新日本プロレスが110日ぶりに大会開催!棚橋弘至が「みなさんが会場でプロレスを楽しんでもらえるようになるまで俺は諦めません!」と涙のシャウト!

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 15日、新日本プロレスが110日ぶりの大会『Together Project Special』を無観客試合で開催した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響から、新日本プロレスは2月26日の沖縄大会を最後に3ヶ月以上53大会を中止していたが、スポーツ庁の助言を受けながら再開に向けたガイドラインを作成し、全選手・スタッフに抗体検査を実施するなど健康状態をチェックできる体制を構築し、満を持しての大会再開にこぎつけた。
 6月15日~7月3日までは無観客配信興行となり、『NEW JAPAN CUP 2020』を新日本プロレスワールドで配信。決勝戦は7月11日に大阪城ホールにてお客さんを入れての興行を行い、翌日12日に同会場で内藤哲也の持つIWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタルのニ冠にNJC優勝者が挑戦する。

 大会のオープニングには棚橋弘至が登場し、「新日本プロレスが、帰ってきました!待っていてくれたファンの皆さん、ありがとうございます!今日は無観客試合という形ですが、またいつか皆さんと会場で会える日を夢に一歩ずつ頑張っていきます!今日は皆さん、画面の向こうから声援を送ってください!」と笑顔で挨拶。

 全6試合が行われたこの日の大会では、興行自粛期間の前よりもひと目見て分かるほどにビルドアップした姿を見せた選手、以前から使い続けてきた技に細やかな改良を施したことが見て取れる選手など、110日の間の研鑽をそれぞれの形でファンに披露する姿が見られた。

 この日の対戦カードは翌日から開催されるNJCの前哨戦的なカードが多く組まれており、それぞれ一回戦で対戦する相手を強く意識して対峙。
 メインイベントでは、内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロムvsオカダ・カズチカ&SHO&YOHの6人タッグマッチが行われ、かつてジュニア戦線で壮絶なパワーファイトを展開した鷹木とSHOがNJC一回戦での対戦を前にタックルやラリアットなどで正面からぶつかり合う意地の張り合いを展開し、1・5東京ドーム大会で死闘を繰り広げた内藤哲也とオカダ・カズチカもNJCのその先を見据えたかのように互いを意識し合う。
 YOHもNJC一回戦で当たるBUSHIを相手取るが、L.I.J勢の集中攻撃を受けて劣勢となり、内藤のデスティーノの一度はかわしてみせるものの、内藤は新技と見られる変形フェイスクラッシャー(背後から飛びついて首をロックしつつ自らが前方回転して相手の顔からマットに叩きつける)を披露し、最後は満を持してのデスティーノで3カウント。
 マイクを取った内藤は約3ヶ月半ぶりの大会開催を喜びつつ、「しばらくは無観客試合が続きますが、また皆さんの前で試合をし、そして皆様と一緒に大合唱するその日を楽しみに待ってますよ」とファンにメッセージを贈り、万感の想いで“ハポン締め”を行った。

 そして、棚橋は「なかなか不安な状況の中ではありますけども、ひとつづつ、ひとつづつ、最善を尽くして、前に進んで行きたいと思います。今日は無観客試合という形でしたが、これは!これは!選手にとってすっっごい経験になる!お客さんがいる状況でやるのと、全然違うからこそ、ファンの皆さんが、会場に入って、みんなに観てもらった時に、いまの経験がきっと生きてくると思う」と無観客試合の意義を熱弁。
 そして、涙で声をつまらせつつ「応援してくれるファンのみなさんの存在がどれだけ、うれしくて、ありがたくて、プロレスラーにとって……どれだけ尊いものかっていうことをいま、選手は感じていると思います。だから、みなさんが会場でプロレスを、楽しんでもらえるようになるまで。ウン!俺は諦めません!そして、プロ野球、プロサッカー、あらゆるアーティストさんのライブイベント、そういう皆さんが楽しんでもらえるものが1日も早く、みんなに届くように頑張っていきましょう!」と最後は笑顔で締めた。

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