【会見全文】スターダムが新体制直前戦略発表会見を開催!ミラノコレクションA.T.がコーチに就任!ジュリアと木村花が取っ組み合いの乱闘!

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 28日、都内某所にてスターダム新体制スタート直前戦略発表記者会見&調印式が行われた。

 会見に登場したのはスターダムのロッシー小川、岩谷麻優、花月、星輝ありさ、小波。
そしてブシロードの木谷高明オーナー、ブシロードグループの声優プロダクション『響』に所属する声優であり、元・スターダム練習生で2015年に播磨佑紀の名でBeginningからプロレスラーデビューしている相羽あいなが登場。

 司会進行はスターダムリングアナウンサーの小坂井ゆりえが担当し、まずはキックスロードの原田克彦社長から今回の記者会見の概要が発表された。


原田「本日はお忙しいところお集まりいただいて誠にありがとうございます。いよいよ12月1日から正式にスターダムが新体制に移ります。そちらの方に関しまして本日は様々な戦略を発表させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
 まずは新しいスタートに際して目標・スローガンを掲げたいと思います。『新日本プロレス超え』を目指しまして、女子プロレスをメジャーにしようということで、今後はこうしたスローガンのもとにスターダムは頑張っていきたいと思います。近年の女子プロレスではないようなビッグマッチの開催を目標として行きたいと思っておりまして、その最初のビッグマッチであります4月29日の大田区総合体育館大会では、ブシロードグループが全力を上げてバックアップして開催をしていこうと思っております。
 そしてですね、スターダム2020年のテーマソングを、相羽あいなさんに歌っていただくことになりました。また、さらに相羽さんにはスターダムのスペシャルサポーターに就任していただくこととなっております。それでは相羽さんにコメントを頂きたいと思いますので、ご登場いただきたいと思います」

(原田社長に呼び込まれ、相羽あいなが登壇)
相羽「今ご紹介に預かりました相羽あいなです!普段は声優をやっているんですけど、実は私、前にスターダムで練習生としてやっていたことがありまして、今回テーマソングをやらせていただけるということで、とてもとても感慨深く嬉しく思っております!しっかりと私自身、色々とご協力できるように頑張りますのでよろしくお願いします!」

ゆりえ「木谷オーナー、いかがでしょうか」

木谷「彼女自身ね、非常に女子プロレスのことを好きだということもあって、こちらから声をかけましたけども、本人からも『是非是非!』ということでですね、今回こういうことになったんですけど、最初の今日の会見のね……これ。最初見たとき、なんか相羽あいなのライブの告知かなと思いましたね。そこにスターダムの選手がゲスト参戦するのかなというくらい前面に出して頂いてるんで。この推しに負けないようにね、頑張っていただければと思います」
相羽「はい!しっかりとやりたいと思います!」

原田「続きまして、コーチの就任に関してのご報告でございます。新日本プロレスで活躍されていて、惜しまれつつ怪我で引退されて、現在は新日本プロレスの中継でも解説として活躍されているミラノコレクションA.T.さんにコーチに就任していただくことになりました。ミラノさんには先程掲げました、目標。スローガン達成のために、リングの上のさらなるレベルアップをお願いしたく思っております」

ミラノ(代読)「私が最初に携わったプロレスは、これを覚えれば世界のどこに行っても誰とでも試合ができるというインターナショナル・スタイルでした。そこに、自分が経験したメキシコのルチャと複合関節技のジャベの練習、アメリカのプロレススクールで学んだプロレスの基礎と魅せ方や自己プロデュースのパフォーマンス部分もミックスし、今の時代にはこういうものが合うんじゃかいなという発想と、それぞれの長所をとにかく伸ばすということに重きをおいていこうと思っています。過去に男子も女子も指導をさせていただいた経験があるので、女子ということにも抵抗はありません、普通の人が3~5年かかることを1年で済むような練習を限られた時間でやれたらと思います」

木谷「ミラノさんに関しては、新日本プロレスワールドの中継でよく解説されてると思うんですけど、非常にロジックで物を語られるので、多分、気合とか根性じゃなくて『こうした方が上手くなるよ』『こうした方がいいよ』『こうした方が強くなるよ』『こうした方が体にいいよ』と理論的にロジックで選手に指導をしていただけるんじゃないかなと思いまして、そこを一番期待していますね」

原田「今後のプロモーションの展開につきまして発表させていただきます。ここからは選手の方にお願いしようと思っております」


(ここで木村花の入場曲が鳴り響き、花がゆりえの隣に登壇)
花「TOKYO CYBER SQUADユニットリーダーの木村花です!私からの発表は、いま大好評開催中の、スターダムの公式Twitterをフォローしてリツイートすると、10,000円分のAmazonギフトカードと選手のサイン入りブロマイドが当たるというキャンペーンが、第2弾は私のサイン入りブロマイドバージョンとして始まります。前回と変わらずにスターダム公式のTwitterをフォローしてリツイートしていただければ抽選で1名の方に私のサイン入りブロマイドとAmazonギフトカード1万円が当たるというキャンペーンなので、皆さんフォロー&リツイートしてください!
 そして今日からなんとInstagramの方で選手全員がアカウントを作成して始めるということで。私は前からInstagramやってるんですけど、今、フォロワーが大体……あともう少しで5万人くらいなんですけど、私はTwitterよりもInstagramを活用していて、インスタストーリーとかものすごく更新していて、TOKYO CYBER SQUADは“CYBER”とついていることもあって、TCSのメンバーのアカウントはとてもおもしろいことになっていると思うので、是非皆さんチェックしてみてください!」

ゆりえ「木谷オーナー、いかがですか」

木谷「えっ、これ毎回僕に振るんですね(笑)Twitterってやっぱり男性中心で、やはりこれからスターダムは女子にもアピールしたい思っているので、そうするとInstagramが必須かなと思いまして、レスラーの皆さん全員に始めてもらうことにしました。
 先程木村選手から5万という数字が出ましたが、インスタで5万は結構多いんですよ。これが10万、20万になると相当影響力を女子に対して持つようになるので、このまま増やしてほしいなと思うんですけど、Twitterもスターダム公式自体が3万4千。これでもまあ、ここ1ヶ月位で1万くらい増えてるんですけど、まずはこれをとっとと10万にしたいなと思っていますし、今回のキャンペーンとかも上手く行けばもっと大規模な……今、記者の方でも、『木村選手のサイン入りブロマイドは分かるけど、Amazonギフトカード10,000円分1名はショボくない?』って思った方もいると思うんですよね。今回上手く行けばもっともっと次は大規模にやっていきたいです。まずはここにいるみなさんもスターダムの公式フォローしてます?してない人はみんな今すぐフォローしていただいて、選手も全員とは言わないまでも数人フォローしていただいて、なおかつインスタもやっていただきたいと思いますので、是非ともよろしくお願いしますね?やはりSNSっつーのは、スターダム、コンテンツ好きな人の熱が直接お客さんにどんどん伝わっていくので、是非ともみんなで盛り上げていきたいなと思いますので、よろしくお願いします」

 そして今後のプロモーション展開についての説明は中野たむが担当。たむは入場するとマイクを取る。


たむ「こんにちは!この度、スターダムスペシャルPR大使に就任しました、スターダム・ドリームの中野たむです!私からは今後のプロモーション展開について説明させていただきます!
 まずはテレビ放送についてご報告させていただきます! BS日テレでは初回放送が1月2日木曜日の24:30から、東京MXでは1月5日日曜日の25:35からの放送となります。試合映像を中心とした番組構成となっております。私もとっても楽しみです!みなさんもどうぞご期待ください!
そしてシンデレラオーディション2020として、なんと!新人オーディションを開催します!15歳から30歳までの健康な女子を広く募集致します!詳細に関してはこのあとHPなどで発表させていただきますので、どうぞご確認ください。一緒にスターダムのメジャーロードを進んでいきましょう!
 そして続きましてファンクラブに関してのご報告です。12月6日からファンクラブがリニューアルされます。名称はスターダム公式ファンクラブ『My STARDOM』となります。オンライン化されて月額700円でスターダムのニュース、会員限定のイベント、他では見ることの出来ない選手の写真、選手・スタッフのブログ、オフィシャルグッズの販売、もちろんチケットの販売も先行で購入できるようになります。ポイントを貯めると様々な特典があります。今までの会員の方への対応もちゃんとありますので、そちらもご心配なく!詳しくはHPをご確認ください!
 そして4月29日の大田区総合体育館大会は、12月中旬からファンクラブ先行販売が開始されて、21日から一般販売が開始されます。良いお席はファンクラブに入会してお早めにお買い求めください!
 続いて最後のお知らせになりますが、現地時間12月7日、8日にアナハイムコンベンションセンターで開催されますCharaExpoに私、中野たむと岩谷麻優選手が出場致します。後日スターダムワールドで試合が見られるようになると思いますので、こちらも楽しみにしていてください!
 続きまして、12月24日の後楽園ホール大会についてです。現在販売中ですが、大好評に付き増席が決定しました!後楽園ホールの北側も解放します!そして木谷オーナーからもリング上で所信表明をしていただきます!……木谷っちさん、どうですか?」

木谷「ごめんなさい(笑)木谷っちって呼ばれたの初めてなんですけど(笑)」
たむ「えっ、ホントですか。そう呼ばれてるって聞いたんですけど」
木谷「誰だそんないいかげんなこと言ったのは!(笑)まあいいんですけど(笑)色々プロモーション展開は1月から次々に本格的に始まりますので、その皮切りとして12月24日、しっかりリング上からお客さんにご挨拶したいと思ってますし、12月24日の予定が何も予定がないっていう……。パッと見たら何も入ってないじゃんっていう。僕自身の寂しさを紛らわすためというわけじゃないんですけど、12月24日、クリスマスイブですけど、是非みんなで後楽園ホールに集まって騒ぎたいと思いますので、ここにいる記者の皆さんも集まって取材してくれたらいいなと思いますし、クリスマスイブを盛り上げてくれるんじゃないかなという期待をしてますんで。まあ来年に向けてのことをこの場では話させていただきます」
たむ「寂しいクリスマスを一緒に過ごせるのが楽しみです。相羽さんもクリスマスに来てくれたりしますか?!」
相羽「いやー……ねえ?24日……空いてるんですよ~!(笑)」
たむ「いやったー!」
相羽「仕事も入って無くて、『どうなっちゃうのかな~今年~』って思ってたんですよ。むしろ予定入れてくれてありがとうございます!行きます!見にいきたいと思います!(笑)」
たむ「よかった!二人とも予定無くて!予定がない人も、予定が入ってる人も無理矢理空けて12月24日後楽園ホールに来てください!」
木谷「この辺(木谷オーナー、原田社長、ロッシー小川を指して)は最初から予定入って無さそうだから(笑)いい加減このメンツなんとかしたいですねえ。平均年齢もう少しで還暦じゃないかっていう(笑)ということで、みんなで楽しみたいと思います」
たむ「クリスマス、楽しみましょう!続きまして、12月25日に毎年恒例となっております、スターダムアワード2019の授与式&パーティを今年も開催致します!今年初参加となります選手にコメントを頂きたいと思います!それではどうぞ!」

 たむに呼び込まれ、今年デビューした上谷沙弥と星野唯月がサンタ衣装に身を包んで登場。


上谷「スターダムの上谷沙弥です!」
星野「スターダムの星野唯月です!」
2人「よろしくお願いします!」
上谷「今年もスターダムアワードが開催されることになりました。私達は始めての参加なのですごく楽しみにしています。自分たちも賞に入れるかな?ドッキドキだね!(笑)」
星野「まだデビューしたばっかりなのでちょっと分からないですが、賞をいただけたら嬉しいですね!ファンの方とも交流が出来るそうなので、楽しみにしております」
上谷「クリスマス、楽しく過ごせたらいいなと思っております!よろしくお願いします!」

たむ「続きましては、テレビCMに関してです!すでに一部で解禁されていますが、テレビCMがこれからどんどん流れていきます!今後は地上波ゴールデンでの予定もありますので、ご期待ください!さらに東京スポーツ、週刊プロレスでも広告展開をしていきますのでご期待ください!特に週刊プロレスでは表3にずっと広告を出していきます!毎週楽しみにしていてください!」

ゆりえ「木谷オーナー、いかがでしょうか」

木谷「表3ではない。表3見開き(※裏表紙をめくったところの見開き)です。2P毎週見開きで並んでいます。新日本プロレスが表2見開き(※表表紙をめくったところの見開き)取っちゃったから、表3見開きしか無いかなと思って交渉して」
たむ「ありがとうございます!」
木谷「いえ、とんでもないです。色んな人に色んな所で情報を突き刺すというのをやっていきたいと思います。ある程度やってみて、感触を得られたら1月、2月くらいからはもう少し戦略的にやっていきたいなと思います。池の中に石を投げ込んでみて、その波紋を見ながら次を考えるという段階かなと思っていますので、期待していてください」

たむ「続いて1月の大会についてご報告です!すでに発表されております2日、3日の新木場大会、4日の両国KFCホール大会、11日の大阪世界館大会、12日の清水大会、19日の後楽園ホール大会、26日の大阪大会と、予定通り大会を開催致します!チケットは各プレイガイドで好評発売中となっておりますので、お早めにお買い求めください!
さらに5日には、東京ドーム近くの会議室内にて、物販イベントを開催致します!近くで開催されているビッグイベントの前に是非お立ち寄りいただければと思います。こちらの詳細に関しましてもHPなどで発表させていただきますのでどうぞご期待ください!
 4月29日のチケットに関してです。こちらは12月中旬にファンクラブ先行販売、24日に会場先行販売、一般販売は翌日25日からとなります。お早めにお買い求めください。
 さらに!ビッグイベントへの参戦も発表です!んなんとっ!2020年5月9日&10日に東京ビッグサイトで開催される『大ヴァンガ祭 2020&ブシロード祭2020』に、なんとスターダムがリングを置いて試合をさせていただきま~す!こちらサイン会も実施予定ですので、どうぞ楽しみにしていてください!……木谷っちさんどうですか?」

木谷「誰え?もう~そんなこと言ったの~。『大ヴァンガ祭&ブシロード祭』っていうのは毎年やってるカードゲームのおっきなイベントなんですが、広さでいうと青梅展示棟ってのは、1万5千平方メートルくらい?とにかく広いんですよ。そこはカードゲームメインのイベントではあるんですが、イスの数だけで4000近く置かれているんですね。だから同時に4000人がカードゲームやったり出来るんですけど、2日間で来る人数は、2万4、5千人は来ると思います。その中で、隣のホールが2つくっついてるんですが、その中でリングを置いて、要は誰でも見られる形にして、女子プロレスを見たことがない人に偶然見てもらおうという試みです。一回見ると『なんか面白いんじゃないか』『かっこいいな』『かわいいな』って思ってもらってファン層を広げていきたいと思ってます。新日本プロレスも最初のときに東京ゲームショウでリングを作って、偶然見てもらおうという演出をしたんですが、それと似たような趣旨で、偶然見てもらおうということを考えています」

 ここで木谷オーナー、原田社長、中野たむは退席。ロッシーのみが残りマイクを取る。

ロッシー「スターダムのエグゼクティブプロデューサーになりました小川です。今から発表することは、主に12月24日の後楽園ホール大会について、今からタイトルマッチの調印式とかを行っていきます。まず最初はですね、先日の新木場1stRING大会で葉月選手が引退を表明しましたので、本人からそのことについて語ってもらいたいと思います」


(ロッシーに呼び込まれ、葉月が登壇)

葉月「11月24日の新木場大会で引退発表させていただきました、葉月です。引退理由、皆さんすごく気になってると思うんですけど、その理由、知りたければ12月24日の後楽園大会に見に来てほしいなって思ってます。そして引退試合で私はやりたい相手が居ます」
小川「それは誰ですか」
葉月「一番今かわいがっている、刀羅ナツコです。今までシングルを、ナツコがデビューしたときから『やりたい』とは言ってたんですけど、一度もやったことはないので、最初で最後。自分の引退試合はナツコとやりたいなと思います!」
小川「じゃあ、それでは葉月引退試合としてそのカードで決定したいと思います」


 続いて、12月24日に行われる“白いベルト”ことワンダー・オブ・スターダム王座戦を行う王者・星輝ありさと挑戦者・小波がタイトルマッチの調印式を行った。

小波「私のトライアングルランサーは、勝率100%!第16代ゴッデス・オブ・スターダムチャンピオンの小波です!12月24日、星輝ありさの持つ、ワンダー・オブ・スターダムに挑戦させていただくことが決まりました。私は忘れもしない!2019年4月、シンデレラトーナメント決勝。あなたは私が頑張って、頑張って築き上げてきたものを簡単に壊しました。私その時思ったんですよ。あなたの苦しむ顔、悲しそうな顔が見たいって。そう思ったんですよ。今年の5☆STAR GP、私、あなたにトライアングルランサーで勝ちました。そして先日のゴッデス・オブ・スターダム、中野たむ&星輝ありさ戦。私が勝ちました!その時のあなたの顔、すっごく良かったです。すっごく悲しそうで、苦しそうな顔してました。もっとあの顔が見たい。もっと攻めたいと思いました。そこで!考えました!トライアングルランサーではない、新しい技で!あなたの一番大切にしているもの、その白いベルト、私が奪います。そしたら、またあの顔、見せてください」

星輝「ワンダー・オブ・スターダム、チャンピオンの星輝ありさです!なんか、私の苦しむ顔が見たいとか言ってましたけど、実際確かに5☆STARのときもそうだし、ゴッデス・オブ・スターダムにたむちゃんと挑戦したときもメチャクチャ悔しかったですね。それで、私ちょうど1年経ったんですよ、復帰して。で、復帰戦もそうだし、シンデレラもそうだし、5☆STARもそうだし、ゴッデスのベルトに挑戦したときもそうだし、今回白いベルトを防衛するときも、大事なときにはいつもこの人がその場に立ち会ってるんですよ。なんか個人的には感慨深いなって思ってるんですけど、5☆STARとゴッデスで2回悔しい思いをしていますので、この私の大切な白いベルトをかけて試合を後楽園でするときには、もうトライアングルランサーには沈まないし、なんか新しい技を出すと言ってますけど、それも必ず阻止したいと思います!」


 続いて、12月24日に行われる“赤いベルト”ことワールド・オブ・スターダム王座戦を行う王者・岩谷麻優と挑戦者・花月がタイトルマッチの調印式を行った。

花月「スターダム、新体制になってからの初の後楽園ホール大会のメインイベント。それにふさわしい、そして今年を締めくくる年内最終戦、後楽園ホール大会のメインイベントにふさわしいカードだと私は自負しております。まあ、私の目的としては今大会、この試合において、岩谷麻優の1回目の防衛戦ということで、私はそこを裏切りたいと思っています。彼女が1度も防衛せず私の手に赤いベルトが渡る。それが一番の明るい未来のためなのかなと思っています。新体制になって、ブシロードグループは岩谷麻優を前面に押し出して、岩谷麻優が最高峰のベルト、赤のベルトのチャンピオンだということを全面的に押し出してやろうとしているのが、私は気に入らないですね。彼女がダイヤモンドだったら、私はブラックダイヤモンドだと思っていますので、ブラックが表に出てもいいんじゃないかと思っていますので、しっかりそこを年内最終戦でお見せして、2020年からしっかり私がスターダムの顔としてやっていきたいと思っています。そしてこの間の後楽園でも申し上げましたとおり、私がこの赤いベルトを持った暁には、私が本当にやり合い相手、やりたかった相手をしっかりと私のホーム、スターダムにお呼びしたいなと思っておりますので、そこも踏まえて、適当にご期待いただければいいなと思っております」

岩谷「スターダムのアイコン、12代……あっ、間違えた!ワールド・オブ・スターダムチャンピオン……えっ?ワールド・オブ・スターダム第12代チャンピオンの岩谷麻優です!今回初防衛戦で花月と試合ができるということなんですけど、花月とは毎回毎回シングルマッチ、本当に壮絶な戦いになってて、自分自身、辛くて苦しい戦いになるという覚悟はできてます。多分、見てるお客さんも自分と花月ならすごい試合を見せてくれるという想像をしてると思うんですけど、その想像を遥かに超えた、勝ち負けだけではないところを見せていきたいですし、もちろん年内最終戦、自分がこのベルトを獲ったからには駆らなず防衛して、自分も、花月以外にもどんどんどんどん戦いたい選手はいるので、これから新体制になった一発目の後楽園。そこからどんどんどんどんぶっ放して岩谷麻優ワールドを炸裂させたいなと思います!よろしくお願いします!」


 続けて、アイスリボンを退団し、正式にスターダム入団が決まったジュリアが登場。ロッシー小川より、所属選手の証であるジャージが手渡され、ジュリアはそれをジャケットの上から羽織ってみせた。

小川「色々とお騒がせしましたけども、これで正式に入団ということにさせていただきますので、スターダムのジャージを差し上げたいと思います」

ジュリア「ご紹介に預かりましたジュリアです!この度は、移籍の件で皆様にお騒がせを致しましたが、正式にスターダムに入団し、所属とさせていただきました!私はまだキャリアの方は丸2年なんですけど、育った畑の違う、新鮮な熱い試合を皆様に楽しんでいただけたらなと思います!そしてスターダムの選手の方々はみんなまだ初対戦、一度も試合をしたことのない選手ですので、これからがとてもワクワクして楽しみしかありません。熱い試合を見せていきたいと思いますので、またよろしくお願いします!」

 ここで突如不満げな表情で花が闊歩して会見の場に入ってくると強引にマイクを取る。

花「ハーフはねえ!1人まででいいの!お分かりぃ?!退団発表もSNS、入団発表もSNS。ナメてんじゃないの?!アンタのその行動で、頑張ってる私達が避難を浴びてるの!お分かり?!それでねえ、笑顔で『新鮮な戦いを楽しみにしてます』とか言われても。私達は全然受け入れてませんから、言っときますけど。そんな甘くない」

ジュリア「『ハーフは1人でいい』とか、私そういうところで別にプロレスやってないから。いいじゃん。1人でも2人でも。関係ないじゃん。なんかNetflixの方で恋愛ごっこして話題を集めて有名人の木村花じゃないですか!よろしくお願いしますぅ~。なんかアレですよね。結局後楽園、相手が居ないんですよね?」
花「いないんじゃなくて作ってないの。貴女を待ってたの。ぶっ潰すために!」
ジュリア「おぉ~(笑)」
花「どうせ貴女がここに入ったとしてもハーフの私に潰されるだけだから。ごめんねぇ~?」
ジュリア「こんなド派手で目立つハーフの女の子、潰しがいがあるじゃないですか。やってやりますよ。恋愛ごっこで身体なまってんじゃないの?こっちは試合できなくてめっちゃストレス溜まってんの。毎日トレーニングしてんの。」
花「欲求不満なんですね~かわいそ~に」
ジュリア「欲求不満だよ!それをお前に爆発させてやるよ!」
花「どーすんの?オジサン!」(ロッシーに対戦カードの決定を促す)
小川「……えー、シングルやりたい?」
花「シングルやりたいに決まってんだろ?!他に何をやりたいの?!ここまで言って何をやりたいんですか?!」
小川「分かりました。12月24日、後楽園でジュリアと木村花のシングルをここで決定させていただきます」
花「ありがとう、オジさん」


ここで突如花がジュリアに掴みかかり、「脱げ!私に勝ってからそのジャージを着ろ!」とジュリアからスターダムのジャージを無理矢理脱がそうとして机やイスをひっくり返す乱闘に。上谷と星野が慌てて引き剥がしにかかるが、ジュリアは上谷を突き飛ばして花に掴みかかる。
 そのまま物々しい雰囲気のまま会見は終了した。

<会見後囲み取材>
――ジュリア選手の対戦カードが決定されましたことについて
原田「今の参戦表明を受けて、木村花選手とのやり取りがありましたが、非常に緊迫していて本当にビックリしました。こんな緊迫した会見になるとは思っていなくて、ちょっと私自身戸惑っていますが、今後の経緯をしっかり見守っていきたいと思います」
小川「ちょっと補足します。12月24日はジュリアvs木村花なんですが、ジュリア自身はその前の12月8日の新木場大会から参戦します。カードはまだ未定です」

――春のビッグマッチは発表されたが、夏以降の展開は
原田「夏以降はですね、後楽園ホール大会が8月に2日連続ありまして、それからは地方も含めて規模的にも大きな大会にして行きたいと思っておりまして、年末にはもう一段上の大きな大会を開きたいと思っています。まだ未定ですけど、そのようなつもりでおりますので、是非その際には取材をして取り上げていただければと思います」

――木谷オーナー、席を離れてスターダムの選手たちの会見の模様を見た感想を
木谷「やっぱり、気持ちが伝わってきていいですよね。迫力をすごく感じたんで。僕自身が 12月24日を楽しみにしていますよ」

――木谷オーナー、前回の会見でも女性向けのアプローチについてのお話がありました。今回発表されたプロモーションで女性にどのようにアプローチしていくかの施策は
木谷「具体的にどうプロモーションするかは、やはりまずは偶然見せていくしか無いと僕は思っていますね。そこに100人の人がいて、女性は10人20人しかいないとしても、その10人20人に確実に好きになってもらうということが大切だと思っているので、そのへんはあらゆる手段を使って少しずつ見てもらって。ネットと違ってテレビが有効なのって、偶然見ちゃう可能性があるってことなんです。だからまずは、いろんな形でいいから見る人を増やす風にしていきたいと思います。そういう意味では先程話に出たInstagramっていうのは女性が主流で使ってますから、テレビとかリアルイベントとかSNS経由で女性にアプローチしていきたいと思っていますし、今日取材に来ていただいたのも『女性にアプローチするということで取材に来ました』ということで言われていたので、まずは女性向けの媒体さんに色々書いてもらうことが非常に大事だなと思っています。
ちょっと話が若干ずれますけど、新日本プロレス超えを目指すって発表したときに『なに夢物語みたいなこと言ってんだよ』と思った方も多いと思います。じゃあ具体的にどうすんのっていうと、今の所有効な手段があるわけではないです。ただ、シチュエーションとして1つだけ有利なことがあると僕は思っていまして。今、あらゆるスポーツ、スポーツだけじゃないんですけど、あらゆるものが男女を半々にしようとしている。例えばオリンピックだってIOCの方針で出場選手が男女半々になるようにってしていってますし、あらゆる競技がそうなってる。
それで、『プロレスはどうなの?』って言ったら、世界のプロレスラーを見たら、男子100人に対して女子は10も行かないと思うんです。新日本プロレスの場合は、上にちょっと大きな団体があるじゃないですか。8年前にグループ会社になったときに、上の大きな団体と新日本プロレスの売上の差って、50倍だったんですよね。それで新日本プロレスの売上を5倍以上にしたんですよ。10億から54億にしたも関わらず、まだ20倍の差があるんですよ。向こうも大きくなっちゃったから。
スターダムの場合は、現在の年間売上は2億円くらいしか無いかも知れないです。でも、他を見たら女子プロレスの団体で世界中に大きい団体あるかって言われたら1つもないんです。まだ2億だから一番とは言えないんですけど、ちょっと増えて、例えば5億になったら『世界一の女子プロレス団体です』って言えるんですよ。だから、上がないっていうのはすごく楽なんですよ。上があることによって、それを参考にして、僕は新日本プロレスがグループ会社になったときにWWEのいいところをどんどん真似ていきました。リングの中ではなく、リングの外側をどんどん真似ていったんです。1番に対してすーっと追いつきやすいっていう部分はあるんですけど、一番になることはとても大変なんです。だから一番になることによって色んなものが集まってくる部分もあるので、一番のスターダムの潜在力、世界的にスポーツの分野で、どんどんどんどんジェンダーレスになって男女平等になって、同じだけ同じようにしようとしてる中で、まだプロレスはかなり未開拓だというところが一番の可能性を秘めたところと感じていますので、ある程度勢いがついてきたら勝手に伸びだすはずです。“新日本プロレス超え”っていうのは夢物語ではないと考えてますし、『新日本プロレスがWWEを超える』と『スターダムが新日本プロレスを超える』のどっちに可能性があるかっつったら、僕は後者にかけますね。それくらい未開拓だと考えています。具体的に女子をどう見せるかっていうのは、しばらくいろんなことをやってみて、その中で有効な手立てを考えたいと思います。
今日来てくださってる記者さんが、朝日新聞の女子向けのサイトの編集の方らしいんですよ。30代、40代の女性向けに主に配信してる。そこで記事になることがその第一歩だと思っていますので、是非大きく書いていただきたいと思いますけども、先程も言いましたように、池の中に石を投げ込んでみて今はその波紋を確認している段階です。1月いっぱいくらいは確認させていただいて、2月以降、女子向けにも色々具体策を仕掛けていきたいと思います」
原田「今一つだけ具体的に検討して勧めているのは、4月の大田区大会ですが、女性限定のレディースシートをある程度席を確保して作っていきたいと思っています。既存のスターダムのファンの方々以外の新しい女性層を取り込んでいきたいと思いますので、安心してしっかりと大会を観戦できる環境づくりもやっていきたいと思っています」
木谷「どっかで来年中にねえ、新木場あたりだったら女性限定の大会やりたいですよね、もう。男は一切入れない。スタッフも全員女性にしたいくらいですね。一回やりたいですね、試しに。現場は大丈夫ですかね?女性スタッフだけで回せますかね?大丈夫ですか?一回やってみたいですね。……記者の方は男性しかいないね(笑)」

――今後新人オーディションをやっていくという話がありましたが、選手数・団体の規模は大きくしていく?
原田「当然ながら、新人オーディションっていう意味はですね、やはり選手間での競争。そちらも活性化していかないと。えー……女子プロレスって結構、あのー、全体的には、えー、新陳代謝が進まないようなところがある気がしていますので、ここはぜひとも競争原理を働かせてやっていきたいと思いますので、当然ながら実力のある選手たちは上に上げていきますし、そういうところを意識して皆さんには頑張ってもらいたいなというふうに思います。それに伴って自然に団体としては大きくなっていけると思いますので、まあまあ、そういうことをやっていって結果的に団体が大きくなっていくと思います

小川「あの、この新人オーディションは、現役もアリなんで、諸条件をクリアした方は応募していただければと思います」
木谷「……今の生放送されてんの?されてない?良かった(笑)ダメですよ、他を刺激するようなこと言っちゃあ……」
原田「ちょっとね、選手の移籍問題とか、ちょっとお騒がせしましたけども、あんまりそういうこと言うと“昭和”とか怒られちゃいますんで、今のはオフレコでよろしくお願いします(笑)」

木村花
――テラスハウスに出ての感想と、今後の女性ファン層へのアプローチについてのお考えを
「テラスハウスに出ての感想ですか?反響は、毎大会、毎大会新規の女性ファンの方が必ず来てくださってますね。もちろん男性の方もなんですけど、『テラスハウスを見て来ました』という方が毎大会必ず。まだ何十名とかは行ってないんですけど、数名は必ずいらっしゃってくださって、すごいなあと思いますね。あと結構SNSを見ていると、テラスハウスを見てプロレスに興味がなかったけど興味が湧いてきて見に行きたいという声を頂いたりはしていますね。
女性へのアプローチについては、元々こういう見た目なので、日本人男性ウケしないというのは重々承知していて。別に日本人男性ウケは元々考えていないので、髪の毛もピンクだし、服装も派手だし、メイクも派手で、私のメイクはドラァグクイーンの方を参考にしてやってるんですけど、私は男性ウケを一切無視したビジュアルを普段していて、それによって女性からカワイイっていう声を頂いたりとか、メイクを真似してもらったりとか、髪の毛もピンクだから見に来ましたって子もいたりして。
男性目線になってあまり物事を考えていないので。女性目線で物事を考えているので、それは女性ファンの方を増やしやすいのかなと思いますね。
あと、結構この職業をしていると恋愛は大っぴらに出来ないとか、日本ではまだまだあると思うんですけど、私がテラスハウスに出ることによって、男性ファンの前でも、女性ファンの前でもオープンに恋愛をしていけたらと思っているので、そういう意味でも女性ファンの共感を得て、応援したいと思っていただけたら嬉しいです
あとはさっきも話したんですけど、インスタとか、女性の方が比率が多いので、インスタもどんどん頑張っていけたらと思います」

ジュリア
――改めて入団が決まったところでスターダムでの抱負を
「私は自分の信じる道を突き進んでいくだけです。過去を振り返らず前しか見ていません」

――スターダムのどんなところに惹かれて入団したいと思ったのでしょうか
「選手全員が這い上がってやろうというか、トップに立ってやろうというか、そういった一人一人の気持ちの強さが輝いて見えて、そんな中で私もその中に入って、みんなが上を目指す中で、その上で自分も上を目指していこうと思い、スターダムのリングにとても魅力を感じました」

――後楽園ホールでのカードが決まりましたが、ベルトや将来的に戦いたい相手などの目標は
「スターダムの選手の方々は、全員が一度も対戦したことのない選手なので、もちろん自分にとって新しい刺激になるし、多分、自分みたいな人もスターダムの選手からしたら結構初めてなタイプだと思うので、それも新しい刺激になるかなと思います。だからとりあえず、」』1人ずつ、1人ずつ味わっていきたいし、ジュリアを味わってもらいたいと思ってますね」

――スターダムではジュリア選手を始めて見るファンも多いと思いますが、アピールポイントは
「気持ちです。自分は心と心でぶつかることがプロレスの魅力だと思っています。心からプロレスをしている自分を見ていただきたいです」

――過去の経緯は結構ですので、今現在の古巣の人達に対する思い、テキーラ沙弥選手に対する思いがあれば、言える範囲でお願いします
「すみません、ノーコメントでお願いします」

岩谷麻優
――前回のブシロードグループ入りの会見の後の反響や、女性向けのアプローチに力を入れていきたいところは
「反響はスゴイ大きくて、リツイートキャンペーンみたいなやつの第1段を自分の写真でやってもらったんですけど、そのときにホントにフォロワーさんメチャクチャ増えましたし、今まではこう、岩谷麻優っていう名前をちょっとは知っていたけどあまり詳しくはないという方もいらしたんですけど、あとからちゃんと調べてくださって。『あ、MSGに出てた人だ!』とか、そういうふうに改めて自分の存在を皆に知っていただけていたので、反響はすごく大きいと思いました
女性ファンの獲得についてなんですけど……うーん、うーん、あまり自分がこうしていきたいっていうのは特にはないんですけど、元々自分は男性のほうがファンは多いんですけど、スターダムの中では女性ファンが結構いるほうなんでないかなと。自分のサイン会とかで結構女性の方も来てくださっているので。うーん、まあ、このまんま素の岩谷麻優を見てもらって……結構自分もポンコツなところがあるので、『こんなポンコツでもプロレスラーとして人前に立っててスゴいな』って、ちょっとでもみんなに自信を持ってもらえるような存在になりたいなと思います」

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