「その気になってんじゃねえか、お前も」
タイチ「おめえはタイミングが悪いんだよ!」
金丸「おめえだろう、おい!」
タイチ「いつもそういうとこだよ、お前はよ」
金丸「お前だ!」
タイチ「それが出てんだ、いつもよ」
金丸「ちゃんと見てんだよ」
タイチ「(少し落ち着き始めて)見てんのか、ちゃんと?」
金丸「当たり前だろ、お前」
タイチ「わざとじゃねえのか?」
金丸「わざとじゃねえよ。なわけねえだろう」
タイチ「そうか……」
金丸「おう」
タイチ「悪かった……」
金丸「うん」
タイチ「お前はお前なりにやってくれてたんだな」
金丸「そうだ」
タイチ「でも、でも今日はお前のおごりだぞ?」
金丸「うん? ああ、わかったよ」
タイチ「連れてけよ」
金丸「好きなだけ飲めよ(と言うと先に退場)」
タイチ「第一よ、このトーナメントおかしいんだよ。メンバーが入れ替わってよ、他の連中は1回戦、雑魚やジュニアと当たってよ、なんで俺は変わんねえんだよ。なんでメンバーが変わって、俺だけに恩恵がねえんだよ。SANADAはなんだ、1回戦、田口? はい、雑魚。SHO、雑魚。そんなんで勝ったら体力余ってるに決まってんだろ。俺だけ恩恵ねえだろうよ! おかしいだろ、そんなの! 最初から陰謀なんだよ。他の連中は楽して上がりやがって。オカダだって、なんだ石森って。俺だけ棚橋、飯伏か? バカ野郎、ふざけやがって。こんなもんな、こんなもんトーナメントでもなんでもねえ。クソッタレ。内藤vsSANADAだ? この野郎! バラバラにしてやる。ぶち壊してやる。俺がいなくなったトーナメントなんかどうでもいいんだよ。なんの価値もねえ。まず俺にはタッグがあったな。まずタッグ、いただくぞ。わかったな」

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