【試合詳細】5・16 DRAGON GATE無観客試合 土井成樹vsビッグR清水 堀口元気vsKAI B×Bハルクvs奥田啓介 石田凱士vsジェイソン・リー

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『KING OF GATE 2020』
配信日時:2020年5月15日(金)
配信開始:12:00
会場:特設会場
観衆:無観客大会

▼KING OF GATE 2020 トーナメントBブロック 1回戦 時間無制限1本勝負
[R・E・D]○石田凱士
10分2秒 アンクルホールド
●ジェイソン・リー
※凱士がBブロック準決勝進出。次戦は奥田戦。

▼KING OF GATE 2020 トーナメントBブロック 1回戦 時間無制限1本勝負
[R・E・D]●B×Bハルク
11分26秒 消灯→片エビ固め
○奥田啓介(フリー)
※奥田がBブロック準決勝進出。次戦は凱士戦。

▼KING OF GATE 2020 トーナメントBブロック 1回戦 時間無制限1本勝負
●堀口元気
10分6秒 本家公認・雁之助クラッチ
○KAI(フリー)
※KAIがBブロック準決勝進出。次戦は土井戦。

▼KING OF GATE 2020 トーナメントBブロック 1回戦 時間無制限1本勝負
[R・E・D]●ビッグR清水
4分38秒 V9クラッチ
○土井成樹
※土井がBブロック準決勝進出。次戦はKAI戦。

無観客試合の『KING OF GATE 2020』で土井、KAI、奥田、凱士が2回戦進出!ドリームゲート王者の土井が清水に4分で快勝!奥田がハルクから殊勲の勝利!

第1試合


 ジェイソンの選手コールの途中で凱士が奇襲し、早速場外に放り出して顔面を踏みつけたりエプロンに叩きつけたりといたぶっていく。ジェイソンがリングに戻るとさらに顔面を踏みつけ、起き上がりにバズソーキックを放つが、ジェイソンがこれを回避してソバット。さらに突っ込んでくる凱士をカウンターのエルボーでなぎ倒す。
 ジェイソンは凱士をコーナーに叩きつけてエルボーを放ち、お返しとばかりに顔面にヒザを押し付ける。さらにジェイソンは凱士をロープに振ってバックエルボー、続けて首4の字固めから凱士の左腕も一緒に絞り上げる。
 凱士がロープブレイクすると、ジェイソンは凱士をコーナーに振ろうとするが、凱士は逆に振り返し、ジェイソンの蹴り足を取ってショルダーレッグブリーカー。のたうち回るジェイソンのヒザに全体重をかけて踏みつけていき、ヒザへのニードロップからレッグロック、ヒザへのボディプレスと一点集中攻撃。ジェイソンは膝立ちになりながらチョップで反撃していくが、凱士は「弱い弱い弱い!どうしたオイ!」と両手を広げて挑発し、ヒザへのガットショットからアキレス腱固め。
 ロープブレイクしたジェイソンはエルボー連打で意地を見せていくが、凱士のバックドロップを背面着地した際に足のダメージから倒れ込んでしまう。しかし突っ込んでくる凱士を敢えて痛む足でのビッグブートで怯ませ、セカンドロープに飛び乗ってミサイルキック。凱士はたまらず場外にエスケープするが、ジェイソンはすぐに追っていき、凱士を引き倒してマウントエルボーを連打。さらにカンフーコンビネーションからダイヤモンドカッターと畳み掛け、凱士とのエルボー合戦を制して延髄斬り。
ジェイソンはさらにロープに飛ぶが、凱士がダメージが大きいジェイソンのヒザを低空ドロップキックで的確に打ち抜き、痛みにのたうち回るジェイソンへアンクルロック。ジェイソンが悲鳴を上げながらブレイクすると、凱士はタイガースープレックスを狙う。これを振り払ったジェイソンは二段式延髄斬りも、凱士も即座に延髄斬りで反撃してロープへ飛ぶ。これをドロップキックでカウンターしたジェイソンがロープへ走るが、凱士がカウンターでジェイソンのヒザをミドルキックで一閃。再びアンクルロックで捕らえながらヒザへギロチンドロップ。そのままグラウンド式のアンクルロックで絞り上げると、ジェイソンは無念のタップ。

<試合後コメント>
石田凱士
「お~い、俺を見たかお前ら。これが俺対ジェイソンの結果じゃオラ!おい、ジェイソン。ブレイブゲートチャンピオンなめんなよコラ。お前なんか俺の足元にも及ばんぞ。俺は、シングルの、ブレイブゲートのチャンピオンとしてこのKOG、俺が制覇するから見とけよお前ら!」

ジェイソン・リー
「なぜだ、なぜ負けてしまったんだ……分からない。だけど僕にはこのトーナメントでもう一度チャンスが有る。敗者復活戦に望みをかけるよ」

第2試合


ハルクが選手コールとともに自らのガウンを奥田に投げつけ、ストンピング連打で奇襲。
 遅れてゴングが鳴る中、おくだをコーナーに押し付けて顔面を踏みつけ、ヘッドロックからのショルダータックルでなぎ倒す。負けじと奥田もサッカーボールキックでやり返し、続けてPKを放つがハルクはこれをキャッチ。奥田はすぐに足を引いてロープに飛ぶが、ハルクはオーバーヘッドキックで迎え撃ち、サッカーボールキック、踵落としと連撃。
 さらにハルクは奥田をトップロープにまたがせる形で座らせると、側頭部へニールキックを叩き込み、奥田は場外に落下。ハルクは奥田の顔面を何度もエプロンに叩きつけると、持参したタオルで奥田の首を絞め上げる。
ハルクは奥田をリングに戻すと奥田の腹部に何度もヒザを入れ、ネックロックで捕らえながら顔面にヒザを連打。さらに首投げから後頭部へ低空ドロップキックを突き刺す。そしてハルクは「クソガキ!」と叫びながらボディスラムで叩きつけ、奥田の腕を取りながら何度も顔面を踏みつけ、リストロックを解かずに引き起こしてスピンキック。続けて後頭部にヒザを押し当てながらの逆片エビ固めに移行するが、奥田はなんとかロープブレイク。
 奥田はフラフラになりながらも膝立ちでボディブローを放って反撃していき、最初は両手を広げて余裕の表情を浮かべていたハルクも、奥田が立て続けにワンツーを決めていくと表情が痛みに歪んでいき、ニールキックで奥田を吹き飛ばし、ニーリフトを何度もボディに入れてキッチリお返し。続けてハルクはブレーンバスターを狙い、奥田が投げ返そうとすると即座に足を使ったファイナルカットに切り替える。そしてハルクは少低廉だからコンビネーションキック、続けてハイキックを放つが、これをかわした奥田が浴びせ蹴り。
 奥田はハルクをコーナーに振って串刺しのジャンピングニー、串刺しドロップキックと連撃し、「終わりだ!」とファイヤーマンズキャリーで担ぎ上げるも、着地したハルクがコンビネーションキック。尻餅をつく奥田へ「来いよクソガキ!」と挑発してみせ、突っ込んできた奥田を水面蹴りで倒してPK、さらにひねりを加えたその場飛びのムーンサルトプレス。ハルクはE.V.Oを狙っていくが、奥田が暴れて脱出するとコーナーにシュートして串刺しエルボー。さらにリング内から奥田の上半身をロープに引っ掛けながら出し、エプロンに出てカメラへ見せつけるようにしながら顔面へブートを連発。さらにリング内でひねりを加えたブレーンバスター、ハーフダウンの奥田の顔面に左右のミドルキックから頭頂部へ踵落とし。さらにファーストフラッシュを放つが、奥田はこれを回避して飛びつき、卍固めへ。さらに転がしてグラウンド式卍固めに持ち込むが、位置が悪く、転がった先でハルクの足がロープに引っかかりブレイク。
 奥田はハルクをコーナーに振って突っ込んでいくが、ハルクは踵落としでカウンターし、ブレーンチョップ。さらにロープへ飛ぶが、奥田はハルクの下から潜り込んでファイヤーマンズキャリーで持ち上げ、ヒザを振り上げて顔面を打ち付けてからの消灯(変形go 2 sleep)、PK、消灯と強烈な蹴り技を畳み掛け、ツインゲート王者から3カウントを奪う金星を挙げた。

<試合後コメント>
B×Bハルク
「なぁ~にがKING OF GATEだこの野郎。あんな無名選手出すんかワレ!あのクソガキ誰だオイ。勝ちは俺だろ。ハイボールもってこいハイボール!ハイボールだオラ!」

奥田啓介
「これでやっと1勝や。俺は次の石田にも勝つだけ」

第3試合


 この日初めてゴングが鳴ってから試合が開始されると、互いに姿勢を低くしながらのバックの取り合い、リストの取り合いと堅実なレスリング戦が展開され、KAIが首投げからスリーパーホールドへと捕えると、堀口がロープに逃れて一旦距離を取る。
 再び向き合うと堀口がショルダータックルでぶつかっていくがKAIは倒れず。堀口は「お前が来い!」とKAIを走らせ、リープフロッグでタックルをかわそうとするが、これを読んでいたKAIはタイミングをずらして突っ込み、「ざんね~ん!」とショルダータックル。続けてロープに飛ぶKAIだったが、堀口がカウンターの低空ドロップキックでヒザを打ち抜き、さらにヒザをロープに絡めながらの踏みつけ、ヒザへのボディプレス、アキレス腱固めと足への一点集中攻撃を展開。
 KAIがロープブレイクすると、堀口がボディスラムを狙うも、KAIが耐えて逆にボディスラム。そしてコーナーに叩きつけ、ロープに掴まりながらの踏みつけ攻撃で背中にダメージを蓄積させてからのアイリッシュウィップ、サイドバスター、逆片エビ固めと背中へ集中攻撃。
 堀口はこれをブレイクしてエルボー合戦を挑み、KAIが真っ向から応じてエルボーを連打していくと、堀口はダメージが大きくヒザから崩れ落ちて大の字に倒れ込んでしまう。グロッキー状態の堀口を引き起こしたKAIはロープに飛ぶが、堀口はカウンターで飛びついてフランケンシュタイナーを狙う。KAIは一旦耐えてパワーボムの体勢へと持ち込むが、堀口は「負けるかコラ!」とパワーボムの勢いを利用してのフランケンシュタイナー、突っ込んでくるKAIをコーナー上でキャッチしてからのスイングDDTと連撃。そして「垂直落下だコラ!」とブレーンバスターを狙うが、逆にKAIが軽々とブレーンバスター。
 KAIは、串刺しラリアットをかわした堀口に延髄斬りを叩き込んでブレーンバスターを狙うが、今度は堀口が垂直落下式ブレーンバスターでやり返し、「勝つのは俺だ!」とロープに飛ぶ。しかしKAIはカウンターのラリアットでなぎ倒し、メテオインパクトを狙って担ぎ上げるが、堀口は「もらったァ~!」とバックスライド・フロム・ヘブン。KAIがこれをギリギリでキックアウトすると堀口はロープに飛ぶが、KAIがカウンターのトラースキックから延髄斬り、もう一発トラースキックを狙ったところで堀口が再びバックスライド・フロム・ヘブン。KAIはこれも返して本家公認雁之助クラッチの体勢へ。堀口はこれをひっくり返して三度のバックスライド・フロム・ヘブンを狙うが、KAIはこれを許さず本家公認雁之助クラッチを決め、3カウントを奪った。

<試合後コメント>
堀口元気
「最後、あんな手で来るとは、頭の片隅にもなかった。今年はね、いつものリーグ戦じゃなくてトーナメントということで、僕の年齢・体力的にもトーナメントの方が有利というかね、そう思ったんですけど、まさか……。でも僕ね、切り替えるの得意なんで。まだ可能性ありますから。次です」

KAI
「よっしゃあ!堀口元気、技巧派の堀口元気から、逆さ抑え込みを逆に抑え込んで3つとったぞ!これデカいんじゃないの?堀口元気のことをナメてかかっちゃいけないって、俺は戦う前から思ってたし、向こうもそれ相応の作戦練ってくるってのを分かっていたので、こっちはその上を行かないと勝てないと思ってたんで、これは俺の頭脳勝ちじゃないですか?このまま今年のKING OF GATE、俺が優勝します!」

第4試合


 両者が入場し、土井が選手コールを受けながらガウンを脱いだところで清水がショルダータックルで奇襲するも、土井も即座に対応してショルダータックルで応戦。両者がショルダータックルで何度もぶつかり合う中でゴングが鳴る。
 清水は土井をショルダータックルで吹き飛ばすと、コーナーを背に立つ土井に串刺しラリアットからブロックバスター。さらにコーナーに叩きつけて顔面を踏みつけていく。そして清水はボディスラムからポーズを決めて踏みつけフォール。これを返した土井がチョップで張っていき、清水もエルボーで応戦して土井を怯ませて「どうしたあ!」と両手を広げて挑発するが、土井が低空ドロップキックでヒザを撃ち抜くが、清水もすぐにフライングショルダーで反撃。
 清水はその馬鹿力で土井をチンロックで痛めつけ、「来いよオラ!」と挑発しながら土井のチョップを打たせていく。土井はエルボーを速射していくが、清水の強烈な逆水平チョップ一発で尻餅をついてしまう。清水はロープに飛ぶが、土井はそのままスルーして清水を走らせ、跳ね返ってきた勢いを使って清水の巨体をバックドロップで叩きつける。土井は清水をコーナーに叩きつけて大暴走を狙うが、清水は土井が飛ぶ前にキャッチ。そのまま無双のように叩きつけようとするが、土井はこれをDDTで切り返す。
 起き上がった両者は正面からエルボーで打ち合い、土井がバカタレスライディングキック、清水が砲丸投げスラムを狙うも両者不発。ならばと土井はDOI555を狙うが、耐えた清水が担ぎ上げてバックフリップ。清水はラリアットを狙っていくが、土井にかわされるとワンショルダー。続けて「終わりじゃ!」とOTAKEBIを放つが、土井はこれを回避してロープに飛び、バカタレスライディングキック。続けてDOI555から2発目のバカタレスライディングキックを狙うが、清水はアイアンクローでこれをキャッチし、掛け声を上げて砲丸投げスラムの体勢へ。これを振り払った土井が清水のラリアットを巻き込んでV9クラッチで捕らえ、これで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
ビッグR清水
「おいちょ、待て待て待て待てオイ!俺は2で返したぞオイ!ふざけんな!4分だけかオラ!ふざけんな!まだ俺は終わってないじゃオイ!敗者復活戦、必ずくじ引いて勝ち残って決勝まで行ったる!クソッ!」

土井成樹
「とりあえず、初戦突破。これはもう、リーグ戦じゃなくてトーナメントやからな。敗者復活があるとはいえ、1回負けたら終わりやと俺は思ってるから。この調子で1個ずつ取っていって、決勝の舞台にたどり着く!」

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