ドラゴンゲート12.16後楽園大会 土井ダーツ・スペシャル10人タッグマッチ

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FANTASTIC GATE
日時:2014年12月16日(火)
開場:17:30 開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1850人(超満員札止め)

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
戸澤陽/●“ハリウッド”ストーカー市川
0分06秒 カウンターパンチ→片エビ固め
○ジミー・カゲトラ/Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィン

<再試合>
戸澤陽/●“ハリウッド”ストーカー市川
10分38秒 裏足4の字固め
○ジミー・カゲトラ/Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィン

▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○ビッグR清水
0分28秒 砲丸投げスラム→エビ固め
●問題龍

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○吉野正人/鷹木信悟
14分19秒 ライトニング・スパイラル→エビ固め
B×Bハルク/●“ミスター・ハイテンション”琴香

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
望月成晃/●ドラゴン・キッド
17分53秒 ワールドライナー→エビ固め
堀口元気H.A.Gee.Mee!!/○ジミー・ススム

▼第5試合 6人タッグマッチ 45分1本勝負
T-Hawk/●Eita/フラミータ
18分20秒 サイバーボム→エビ固め
YAMATO/○サイバー・コング/K-ness.

▼第6試合 土井ダーツ・スペシャル10人タッグマッチ 60分1本勝負
ドン・フジイ/Gamma/斎藤“ジミー”了/●ジミー・神田/しゃちほこBOY
23分50秒 ジャーマンスープレックスホールド
CIMA/新井健一郎/パンチ富永/ヨースケ♡サンタマリア/○林悠河

2014年最後の後楽園大会からMBのCIMA、Gamma、フジイ、K-ness.が始動!
土井ダーツSP10人タッグでは林が神田から初のピンフォール勝ち!

第1試合

2014-12-16DG後楽園_第1試合第1試合から戸澤とスト市という異色タッグが登場。マイクを持った戸澤は「後楽園の第1試合で市川さんとタッグを組むってなかなかないですよ。めちゃめちゃレアですよ、このタッグは! 大丈夫ですか、市川さん! 不安なんですけど」と言うと、スト市も「俺も不安だ」。
すると戸澤は「今日限定で市川さんもMONSTER EXPRESSの一員ということで、どうですか?」と告げると、「市川さんは何モンスターなんですか?」。スト市が「顔がモンスター」と言い放つと、場内は微妙な空気が漂う……

先発を買って出たスト市だが、いきなりカゲトラに張り手を食らって秒殺フォール負け! 引き上げていくジミーズだが、スト市は「待って! ちょっと待って! 今年最後だから。お客さんもいまの見なかったことにしてください。もう1回やらせてください」と懇願。
仕方なく再試合をすることになると、カゲトラの張り手をかわして丸め込んだスト市だが、カウント2で返したカゲトラが丸め込む。辛くもカウント2で返したスト市。

続いて戸澤と谷嵜がリングイン。「Mr.キューキュー」「トザワ」コールの大合唱から戸澤がバイシクルキックで場外に追いやると、飛ぶと見せかけてフェイント。そこにカゲトラが飛び込んでくるが、戸澤はスト市との合体攻撃からセントーン。スト市に大量のイスをリング内に入れさせた戸澤は、カゲトラの上に乗せると、コーナー最上段からダイビング・セントーンを投下。
谷嵜がスト市にダブルチョップからサッカーボールキックを叩き込むと、マスクの耳と触覚を剥ぎ取り、客席に投げてしまう。さらにカゲトラがスリングショット式エルボードロップを落とすとバックブリーカーに捉え、そこに谷嵜がダイビング・ニードロップを投下。

「イチカワ」コールが起こる中、走り込んだスト市にカゲトラはカウンターのソバット。それでもコルバタで投げたスト市は、谷嵜に回転エビ固めを狙う。踏ん張った谷嵜にカンチョーを見舞ったスト市は戸澤にタッチ。谷嵜を場外に追いやり、カゲトラをブレーンバスターで投げて場外にエスケープさせた戸澤はスト市と同時トペを発射。
さらにスト市はコーナーからプランチャを投下するが、そこには誰もいなかった……。リングに戻った戸澤とカゲトラはエルボー合戦。そこからカゲトラが張り手、予告付きブレーンバスターを狙ったが、これは戸澤が逆に投げる。

スト市の735をキャッチした谷崎はインプラントを狙うが、辛くも脱出したスト市。だが、谷嵜はそこにカサノヴァを叩き込むと、カゲトラとトレイン攻撃を狙う。うまく防護したスト市だが、カゲトラが側転から串刺しドロップキックを叩き込むと、谷嵜がDH(=串刺し式ヒザ蹴り)からスタガリンブロー。
さらにカゲトラが垂直落下式ブレーンバスター。カウント2で返したスト市。カゲトラはコーナーに登っていくが、追いかけていった戸澤が最上段から雪崩式ブレーンバスター。さらに串刺し式バイシクルキックからスト市が735。さらに戸澤がジャーマンスープレックスで投げるが谷嵜がカウント2でカット。

谷嵜を場外に追いやった戸澤はトペを発射。その間にスト市はカゲトラのバックを取るが、カゲトラもどうにか離れる。ならばとスト市はドラゴンスクリューからシャイニング・ウィザードを発射すると、足4の字固めという“武藤敬司必勝フルコース”。しかしカゲトラが反転すると、スト市がギブアップ。何ともスト市らしい2014年の締めくくりとなった。

第2試合

2014-12-16DG後楽園_第2試合リングインするなり来ていたパーカーを投げつけて奇襲攻撃を仕掛けた問題龍だが、清水はカウンターのスパインバスターで叩き付けると、早くも砲丸投げスラム(=砲丸投げポーズからのチョークスラム)で叩き付けて3カウントを奪った。
完全に秒殺でKOされた問題龍は、サイバーにオンブされて引き上げていった。

第3試合

2014-12-16DG後楽園_第3試合ハルクと鷹木はドリームゲート戦の前哨戦。琴香と組んだハルクはサンタ帽を被って入場。ハイテンションで吉野を挑発する琴香の背後から鷹木が蹴り。めげずにハイテンションで吉野をリストロックに捉える琴香だが、吉野もハイテンションで切り返す。さらに琴香がハイテンションでヘッドロックに捉えれば、吉野もハイテンションでヘッドロックに捉えてからドロップキック。
琴香はダイビング・クロスボディーからコルバタで投げていくとハルクにタッチ。鷹木が飛び込んでくるとフロントキックを叩き込んだハルクだが、鷹木はショルダータックルでなぎ倒す。ハルクもオーバーヘッドキックからアームドラッグで投げ、ドロップキックを叩き込む。

琴香を逆水平チョップで吹っ飛ばした鷹木はパイルドライバーで叩き付けて吉野にタッチ。琴香のチョップを受け止めて胸筋を揺らしてみせた吉野は、より強烈なチョップをお返し。さらに鷹木とのダブルタックルで吹っ飛ばすと、今度は鷹木が敢えて胸を突き出して琴香の蹴りを受け止める。
意地で鷹木を蹴り倒した琴香は、吉野をロープに飛ばすとリープフロッグを狙ったが、読んでいた吉野はドロップキックで撃墜。そこに鷹木が入ってきて琴香を攻撃すると見せかけて、控えのハルクを攻撃。そこから吉野と交互にエルボードロップを琴香に落としていく。

琴香もエプロンから吉野をターンバックルに叩き付け、下から蹴り上げるとスワンダイブ式ミサイルキックを発射。ハルクにタッチすると、吉野と鷹木は合体攻撃を狙うが、蹴りで阻止したハルクは鷹木はHエッジで叩き付ける。さらに琴香が場外の吉野にトペを発射。リング上ではハルクが蹴りのコンビネーションから水面蹴りで倒してその場飛びツイスタープレスを投下するが、鷹木は剣山で迎撃。
しかしミサイルキックを返したハルクは、鷹木の串刺し攻撃をかわしてもう一度ミサイルキック。これをスピアで迎撃した鷹木はロープに飛ぶが、エプロンから琴香が蹴り。さらにヘッドバットを見舞うとハルクと合体攻撃を狙うが、鷹木は『まとめて』で叩き付ける。

吉野と鷹木は琴香にトレイン攻撃。吉野はコーナーに登っていくが、ハルクがしたからニールキック。さらにマウスからソバット、カカト落としと叩き込むと、琴香を肩の上に乗せる。そこから琴香がフットスタンプを投下。続けてダイビング・フットスタンプを投下したが、これをかわした吉野はリバースパワースラムからみちのくドライバーII。
カウント2でハルクがカットすると、鷹木が入ってきてエルボー合戦。ワンツーエルボーを連打した鷹木にソバットからファースト・フラッシュ(=頭部へのソバット)を狙ったハルクだが、キャッチした鷹木はショートレンジラリアット。だが、走り込んできた鷹木をフラッシュ・バーン(=バック転しながら相手を叩き付ける変型水車落とし)で投げたハルクはソバット。

ファースト・フラッシュを狙うハルクに吉野が走り込んできてトルベジーノ。さらに鷹木がMADE IN JAPAN(=ギロチン式ラストファルコンリー)で叩き付けるが琴香がカット。パンピングボンバーでハルクを場外に追いやった鷹木は、カサドーラを狙った琴香をバックドロップで投げると、吉野とトレイン攻撃。
吉野の超高角度ミサイルキックをカウント2で返してみせた琴香だったが、吉野はダメ押しのライトニング・スパイラルで叩き付けて3カウントを奪った。勝った高木はハルクに近づいていって挑発。年内最後のドリームゲート戦まで待ったなしだ。

第4試合

2014-12-16DG後楽園_第4試合トライングルゲートのベルトをアピールするジミーズからは堀口が先発で出ていく。キッドの軽いステップに対して、何だかぎこちない堀口のステップ。腕の取り合いからキッドがアームドラッグで投げていく。
続いてススムと望月がリングイン。ショルダータックルは互角の展開。望月の蹴りをショートレンジラリアットで迎撃したススムは、ショートレンジラリアットで望月をなぎ倒す。そこにキッドが入って来るが、堀口とススムがカウンターのダブルエルボー。さらにバックドロップで投げた堀口はゴムを指示。

しかしキッドが体勢を入れ替えて堀口にゴムパッチンさせようとするが、ススムがまだゴムを伸ばしておれず、うまくカット。キッドにゴムをセットしたススムは南側の通路までゴムを引っ張るが、反則カウント4寸前でキッドがゴムを離したためススムがゴムパッチンの餌食に。
リング上では望月が堀口の後ろ髪を掴んで投げ飛ばす。さらい「毛根殺してやる!」と言って頭皮ウォッシュをお見舞い。さらにクロスフェースに捉えながら拳で頭皮をグリグリ。ロープに逃れた堀口だが、今度はキッドは逆立ちからのニードロップを顔面に落とす。

キッドは串刺し低空ドロップキックを叩き込むと望月にタッチ。頭皮をトップロープに擦りつけた望月は頭部を踏んづけてから逆片エビ固めへ。ロープに逃れた堀口だが、ここで「H.A.Gee.Mee!!」コール。するとキッドの串刺し攻撃を蹴りで迎撃してスイングDDT。さらに望月にはヒザへの低空ドロップキック。
ようやくタッチを受けたススムは飛び付いてきたキッドをDDTで叩き付けるが、エプロンに出たキッドは飛び付き式前方回転スタナーからクリスト(=デジャ・ヴの途中で回転を止めて首と腕を極める関節技)。

これを低空ドロップキックでカットした堀口は垂直落下式ブレーンバスター。だが、コーナーに登った堀口の頭皮を攻撃した望月がコーナー上で肩車すると、キッドが盛り上がれ!(=超高層雪崩式フランケン)。さらに望月が串刺しフロントキックからランニングロー。堀口もバックスライド・フロム・ヘブンを狙ったが、うまく逃れた望月はスーパーケンカキック。それでもバックスライド・フロム・ヘブンを決めた堀口だが、キッドがカウント2でカット。
キッドがススムの串刺し攻撃をかわしたところに望月が串刺しフロントキック。しかしススムもキッド、望月に連続でジャンボの勝ち。だが、キッドが619を返すと、望月がツイスターを狙うが、これは逆にススムがツイスターで切り返す。

望月のローキックにエルボーで対抗したススムはショートレンジラリアットを連打。投げ捨てジャーマンを着地した望月だが、そこにススムがジャンボの勝ち。カウント2で返した望月だが、ススムはショートレンジラリアットの連打から走り込む。しかしミドルキックで迎撃した望月は左右のハイキックからカカト落とし。
またも走り込む望月だが、ススムはジャンボの勝ちで迎撃。タッチを受けたキッドがウルトラ・ウラカン・ラナを狙ったが、かわしたススム。着地したキッドは619を狙ったが、ススムがキャッチすると、そこに堀口が低空ドロップキック。さらにライガーボムで叩き付ける。

ススムが串刺しラリアットからパワーボムの体勢に。踏ん張ったキッドはリバースで切り返すと望月のサイドキック→バイブル(=デ・ジャヴ→横十字固め)。カウント2で返したススムはミステリオ・ラナを狙ったキッドを、デスバレーボムでマットに叩き付けるとジャンボの勝ち。カウント2で返したキッドに対し、ススムはパワーボムの体勢に。キッドはウラカンで切り返そうとしたが、ススムはワールドライナーでさらに切り返して3カウントを奪った。

第5試合

2014-12-16DG後楽園_第5試合前回の後楽園大会で土井ダーツによって、CIMA、Gamma、フジイと共にMAD BLANKEYの“補強メンバー”に選ばれたK-ness.が、この日からMAD BLANKEYの一員として始動。黒と黄色のMAD BLANKEYカラーのコスチュームを新調したK-ness.が登場すると、場内も沸き上がる。
T-Hawk&Eitaが持つツインゲート王座へ挑戦が決まっているYAMAコンが奇襲攻撃を仕掛けていき、場外乱闘で試合開始。リングに戻ったEitaはK-ness.をコルバタで投げていくが、K-ness.はバックを取ったEitaに急所蹴りを見舞うと延髄斬り。

YAMATOはフラミータとスピーディーなロープワークからドロップキック。しかしフラミータもエプロンからジャンピングキックを返すとハリケーン・ラナで投げていく。そこにサイバーが飛び込んでくると、T-Hawkが逆水平チョップ。地獄突きを返したサイバーだが、T-Hawkはカウンターの低空ドロップキック。
YAMATOがすぐに飛び込んでくるが、T-Hawkが捕まえるとEitaとフラミータが入ってきて3人がかりでYAMATOの首を絞めていく。さらにミレニアルズはトレイン攻撃からフラミータがミサイルキック。T-Hawkはブレーンバスターの体勢で持ち上げてから屈伸する余裕を見せていき、そこから投げていく。

K-ness.のチョップを受け止めたT-Hawkだが、リング下から問題龍が足をすくって引きずり出すと、Eitaとフラミータにサイバーがダイビングラリアット。さらにEitaにフラミータをリフトアップスラムで投げつけると、その上にボディプレス。さらにK-ness.がゴングを叩く木槌でEitaを殴打していく。
K-ness.はYAMATOとトレイン攻撃。そこからYAMATOの延髄斬りを挟んでから、合体式フラップジャック。そしてYAMATOとK-ness.が持ち上げたEitaにサイバーがジャンピング・ボディプレスを投下する。

10分が経過し、Eitaもエルボーを返していくが、またも問題龍が足をすくって倒す。しかしYAMATOのスライディングキックをかわして問題龍に誤爆させたEitaはロープにとビンってのミサイルキック。フラミータもT-Hawkにトスされてのミサイルキックで飛び込むと、T-Hawkがサイバーをブレーンバスターで投げる。
さらにT-Hawkが走り込んできたフラミータを大きく上空にトスしてからの高角度プランチャを投下。リングに戻ったK-ness.はフラミータに串刺し式ハイキックからスイングDDTを決めるが、フラミータもカンパーナを返す。

EitaがYAMATOはNumero Uno(=変型腕固め)に捉えると、T-Hawkはサイバーをアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げる。ここで問題龍が乱入して救出したが、Eitaは「YAMATO潰すぞ!」と叫んで顔面に低空ドロップキック。さらにその場飛びムーンサルトからイゴルダ(=変型リバースゴリースペシャルボム)を狙う。どうにか逃れたYAMATOは串刺しドロップキック。
ギャラリア(=ドラゴンスリーパーからのドライバー)を十字架固めで切り返したEitaだが、YAMATOはロープを掴んでぐったりするEitaを引っ張ろうとする。だが、そこにフラミータがスワンダイブ式ミサイルキック。

さらにT-Hawkが逆水平チョップを叩き込んでから串刺しサンドイッチ攻撃。そしてフラミータがレタドール(=キン肉バスターの体勢からの山折り)を決めるがカウントは2。T-HawkがBTボムで叩き付けるが、これもカウントは2。ミレニアルズはトレイン攻撃を狙うが、YAMATOがかわすと3人にサイバーが体当たり。
さらにT-Hawkにダイビング・エルボードロップを投下すると、K-ness.がダークネスバスターを狙う。これをベラクルス(=高角度前方回転落とし固め)で切り返そうとしたT-Hawkだが、うまく逃れたK-ness.は光の輪。カウント2でカットしたEitaとフラミータだが、サイバーがダブルラリアットで吹っ飛ばす。

MAD-BLANKEYの新メンバーとなったK-nessサイバーのジャックハマーをカウント2で返したEitaはトラースキック。しかしサイバーも走り込んだEitaをパワースラムで叩き付けると、パイナップル・ボンバーで吹っ飛ばす。これもカウント2で返したEitaだが、サイバーはダメ押しのサイバーボムで叩き付けて3カウント。タッグタイトルマッチの前哨戦で挑戦者が王者から直接ピンフォールを奪った。
YAMAコンは新メンバーのK-ness.の活躍を称える。そしてYAMATOは睨み付けるT-Hawkに余裕の笑みを浮かべながら突き立てた人差し指を左右に振ってみせた。

<試合後コメント>
YAMATO&サイバー・コング&K-ness.
YAMATO「見たかDRAGON GATEファンズよ! 生まれ変わった! K-ness.! MAD BLANKEY K-ness.!」
コング「K-ness. in the House!」
K-ness.「俺もさ、長年、お前らと離れてやってきたけど、元々は俺もダークネスドラゴンだ!」
YAMATO「解き放たれた野獣だよ、俺たちは!」
サイバー「ドントウォーリー!」
YAMATO「よろしく! 12月28日、サイバー、俺たちが必ず、NEXTツインゲートチャンピオン! 俺たちが正義だ! わかったか?」
問題龍「サポート、サポート」
サイバー「K-ness. in the House!」

第6試合

2014-12-16DG後楽園_第6試合①ドラゴンゲート2014年最後の後楽園大会のメインは、前回の後楽園大会でのミラクル土井ダーツによって決められた選手・チームによるスペシャル10人タッグマッチ。しゃち、斎了と神田に続いてMAD BLANKEYのテーマに乗って、MAD BLANKEYカラーのコスチュームを新調したGammaとフジイが入場。
黒いパンタロン、坊主頭にサングラス、黒と黄色のアロハシャツ姿のフジイは洗面器を手に登場。続いて林、アラケンに続いてサンタ帽を被ったマリアが入場してくると、フジイが背後から蹴りを入れる。最後にCIMAとパンチ冨永略してPTが入場。CIMAも黄色のコスチュームを新調し、左目にはピエロメイクが復活。

林と斎了で試合開始。まずは林がトーホールドに捉えるが、斎了はリストロックで切り返す。続いてアラケンとしゃちがリングイン。しゃちが「声出して行こう!」としゃがれ声で叫ぶが、相変わらず出ていない。アームドラッグで投げたしゃちはアラケンのヘッドバットをかわすとドロップキックで場外に追いやってケブラーダを発射。
ここでCIMAとGammaがリングイン。黄色の大阪06対決となると、お互い相手チームの控え選手に襲いかかっていき、場外戦へと雪崩れ込む。CIMAはしゃちを南側の通路まで連れていく。逆にフジイは林を北側客席の最後方まで連れていく。

CIMAとPTに挟まれた斎了。CIMAが羽交い締めにするとPTがPTキック(=ヤクザキック)。さらにCIMAが客席にお笑いゲートのベルトを放り投げると、慌てて王者の神田が取りに行く。リング上ではGammaがマリアに逆水平チョップ。自ら「マリア」コールを煽ったマリアはチョップを連打るうが、Gammaは張り手。
怒ったマリアは強烈な張り手を返すとドロップキック。しかし、そこにフジイが入ってきてフロントキックを顔面に叩き込む。林とアラケンが飛び込んで来てマリアとの3人でトリプルドロップキックを発射。林が逆水平チョップを打っていくが、胸を突き出して受け止めたフジイは、打ち終わりを狙ってショートレンジラリアット。

フジイが神田の手を思いきり叩いてタッチすると、神田が林を抑え付け、そこに斎了がストンピング。斎了のボディスラムを踏ん張った林は逆にボディスラムで叩き付けるとPTがリングイン。10分が経過し、PTはCIMAに「来い来い、連係やるから入ってこい」と指示。左右どちらのポジションでやるか小競り合いするCIMAとPT。そこに襲いかかった斎了だが、Gammaはタッチを拒否。すかさずCIMAは斎了を自軍のコーナーに連れてきアラケンにタッチ。
神田が入ってきてアラケンを捕まえるとGammaを呼び込んで連係攻撃を狙うが、行きがバラバラ。しかしアラケンが反撃しようとすると、斎了が入ってきてトリプル低空ドロップキック。そしてCIMAを捕まえた斎了はGammaに汚水攻撃を指示。しかしGammaは抑え付ける斎了のほうに汚水攻撃を見舞っていき、CIMAと2人で「ウー!」。

PTが入ってくると、フジイが入ってきて睨み合いに。しかしメンチを切り合って分かり合った両者は握手をしてそれぞれのコーナーに戻っていく。しゃちがCIMAにチョップを叩き込んでいくと、CIMAはより強烈なチョップで応戦。さらに林を睨み付けながらPTにタッチ。
PTがオラオラと踏みつけていくと、CIMAが連係攻撃を指示するが、やっぱり息が合わない。仕方なく倒れたしゃちにPTをボディスラムで叩き付けたCIMA。さらに林がフロントネックロックに捉えるが、CIMAが「何しとんのじゃオラ!」と頭を叩くと、PTと連係攻撃。ようやくズバリと決まると、PTがしゃちにローリングバックエルボー。しかししゃちもハンドスプリング・レッグラリアットを返して斎了にタッチ。

2014-12-16DG後楽園_第6試合②斎了の串刺し攻撃をかわしたCIMAだが、斎了はフロントスープレックスで投げていく。アラケンが飛び込んでくると、神田がスワンダイブ式エルボーアタックから場外にトペを発射。さらにフジとGammaがマリアに連係攻撃。林がカットに入るとフジイにスピアから水車落とし。だが、背後からGammaが竹刀攻撃を見舞うと、フジイが後頭部ラリアット。
続くのど輪落としを飛び付き腕十字で切り返した林だが、斎了がカットに入る。そして「連係いきましょう!」と言うと、斎了が林を羽交い締めに。するとフジイは斎了に後頭部ラリアット、「何してるの!」と抗議する斎了だが、林とマリアが襲いかかると、同時にカニ挟みで倒す。

しかしサイクリングヤッホーの競演をフジイは拒否。さらにGammaがアラケンにラリアットを叩き込むと、飛び付いたしゃちをアラケンに投げつける。PTにも同じ攻撃を狙うかと思いきや、PTがかわすとCIMAが入ってきてしゃちにスーパードロル。さらにCIMAが捕まえたしゃちにPTがPTキックを叩き込む。
しゃちもCIMAにパロ・スペシャルを決めるが、背後からマリアが抱きしめる。回転エビ固めを狙ったしゃちにマリアが顔面騎乗。PTが入ってきて蹴り飛ばすと、神田がPTをフラップジャックで叩き付ける。さらに斎了が入ってきて連係攻撃からダイビング・ボディプレスを投下すると、神田が続けてダイビング・エルボードロップ。

2014-12-16DG後楽園_第6試合③さらに斎了は林をフロントスープレックスで投げると、神田がエクスプロイダー。さらにGammaの串刺し攻撃からフジイが雪崩式のど輪落とし。そして神田がジョン・ウーで吹っ飛ばす。林もスクールボーイで丸め込むとバックを取る。そこにCIMAがトラースキック、PTがPTキック、マリアがリップロックをお見舞いしてから林が一気にジャーマンで投げていき、何と神田から3カウントを奪って勝利!

エンディング

ミレニアルズを袋叩きにする新生MBメンバーアラケンとマリアが殊勲の林を称えると、CIMAはGamma、フジイと握手。最後は全員ノーサイドで手をあげて2014年の後楽園大会を締めくくった……と思いきや、CIMAらMAD BLANKEYの選手が一斉にほかの選手たちに襲いかかる。マリアを袋叩きにしていくMAD BLANKEYだが、そこにミレニアルズが飛び込んでくると、YAMATOらMAD BLANKEYのほかのメンバーたちも登場。
人数で勝るMAD BLANKEY優勢の中、CIMAが「オイ、ミレニアルズ! お前らにはこの数か月、散々やられたな。だが、ダーツによってすべての風向きが変わったんや。オイ、ガキ!」と言いながらT-Hawkを蹴りまくる。さらにEitaの上にイスを置き、その上に座りながら「いままでの分な倍返しじゃ済まへんな、風向きが変わった以上。人間の厳しさを教えてやろうやないか。お前ら何人いてるんや? 1、2、3、4……U-Tが帰ってくるうらしいな。5人か。俺らはダーツでめちゃくちゃ多いからな。来年一発目全員で雁首揃えてこいや。ベテラン軍解散させたところでな、大阪06からベルト引っぺがしたところでな、オレたちはゾンビなんや! お前ら5人と生まれ変わったMAD BLANKEYで5対5やろうやないか。オイT-Hawk、『メキシコに帰らせてください』っていうまで追い込んでやるから!」と、2015年1月の後楽園大会で新生MAD BLANKEY対ミレニアルズの5対5マッチを要求。

CIMAは2015年1月の後楽園でミレニアルズと5対5マッチを要求そう言われたT-Hawkは「オイ、コレ死に損ない! お前らがそこまで言うんだったら来月の後楽園で5対5やってやろうじゃねぇか! それからYAMATO、サイバー、お前らには絶対ツインのベルトは渡さないから覚悟しておけよ!」と宣戦布告。これを聞いたYAMATOが「オーイ、T-Hawk。CIMAの言った通りだ。流れは一気にオレたちのほうだ。お前みたいな青二才が何を言ったところ運命にあらがうことは出来ない。しかも元ベテラン軍のゾンビに目を付けられたのは厄介だ。こいつらには俺も関わりたくないからな。オイ、元ベテラン軍のゾンビたちよ! ダーツで決まったとは言え、こうなったらからには共にMAD BLANKEYとしてやっていこうじゃないか」と言うと、MAD BLANKEYのメンバーと元ベテラン軍の補強メンバーが握手。

しかし大阪06の2人はYAMATOとの握手を拒否して退場。K-ness.が「YAMATO、大丈夫だ。心配するな」と声をかける。そこに戸澤が入ってきて「オイ、フジイ! さっきどさくさに紛れて味方のしゃちさん攻撃しただろ! ゾンビになったらプロレスのルール分からなくなるのか?」と抗議。そう言われたフジイは「戸澤、じゃかましいわ、コラ。こうなった以上、俺もストレス溜まりに溜まってんだ。大暴れしたるからな! ぐっちゃぐちゃにしてやるよ!」と吐き捨てると、MAD BLANKEYのメンバーと一緒に引き上げていった。
ここでT-Hawkが「MONSTER、それからDia.HEARTS、ジミーズ、この先ずっとお前全員オレたちミレニアルズの敵だからな。そこんところ、ずっと覚えておけよ!」と全方位に宣戦布告。しかし戸澤は「オイT-Hawk、もうええか? オイオイオイ、ミレニアルズ! 今日はさ、12月16日、2014最後の後楽園大会ですよ。こんな空気で終わらせていいんですか? ダメですよね? それだったら今日出た選手全員に出てきてもらったほうがいいんじゃないですか?」と言って選手たちを呼び込む。

MAD BLANKEYを除く全選手がリングに上がると、「2014年はお世話になりました。僕が中心になってしゃべっているんですけど(笑)、僕が締めさせてもらいます」と言うが、ハルクが「ちょっとちょっと戸澤君、おいしいところ持っていき過ぎじゃない? 俺にもしゃべらせてよ。俺が締めるよ」と、やや噛みながら待ったをかける。
どちらも締めを譲らないでいると、吉野が「じゃあ俺が締めるよ」と入ってくる。それを見て次々に選手たちが手をあげると、戸澤に促されて最後に鷹木が手をあげる。ダチョウ倶楽部ばりに「どうぞ、どうぞ」となったのだが、……これがグダグダになってしまい、結局ハルクと戸澤の2人で締めることに。

まずは各選手に2014年を振り返る。
清水「同情するなら風呂をくれでドラゴンゲート流行語大賞獲れたんじゃないですかね? あと福岡国際センターでトライングルゲート獲って、来年1月の後楽園大会はベルトを腰に巻いて後楽園に来ますので、皆さんよろしくお願いしまーす!」
神田「負けてスミマセンでした。来年はお笑いゲートを防衛できるように頑張ります」
スト市「皆さん赤い羽根共同募金のほうもよろしくお願いします」
吉野「2014年もいろいろありましたけどね、やっぱりいろいろあったんですけど、年内最後の後楽園で皆さん一人一人のお顔を見られたことが一番の思い出でございます」
林「林悠河と言います! 4月にデビューさせていただいて、僕1回も勝ったことがなかったんですけど、何と地元・東京で、今年最後の後楽園で初勝利飾ることができました。皆さんの声援を聞いていたら5対5のタッグマッチじゃなくて、まあ2000人くらい、2005対5ぐらいのタッグマッチ(に感じて)皆さんの声援がすごく力になりました。ありがとうございました!」

2014年最後の後楽園大会を締めたハルク林の流ちょうなしゃべりにやや嫉妬しながらも、最後はハルクが「皆さん、2014年、ドラゴンゲートどうでしたか? リング上は少々荒れてますけど、2015年はどうなるか分かりませんが、これからも選手・スタッフ一同、皆さんの胸がワクワクドキドキするような、そんな素敵なジェットコースターバトルでドラゴンゲートを盛り上げていきますので、皆さん2015年もよろしくお願いします!」と挨拶して締めくくった。

<試合後コメント>
CIMA&Gamma
CIMA「おい、俺らベテラン軍はゾンビや。ゾンビになったぞ。ミレニアルズ、敵はお前らなんや。お前らが! 俺らをゾンビにしたんや。それの邪魔する奴やったらな、ミレニアルズ以外でもどこも敵やからな。ジミーズ、MONSTER EXPRESS、Dia.HEARTS、そして同じ黄色いコスチュームを纏ってる奴でさえ、ミレニアルズの道を止めるなら敵や。なぁGammaちゃん」
Gamma「おぉぉぉぉ! 俺たちはゾンビだぞ! わかったか! どけ、この野郎! 帰れ、この野郎! ゾンビだオラァァァァ!」
CIMA「お前ら! 呪い倒したるからな!」

MAD BLANKEY
YAMATO「土井ダーツ恐るべし! 流れは一気に俺たちのものだ! 俺たちが新生…いや、新生新生新生…新生ぐらいのMAD BLANKEYだ~~! めちゃくちゃにしてやるからな、お前ら! ヘイK-ness.! CIMAとGammaは大丈夫か、オイ?」
K-ness.「大丈夫だ! あいつら二人の事は俺に任せとけ。そんなことより、お前らはしっかりとツインゲートに集中してくれよ」
YAMATO「オイ! ディス・イズ・ドン・フジイ!」
フジイ「これ(=手に持った白い棒)なんだかわかるか? 次の試合で、答えはわかる」
サイバー「おいおいおい、恐ろしいな!」
フジイ「これがヒントや次の試合!」

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