「27年目なんてまだまだひよっ子」ドン・フジイがデビュー26周年記念試合でWARの“先輩”望月マサアキとともに激勝!

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 11日、東京都・後楽園ホールにて、DRAGON GATE『HOPEFUL GATE 2023』が開催され、ドン・フジイがデビュー26周年記念試合を行った。

 ドン・フジイは闘龍門1期生として1997年5月11日にメキシコでデビュー。華麗なルチャリブレを魅せる選手や華やかなイケメンレスラーたちの中で男臭いパワーファイトを展開し、コミカルな一面も垣間見せる人気選手としてファンから長年愛されてきた。

 昨年、後楽園ホールで行われた25周年記念試合では、『情報ライブ ミヤネ屋』の司会者として知られフジイと15年の付き合いがあるという宮根誠司さんが登場し花束を贈呈。さらにドラゴン・ダイヤのスケボーを盗もうとする“泥棒癖”を発揮して後にダイヤとの抗争に発展し、一夜限りのタッグ“スケボー兄弟”結成に到るまでの愛憎劇の起点にもなった。

 フジイの26周年記念試合は、セミファイナルにてドン・フジイ&望月マサアキvsYAMATO&B×Bハルクのタッグマッチで実施。


 試合はクリーンな握手から始まるも、すぐに激しい展開に。
 YAMATO&ハルクが多少のギクシャクはありつつ軽快なコンビネーションで攻め込んでいき、場外戦では客席からバルコニーまでなだれ込んでYAMATOがフジイを奈落の底へと叩き落とそうとするなどスリリングな展開に。
 中盤まではタジタジといった様子だったフジイだが、YAMATOとハルクがどちらがトドメを刺すのかで揉め始め、その隙を見逃さず望月との連携攻撃で逆転の狼煙。望月の一角蹴りからフジイのナイスジャーマンが決まるも、YAMATOがフジイに延髄斬り、ハルクがE.V.Oと連撃。フジイはYAMATOのスリーパーホールドで絞め落とされる寸前まで追い込まれるも、YAMATOが次の一手を狙ったところを電光石火の外道クラッチで3カウントを奪った。

 マイクを取ったフジイは、去っていくYAMATOの背中に向けて「握手で始まったんだから最後も握手で終わろうぜ!憎しみ合ってるのは分かるんだよ、リング外は。だけどリングの中では正々堂々俺らはやるんじゃねーのか?!YAMATO!俺も26年キッチリや、今日。握手くらいしてくれ!」と男前なマイクで喝采を浴び、YAMATOと握手。

 そして、「1997年の5月11日、メキシコのアレナ・ナウカルパンって小さな体育館での闘龍門初自主興行で、諏訪高広(現:SUWA)戦でデビューしました。あれからあっという間の26年でしたが、WARって天龍源一郎さんの団体でずっと望月さんが僕のことを見守ってくれています。望月さん、来年30年でございます!僕なんてまだまだ27年、まだまだひよっ子ですよ。僕も30周年まで目指してファイトしていきます!頑張っていきましょう!ありがとうございました!」と挨拶し、大歓声を受けながら退場していった。

 バックステージに戻った望月は、「俺は28年前に会ってさ、(フジイは)WARの営業でさ、『藤井くん』『望月さん』って呼び名でね、選手と営業で出会ってさ。で、メキシコ行くって言うから、ウルティモ・ドラゴン校長に『藤井くんはちゃんとレスラーになれますかね?』って聞いたら、『ハハハ、無理でしょ!(笑)』って笑ってたんですよ、校長は(笑)でも、無事26年やってるんですから。俺は来年30周年。まだまだ行ける!」と笑顔で激励。フジイは「顔じゃない」と照れ笑いしつつ、2人でメインイベントの若手たちの試合へと繋いだ。

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